姥湯温泉 桝形屋 前編 | 女子鉄すみこの 温泉・刀剣・鉄道ブログ

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ゆる鉄子が鉄道やお船で日本全国各地をウロチョロする旅行記。

虎で行く、2017北東パスの旅 5日目 峠駅〜姥湯温泉

で訪れた、米沢の秘湯・姥湯温泉 桝形屋。

 

最寄り駅である峠駅までは、事前に予約すれば送迎車が迎えにきてくれるので、

車がある人でも、送迎車を利用するのがおすすめ。



なぜなら、峠駅からお宿までの約8キロの道のりは、

崖すれすれの、一歩間違えば死!!というような曲がりくねった細い山道なので…。

 

そんな、運転上級者でも疲れ果ててしまうような上り坂を、

熟練の運転技術で上っていくこと約25分。

 

宿に続く吊橋の手前に到着。

画像中央奥の山小屋のような建物が、この日のお宿。


吊り橋は車では渡ることはできないので、ここから先は徒歩で移動。

 

荷物は、ロープウェイのような装置でお宿まで移動。

まるでお猿の籠屋。

 

吊り橋から撮った景色。

山!谷!空!

以上!!


吊り橋からの急勾配の坂は、ご年配の方にはきつそう…

 

この日は紅葉の季節には早かったものの、

標高の高い姥湯温泉では色づきはじめ。

 

健脚の女の足で、吊り橋から歩くこと約5分。

 

秘湯・姥湯温泉 桝形屋に到着。

 

入口には、「日本秘湯を守る会」の提灯が。

 

宿帳への記入を済ませ、この日のお部屋へ移動。

案内されたのは、入口から一番遠くて高い位置にある一室。

 

こんな山奥にあるとは思えない、小奇麗な和室。

2012年に建て替えされたばかりと聞いて納得。

広さは、一人ならゆったりくつろげる7.5畳。

 

窓からの景色。

こんな場所に温泉が湧いているのを見つけた人もすごいし、

こんな場所にお宿を建てた初代もすごい…。

 

奥に見える小屋が、露天風呂の脱衣所。

 

エレベーターなどない秘湯の旅館では、

この年だとフロントから遠い部屋に通されることが多いのだけれど、

桝形屋に関してはここが一番眺望の良い部屋なのででラッキー。

 

部屋には洗面台完備。


トイレまでついていて、しかもウォシュレット。


思わず山奥の秘湯だということを忘れそうになるけれど…

スマホの電波は入らず、当然Wi-Fiなどなく、どこに行っても常時圏外。

アメニティはタオルと歯ブラシのみ。あと浴衣。


一息ついて、早速温泉へ。

まずは、明るいうちに露天風呂に入りたい!

 

露天風呂は3か所あり、源泉に近い、高い位置にある2か所が混浴。

少し下に位置する1か所が女性専用露天風呂。

ちなみに混浴と女性専用は、宿泊客のみ利用できる夜の2時間だけ入れ替わる。

 

女性用の露天風呂、瑠璃の湯。

脱衣所はこんな感じ。

 

立ち寄り入浴の時間の直後に行ったおかげか、貸し切り状態。

混浴露天風呂と異なり、目線を遮るための柵はあるものの、

野趣あふれる趣に、ざぱざぱ注がれるかけ流しの温泉は最高!

 

硫黄の匂いのする、青みがかった濁り湯。

湯温は場所により、38度~43度くらいかな。

 

青空の下、心地よい風を感じながら浸る、源泉かけ流しの温泉。

視界を遮るもののない混浴風呂から眺める景色はもっと素敵なんだろうな…。


この後、ご婦人らの集団がいらしたため、撤退。


こちらは、瑠璃の湯から更に奥の、混浴露天風呂2か所に続く吊り橋。

 

チラ見したところ、手前の狭い方の露天風呂にはおじいちゃんが一人。

一番奥の、一番広くて泉質の良いお風呂からは話し声がたくさん…だったので引き返し。

 

お宿に戻ると、早くも大広間では夕食の準備が始まっていた。


一人客の場合は部屋食。

この心遣いが嬉しい。

米沢牛ではないものの、国産牛の鉄板焼きに、郷土料理の鯉の洗いに鯉の煮つけ。

この立地でこの内容は、とても頑張ってる。

 

できるだけ、旅先ではその土地のお酒をいただくことにしているので、

この日のお酒は秘湯ビール。

 

米沢名物の芋煮!

これが一番おいしかった。

 

おなかいっぱい食べた後は、夜の露天風呂へ。

一番源泉に近く、一番高い場所にある「山姥の湯」は、夜の2時間だけは女性専用になるので、

今にも星が落ちてきそうな満点の星空を堪能。

 

あちこち旅行しているけれど、あんな星空を見たのは、生まれて初めて。

きっと滅多にお目にかかれない。

 

夜空を切り取って持って帰ろうと撮影した後、

日付の変わる前に就寝…。

 

 

後編へ。

 

 

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