さて、今日は、ようやく、実践的なお話です😉

自然そのもののような癒される庭造りのための“三原則 ”その一、“基本は土作り”について、何回かに分けてお話を進めていきたいと思います。

自然の林を思い浮かべて見てください。大きな木々を育てた豊かな土は、いったい誰が作ったのでしょうか?

それは、土の中に棲む、無数の生き物達です。

ミミズやダンゴムシのような小さな生き物達が、まず、林に降り積もった落ち葉を小さく分解し、さらにそれを菌類やバクテリア等がさらに植物が吸収できる位に分解します。

そして、植物の根圏では、植物と微生物達とが共生して、養分を取り入れています。

同じように、腸の中でも、動物と微生物は、共生していますよね。

人が、健康のために、発酵食品や食物繊維を取るのと同じように、植物にとっても、根の周りに良い微生物を養い、微生物のエサとなるものが供給されることが重要なんです。

では、どうするか?

それは、とっても簡単!

自然の林に習って、常に落ち葉や下草のようなもので、土を覆っておけばいいのです。
林の落ち葉や草の根は、やがて朽ちて、土の中の微生物の食べ物に。モリモリ元気になった微生物達が土の中で大活躍!自然と土は肥えて豊かになっていきます。

庭では、落ち葉はすぐに風で飛んでいったりしますし、分解にも時間がかかります。ですから、まずはバーク堆肥や腐葉土でマルチするのが一番手軽かもしれません。

数センチ位に分厚くマルチしておけば、雑草も生えにくくなり、乾燥も防げるので、一石二鳥です😉さらに、過度の暑さや寒さからも根を守ることができます!

このように、マルチをする“だけ”で、土はどんどん良くなっていきます❣️

え?耕さなくてもいいの?と思う方、いらっしゃいますよね。そう、耕す必要は無いのです。むしろ、耕してはいけない…😃

この「耕してはいけない❗❓️」という辺りから、また次回、お話したいと思います😸


(ポール スミザーさんの造る、「萌木の村」の植栽。ここの花壇も、同じ考えから、常に分厚くバーク堆肥でマルチされています✌️)