昨日に引き続きの投稿です!
今日、お話させて頂くのは、自然そのもののような癒される庭造りの為の“三原則”について…です。

“原則”ですから、その中身は、いたってシンプル❣️以下の通りです😉

その一「基本は、土作り」
土は耕さずに、常に有機物でマルチしておくこと。

その二「生物の多様性を図る」
生き物を呼び込めるような多様な植栽にすること。

その三「育てやすいものを選ぶ」
その土地に合った植物を選んで植える。

ね、すごーくシンプルでしょう?
この三原則を用いながら、自分が心地よいと感じる庭のデザイン目指して庭造りをしていけばいいのですけれど…😅

この三原則は、長年、自分がオーガニックで庭造りをしていて経験的に学んできたことです。

そして、驚いたことに、近年出版され、ベストセラーになった土に関する本が、そのエビデンスを示してくれていたんです😄

その、本というのが、これ↓

『土・牛・微生物』(築地書館)


『土と内臓』(築地書館)


著者は、デイビッド モントゴメリーという、アメリカの地質学者の方です。

お話は、まず、ご夫妻の庭での不思議な土作りの体験から始まります。

耕さず、有機物でマルチしたり発酵させた有機物を施したりしただけで、劇的に豊かになった著者の庭の土!

それは、なぜそうなったのか?
疑問を解決するために、世界中を飛び回り、いろんな地域の農家や農地の実例を取材。

さらに、最新の様々な研究論文から明確なエビデンスを集めながら、持続可能な農業の方法、さらに土・微生物の関係について、解き明かしていく…という内容です。

さらにお話は、根圏・内臓と微生物との共生関係は、実は同じだった…というところにまで至ります!

因みに、モントゴメリーさんが、本の中で提唱されている、持続可能な農業の三原則は、

第一に、微生物の定着を阻む土壌の攪乱の抑制。つまり耕さないこと。
第二に、土を覆い水分を保持する被覆作物を栽培すること。
第三に、多様性のある輪作で、土に栄養を供給しつつ病原菌を排除すること。

すごーくディープな内容ですが、これ、私が庭を通して学んで来たことと、通じるところが大なんですよね😅

今まで、人から聞いたり、試行錯誤しながら経験的に理解してきたりしたことに、バッチリ科学的なエビデンスを頂いた感じで、ああ、なるほど、自分の方法は、確かに間違ってなかったんだな~って、とても嬉しかったのです❣️

土と微生物の関係について、深~く知りたいという方は、このストーブガーデニングの季節を使って、この書籍をお読み頂くことをオススメします😉

いきなり、深~いお話となりましたが💦

次回はまず、
その一「基本は、土作り」
…について、書こうと思います。

いわゆる「自然農」とも通じるようなやり方なんですが、庭で実践するのはいたって簡単!
お手軽でやり方によってはお金もかからず、楽な方法ですので…お楽しみに😊


(ある日の夕空。秋冬は、空にみとれます。)