さて昨日からイングランドの子供達は夏休みに入った。
保護者らは先生に1年お世話になったお礼をそれぞれの形でする。
息子のクラスは担任が1人、アシスタントの先生が5人いるのでプレゼントも結構な額になる。
夫も昨日は花束やお酒類、持って帰れないほどのチョコレートを頂いた。

さてその中に、大量のポーランド産チョコレートが入った巨大なショッピング袋があった。
ポーランド語で書かれているが、見ればチョコレートと分かるそれを夫に「どうしたのか?」と聞いてみた。
夫は「1つ下のクラスに6割の子供がポーランド家庭から来ているクラスがあって、その保護者から1年間のお礼にとポーランドチョコレートを貰ったらしいねんけど、その担任が極度の異国物拒否症で『イギリスで昔から売られている馴染みのチョコレートしか口にしたくないから食べない』と捨てようとしていたのを夫が発見、『食べた事無いのに、何でアカンと思うのか?』と聞いたらしいが、とにかく『食べるなら持って帰って下さい。僕は捨てようと思っていたので』と言ったそうで、夫がそれを持って帰って来た。

気持ちは分からんでもない。
毎年、ハンガリー人の友人が送ってくれるハンガリーのチョコレートがちょっと風変わりな味がして、私はいつも「こんなに味が違うのかー」と日本に住んでいた時に思った事があったが、イギリスに来てからも日本のスーパーで買うようなお手頃チョコレートとイギリスのスーパーで買うお手頃チョコレートの味の濃さが全く違い、国によって味が違うのかと知った。
がしかし、食べてもおらずに拒否するのも何だかなあと思う。

ポーランド人が作るポーランド料理はマジで美味い上、ポーランド産の調味料も美味い事を知っている私は、ポーランドチョコレートの方が美味しいかも知れぬ・・と密かに思っている。
捨てるその感覚が私には理解できないが、異国物拒否症というが、チリ産ワインは持って帰ったらしい。
食品をほとんど輸入に頼るイギリスにおいて、異国物を拒否していたら何を食べて生きると言うのであろうか・・。
人気ブログランキングへ
先週末から義母宅に庭師のおっちゃんが来ている。
おっちゃんはマンチェスターから2時間かけてやって来るため、数日は義母宅に泊りこみで庭仕事をやってくれる。
いつも義母の表庭と裏庭が雑草1つなき綺麗な庭なのは、この庭師のおっちゃんのおかげである。

うちの子供がこの庭師のおっちゃんになついており、おっちゃんが来ると義母宅に行きたがる。
一緒に野球をしてくれたり、ブロックで遊んでくれたりするため、おっちゃんが帰る前日はうちの息子は未だ後追いして泣くほどである。

去年ごろからか、おっちゃんが来る前に義母が美容院に行き出した。
また共に買い物に行き、義母がおっちゃんの服を選んで買うなど、とても楽しそうな義母を見るようになって来た。
日頃あんなに料理しない義母が、おっちゃんが来るときだけは料理している。

昨日たまたま用事があり夜7時頃に義母宅に行くと、義母のキッチンで料理の臭いがしていた。
見るとフライパンにトマト缶がドバーっと入れられ煮詰められていた。
うちの娘が「これボロネーゼ(ミートソースの事ですわ)?」と聞いた。
義母は「そうよ」と答えた。

しかし煮詰めているトマトの中には何も入っていない為、私は「牛ミンチとか玉ねぎはいつ入れんの?」と聞いてみた。
共に煮詰めなければ旨味が出ないはずである。
義母は「玉ねぎとお肉はオーブンの中。最後に混ぜるだけ」と言った。
何や、その調理法・・
義母が庭に行ったのでトマトソースをスプーンで味見してみたが、思った通り何の調味料も入っていない。
ただの酸っぱいトマトの煮詰めである。
勝手に調味したろかなと思ったが、多分、義母は入れても入れなくても気が付かないと思う。
庭師のおっちゃんがどう思っているのかは知らんが、かつてはお肉屋さんでパイなどを作っていた人であるから、義母の料理は罰ゲームかもしれない。

義母が毎度ミートソースを食べる際、大量のパルメザンチーズをかけるのは、多分味がないからパルメザンチーズの味で食べているのだろうと推測される。
がしかし、私が作った味の濃いミートソースであっても同じくパルメザンを大量にかけて食べるから、味そのものが分からないのではないかとも思う。

義母は娘に「沢山あるから持って帰る?」と聞いた。
思わず私は娘が答える前に「結構です~!!うちに大量の作り置きがありますんで~!」と言ってしまった。
作り置きは無いがアレを貰うのは嫌である。
と言うわけで、今日はちゃんとベーコン入りのミートソースを作った次第。
うちの旦那はアレを食べて育ったのだと思うから、ある意味よく耐えたなと思うが「まずい」と聞いた事は無い。
人気ブログランキングへ
娘と息子のクラスメイトの夫婦がフォスター(ボランティアではなく、給与制で養い親になる事。フォスターは事情のある子が養子縁組が決定するまで、または裁判で子供の行方が決定するまで育てる)である。
生後2週間から2歳までの事情があって親元で暮らせない子供を預かり育てている。

先日は生後2週間から4か月まで育てた子供の養子縁組が決定し、養子縁組先である夫婦が暮らす北アイルランドまで子供を引き継ぎに行っていた。
その5日後、再び別の生後10か月の赤ちゃんが来た。
がしかし、フォスターのお母さんが「5日だけ預かるだけやけど・・」と言った。

数日して、本当に生後10か月の赤ちゃんは再び別のフォスター宅へ移動した。
たまたま学校のPTAで一緒になったお母さんに「何で5日だったのか?」と聞いてみた。
理由はその赤ちゃんを巡り、生みの母親と祖父母が強硬手段を用いてまでも赤ちゃんを取り返そうという動きがあるため、預かるフォスター家族にも危害が及んではいけないという配慮から、各フォスター家庭を5日間ずつ移動しながら育てられていると言う事だった。
生まれた時からこの子は、ずっとこうして別の家族を転々としてきたという。
そのせいもあってか、人見知りは全くなく、どんな人から覗きこまれ話しかけられても最高の笑顔で笑ってくれる。
私も2度しか見なかったが、バギーの中をのぞくとキャッキャと声をあげて笑ってくれた。

生みの母親と家族は裁判でこの子を育てる権利を永久に与えられないと決定した。
それでも執拗に追いかけて来るため、フォスター達も警察と連携を取りながら子供の安全を確保している。
養子縁組が決まったとしても、その家庭を見つけてくる場合もあり、今はこの状態を続行している。
それでも、そういうリスクがあったとしても養子縁組で育てたいと申し出があるそうで、1日も早く落ち着ける場所を与えてあげたいと言っていた。

しかしながら、もう来週にはこのお母さんに託される赤ちゃんが決定している。
現在はまだ病院で検査を受けているが、生後2週間を待って病院からここに来る事になっている。
生みの母親は産んで8時間後に退院している。
出産前から既に母親が育てる権利は与えられていないため、フォスターが最初の親となり、出来れば1日も早く養子縁組の夫婦が見つかる事が優先される。
この産みの母親は、もう6人もの子供を産んできたが、どの1人として育てる権利は与えられていないし、本人もその希望はないという。
年1人という計算で出産を継続している母親、いつまでこんな子供を産み続けるのかと思うと、人権とは何かを疑いたくなると、フォスターのお母さんはいつも言う。

しかしながら一方で、子を望む養子縁組の夫婦も大勢待機しており、毎度子供を引き継する際は子の事情、つまり母親がそういう理由で子供を育てらてなかったかを説明すると「それでも産んでくれて有難うと言いたい。そうでなければ自分達に子供が来る事は無かった」といわれると、そんな生みの母親でも出産する意味はあるのかと思うしかない、そう言っていた。

いつも考えてしまう。
自分なら冷静にフォスターを出来るだろうかと。
人気ブログランキングへ
朝起きてキッチンに行ったらコレがあった。

見えたらアカン人かと一瞬思ったが、何・・コレ・・?と思わず見つめてしまった。

起きてきた旦那に「これ何?」と聞いたら「子供のお母さんからのプレゼント」と爆笑しながらトイレに消えてしまった。
この金曜日が終業式であるから、この時期は教え子や保護者から大量のプレゼントを貰う旦那の職業上、年に1度必ずよく分からない内容のプレゼントを頂く。

トイレから出てきた旦那に「何か流行ってるキャラとかそういうの?」と聞いてみたが「サッパリ分からん。ただ先生に是非!!と思って」と言われたらしい。
まさか手作りか・・と見てみたが、どうやらそうではないらしい。
何だろうか・・・

旦那は「あれ・・なんですか?」と聞きにくいと言う。
「是非」と言うくらいであるから、その人にとっては絶対持ってて欲しいアイテムの1つ!みたいな流行感もしくは重要性があるのかもしれないが、一体このユニコーン姿の被りもんを被った人は大人なのか子供なのか・・

どの部屋に置いても目につき、仕方無いので階下のトイレの窓際に置いておいたら、改装工事のおっちゃんがトイレを借りた時「あれ何?昨日までなかったけど」と聞いて来た。
他人にも目につく強烈インパクトの置物。
おっちゃんは「あれ、誰なん?」と私に聞いた。
知らん!!
人気ブログランキングへ
今日は夫がハーフマラソンに友人と参加した。
いつも何処かでマラソン大会は開催されており、月1必ずどこかのレースに参加する夫であるが、本人はまるでタイムを気にしておらず、風景と達成感飲み楽しんでやっている。一緒に参加している友人は大学時代に選手だった事もあり、彼の場合はタイムと順位優先であるから、スタート地点は一緒であるも、彼は先にゴールしている。

さて今日のレースはモメもモメた。
というのも、主催者が雇ったコース案内役バイト35人がちゃんとコースを把握しておらず、またちゃんとランナーを誘導しなかったがために、ランナー達が田舎で道に方々散ってしまい、おまけに迷子になってゴールにたどり着けないという事態が起きた。
また誘導のコースを適当に案内したがため、走り初めて30分もしないうちにゴールに来てしまったというグループも続出した。

うちの旦那の集団はこの30分でゴールにたどり着いてしまい、「え?嘘やろ?」と言う事でランナー達は来た道を戻らされた為、結局ハーフマラソンなのに、距離を多く走らねばならなくなった。
また、友人が走った先頭集団はゴールに辿り付けず、ハーフマラソンどころの距離ではない距離を走ったあげく、その道は本来行くべきコースから外れていた為、全く給水地点がないまま走らされる事になったランナー達が怒ってレースを中断、自力でゴールを捜し歩いてのゴールとなり、200人近いランナー達は激怒した。

また、このハーフマラソンの前に10キロマラソンが開催されたのであるが、この10キロを走ったランナーには記念品は無し、ハーフマラソンを走ったランナーにのみ記念Tシャツが渡されるはずが係員が把握しておらず、「ハーフマラソン完走」と書かれたTシャツを10キロランナーに渡してしまったがために、Tシャツが無くなってしまい、ハーフマラソンを走ったランナーには渡せない事態になってしまった。
これにもキレた参加者達。

うちの夫のように「べつにTシャツなんかエエわ。どうせテロテロのやつやから」と言う人も中にはいたが、ランナーというのは参加した記念Tシャツを集めている人も結構いるため、これが10キロしか走っていない人達に渡った事は、高額な参加費を払って遠方から参加しているランナーには納得いかない事なのである。

主催者に詰め寄ったランナー達に平謝りの主催者であったが、「今日は沿道に立つ案内役のバイト35人来るはずが9人来なかったので、すいません・・数が足りていなかったので、立たせる間隔が予定と狂ってしまって・・」というのが主催者の理由であったが、実際レース前にどれくらいバイトらに説明し、コースを把握させていたのかは謎である。

しかしながら、この怒りのハチャメチャレースはゴールした人とそうでない人が続出したため、レース終了時からフェイスブックで主催者向けの非難文章が殺到。
ハーフマラソンに参加した人達が10キロマラソンでTシャツを貰って帰った人に向け「10キロしか走ってへんのにハーフマラソン完走なんて書かれたTシャツを着れるはずもない。自分に恥ずかしいと思う人は主催者に返せ、そしてハーフマラソンを走った人達に渡すべき」と書き込んだ。
結局、Tシャツ170枚が配られたうち、30枚程度は帰って来る事になったから、後の140人は10キロであっても貰ったモンは帰さへんという事なのであろうか。

この主催者に対し「お前は二度とマラソンを主催するな!」と非難コメントが殺到しているそうであるが、夫は「これが夏場の晴れの日のレースで良かったわ・・冬の雪や雨やってみ?田舎で迷子、しかも携帯使われへんような場所で迷うてたらと思うと、怖いわ」と言った。
主催者は「来年はしません」と返答している。
ほな、再来年はあるという事か・・
人気ブログランキングへ
私が職場から行かされるスコットランドで行われる勉強会や接客において、どうしたら私は北部の人の英語を理解できるようになるのか・・・と落ち込んだとき、前店長が休憩時間に見せてくれた画像がある。
それがコレ↓


音声認識エレベーターを使い、いかにコンピューターがスコットランド英語を理解しないかをコメディで見せている。

私がこの中にいたら、エレベーターは私の行きたい階に行ってくれるだろうか・・と思いながらも、これと同じ事がうちの職場でも起こる。
それがiPadの通訳機能である。

うちの職場はその土地柄、スコットランドから車で15分程度で来れる場所にある。
スコットランドの方が夏休み開始がイングランドより早いため、学生アルバイト達でスコットランドの大学に通っている学生は早ければ6月末からうちの職場に夏バイトに戻って来る。
この学生バイトらの話すスコットランド英語をiPadは理解しないため、通訳機能が使えない。
また、私の話す日本語英語もiPadは100%理解しないため、日本語から中国語に変換したいところであるが、本当にちゃんと訳されているのか、こちらの予想とは違う事を相手がして来たりするため、本当にこの機能が役立っていて、本当に機能しているか否かを確信できたことが無い。

しかしながら、この画像を見た時思うのは、非常に分かりやすいスコットランド英語である事。
これをコンピューターが認識しないとするならば、今後は各国、各地方の訛りや発音の相当なる数の英語をコンピューター内に認識させないと音声認識として機能しないと思う。

先日、とあるご夫婦がうちの店に来た。
女性が私に「これの1つ大きいサイズはある?か、2つ上のサイズでもエエけど」と聞いた時、私はそれがオーストラリア英語であるとすぐに分かったが、私の後ろから付いて来た研修中のチェルシーが「今あの人、何て言うたん?全然分からんかった」と言った。
どちらも在庫が無く、私は研修中のチェルシーに「どちらも探しましたが在庫はありませんでしたと言うて来て。これも接客の研修やから」と託した。
チェルシーは女性に私が命じた事を言ったが、今度は女性が「似た物か色違いでもエエから、これに極めて近い物はないか?」と聞いた。
チェルシーは私の方を困った顔で振り返り「え?何て?」という顔をした。
私は「確認してみます」と言いチェルシーを連れて在庫室に行ったが、真面目で大人しい性格のチェルシーは「本当にごめんなさい。悪気は無いんです」と両手で顔を覆った。
泣きそうになったチェルシーに、「聞き慣れてなかったら、そうなるって!私なんて北アイルランドとかグラスゴーの英語は今でも本当に分からんから。マジで焦るもん、へ?今何とおっしゃった?って・・」と慰めの言葉をかけてみた。

チェルシーは顔を真っ赤にしながらも再び女性客に「すいません。探してみましたがありませんでした」と告げた。
女性は笑顔で有難うと答えてくれた。

夕方、チェルシーから「私、役に立っていますか?」と聞かれた。
私は「即戦力なんて今日明日に求めていない。来週末からはイングランドの夏休みが入るから、更に色んなアクセントの英語がレジで入り混じると思うけど、どうか自分を責めず申し訳ないと思わず、どうしても分からなければ誰かほかのスタッフを呼んで。聞き慣れていなければ分からなくて当り前、私なんて今もそう。あなたは私の話す変な英語を理解しているだけ立派やと思うわ」と言った。
チェルシーは「ありがとう」と言い帰って行った。

今日は娘のクラスメイトの誕生日会で、皆でピザ屋に行った。
仲良しお母さんらも数人参加したのであるが、私が「レッドオニオン(紫玉ねぎ)」をトッピングに頼んだとき、店員が「は?チキンですか?」と聞いて来た。
仲良しお母さんらがあきれ顔で笑いだし、私は娘に「『レッドオニオンをトッピングでおねがいしたいと、お母さんが言っています』と言うて!!アンタの方が英語マシやから!!」と冗談で振った。
お母さん達は私をハグしながら爆笑し、娘が店員に言ってオーダーは終了した。

店員が去った後、お母さん達が「あの店員アホか!!レッドオニオンて分かるやろ!!」と言いながらも、その私の変な英語を笑いに変えられる信頼関係を築けたならば、この変な英語も得というもの。
分からんもんは分らん、私も今日に至るまで悩んださ~
人気ブログランキングへ
さて先日、たった2週間でクビにせざるを得なかった社員を失った我が職場は、緊急でその後釜を探さねばならないのであるが、そんな時間はない。
もう2週間後にはイングランドの夏休みが控えており、それまでに人員確保&せめてレジにおける作業(売る、返品交換、金券利用、免税手続きなどなど)だけの研修を終え、レジにずーっといてもらうだけでワシら有難い状態を完成させておかねばならない。
そのためには今からの募集、面接は無理で、仕方なく既存のスタッフで正社員希望であるが、気分にムラがあり、時にFワードを言うという20歳の女の子に決定するしかない・・けど嫌やな・・あの子か・・しゃーないか・・いや・・・やっぱ・・・という悩みをトップ3が思案中である。

私がなるのが一番よい。
それは分かっている。
しかし、子供2人を学童に入れっぱなしにしたくない上、お稽古事もやめさせなければならなくなる。
助けてくれる親が近くにいれば、これほど有難い事は無いが、夫の母親は白血病であるから、あくまで本当に助けてもらわねばならない時しか助けを頼めない。
自分で全てをしなければならない以上、子供が病気になった時も含めパートで身を置く他ない。

悲しいかな、こんな人材でもいてくれれば役に立つ。
今回、この子に正社員として決めるにおいて、本人に言わねばならない事、絶対に守って欲しい事を話す機会を設けたが、その内容があまりに悲しい。
「1日の最後にゴミを捨てる事」「すぐにキレない事、パニックにならない事」「やりたくない仕事であっても、正社員である以上はバイトの見本にならねばならない。やりたくないなど言わず、何でもやる事」「休憩時間以外の時間に休憩しない」
こんな奴でホンマにエエのんか・・
自問自答して答えなど出るはずもなかろう・・

心を無にし、私は我が仕事を全うするのみ。
人気ブログランキングへ
娘はこの9月からイングランドで言うところの4年生になる。
毎年4年生を受け持つ先生が他校に4月までヘルプに行かねばならない為、その間の担任が公募により決定したが、その先生はまだ教員歴1年の若い先生である。

現在その先生が勤務する学校は小学6年生が1人だけで、この子が今月で卒業すると6年生がいなくなり、教員も不要となる。
そのため、就職を他に求めざるを得なくなったらしい。

昨日この先生と9月から4年生になる子供の保護者との顔合わせ会があった。
まだ赤ニキビが顔中に残る、まるで高校生のような少年のような先生であった。
この顔合わせ会、学校からの計らいで、ちゃんとワインやちょっとしたおつまみが用意されている所が、何とも英国風だなと笑えた。

さてジプシーの子供の親以外は、ほとんどが来ていたが、この面子は付属幼稚園からの付き合いになるため、互いに非常に仲が良い。
毎回であるが、何となく男の子は男の子の保護者、女の子は女の子の保護者が輪になり、やはり話題は学校の今ある出来事についてを語り合う事が多い。

うちの娘のクラスは、幼稚園時代から問題児の女の子がいる。
長らく記事を読まれている方は読まれた事があると思うが、娘が3歳の時、トイレに閉じ込められ「お前のパンツは汚い」と指を顔の前に指され泣かされた。そうして「この事を先生に言ったら、アンタとは友達にならないし、私の誕生会にも呼ばない」と言われ、3日間、3歳の娘はこれを言わなかった事がある。
これは小学校に上がってからも他の女の子がされており、他にもほぼ毎日、何かしら女の子を泣かしたり、無視したりするリーダー的かつ威圧的な女の子で、クラスの女の子を持つお母さん達からは嫌われた存在の女の子であるが、しかし担任が何度母親に話しても、学校教員の母親は「私にどうしろと?私が友達に意地悪をしろと指示しているとでもお思いか?そんな事は担任が学校内で解決すべき事。いちいち、こっちに言うてくるな」と話にならない。
そんな事もあり、毎年の担任もこの女の子の事では辟易状態にある。

おかげ様でうちの娘は精神面が強くなり、私がさんざん「関わるな」「嫌だと思ったら、あの子から離れろ」と言って来た事もあり、娘は遊ぶことは一緒に遊ぶが割り切った感じで遊んでいる。
「あんな事ばかりしていたら、いつか友達が誰もいなくなってしまうのに」と娘は言っているから、子供なりにちゃんと分かっているのかなと思う。

先週から、再びこの問題女子が女子をざわつかせていて、就業式間際でもまだこれか・・・と思うと、4年生が思いやられると、この顔合わせ会に来ていた女の子を持つお母さん達が話題にしていた。
付属の幼稚園時代から問題であるが、問題であるという事を全て女性の先生達はきちんと把握し、意地悪女子特有の笑みを浮かべているこの女の子の裏をきちんと見ていてくれたが、4年生で初めて男の先生になり、しかも経験が1年という事で、女の子のお母さん達は「あの先生、ちゃんとアノ意地悪女子の事を把握できるんだろうか?」と心配している。

何せ担当していた生徒が6年生1人と5年生4人の5人だけ。
全て男の子だったというから、女子生徒を持った経験がない。
とは言え、私が思うに男の先生はサッパリしている所が逆に良くて、その都度ちゃんと注意してさえくれれば、教師としての役目は十分ではないかと私は考える。

私は女子高に通っていたのであるが、世界史の授業の男の先生は本当に良かった。
当時はまだクーラーが各教室になく、夏場はスカートをめくって股の間をうちわであおぎながら授業を受けている女子がおり、「こらー!!そんなん見せるな!!股は休憩時間に冷やさんかい!!」とか「授業中に枝毛切るなー!!枝毛は公園で切れ!!」などと言いながらも、女性教師のような金切り声をあげないから聞く部分があったように思う。
今は自分の娘が泣かされないから楽観的に見られるだけかもしれないが、やはり週何度か泣かされる女の子のお母さんにしてみたら、あの子の対処や対応は気になると思う。

経験数値はどうしようもないが、私は先生にまずは預け、その都度、校長と共に指導してもらえれば良く、問題女子は3歳から問題女子で、それは担任の責任でも何でもなく、ただ母親からの愛情不足が意地悪が大きな要因である事は誰もが知る所であるから、先生の若さをあまりヤイヤイ言わないで欲しいなと考えるわけである。
保護者が先生を見守る器があっても良いと思えるのは、私が歳を取ったせいなのか・・
人気ブログランキングへ
診療所に用事があり行くと、娘のクラスメイトのお母さんとバッタリ会った。
高校で教頭をしている人である。
胸痛が続くため、気になると言っていた。

話題は高校の話になった。
先日、各高校の教頭らが集まり講習会があったという。
その内容は「インスタグラム内のイジメ動画」である。
私は超アナログ女なので、インスタグラムが何なのか程度は知っているものの、使った事も使おうとも思った事が無い。
高校生の間で、イジメ現場をインスタグラムで閲覧するというのが問題になっており、一昔前はそれがユーチューブで画像を拡散し、どちらかというと「こんな悪い奴らが、こんな酷い事をしてますよ」という目的が強かった傾向にあるが、インスタグラムのそれはそれを見て楽しむ高校生や以下の年齢の子供に向けた動画発信である事が問題で、それを教師達が把握、保護者と子供達への警告したのだと話してくれた。

講習会で見たその一部の画像は嗚咽するかと思う酷い物だったと話してくれたお母さん。
カーライルの街中にある高校は「いじめ撲滅校」として立ち上がり、確か2年前に学校内の全改装工事が終了した。
建物に死角を無くし、トイレの細部に至るまで死角の無いデザインにこだわったと有名になった。
勿論、カメラも相当の台数が設置されている。

実際にこの高校に子供を通わせている友人は「イジメがホンマに無いみたいやで」と言っていたが、あくまで「学校内では」の話であり、イジメはネット上での書き込みなど
に移行されているから、そこまでは学校としても把握管理は出来ない。

私がまだカーライルに越して来たばかりの頃、町まで歩いて20分ほどの場所に住んでいた。夫はカーライル出身ではないので土地勘が全く無く、とりあえずマンチェスターから越してくる為に緊急で決めた借家であった。
後で気が付いたが、家の並びには「絶対白人主義」を掲げるグループの国旗を揚げている家もあったが、別に何かを言われたとか、された事はない。

当時私は徒歩で職場に通っていたのであるが、その近くに高校があり、ほぼ毎朝、明らかにイジメにあっている痩せた小柄の少年をよく見かけた。
壁に立たされ、数人の少年が蹴りまくるという内容であった。
私は夫に話し、その学校に通報してもらった事があったが、改善されなかったし、教師らしき人が立っている事もなかった。
いつまで彼のイジメを自分は見、何もせずに通り過ぎるのだろうかと思うと、申し訳ない気持ちであった。

ある朝、その光景がいつものようにあり、私は少年らを軽蔑の眼差しで睨みながらいつものように歩いていた。
少年らは私に「GO HOME!!」(国に帰れ)とか「WHAT?」(何や?)」という威嚇の言葉を投げてきたが、根性の無い私はその高校生の少年らの中に飛び込む勇気は無かった。
その時、白いバン(職人さんが乗っている大型車)が凄いスピードで私の横を通り過ぎ、少年らの前で急ブレーキをかけたか否かのタイミングで、中から白いつなぎを来た職人さんらしき若い男性が1人、また1人と出て来て「何やっとんやー!!」と言いながら少年らを威嚇した。
蜘蛛の子を散らすように少年らは走り去り、イジメられていた少年に「大丈夫か?」と声をかけていた。
真っ赤な顔をした少年は「大丈夫」と答え、そのまま学校に向かったが、白いバンが彼を気にしながらしばらく路側帯に停車していたのを目撃した事があった。

私は感動した。
喧嘩に自信がある若い男性だったから飛び込んでくれたのかも知れないが、長い間私が何も出来なかっただけに、この職人さんらしき方々に感謝の気持ちを伝えたかったほどである。
その後、その少年らのイジメをそこで見なくなったが、単に場所を変えただけかも知れないとも考えられる。
学校に死角を無くす試みはあくまで第一歩ではあるが、ゼロよりは前進だと言えると思う。

しかしながら、その保護者説明会で保護者から「我が子の携帯をどう把握しろというのか?」という質問が飛んだという。
「高校生になれば大人同然。こちらも誰とどんな風に繋がっているのか把握しきれないし、インスタグラムそのものがよく分からない親はどう把握すれば良いのか?」と聞かれたという。
私は思わず「どう答えたん?」と聞いたが、お母さんは「把握する努力をし、携帯電話のお金を親が払う代わりに、全てを見る権利をまず借りる前に主張してください」と言ったという。
100%の把握は可能なんだろうか・・・
人気ブログランキングへ
3週間ほど前に採用した新人社員の解雇を巡り、24歳のマネージャーと21歳のチームリーダー、私の3人がモメていた。
彼は過去全ての職場をクビになっている。
それなりに理由があるのだと予測できる。
物言いが素っ気ない、納得できない事は反論するが、しかし説明の仕方次第で納得すればちゃんと動く、自分から仕事を探して動こうとはしないが、様子を見ながら仕事を1つ1つ与えて行けば、ちゃんとこなすことは出来る。
頭ごなしに言われる事を激しく嫌うが、「ありがとう」と礼を述べながら指示を出すと機嫌よく自らやってくれると私は感じた。
覚えるのは人より少し時間がかかるが、それでも働きたいという意欲はある。
だから私はチャンスをあげたい、そう思った。
きっと前店長の教えの影響が強いと思う。

しかし24歳の新店長と21歳のチームリーダーは待てなかった。
24歳はまだ私の意見を聞いてくれたが、21歳は「新人のくせに私に反発する」と怒っていた。
私は「確かに習得は遅い。自ら動こうとはしない。でも言い方次第でちゃんと動いてるやんか。頭ごなしに言われるのが嫌やとこちらが気を付けて指示を出す寛大さは持たれへんか?」と提案したが、24歳は「3か月待ってみても良いかなと確かに思う。学びが遅いけど、やる気はある。ただ注意される事を嫌うから、そこが・・」と言ったが、21歳は「何でこっちが言葉に気を付けてあげなあかんわけ?向こうがこっちに尊敬の念を持つのが当たり前で、反論してくるなんてもってのほか」だと言った。

過去の話から、少し彼には問題があるのは想像できたが、彼の母親に近いほど年上という事もあってか、私に夢を語ったり、「やはり日本が恋しいですか?カーライルは国際都市じゃないから日本人が少ないでしょうね」「僕は日本の漫画を読んだ事があるけど、僕にはあの言葉を習得する事など絶対に無理。なのにあなたは、こちらの言葉を習得して働いている。凄い事だと思います。大変だったでしょう?」などと気遣ってくれたりもした。
だからというわけでは無いが、習得が人より遅く、納得しなければ動かなくとも、動かしようで動くのならば、それがそれで使いようではないかと思う私の意見は通らず、結局、解雇になった。

戦力にならない人は雇うだけ無駄、それは正論であり正解である。
しかし、今回の解雇は私にとってどうも重かった。
もうちょっとチャンスをあげても良かったと思う私が甘いのか、それとも年齢がババアな私が気を長く持てるだけの話なのかも知れないが・・。
ならば戦力になる人を雇う!!と思っても、なかなか応募して来ない。
いつになれば戦力になる人材は来るのか・・

この重い会議中、24歳と21歳を見ながら「あんたらトガってるね~・・・」と思っていたが、私も21歳のときはトゲトゲで、24歳の時はトゲトゲ&すぐに答えを欲しがる視野の狭い社会人であったのだと思うと、何とも偉そうな事は言えないなと思う。
44歳にして、まだ何が正解なのか分からない人事の世界。
人気ブログランキングへ