イギリスに来る前、海外の映画で「グループセラピー」に行く場面を何度となく見たことがあった。
グループセラピーとは、集団精神治療を目的としていて、依存症の人々が集まって自分達の経験や思いを語りながら、共にこれから先、再びそれにはまって行かないように支えになる治療法である。

イギリスに住むようになり、ここで人との繋がりが広がるにおいて、周囲のしかも今は人の上に立った仕事をしている人であっても、かつてはアルコール依存、ギャンブル依存で行き詰まる所まで行き、それから10年15年が経過した今尚、週1開催されるセラピーには必ず参加して今の自分を保つ人がこれほどいるのかと驚いた。
10年前であれ、また手を出したくなる未練はどこかに残り、これはほぼ一生通いながら自分をコントロールして後悔を忘れない、支えた家族や離れて行かなかった友人らに感謝を持ちながら自分と戦って生きていくと、知人が言っていた。

イギリスは毎年ニュースで、今年は過去にない低年齢のアルコール依存が…とか、低年齢の喫煙者が…など頻繁に耳にする。
ああ、この前もそんなん言うてたやん…と流す。
アルコールやタバコだって安くはない。
どこから手入れるのか…
先日は12歳のアルコール依存のニュースがやっていた。
12歳の依存。

12歳の私が依存していたものは、イチゴポッキーとチェルシー、さくらんぼの唄という飴の食べ過ぎで歯医者通いだった。
何故お菓子でなくアルコールにはまってしまったか…
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