わが夫(英国人)は先日

日本の大学で教鞭をとっている

殿方とお話する機会を得たそうで

「で、その方が仰るに

彼の教えている学生たちは

新聞が読めないのだそうです」

 

「・・・新聞って英字新聞だろ?

英文記事って難しいんだよ、

受験英語とは違うというかさ、

慣れの問題もあるけどまず

気持ち的にハードルが高くてさ」

 

「あ、違います、彼が言ったのは

日本の新聞のことです。

彼の教えている

日本の学生たちは

日本の新聞を

読めないのだそうです」

 

「・・・学生って大学生だろ?

冗談じゃなくて?何故?」

 

「その人が考えるには

学生たちにとって

新聞に使われている漢字が

難しすぎるからではないか、と・・・」

 

「いやいやいや!大学生だろ?

そもそも何故

そんな話になったんだよ!」

 

 

夫に詳細を尋ねますと

話の流れで夫がその方に

「僕はもっと日本語を

勉強したいです、特に漢字を

読めるようになりたいです」

と言ったら、その方が理由を

尋ねていらして、で、夫が

「日本の新聞を

読めるようになりたいんです」

 

その答えを聞いたその先生が

「ハッハッハ、そのレベルの

漢字力を身に着けるのは大変だよ、

それにうちの学生なんか

新聞自体をまず読まないよ!」

 

「えっ?新聞を読まない?

それはまたどうして?」

 

「いや、だから新聞に

使われている漢字が

難しすぎるからじゃないかな」

 

・・・この先生の真意は

次のうちどれでしょう、

 

1.ある種の謙遜

(優秀な子をあえて

豚児と呼ぶように

自慢の学生をわざと

卑下してみせた、みたいな)

 

2.ある種の優しさ

(漢字が読めなくても

大丈夫ですよ、アナタは

英語が出来るでしょ、的な)

 

3.真実の吐露

(最近の日本の一部大学生は

本気で新聞が

読めなかったりするんですか?)

 

「・・・いくらなんでも

大学生が新聞を読めない、

というのは私には

にわかには信じられん。

中学生の時に夏休みの宿題で

『新聞を読みましょう』ってのが

出た記憶があるけど、つまり

中学生レベルの漢字能力で

新聞は読めるはずなんだよ」

 

「そうですよねえ。僕は日本人の

集団としての力の凄味の根底は

教育レベルの全体的な高さに

あると思っているんですよ。

日本で電車に乗ると皆が

新聞を読んでいるというか・・・

日本人の大多数、いえ、

ほぼすべての人は情報・知識を

文字から難なく手に入れられる、

手に入れようとする姿勢がある。

新聞を読めない大学生というか

新聞を読めない日本人、というのが

僕には今一つピンときません」

 

私と夫はその後考察を重ねまして、

で、現在仮説として合意したのが

「学生は『新聞を読まない』

のではなく『印刷された新聞以外の

媒体でニュースを読んでいる』

のではないか」でございます。

 

つまりネットニュースとか

そういうものを通して。

 

その状態を傍から見ると

『新聞・ニュースを

読むことを止めた』ように

感じられるけれども、

実際はネットを通して

『ニュースを読んでいる』。

 

ただその姿は単に

『ネットで遊んでいる』ようにしか

見えず、結果、『ニュースを

読んでいない』印象を周囲に与える。

 

どうですかね?

 

いや・・・だっていくらなんでも

大学生で新聞が読めないって

それはちょっとやっぱりその・・・

 

ど、どうですかね?

 

 

図書館の新聞閲覧所で

時事記事をまず

朝日新聞で読み

次に産経新聞で読み

その表現・視点の違いに

ドキドキする胸を

読売新聞でなだめる、

みたいなことをして

多くの大学生は

遊んでいるものとばかり・・・

 

うーん、Norizoさんの考える

大学生の姿も

割と偏向していますね

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さてわが夫(英国人)は

このたびロンドンに

出張していたのでございますが

昨今のロンドンのイメージ、

皆様は

どのようなものをお持ちですか。

 

「江戸は生き馬の目を

抜くところと言われたものだが

ロンドンはそれ以上だぞ、

気をつけろよ」

 

「何がそれ以上なんですか。

そもそも生きた馬の目を

誰が何のために抜くんですか」

 

「田舎者特有の懸念だろうけど

ロンドンのような都会は

テロの標的にされがちだし」

 

「テロを恐れて日常生活を

放棄してはテロリストの思うツボ。

そんな時こそあえて

都会へ、の精神ですよ」

 

「あ、そうだ、最近ロンドンでは

集団スリが横行しているらしいぞ。

美女が隣に寄って来て

そっちに意識が行っている間に

反対側からお財布を

すられちゃうんだ、君はスリに

狙われやすいんだから気をつけろ」

 

「美人を見たらスリと思え、ですね」

 

「そうそう、きれいなお姉さんに

お酒を奢られたら万事休す、

一瞬で意識を失って

気がついたら内臓が

2、3個抜き取られた状態で

ベッドの上に・・・」

 

 

 

 

「君のお得意の

怖い話はもう結構です」

 

お出かけ前にそんな

心温まる会話を

私と交わしたわが夫は

ロンドンである晩、ひとりで

パブに寄り道をしたそうです。

 

田園地帯に引っ越して以来

とんとご無沙汰というか

実行不可能な『仕事帰りに一杯』を

楽しみたかったらしいのですが

テムズ川に面したお店で

川に向かって張り出した

屋外テラスで夫が風を

楽しんでいたら突然隣から

「ハーイ、こんばんは!」

 

横を見るとそこには

お洒落でカワイイお嬢さん

ビールグラス片手に

微笑んでいたそうで

「気持ちのいい夕方ね!

このお店、よく来るの?」

 

その瞬間わが夫が考えたのは

「こんな若くて可愛いお嬢さんが

僕のようなおっさんに

こんなに感じよく話しかける、

その理由は次のうちどれでしょう、

1.この子はスリ

2.この子は内臓窃盗犯

3.この子は麻薬密売人

4.・・・ど、どうしよう、この子が

買春を持ちかけてきたら!」

 

結果、お嬢さんと夫の会話は

絶望的なまでに

盛り上がらなかったらしく

 

 

・・・まあ妻としては

それはそれで一安心なのですが、

しかし夫よ、我々も老けたなあ!

 

10年くらい前なら素直に

「僕、パブでナンパされちゃった」と

素直に認識できた話なのになあ!

 

なお久々のパブのビールは

美味しかったそうでございます。

 

それは何よりなのでございます。

 

 

「自分はあのお嬢さんに対し

もう少し社交的であるべきでした」

と夫は今も反省しきりなので

ここは妻として慰めよう、と

「安心しろ、その子はきっと

よく訓練されたテロリストだよ。

そうでなけりゃ何故君に対し

そこまで感じがいいものか。

うかうか会話に乗って

お酒をもう1杯飲むだろ?

それを飲んだら一瞬で

意識を失って気がついたら

爆弾を満載した車のハンドルを

君は握っているところなんだよ」

 

 

 

 

・・・飲んだら乗るな、

乗るなら飲むな、ですね

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出張から帰ってきた

わが夫(英国人)を

最寄りの駅まで

迎えに行きました。

 

車の後ろに黄色雌犬

アーシー(仮名)を乗せて。

 

なんと定刻通りに

駅に入って来た電車から

(だいたいいつも

5分から20分は遅れる路線)

荷物を抱えて降りてきた夫に

駅前の駐車場から手を振って

「よう、おかえり」

 

「ただいま帰りました。

迎えに来てくれて

ありがとうございます」

 

「電車が遅れないとは珍しいな。

車内では席に座れたか?」

 

「ええ、割と空いていて

快適でした。ただ車内が

暑くて・・・ふう、あ、カバンを

後部座席に載せちゃいますね」

 

「おう、ついでに

犬に挨拶してやってくれよ。

もう君を恋しがって

大変だったんだから、このところ」

 

夫が車のドアを開けると同時に

同じ電車に乗って来たらしい

親子連れ(母と息子)が

車の横を通り過ぎました。

 

それには気づかずわが夫は

車に頭を突っ込むなり

「おーう、あーあ、

さみしかったでしゅかー!

パッパに会えなくて

さみしかったでしゅかーあ!

うーん、うん、うん、

尻尾ぶんぶん!ねえ!

パッパにまた会えて

嬉しいでしねえー!」

 

・・・なんのかんので我々は

動物に対して『赤ちゃん言葉』を

使う方ではないのでございますが

この日は夫も熱気で茹っていたのと

まあその・・・犬と会うのも夫は

久々だった、というのと・・・

 

それはともかく夫のこの奇態

ぎょっとしたのは

折悪く夫の背後を通過中だった

お母様と息子さんで。

 

そりゃ先ほどまで

節度ある中年男にふさわしい

ごくノーマルな声音で

ごくごくノーマルな

会話文を口にしていた人間が

車に頭を突っ込むなり

突然アブノーマル一直線な声で

わけのわからないことを

喚きだしたらそれは驚くのが当然。

 

ふたりの位置からは多分

車内には誰もいないように

見えただろうし、

そうなるとわが背の君は

無人の車内に向かって

陽気な声で

意味のない言説を

わめき散らす

危ない男間違いなし・・・!

 

特に息子さん

(10歳くらい?)のほうは夫を

二度見・三度見しておりまして、

その隣でお母様のほうは

「見ちゃいけません!」みたいな

必死の足取りを維持していて、

なんかあまりの

申し訳なさに私もつい

「すみません!大丈夫です!

犬です!犬ですから!」

 

私の言葉にお母さんは

完全に身構えた感じで

こちらを振り返って来て、

しかしここで退いてはならじと

「犬が車の中にいるんです!

犬に話しかけているだけです、

大丈夫です!ご心配なく!」

 

そこでやっと事態を

把握したらしいお母様は

「あ!ああ!犬!」

 

 

その隣で息子さんが

「ママ、犬って何?

あのおじさんどうしたの?」

 

「しっ、ママがあとで

説明してあげるから・・・

じゃあ、ごきげんよう!

暑いですわね!」

 

犬がいると生活に色々と

彩りが加えられてしまう

ものでございます。

 

 

動物にはつい赤ちゃん言葉を

使ってしまうアナタも

その一線だけは何があっても

越えない決意をしているアナタも

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そんなわけで

昨日お腹を壊した

我が家の盲導犬候補生

アーシー(仮名)は

一晩寝てどうやら

元気になりました。

 

獣医さんの指示に従って

昨晩は餌を普段の

4分の1量与えたのですが

これが呼び水になって

また新たな沼が床の上に

出現してしまったらどうしよう、と

ドキドキしながら眠りにつき

・・・アーシー、今朝は無事故でした!

 

そして昨日より活気があります!

 

歩行訓練はお休みすべきか、と

ちょっと思ったのですが、

朝方庭に出したら

黄色雌犬ちゃんったら突然

縦横無尽全力疾走ごっこを始め

・・・これを続けさせていては

私の大事な花が危ない!と

森に歩きに出かけました。

 

 

お通じもあるし食欲もあるし

(昨晩は餌の食いつきが

あまりよくなくて私はもう

本当にどうしようかと)

ありがとうアーシー、

一晩で治ってくれて

本当にありがとう!

 

でもまだいつもよりは少し

『眠気』が勝る感じかしら・・・

 

今から2年後くらい、

『子犬っぽさ』が抜けた頃の

アーシーがきっと

こんな様子ですかね?

 

・・・あっ、今、なんか

私は一瞬切なくなった。

 

とりいそぎ、アーシー快復です。

 

 

治りが早いのは良いことだ

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朝、顔を洗いに

洗面所に向かった時に

私の鼻は異変を

とらえていたのです・・・!

 

洗面台のあるバスルームの

前の廊下の辺りから漂う

こう・・・

なんというか『よくない』香り・・・

 

あれ?

 

昨日トイレを掃除した時に

拭き残しとかあったかしら?

 

あとでもう一度壁と床を

除菌スプレーを使って

拭き直した方がいいかしら?

 

そんなことを考えつつ

洗い上げた顔に化粧水など塗り

着替えを済ませて台所へ。

 

そこではいつものとおり

わが盲導犬候補生

アーシー(仮名)が

私の登場を

待っていてくれたのですが

・・・本日、床の上に

水溜り、いや、感覚的には

泥だまりみたいなものが3つ・・・

 

アーシー、我が家に

登場して以来2度目の腹下し。

 

(1度目の悲劇はこちら

 

朝からあまり直面したくない

異臭漂う泥沼は1つはタイル床の上、

もう2つは絨毯の上にあって

・・・お掃除、大変でした・・・!

 

私と夫(英国人)は今後

台所と居間の床を

どうするか、について時々

話し合いを持っているのですが

今日のこれで私は『絨毯派』から

『木材派』への転向を

完全に果たしましたね。

 

とりあえず犬を外の

トイレ区画に入れて

その間に問題箇所の

洗浄・消毒を済ませて

そして犬の様子を見に行くと

新たな泥沼がさらに2つ。

 

しかしどうやらこれで

アーシーのお腹は空だろう、と

犬を家に戻して

外沼を2つ洗い流して

自分も部屋に戻ると

・・・アーシー、本日最大級の

大沼を居間の絨毯の上に・・・!

 

なおこの巨大泥沼の清掃後

私は迅速に英国盲導犬協会の

『犬の健康』担当者に連絡を取り

その指示に従って獣医さんへ。

 

整腸剤を出してもらったアーシーは

家に帰ってくると何故か

トイレの床で昼寝を始め

・・・君、普段はトイレ(バスルーム)に

入りたがりもしないのに・・・

 

 

何がわが黄色雌犬を

トイレット床に駆り立てたのか、

私と夫(英国人)の

仮説は次の3つ:

 

1.トイレは他の部屋より涼しいから

(窓が開いているため)

 

2.トイレは他の部屋より暖かいから

(室内乾燥用暖房がついているため)

 

3.いざという時便座がそこにあるから

 

獣医さん曰く、3日くらいで

アーシーは復調する見通しだそうです。

 

 

さすが大犬29キロ

開拓する沼の規模が

猫のそれとは段違い

 

それでも本日

獣医さんで体重を測ったら

アーシーったらなんと普段比

マイナス1キロ、28キロで

「・・・すみません、これ、

腹下しで体重が3パーセント

減少ってことですか?

だだだ大丈夫なんでしょうか?」

 

「ええ、体温も心音も

お腹を触った感じも全部問題なし、

脱水症状も起こしていませんし、

お腹を壊していることを除けば

この子は『健康な状態』ですよー」

 

いやでもその腹下しが

問題なんでございまして

 

まあでも、現時点では

心配し過ぎないように、とのことでした

 

でも心配なものは心配でござる

 

胃腸には自信のあるあなたも

床掃除には一家言あるあなたも

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