某モスクで開催された

バザーで遊んでおりましたら

(昨日の記事の続きです)

誘ってくれた友人が

「Norizo、君、礼拝室見たい?」

 

「見たい。見たい・・・けど、

いいのでしょうか、そんな

興味本位で見たがったりして」

 

「今日のイベントの

目標の一つは

『イスラム文化の紹介』だから

全然問題ないよ、むしろ

僕たちの宗教に興味を

持ってくれて

嬉しい、くらいの話だよ」

 

そんなわけで図々しく

礼拝室の中に入れていただき

展示物や何かを見ていたら

「あと数分で

日の入りの礼拝が始まります」

 

「ではお邪魔にならないよう

礼拝室の外に出るね」

 

「出なくていいよ、後ろに

見学用の椅子があるから

そこに座って礼拝を

見て行ってくれていいよ」

 

「いや、でもそれは・・・」

 

「見たくないなら

無理強いはしないけど」

 

「すごく見たいよ!」

 

で、礼拝室の一番後ろに

並んでいた椅子に座って

皆様が参加する礼拝を

見学させていただいたのですが・・・

 

私は見学中

ずっと悩んでいました、

自分は帽子を脱ぐべきなのか、

それとも帽子を

かぶっていて正解なのか・・・

 

(あとから友人に尋ねたら

『そんなこと気にせんでエエ』

と言われました)

 

あと、礼拝に参加しているのが

すべて男性だったんですけど、

私はここにいて本当に

許されるのか、という・・・

 

これも後から聞いたんですけど

女性の礼拝室は

別にあったらしいんですよ。

 

私はそっちを見学するんでも

全然問題なかったのですが・・・

 

私はこういう時

万が一にも

失礼があってはいけないと

借りてきた猫状態を

目指しがちなのですが

(ちょっと油断するとすぐ

洒落にならないレベルの

失礼をかます人間なんです)、

このたびはさらにその域を超え

ひたすら存在感を消す

まるで上級忍者のような

忍びぶりを

体現してしまいました。

 

 

 

 

それでイスラム礼拝なんですけど、

なんというか『権威的』な所作が

儀式から排されているところが

非常に特徴的だと思いました。

 

すごく全体的に

安らかというか・・・

 

なお私は何故かこれまで

『イスラムの礼拝の時間は

メッカ時間に合わせて

設定されている』と

誤解していたんですが

「その時いる場所の

日の出と日の入りの

時間に合わせるんだよ」

 

「・・・あの、冬はいいですよ、

でも夏のスコットランドは

朝の4時半とかに日の出、

夜の10時に

日の入りとかですよね」

 

「そうそう、僕ら早起きなのよ」

 

もっと北、たとえば

北欧諸国に住んでいる

イスラム教徒の人々は

いったいどうしているのかしら・・・

 

あそこ、白夜とかも

あるじゃないですか・・・

 

 

たぶんそれほど失礼なことはせず

私はモスクを後に出来たと思います。

 

そう信じたいです。

 

はい。

 

 

なんか勝手にもっと

『女人禁制』な印象だったので

驚いたというか何というか

 

異教徒は

カウント外説もありますけど

 

・・・帽子はかぶったままで

正解だったんですかねえ?

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友人にモスク

(イスラム教の礼拝堂)に

誘われました。

 

正確には「モスクに隣接する

施設で開かれるチャリティ催事

(イスラム文化を紹介しつつ

地元の各種慈善団体の

寄付金集めを兼ねて

バザーを開催、みたいな)に

遊びに来ないか」と声をかけられ。

 

ほら、そういう催し物は

参加者が多くないことには

盛り上がらないじゃないですか。

 

友人は主催者という

わけではなくとも

当日は裏方手伝いなど

する予定という話だったので

私と夫(英国人)は

善意の賑やかし要員として参加。

 

「しかし善意とはいえ

場所はモスク、宗教施設、

万一失礼があってはいけない。

服装とか規定はあるのだろうか」

 

「『皆様ふるってご参加ください』

みたいな集まりらしいですから

普通の格好でいいんじゃないですか」

 

「でもほら、なんとなく

髪の毛は隠したほうが

いいのかな、とか

あるじゃないか!」

 

「君、ヘッドスカーフとか

持っているんですか?」

 

「そこは帽子で代用」

 

「・・・」

 

そんなこんなで迎えた

イベント当日、

我々はすっかりバザーの人気を

甘く見ておりました。

 

パキスタン料理の屋台も

出ると聞いていたので

夜ご飯はカレーだ!と

意気揚々と現場に入ったら

・・・カレー・・・

売り切れていて・・・

 

ビ、ビリヤニも・・・

 

心底がっかりしたのですが

皆様あれですよ、ああいう

慈善系バザーに参加する人の

心の優しさを舐めてはいけない、

屋台の前で私が

「ああ!残念!」という

顔をしたら周囲の人が

「・・・私、ビリヤニちょっと

多めに買ったから

よかったら差し上げましょうか」

「家族にお土産にしようと

思っていたぶんなんですけど

カレーお好きでしたら

こちらお持ちになります?」

 

いやいやいや、

それは流石に受け取れません。

 

クッキーなどを買いました。

 

 

 

でもビリヤニは残念でした・・・

 

私の経験によれば

ビリヤニはお店で

食べても美味しいんですが

家庭料理としてのビリヤニが

一番美味しいというか

滋味があるというか

 

お呼ばれしたパーティーで

ビリヤニがあると

つい食欲のタガが

外れてしまう私です

 

ビリヤニ別腹が

わかるあなたも

別腹は甘味限定なあなたも

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戸棚の整理をしました。

 

缶詰が3個ほど

賞味期限を過ぎていまして、

冬場に雪に閉じ込められた場合の

非常食として備蓄しておいた

カレー缶がふたつと

ミーソトース缶が1つ。

 

賞味期限は2021年。

 

これはどうしたものかと

首を捻る私の横で

わが夫(英国人)は

胸を張って迷いなく

問題ありません。

今度食べましょう」

 

「いやでもこれ購入は

2013年とかだぞ、たぶん」

 

「缶詰に穴が開いたりは

していないでしょう?

ならば問題ありません、

缶詰は保存状態さえよければ

賞味期限など

ないも同然なのです」

 

・・・いやいやいや。

 

私は乾物の賞味期限は

あまり気にしないのですが

(出汁昆布とか永遠に

保存がきくと信じている)

缶詰はなんというかこう

内容物が湿っているし。

 

でもまあ今度食べます。

 

 

2021年とかついこの間ですから

たぶん大丈夫だと思われます。

 

 

・・・Norizoさんの

食品衛生観念って

どこか変じゃないですか?

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我が家周辺には

先日雪が降り

我が家のニワトリたちは

その日一日鶏小屋から

外に出ようとしませんでした。

 

気持ちはわかります。

 

さて我が家の雌鶏たちは

秋口から

たまごを産むことを休みます。

 

近所の農家さんは

鶏小屋に特製の灯りをつけていて

年中たまごを手に

入れているらしいのですが、

我が家はそこらへん

暦通りでいいや、という判断。

 

 

そんなニワトリたちが

雪が降った翌日に

ぽこぽこぽこっと

たまごを産みまして。

 

夫(英国人)いわく

「雪が積もると明るくなるでしょう。

それを太陽の光と

認識したんじゃないでしょうか」

 

もしかすると

我が家の雌鶏たちは

このまま産卵期に

入るのかもしれません。

 

これは嬉しい雪の効能だ、と

喜んでいたものの好事魔多し。

 

雪の日から我が家の室内には

何故かやたらとハエが

出没するようになりまして。

 

「何故だ。何故

こんなことが起こる」

 

「納屋で乾かしておいた

薪の中で冬眠していたハエが

室内に入って眠りから

覚めたんでしょうか」

 

「・・・ハエって

マイナス6度の世界でも

冬眠して大丈夫なのか?」

 

「もしくは・・・ほら、今、

僕は屋根裏部屋で作業を

しているじゃないですか」

 

夫の作業とは趣味の

破壊工作、もとい、

改修工事のことで

まあ夏からこっち色々と

屋根裏に手を入れているんですが。

 

「屋根裏に風を通すために

いつもは閉じている戸を

開け放してあるんですよ。

そこをハエが通路に

しているのかもしれません」

 

「通路にしてって・・・

そのハエはじゃあ

屋根裏から来ているのか?

そもそも彼らはどうやって

屋根裏で生活していたんだ?」

 

「・・・僕はここ数か月、

屋根裏に殺鼠剤を

仕掛けていてですね・・・

すごく減りが早いんですよ、

でも引っくり返ったネズミの

姿は見たことがないんです、

だからネズミたちは屋根裏の

どこかの隙間に滑り落ちて

それでそのネズミにハエが・・・」

 

「もういい。もうたくさんだ」

 

1日にハエを10匹は

撃墜している勘定です。

 

深く考えたくない事態です。

 

 

ホラー映画ならもう中盤

 

序盤はたぶんここらへん

 

クリスマスプレゼントに

ハエとり紙、を割と真剣に

検討している今日この頃です

 

冬のハエに風流を感じるアナタも

そこに衛生上の危機を見出すあなたも

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そんなわけでわが夫

(英国人)の御父上、

すなわちわが義父

(白色シュレック)は

犬嫌いを公言する

勇気ある英国人です。

 

まあ犬が嫌いというか

「犬を飼っている連中の

甘えた態度が気に

入らない」というか。

 

ご本人はそこまで

明言はなさって

いらっしゃいませんけど。

 

過去の事例その1

 

『ドッグフレンドリー』を

売りにしているホテルですとか

レストランに対しても

勿論非常に批判的。

 

ただ噂によれば

わが義父は結婚当時

「新生活では犬を飼おう」と

考えていたそうで、

犬種も絞り込んであって

ニューファンドランドか

セント・バーナードの二択。

 

 

 

 

 

「・・・それはあれか

犬は飼い主に似るというが、

わが義父もご自分に似た犬

求めていたということか」

 

「また君はそういうことを」

 

それでもまあ色々あって

ニューファンドランドに関しては

ブリーダーのところに

挨拶まで行ったらしいのですが

結局話は沙汰止みになり、

以降義父の家では義母や

子供たちが

犬を飼うことはあっても

義父は常に犬から

距離を取っていたとのこと。

 

最後の家庭犬であった

黒のむく犬が息を引き取ってから

もう随分になるのですが

以来あのご夫婦の元には犬がいない。

 

義母はずっと「また犬を」と

希望しているものの

希望犬種はどうも

ボーダーコリーらしく

・・・あれは飼育が

大変ですよお義母様・・・

 

 

 

 

ご存知であるがゆえに

二の足を踏んで

いらっしゃるのかとは思いますが・・・

 

で、そんな義父にこのたび

犬を飼うことを勧めようと

画策しているのがわが背の君

「でも気をつけろよ、

義父が本気になったら大変だぞ」

 

「大変ですかね?」

 

「少なくとも我々は義父の

価値観の大転換を

目撃することになる。

あの人が犬を飼い始めてみろ

『今時犬と一緒に食事をさせない

レストランなど客商売として

心得違いも甚だしい』とか

絶対おっしゃり始めるぞ」

 

「まあそれは贔屓の飲食店が

変わるだけの話ですし」

 

「強硬手段上等で

犬の連れ込み禁止の店にも

絶対に犬を

連れて入ろうとするぞ。

お店の人が止めに来たら

『どこに犬がいるのかね?』とか

涼しい顔できっとおっしゃるぞ」

 

「・・・」

 

「それもああいう方はな、

これまでの大犬至上主義を

ころっと捨てて

小型犬を手に入れて溺愛する

可能性が高い。きっと

チワワみたいな超小型犬を

胸のポケットとか

襟のところに入れて

薬局なんぞにもいらっしゃるぞ、

それで店員さんが

『お客様、犬は』と言ったら

『君は!僕のこの子を!

犬と呼んだか!』とか

因縁をつけて・・・

おいこれは本当に問題だぞ」

 

「妻ちゃん、それはでも

全部君の想像ですよね?」

 

「でも可能性は

高いと思わないか?」

 

「それは思います」

 

「ちょっと見たくなってきた

ツナギの胸ポケットに

小型ダックスフントを入れて

道を歩くお義父様の姿」

 

 

 

 

「・・・妻ちゃん、君は最近

僕の父に会っていないでしょう。

たぶん今のあの人のポケットに

犬は入りませんよ、

たとえどんなに小型でも」

 

「・・・そんなに大きく

なってしまわれたのかわが義父は。

これは健康のためにも

犬を飼うしかないな。

私はポメラニアンを推薦します」

 

 

 

 

なおわが夫が物心ついて以来

あの家で飼われていた犬はすべて

義父のことを『群のリーダー』と

認識し、その一挙手一投足に

常に目を配り、その指示には

絶対的に従っていたそうです。

 

・・・義父は何故

犬飼いの道を選ばなかったのか、

そこが謎といえば謎なのです。

 

 

大型犬派のあなたも

小型犬に弱いアナタも

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