ニオイと愛

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犬から漂う犬ニオイを

「もう『悪臭』として感知できない」と

とんでもないことを

告白してきたわが夫(英国人)。

 

それは君、もうかなり危ない領域だぞ!と

とりあえず犬用シャンプーを購入。

 

(詳しくは昨日の記事をお読みください)

 

使用は獣医さんの許可を

得てからのことにするとして

「しかし久々に恐怖に震える思いをしたぜ。

あれを超える衝撃発言はしばらく

耳にできないだろうな、良くも悪くも」

 

そう言った私に

問題発言の主である夫が

「それがねえ、どうも

状況がまた変わったんですよ」

 

「おや、時間を空けたらまた

犬のニオイが気になるようになったか」

 

「うーん・・・あのねえ、

今、犬のニオイがするでしょう?

当初はこれを『嫌なニオイ』と思っていたのが

その後『嫌じゃないニオイ』と思うように

なってしまったのが怖い、という話だったでしょう?」

 

「うむ」

 

「僕ね、その段階を通り過ぎたみたいで・・・

今、僕はこの犬のニオイを嗅ぐと

『好きな物のニオイ』って感じちゃうんです」

 

「・・・は?『好きな物のニオイ』ってそれは

つまり『好きなニオイ』ってことか?」

 

「どうも僕は自分が思っていた以上に

この犬のことを好きになっていたみたいですね。

この犬のニオイを嗅ぐと『僕の好きな犬が

近くにいる』みたいに気分が上向きになるんです。

だから『好きなニオイ』というより・・・これは、

そう、『嬉しいニオイ』みたいな・・・?」

 

 

夫、まずい、それはまずいよ!

 

君の渡ろうとしているその橋は

そんな迂闊に渡っていい橋ではない!

 

後戻りの方法を模索している我々です。

 

 

駄目だ、その橋は多分一方通行だ

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そんなわけで我が家には

犬がいて、それは犬ですから

犬のようなニオイがするわけです。

 

 

我が家の勝手口のわきに

ケージを置いてそこが彼女の寝場所。

 

そのケージを中心点として半円状に

日々勢力を増していくそのニオイ・・・!

 

「ニオイの壁がありますよね。

目では見えないんだけど鼻で見える壁が。

ああ、本当に犬ってにおいますよね」

 

ぶつぶつ言う夫(英国人)を尻目に

せめてもの対策を、と掃除機をかけると

なんかもう腰が抜けるくらいの毛が

吸い込み口に絡みついて

・・・短毛種でこれってことは

長毛種の犬を室内で飼っているお宅って

本当にお掃除どうなさっているのっ?

 

嫌味とか何でもなく

本気の本気でどうしているのっ?

 

ともあれ犬ニオイは日に日に強さを増し、

犬ニオイを苦手とする夫は

毎日そのことになんのかんの言い。

 

最近は勝手口のある家事室の隣の部屋、

つまり台所の入り口を開けた瞬間に

「あっ犬がいるな」って香りが

鼻をつくようになりまして

「そろそろ犬用シャンプーを

用意した方がいいかなあ」

 

夫のためをも思ってそう言った私に

しかし当の本人である夫が

「別に急がなくてもいいんじゃないですか」

 

「何だ、君は私に犬のニオイ対策を

早いところ取って欲しかったんじゃないのか」

 

「うーん・・・これ、ちょっと怖いこと

告白になるかもしれないんですけど、

聞いてもらえますか」

 

「何?怖い話?大好物だ、聞くよ」

 

 

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「僕ね、この日ごとに強くなっていく

犬のニオイに本当に

辛い思いをしてきたんですけど」

 

「うん」

 

「今朝の時点から

ニオイが気にならなくなりました

 

「・・・とうとう鼻が詰まっちゃった、ということ?」

 

「いいえ。ニオイはわかるんです。

でもそれを脳が『悪臭』と感知しなくなったんです。

だからもう『嫌なニオイ』じゃないんです、これ」

 

「・・・明日、街で犬用シャンプーを買おう」

 

「いや、だから急いでくれなくても・・・」

 

「駄目だ、明日絶対にシャンプーを買おう!

我々は今、相当に危ない淵に立っているぞ!」

 

ワクチン接種が済み次第

ゴシゴシ犬を洗う予定の私です。

 

 

犬、恐るべし

 

・・・いや、恐るべきは

この場合夫のほうか?

 

犬ニオイがお好きなあなたも

苦手なあなたも

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ところで犬は臭うもの。

 

 

いや、これはね、臭いますよ。

 

犬ニオイっていうんですか、

やはり猫に比べて犬は

格段に獣臭さが強い。

 

 

我が家にやって来たアーシー(仮名)は

ゴールデン・レトリバー(雄)と

ラブラドール・レトリバー(雌)の

間に生まれた子だそうで、

奥さん!なんでも一説によると

レトリバーは体臭がキツメなんですって!

 

「猫からはお世辞じゃなく

花の匂いがするのになあ・・・」

 

 

思わずそんなことを口走ってしまった

私に向かって夫(英国人)はしみじみと

「僕たち白黒猫のことを不潔だ不潔だ

臭い臭いと散々言っていましたけど、

犬に比べたらあの子、

本当に清潔で匂いがしませんよね」

 

ええもう本当に。

 

本音としては犬をお風呂場に連れ込んで

頭から尻尾まで丸洗いしたいところなんですが

それは16週目のワクチンを

打ち終わってからがいいだろう、と

とりあえずは部屋の

掃除と換気をこまめにすることに。

 

それでも不安だった私は

あれは犬が我が家にやって来て

3日目の事だったでしょうか、

友人のポーランド淑女

ワルシャワの白バラ)と会った時に

「ねえ、変なことを訊くようだけど

私、犬のニオイがしない?」

 

「・・・しないわよ。で、どう?犬、可愛い?」

 

「犬、可愛いよ、目茶目茶可愛い。

でも本音のところでどう、私、犬臭くない?」

 

「だから別に臭くないわよ。どうしたの?」

 

「いや、犬ってさ、可愛いけどやっぱり

普通にニオイが強くてさ。たぶん私は

これからどれだけ気を付けていても

少しずつ犬のニオイに対して

鈍感になっていくと思うから、だから

私から犬のニオイがしたらその時は

友人としてズバッとその旨教えてね。

変に気を使って嘘をついたりしないでね」

 

「・・・大丈夫、わかったわ、アナタから

犬のニオイがした時は遠慮はしないわ。

友人として本当のことを言うわ」

 

「ありがとう。あと、次に我が家に遊びに来た時、

部屋から犬のニオイがしたらそれも教えてね」

 

「何なの、Norizo。

そんなに臭う犬を引き取ったの?」

 

「うー、うう・・・いや、たぶん犬としては

普通程度の体臭だと思うんだけど。

でもこういうのは自分では気づけないことだから。

だから本当にお願いね。頼りにしてます」

 

「アナタって時々本当に面白いわね。

犬を飼うにあたって最初からそこまで

ニオイを気にする人って私、初めて見たわ」

 

「いやだってさ、最初にお願いしておかないと、

私から犬のニオイがしはじめてから

『犬のニオイを感じたら教えてね』って言われても

『今、臭います』とは言いにくいでしょ?」

 

「気遣いの人ねえ。でも本当に面白いわ、

だってアナタ、猫を飼ってもう数年目でしょ?

でもその間、一度だって私に

『猫のニオイがしたら教えて』って

お願いしてきたことはないのに!」

 

ほらだってそれは猫って臭わないから!と

その場は笑顔で会話を終えた私なんですが

家に帰って来てから当然のごとく

疑心暗鬼になっております今現在。

 

ねえ・・・

 

私の友人、あれは遠回しに

『お前は猫臭い』と

言っていたんだと思います・・・?

 

悩ましいのう

 

思わず言葉の裏を

読んでしまう夏なのです。

 

 

アーシーはちょっとニオイというか

衛生観念全般に大らかなところがあって

わが夫(英国人)が遠い目をして曰く

「トイレで小用を足した後に

その行為の結果として出現した水溜りの上に

座り込まないほうがいい、というのは

犬がいくつくらいの時に

理解できるようになる概念なんでしょう?」

 

子犬って皆こうなのかしら

 

それともうちの子が

ずば抜けてアレだったらどうしよう

 

ニオイには敏感なあなたも

鈍感なあなたも

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我が家の犬の就寝時間は21時。

 

外のトイレで用を足させてから

犬用お菓子を与えて

首輪を取って全身を揉んで

そしてベッド(檻)へ、おやすみなさい。

 

・・・最近ここで犬がちょっと

機嫌を損ねることが多いんですよね。

 

噛みついてきたりするんです。

 

噛みつくと言っても子犬の事なので

今のところ大事には至っていないのですが

うちの犬は将来たぶん体重が

40キロ以上になる

宿命を背負った潜在的大女。

 

この癖はさっさと

矯正しておかねばなりませぬ。

 

ただこれ、観察した感じでは

『眠くてぐずる』延長でこちらの手に

歯を立ててきている気もしまして、

もう少し早めにベッドに

入れてあげたほうがいいのかなあ?と。

 

 

ともあれ檻に入れた子犬を夜に見て

毎晩毎晩思うのは

「もう少しこの子を褒めるべきであった」

みたいなことである私です。

 

いやもう自分でも驚くくらい

犬に対して褒め言葉を乱発している

今日この頃の私ですが

(私ったら英語の語彙が案外豊富で

自分で自分に驚きました)

それでも一日の終わりが来ると

「もっと褒めておくべきだった」みたいな

気持ちになる、これはどういうことなのか。

 

あ、あと逆に、私は犬がやって来るまで

あんまり褒め言葉を日常使いしない生活

送っていたのだなあとも思いました。

 

これはいかん、と以来

夫(英国人)に対し積極的に

賞賛の声を送っている私ですが

(夫は微妙な顔で『嬉しいけど

僕は犬じゃないんですよ』とか言う)

夫も実は同じことを感じたのか

最近妙に私を肯定してくるという

(私も私で『気持ちはわかるがこちとら

犬じゃねえんだ』とかつい言っちゃう)。

 

それにしても誰かを褒めると

妙に自分も楽しくなるものでございます。

 

本当です。

 

ぜひお試しください。

 

 

犬と夫を褒めた余波で

畑の野菜も褒めたい今日この頃

 

現在ソラマメが収穫期真っ只中

 

偉いぞ!

 

レタスは一段落、ニンジンは成長中

 

 

・・・すごいぞ!

 

その横でケールが!ケールが!

 

 

犬も野菜も育つときは育ちますよね

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我が家の子犬は散歩嫌い

 

犬飼初心者の私としては

そこは素直に

経験者に助言を求めたい所存。

 

私のいる村というか集落というかにですね、

この犬種ならこの人!というレベルで

一部愛好家には名を知られた

犬のブリーダーがいらっしゃるのです。

 

正確には元・ブリーダー。

 

現在は引退していらっしゃるので。

 

しかし引退したとはいえ

そうした方は当然犬好き、

犬というのはそこらへんを

よく理解するもので

彼女が我が家に遊びに来てくださった

次の瞬間、我が家の犬、なんかもう

変な薬でもキメたかのように大喜び。

 

で、色々と質問をさせていただいたところ

「大丈夫。犬がリードつきの散歩を

嫌がるのはよくあること」

 

「一番いいのは母犬とか他の犬とかと

一緒に散歩に連れ出すことなんだけど、

ほら、犬というのは団体行動を好むから」

 

「その習性を利用して、最初のうちは

ひとりで犬に散歩をさせようとするんじゃなく

旦那さんに一緒に歩いてもらうといいわ。

ひとりがリードを持って、

もうひとりが前を歩いて犬を呼ぶの」

 

「その他にはね、そうね、この子の

お気に入りのおもちゃはある?

あるならそれを使ってね、

そのおもちゃを追いかけさせるの」

 

「今の時期は特にね、この子にとって

この家と庭が『安全な場所』と

認識され始めた段階なのね。

犬にしてみたら安全な場所から

離れるのは怖いことなのよ。

でも逆に考えると、これはこの犬が

あなたたちを信頼し始めた証拠だから」

 

「一番大切なのは犬に対して

『散歩は楽しい』って姿勢を示し続けること。

出かける前と帰ってきた時に

『楽しいね!楽しかったね!』って

大袈裟なくらい声掛けをしてあげて、

撫でて、褒めて、で、気が付くとそのうち

犬は散歩好きになっていて、今度は

『散歩から帰りたがらない』みたいな

ことになるものよ、安心して」

 

本当?

 

本当に?

 

信じる者は藁をも掴む(Norizoさん混乱中)

そんなわけでこちらの有識者の言葉に従って

私は夫(英国人)を無理矢理散歩仲間にしたり

おもちゃ片手に犬の名前を連呼したり

・・・試行錯誤を重ねるうち

人間おのずから技を編みだすもので

Norizoオリジナルの散歩術その1は

『足元の石を放って犬にそれを追わせる』。

 

石を足で蹴るんじゃ駄目なんです、

ちゃんと手で拾って投げないと効かないんです、

でもそうすれば犬は石を追うんです。

 

オリジナル散歩術その2は、

まあ書いてみるとベタなんですけど

『2、3歩進んだ位置から犬を振り返り

腰を落として手を開き犬を呼ぶ』。

 

犬が素直に寄ってきたら

過剰に褒めるのがコツでございます。

 

しかしこの散歩術その2、

足を伸ばしたまま腰だけ折って

犬を呼ぶんでは効果がなく

毎回毎回ちゃんと野球の捕手のように

膝を下り腰を低く落とし

「さあ!ここが的だ!」みたいに

こちらのお腹を示してあげないとイカンのです。

 

我が家の私道は

約200メートルくらいかと思うんですけど

その距離を『2歩進んで後ろを振り向き

フルボトム・スクワット、飛びついてきた犬を

撫でまわしてからまた前を向き2歩進んで

後ろを振り向きフルボトム・スクワット』、

片道だけで20分はかかる中思うこと、

犬の散歩って大腿四頭筋を成長させますね!

 

ちなみに帰り道は犬も素直に歩くものだから

5分とかからないという。

 

あっこれ、犬がうちに来たばかりの頃の写真ですね

現在と比べると小さかったなあ 

 

それにしても夏の間に草丈が伸びた今、

私道の向こうにある公道を行く人には

私の姿は見えてもたぶん犬の姿は見えない。

 

2歩進んでは後ろを振り返って

しゃがみ込み何かを叫び、

また前を向いて2歩進んでは

後ろを振り返って叫びながら腰を下ろして・・・

 

これは普通に考えて

不審人物間違いなしなのでは・・・

 

そんなわけで本日も

私は私道で奇行に

走っているのでございます。

 

 

リードに慣らすために

リードをつけて室内を走らせ

そのまま屋外で走らせ、とかもやりました

 

リードもアレなんでしょうけど、

犬の首輪も12週の段階で

「幼犬用」から「子犬用」に替わったんですよ

 

犬にしてみたら首元の感覚も新しいし

そこに紐が付くとかわけがわからないし、

だったのかと思います

 

しかし散歩というのは過酷ですね、本当

 

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