中瀬賢次 著より 抜粋
偉哉国師開祖翁法燈円明無門禅 未醤醤油遍四海万人斎仰尽古今
国師は諸国を行脚して門流が繁栄するに連れて味噌・醤油の製法は全国に普及して行ったのであった。
また国師は、みそ・しょうゆの製法とともに唐の普化禅師を祖とする普化祭の開祖としてあがめられている。普化宗は禅宗の一派である。一管(尺八)の笛を吹いて托鉢するものを虚無僧(信徒)と称する。「明暗両頭を坐断して明暗不到処に透徹し、一管の笛を吹きて法輪を転ずという。」
これは口碑であるが、普化僧には紀伊由良の興国寺と京都の妙光寺で三か月間、みそとしょうゆの製法を講習させてからのち、諸方を行脚托鉢せしめたと伝えている。
味噌醤油の作り方を、虚無僧から教えてもらったという地域が有る
私は、福島の神社関係者からそんな話を聞きました。
(湯浅醤油と金山寺味噌の歴史0)みそ・しょうゆ 始祖 法燈円明国師
(湯浅醤油と金山寺味噌の歴史1)心地覚心(法燈国師)の生立ちと味噌・醤油の普及
(湯浅醤油と金山寺味噌の歴史2)覚心書
(湯浅醤油と金山寺味噌の歴史3)味噌・醤油の開発で本朝二十四孝の一人
(湯浅醤油と金山寺味噌の歴史4)未醤の研究に没頭 宋地における国師の事跡 金山寺味噌が最高!
(湯浅醤油と金山寺味噌の歴史5)朝 味噌 夕 醤湯 法燈一派の敬虔な気持ち
(湯浅醤油と金山寺味噌の歴史6)朝 味噌 夕 醤湯 その讃仰の詩に日く
(湯浅醤油と金山寺味噌の歴史7)味噌の主産地長野県 「味噌寺」 「みそ神社」
(湯浅醤油と金山寺味噌の歴史8)醤油の勃興・関東西で営業化
しょうゆ伝道師のmy Pick