心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。
改めまして、マリアージュスクールの講座やこちらのブログ、書籍をとおして、たくさんの皆様と関わらせていただいておりますが、皆様からいただくご感想や体験談を拝見するたびに、人の強さや心の美しさを感じ、本当に感動で胸がいっぱいになります。
本当にありがとうございます。
自信本でも少し触れさせていただきましたが、私自身、とても苦しく、人として普通に生きられない時期も長くありました。
けれど、今、こうして皆様と関わらせていただきながら…普段は触れられないような人の心の美しさを見せていただいたり、立ち直る瞬間の凜とした命の輝きに触れさせていただくことができて、生きていてよかったと、こんなに光栄なことはありません。
あなたは、本当に心が震えるくらい、美しい存在です。
皆様とご縁をいただけましたことに、心から感謝申し上げます。
そして、それ以上に嬉しく光栄なことが、こちらのブログをとおして、たくさんの受講生の皆様が、「ブログを見てくださっている誰かの希望」になってくださっていることです。
「体験談を拝見して、私も同じだったと涙しました」
「アシスタント○○さんのように、私も幸せになりたいと思います」
こうして、マリアージュスクールという場をとおして、「誰かが誰かの心を感じてくださっている」ということが、実は私の一番の活動指針でもありました。
その人の在り方が、誰かの心を打つ。
顔を知らない相手であったとしても、その誠実さや強さ、心の優しさ、思いやり、知性に感動し、その人の存在に支えられる…
かけがえのないあなたという命しか伝えられないことがある。
これこそが、愛であり、命の価値なんですね。
どうか、こうしてあなたが感じられたかけがえのないことに誇りを持ちながら、人とつながりあうこと、心で関わり合うこと、感じること、その思いを誰かに差し出すこと…
あなたの中に存在している美しい想いを軸に、ご自身の愛のために生きてさしあげてほしいと思います。
それでは今回は、「一週間で自分に自信を持つ魔法のレッスン」をお読みくださいましたJ様からの感動的なご感想をご紹介させていただきながら、
「自分に与えた愛を差し出すことで、愛される現実を創る」というお話をお伝えさせていただきたいと思います。
＊一週間で自分に自信を持つ魔法のレッスンJ様からのご感想＊
斎藤先生＆スタッフの皆様へ
9月発売の恋愛本を本当に楽しみにしております。
5月の時は、自信本を読んで、目からうろこ状態でした。先生からは、不幸にする男といかに見極めて、離れるかと書いていただきありがたかったです。
自分を大事にしていなかったかわかりました。
実は、今年の1月に交通事故に遭い、ひどい腰痛に現在も悩まされています。
この本を読む前の4月に、周りから 言われるがまま痛いのを我慢して就職活動を行い、様態を悪化させていまいました。
この本を読んでからは、自分でしか自分を守れないと実感し、体に無理をさ せてごめん、周りから何を言われようが、納得いくまで治るまで病院へ行く、不当に扱われたら、文句を言って、自分を守るようになりました。
それから、自分 の思いを通すようにしました。まだまだ、ぶれることもありますが、徐々に頑張って行きたいです。
もうひとつ、こんなに腰痛が続いているのは、高校生の時、腰椎の手術をしたためです。
これも、自分の体を大切にせず、無理をした結果でした。
我慢がよいと 思っていたためです。
この手術も大変で、なんとか元気になったからよかったものの、ずっと、この体での私ではダメなのではと思っていたところがあります。
今、その思いも間違えで、よく頑張って、ここまで生きてきた感謝と苦労を労ってあげたいです。
この体は私の一部で自慢の体です。
交通事故にあって、仕事も辞めて、体も不自由で最悪だと思っていましたが、先生の本やブログ、メールマガジンを見て、自分に対して、きちんと向き合える時 間ができたと思っています。
苦労した分、たくさん癒してあげたいです。
元気になったら、犬をかって、一緒に遊びまわることが目標です。あと、王子様を待つ ことですね。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
J様、本当に素晴らしいご感想と…そして、何よりも強く、意志のある生き方をなさっているお話を聞かせていただき、本当に感動して心が震えました。
J様の人生の一部にさせていただきまして、光栄な気持ちでいっぱいです。私のほうこそ、本当にありがとうございます。
「この体は私の一部で自慢の体です。 」
この一言に、涙があふれました。J様にしか言うことのできない、力強い、素晴らしいお言葉だと思います。
そうです、今まではそれができなかったかもしれませんが、肉体は私たちの命そのものなんですね。愛すべき容れ物であり、そして他の誰のものでもなく、J様ご自身のものなのです。
これからもどうかそのお気持ちを大切に、他のどんなことよりもご自身を愛しながら、犬を飼って愛する人と一緒に公園で過ごす休日や、可愛らしい犬にいっぱい愛されるJ様…そんな愛し愛される人生を選択していってくださいね。
陰ながら、J様のお幸せを心よりお祈りさせていただきます。
J様のご感想で素晴らしいのは、まず、自尊心を持って自分を愛し、慈しむということを選択されながら、同時に、すでに「愛される準備」を整えていらっしゃることです。
なぜかというと、これは依存の問題とも絡むのですが、自分を愛する…その愛を自然に相手に差し出すことが、対等な愛を生み出すからです。
実は世の中には、さまざまなタイプの愛が存在しています。
ひとつめが、他者に「幸せにしてほしい」と愛を依存しているため、願いが叶わないと幸せになれないと感じ、不平不満を持ってしまい、他人との関係も壊れてしまう「重い愛」です。
ふたつめが自立心を持って、自分で自分を愛し、自分で幸せを築いているため、人に愛を分け与えることができたり、さらに人から愛される「対等な愛」です。
みっつめが、自分に対して愛を与えることなく、ひたすら「相手を愛さなければならない」と思い込み、奉仕し、無償の愛を与えてしまい、その結果犠牲になってしまう「尽くすだけの愛」です。
それぞれ愛は愛でも、ひとつひとつが自分の思い込みによって作られていて、自分の行動・在り方のさじ加減によって、どんな現実を創るのか、どんなふうに相手と関わるのか…が決まってしまっているんですね。
本来、恋愛では「依存」の問題はよく言われますが、依存することは本当は悪いことではありません。
でも、自分で自分に愛を与えずに人からもらうことばかりを考えたり…相手から愛をもらう目的で関わるからこそ、重い依存となり、相手を苦しめてしまいます。
反対に、自分に愛を与えずに他人にばかりしてあげていたとしたら、それは相手の依存を許してしまい、自分が犠牲になって苦しい恋愛になるでしょう。
どちらも、依存させたり、依存したり、一方的で極端だからこそ、バランスがとれず、苦しい関係になっているんですね。
特に、今まで犠牲になり与えすぎていた人は、「受け取る自分になる」ということでバランスをとろうとすることが多いですが、ここでは「今度は自分が依存的になって重い存在になってしまう」という問題が生じやすいのです。
だからこそ、ここでJ様が書いてくださったような、自立した愛というバランスの取り方をすることが大切になります。
ここで少しイメージしていただきたいのですが、もしもあなたが、自分という存在を軸にしながら、まずは自分に与えられた愛を、そのまま他者に無理なくしてあげられるとしたら…どうでしょうか？
「何かをしてあげる」ことが苦しみではなくなり、他者に「貢献する」という意識に変わると思います。
自分に愛を与えず、他人にばかりしてあげているのは犠牲です。これは何の喜びも得られず、やればやるほど疲ればかりがたまり、自尊心がありません。
その反対に、自分に愛を与え、その愛を自然に無理なく与えられるのが貢献です。
これは自尊心を持って、自分の能力や資質を信頼しながら、「他人に何かをしてあげられる自分」を感じられるため、より自己価値が上がっていきます。
このように、自分で自分のことを満たすことができれば、その愛を自然に人に分け与えられるようになり、犠牲になることもない、重くなることもない、素晴らしい対等な愛がはじまっていくんですね。
そしてさらに、「自分に与えていた愛を、他人に分け与える」とは、具体的にどんなことをしていけばいいのでしょうか？
たとえば、J様のご感想で引用させていただくと、すでにここには他人に与えられる愛がたくさん存在しているんですね。
「自分の肉体が苦しんでいることを尊重できるようになった」…これは、同じように自分を苦しめる人がいたとしたら、「もっと自分を労ってあげていいんだよ」と言ってあげられる愛になります。
「我慢がよいことだと思い込んでいたけれど、今はもうそれをしない」…これは、同じように我慢している人がいたとしたら、「我慢しなくていいよ」と許しを与えてあげられる愛になります。
「ご自身が自分の人生を向き合い、乗り越える強さを持っている」…これは、パートナーシップにおいても、依存的にならず、しっかりと自己管理をし、自分と向き合いながら、男性と協力していける美しい強さという愛になります。
いかがでしょうか？
J様の体験談からも、J様がJ様の人生から見出された、かけがえのない愛が存在していることが分かると思います。
こうして自分自身の在り方そのものがオリジナリティであることを認め、自尊心を持ち、この自分自身を自然に表現していくことができれば、
「あなたの強さも優しさも、犬を飼いたいという無邪気さもぜんぶ含めて、丸ごと愛したい」という男性が現れるのです。
J様の実例のように、ここで大切なことは、必ずしも、女性ばかりが「受け取る」ことにフォーカスを当てる必要はないということです。
もう少し踏み込んで言い換えると、「受け取る」ことばかりにフォーカスを当てている関係は、必ず破綻します。
してもらうことばかりを考え、相手をコントロールしようとしているため、やはり依存的だと感じられてしまったり、「何もしない人だ」というように相手が疲れてしまうのです。
大事なことは、「相手に対して与えずに受け取る」ということではなく、
「自分の在り方として持っている素晴らしい資質や才能、愛のすべてを、無理なく自然に差し出していくこと」なのです。
「恋愛レッスン」では、こうして自分に愛を与え、女性としての素晴らしい美と愛を見出し、自分を開花させ、世界にたったひとりの自分となって愛されるためのプロセスや才能・資質のチェック項目を書かせていただいています。
基本的人権という言葉があるように、まずはあなた自身を認め、愛し、そしてそのあなたを自然に無理なく表現していく…こうして無理なく、あなたが100％あなたとして愛されることが可能だということを、是非信じてさしあげてほしいと思います。
それでは次回は、「自己価値を感じていないと、無意識に自分を罰する現実を引き寄せてしまう」という、本格的な潜在意識のお話をさせていただきたいと思います。
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