◆自己犠牲の人生を送ってしまうのは、本当はその生き方を自分が選んでしまっているからー授業内容より

いつもご覧いただきありがとうございます。
スピリチュアルカウンセラーの斎藤芳乃です。

この週末、9月8日(土)、9月9日(日)の2日間で、マリアージュコース3期が修了いたしました。

特に今回の授業の中で共通していたテーマは「自己犠牲」ということでした。

自己犠牲とは本来、自分自身が苦しいと思っているにもかかわらず、嫌なことをさせられたり、無理矢理我慢してその状況を強制される…とイメージされる方が多いのですが、

実は、自己犠牲というのは、無意識的に自分自身が選択してしまっていることなんですね。

人は必ず、すべての行動・発言・思考に対して、どんなことであれ、自分自身の脳で決定し、その後に行動や発言する、という一連の流れを持っています。

それが自分にとって苦しいことであったり、本当に心から嫌なことであったとしても…

自分自身がその行動や発言に対して「Yes」を出さない限り、その行動や発言が「勝手に起きる」ということはないのです。

つまり、どんなに苦しかったとしても、必ずそこには自分の「無意識の同意」がある…ということなんです。

これが、無意識の怖いところなんですね。

頭ではどんなに幸せになりたい、犠牲になりたくない、奴隷になりたくないと思っていたとしても…

自分の無意識が勝手に「不幸に対してYes」を出してしまうからこそ、人は苦しみを止められず、さらにそこで苦しんでしまうのです。

今回のスクールの授業では、この無意識のパターンを徹底的に洗い出していきました。

そして、今までは「私はこんなふうに人から踏みつけられている」「粗末にされている」「無視されている」ということも…

「本当は、自分が自分を差し出してしまっていたのだ」ということに、皆さんが気づかれたんですね。

こうした「無意識に自分を差し出し、不幸に対してYesと言ってしまっている」ことに気づくためには、

いかに自分が普段、「嫌なこと」に対して、心の中でも嫌だと思わないようにしているか、嫌なことをきちんと感じないようにしているか、ということに気づいてあげることから始まります。

これはスピリチュアルなどの本をたくさん読まれている方に多い罠のひとつですが、「人を愛しましょう」「人を許しましょう」「人を受け容れてあげましょう」という説を取り入れてしまい、

そこで感じる「人間らしい嫌だと思う感情」や、「苦しいよ、やめてよ」という想い…こうした「自分の気持ち」を、感じてはいけないというふうに思い込んでいる方が本当に多いのです。

その結果、

◎自分が嫌だと思っていたとしても、相手を受け容れなければならない

◎だから多少、自分が苦しくても、自分の気持ちよりも相手の要求を飲む

◎自分の心に違和感があったとしても、我慢して行動してしまう

◎他者のことを受け容れてあげなければ、私は罪深い酷い人間だから、絶対に相手をどんなときも肯定してあげなきゃいけない

◎虐待されたとしても、親のことは許して愛して受け容れなきゃいけない

というような強烈な誤解が生まれ、その結果、自分で自分の心の自由を奪い、制限をかけてしまうんですね。

そしてその上で、こうした信念や考えを元に行動してしまうために、

◎自分を犠牲にして相手の話を聞く

◎本当は嫌なのに自分から引き受けてしまう

◎苦しいと思っているのに、思わないように自分を罰する

◎疲れていてもさらに自分に鞭打つ

◎休むなんてとんでもない、他人の分まで背負って働く

◎私の気持ちよりもあの人の意見や気持ちが大切

というようなことが起き、最終的には

◎また嫌な残業を引き受けちゃった…

◎仕事に忙殺されて自分の時間が全く無い、疲れ果てた…

◎いやなのに、またうんと言ってしまった…

◎今日もまた本当にやりたいことをやってない…

◎自分のやりたいことなんて分からない、だってずっと他人の顔色ばかりを伺ってきたから

◎常に自分を駆り立て続けていないと、見捨てられてしまう

◎やってもやっても感謝されない…私なんて誰も評価してくれない

という現実が起きます。

今の苦しい現実がある、ということは、必ずその現実を引き起こしている「理由」が存在しており、それをつきつめていくと、このように、「他人の行動や発言」ではなく、

「自分自身が反応してしまっている態度が問題」ということがほとんどなんですね。

今回のコースでは、特に皆さんがこの「自分で自分を差し出したり、犠牲にしてしまっているのに、それに気づかないし、原因も分からず自分で止められない」ということを深く改善していきました。

嫌だと思うことを嫌だと感じ、自分が本当にやりたいことを選択しなおすということ…

隠されていた心の傷を見つけ出し、そこで創りあげていった自分のパターンを崩していったのです。

そして、コース修了後には、皆さんが自分のパターンに明確に気づき、それを変えていくための行動・言動・思考パターンに書き換えることが出来たのです。

このように、私たちは必ず、自分の人生を自分で創っており、それに気づくことができれば、人生はいつでも簡単に変えていくことができます。

決して今の自分が絶対ではありません。

まだ見ていない自分がきちんといて、その自分はやりたいこともきちんと出来ていて、他者からの意見から自分を守ることができ、そして、本当に望む人生のために自分の幸せのために頑張れる自分自身なのです。

シンデレラもかつては召使い、奴隷でした。

けれどもその選択を変え、自分の心に素直になり、自分自身で人生を変えると決断し、行動を起こしました。

皆さんも、どうか自分の中に存在している不幸のパターンに気づき、自分が許してしまっている不幸に気づき、

何よりもご自身のために、自分の未来のために、それを変えていく選択をさせてあげてほしいと思います。

それでは次回は、マリアージュコース3期の授業を元に、さらに「変わるためのコツ」についてお話させていただきたいと思います。

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