■私の不幸は誰のせい？ーあなたの苦しみは、あなたが原因ではないのです（魂の因果の法則）

いつもご覧いただきありがとうございます。
心の花嫁学校マリアージュスクールの斎藤芳乃です。

セミナーでもお伝えさせていただいたことですが、よく不幸の原因を「私が悪いのではないか」と責めてしまう方がいらっしゃるんですね。

これは、本当に難しい課題なのですが…

あなたの苦しみは、あなたが原因で作られたものではありません。

人は生まれながらに、とても純粋無垢で、何も知らない状態でこの世界に生まれてきます。

しかし、その世界ではさまざまな「生きるためのルール」や「価値観」が存在しているんですね。

そしてそれを知らなければこの世界で生きることができないために、あなたは生まれた瞬間から、この「生きるためのルールや価値観」を必死に学ぼうとします。

まずはじめは立って歩くこと、
あらゆる言葉を覚えること、
蛇口をひねれば水が出る、
信号は青になったら渡っていい…

こうした無数のルールを学ぼうとします。

しかしここで、ただ「世界で生きるためのルール」だけではなく、「考え方や行動の仕方」まで両親から学んでしまうんですね。

つまり…

世間はとても冷たくて、人は絶対に助けてくれないのよ！

という考え方であったり、

あなたは本当にダメな子ね！誰からも愛されないわ！

ということまで…

あなたはすべてを、両親や学校、社会といった「周囲の人々・環境を通して」学ぶことになるのです。

その結果、そこで教えられたことを元に人生を構築してしまい、

私は誰からも愛されない子なんだ
私は何をやってもダメなんだ
人はどうせ誰も助けてくれない
どうせ結婚しても離婚する
男は信じてはいけない

などの信念を自分の人生に植え付けてしまうのです。

だからこそ、あなたの不幸はあなたの責任ではなく、「あなたが誰かから教えられたことが原因となって、そもそもそこから不幸が始まっている」と考えていただきたいんですね。

ご自身をこれ以上、責めないであげてください。

人はあらゆることを両親から引き継ぐという、「世代間連鎖」のカルマを持っています。

カルマとは因果律であり、つまり、「物事の因（原因）があるところに果（結果）がある」というシンプルな法則です。

幼く純粋で何も知らないあなたが、両親や周囲、社会から、勝手に、本当にいつのまにか…植え付けられたものが不幸の根底の原因であることは、本当に多いのです。

もしも不幸の原因が自分にあるのならば、虐待された人が不幸になっている現状で、さらに「不幸なことはお前自身が悪いのだ！」というふうになってしまいます。

それは間違いです。そんなことがあっていいはずがありません。

自信がなく虐められる、意地悪をされるのであれば、

それはあなたが両親から「自信を持てるような愛情」「他者に対してNOを言える自尊心」を得られなかっただけのことです。

あなたの怯えた態度、
人が怖いと顔色を伺ってしまうところ、
恐怖のあまりに相手を先に攻撃してしまう反応、
自信が持てないためいつも自分から交流を持てないところ、
さらに自分を否定して誰にも助けを求めることができない、
酷いことを言われてもNOを言うことができない、

その時の視線、言葉、表情、姿勢、服装、髪型、雰囲気、エネルギー…

こうしたことが、あなたが「虐められる」という結果を作ってしまっているだけなのです。

反対に、もしもあなたが愛にあふれて自信にあふれた家庭に生まれたのならば、

「虐められたら言い返してやればいいの！そして、自分が悪くなければ、堂々としていていいのよ！」

そんなふうに笑いながら堂々と両親から教えられ、「虐められるのは虐める奴が悪いんだな！」とはっきりと思うことができるかもしれません。

これは、あなたのせいになるでしょうか？

そう、あなたのせいではありませんよね。

けれども、同時にこう考えてみましょう。

なぜ両親があなたに自信を持たせられなかったかというと、両親も、自分の親から愛や自信を与えられなかった。

だから、自分の子供に対して正しいやり方を教えようとしても、その方法が分からない。

その結果、親から親の持っている価値観をそのまま教えられたあなたは、親と同じように同じことに怯え、親と同じようなことで苦しみ、親と同じような態度をしてしまう…

ということが起きています。

そして、誰も正しい方法が分からないまま、それがずっと、親から子、子からさらに子供へと受け継がれてしまっている、という世代間連鎖がここには存在しているんですね。

これは、究極的に言ってしまえば、人類が命を引き継ぐ課程で、本当にやむをえずずっと繰り返し続けてしまった「自分は何も悪くないのに愛されない、幸せではない、幸せになれない」というパターン、つまり不幸のカルマなのです。

「誰が悪い？」「両親のせい？」「私のせい？」ではなく、

誰も悪くない。

けれども、誰も愛を知らないから、だから愛ある人生を生きられない。

誰も幸せになる方法を知らないから、誰も幸せになる方法を教えてくれない。

だからずっと不幸。

こういう因果なのです。

「ねえこれって誰が悪いの？」そんなふうに犯人捜しをすると、必ずそこには苦しみが生まれます。

不幸の原因がすべて自分のせいであるというのならば、清く美しく、本当に人に迷惑をかけずに生きている繊細な人が、なぜ虐められ続けてしまい、救われないという現実があるのでしょうか？

そう、ここからも分かるとおり、原因は自分にはないのです。

だからこそ、両親から教えられたとおりに愛されるパターンを知らず、自分を愛する方法も知らず、誰かにただ虐められるパターンを受け容れてしまっているのならば、本当に楽になれる新しいパターンを学んでいきましょう。

今までこのブログでも触れたことはありませんでしたが、私自身も決して何もない家庭に育ったわけではありませんし、大切な愛を失い、鬱病を患って、2年間ほど起きることもできない生活を経験したこともあります。

そういった経験があるために、ご相談にきてくださる皆さんがどんなに苦しいのか、自分のこととして理解することができますし、

同時に、「愛する」という方法を知ることができれば、必ず人生を変え、幸せになることはできるということを強くお伝えすることができます。

私はスクールを通して、私に関わってくださる皆さんが、

「過去にどんなことがあったとしても生き直すことができるように」

そんな育て直しをしていきたいと思っています。

決して、生まれつき恵まれて、運命に選ばれた特別な人だけがシンデレラのように幸福になれるのではなく、すべての女性が幸福になることが可能なのです。

さまざまな理由で、個人セッションやセミナーにお越しいただくことができない方も多いと思いますが、

ほんの少しでも、このブログや書籍を通じて、皆様が「本当の美しい、価値あるあなた自身として、生まれ変われる」そんなメッセージをお伝えしていければ幸いです。

今日もあなたが幸せを感じられる一日でありますように。微力ながらここで文章をつむがせていただきますね。

今後ともよろしくお願いいたします。

引き続き、特設サイトで第1章「自尊心を育てるー人生のヒロインとしての第一歩」無料ダウンロード&購入特典配布中です。