■他人のことに一生懸命で、自分自身の幸せを避けてしまうー幸せになれない隠されたメカニズム

いつもご覧いただきありがとうございます。
スピリチュアルカウンセラーの斎藤芳乃です。

人と人は、複雑に関係し合っています。

だからこそ、実は自分が意識していないようなところでも、「恋愛相手」以外のことを私たちは常に意識して、

その結果、自分の幸せにブレーキをかけてしまっている場合が多いんですね。

今回は、この人間関係から起きる「幸せになれない罠」についてお話していきたいと思います。

■他人のことに一生懸命で、自分自身の幸せを避けてしまうー幸せになれない隠されたメカニズム

人の中には、さまざまな感情が存在しています。

それは、誰かに対する嫉妬であったり、自分への卑下であったり、怒りや悲しみ、寂しさや焦りなど…

もちろん人間ですから、こういった感情を持つのは当然のことです。

けれども、こういった感情は、「個人個人でどう感じるか異なる」んですね。

例えば、学生のAさんが嬉しいと感じることと、社会人のBさんが嬉しいと感じることは異なります。

年齢、性別だけではなく、どんなふうに人生を生きてきたか、これまでの体験でも変わってきます。

それは、プラスのことだけではなく、マイナスのことに関しても同じです。

だからこそ、人がどこで悲しみや怒りを感じるか、というのは、他者がコントロールできるものではないんですね。

私たちは、他者の感情の責任をとることはできません。

けれども、目の前の人が例えば悲しみを感じていたりすると、それを何とかしようと頑張ってしまう人がいます。

相手が感じている感情に責任を感じてしまい、「自分がどうにかしよう」と、必死になってしまうんですね。

こういうことを繰り返していると、いつしか人生が「誰かのために何かをしてあげること」に必死になってしまい、自分自身の人生を生きる時間がなくなってしまいます。

私たちは等しく、幸せになる価値があります。

他者から、勝手に比較されたり、嫉妬されたり、加害者にさせられたり、被害者にさせられたり、必要以上に自分に依存してきたり、罪悪感を背負わされそうになったり…

けれども、どんなに望んだとしても、自分の人生の範囲以外のことに対して、人は責任を持つことはできません。

他者の感情は、あくまで「自分以外の人が感じているもの」なんです。

私たちが「こういうふうに感じてください」と言ったとしても、相手が違う感情を感じたいのならば、それを無理矢理変えることはできません。

本来は、それを認めて、相手をありのまま、そのままにしてあげることが大切です。

でも、どうしてもここでこだわりが出てしまい、「いや、本当はこう感じて欲しいから」「こう分かってくれ」と相手に無理強いをすることで、いつのまにか「恋愛以外のことに引っ張られてしまっている」という状態になるんですね。

これでは、本末転倒です。

人と人は、どう努力したとしても、違う人間です。

あなたはあなたで、愛する人を見つけ、その人と幸せになることを選択していいのです。

だからこそ、人の感情と自分の真実をわけ、幸せになっていいんだと自分に言い聞かせる必要があります。

そして、自分が「誰を信じるか」を、自由に選択していきましょう。

自分が高めあえる人や、自分にはない素晴らしい面を持っている人、尊敬できる人、自分の素晴らしい面を見てくれる人、人生の鍵となることを教えてくれる人、自分の気持ちを引き上げてくれる人、自分よりも少し先に進み才能を開花して活躍している人…

そして、互いの喜びを純粋に喜びあえる人。

例え、そういった経験が過去にだけあり、今は会えなかったとしても、

あなたが人生で出会った誰を信じるかによって、人生は劇的に変わってきます。

互いに足を引っぱりあうようなマイナスのつながりではなく、互いに認めあい、尊敬しあい、高めあえるプラス同士の関わりを大切にすることで、人生の質や出会い、天命をがらりと変えることができるんですね。

あなたは自分の意識を、どこにフォーカスしますか？

恋愛運と「自分が誰を信じるか、自分が誰と関わるか」は、切っても切り離せない問題です。

恋愛ではなくても、人との素晴らしい関係性があっただけで、たちまち人生が好転して行ってしまう、その先に運命の出会いがあったということも実際にはあるのです。

ただ恋愛にだけ目を向けるのではなく、あなたの「在り方」として、人生をより大きなスピリチュアルな視点で見て欲しいと思います。