シルクツアーレポート(全71頭、本文2万字以上、1000円公開中)
はじめに
シルクホースクラブの2024年募集馬の全頭分析【41~50】です。
期待値評価はS以上、A+、A、B+、B、C+、C、D+、D、Eの10段階です。
評価は、事前に基準を決め、機械的に出しています。(詳しくはこちら)
そのため、自分の評価と齟齬が生じる場合もあります。【総評】に書いてあるコメントが機械的に出した評価も踏まえた私の最終評です。
「期待値」という観点からの評価であり、馬の絶対能力を評価するものではありません。
そのため、価格の高い馬は必然的に辛口になります。
辛口評価であっても、その馬が能力の低い馬だと言っているわけではないのでその点は誤解なきようお願いします。
あくまで私個人の評価です。 『私を楽しむ。(それが競馬)』という昔のJRAのキャッチコピーのとおり、皆さんそれぞれの一番があるはずなので、皆さんの一番を大切にしていただければと思います。
ツイッターでは、シルクツアーの写真、動画などをアップ予定!
評価の見方
【馬 体】 カタログ写真
【牝 系】 母母を起点にした牝系ツリー
【価 格】 募集価格と一口価格
【血 統】 父と母父の組み合わせ
【厩 舎】 厩舎名 前年度厩舎リーディング
【馬 格】 誕生日
募集時馬体重
誕生日と募集時馬体重から推測されるデビュー時の馬体重
管囲(標準管囲との差)
【母能力】 母の最終クラス
獲得賞金
主に走っていた距離
【繁殖力】 牝系活力ポイント
母の出産時の年齢
第〇仔
仔の勝利数(左端が第1仔、Xは未出走引退、-は競争登録なしを意味する)
【人 気】 7/14時点での予測実績額、抽選確率
【総 評】 個人的な評価
評価一覧(41~50)
シ41 ワイルドラズベリー 牝 父ポエティックフレア 期待値C+
シ42 サンデースマイルII 牡 父ダノンスマッシュ 期待値E
シ43 プレインチャント 牝 父Sottsass 期待値D+
シ44 ヘヴンハズマイニッキー 牝 父American Pharoah 期待値B+
シ45 プリティゴージャス 牝 父Frankel 期待値E
シ46 ローブティサージュ 牡 父エピファネイア 期待値D+
シ47 ブランノワール 牡 父エピファネイア 期待値D+
シ48 ジェイウォーク 牝 父エピファネイア 期待値C+
シ49 タイタンクイーン 牝 父エピファネイア 期待値E
シ50 マンビア 牡 父キタサンブラック 期待値D+
個別評価(41~50)
シ41 ワイルドラズベリー 牝 父ポエティックフレア 期待値C+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】3000万円(一口6万円)【血 統】父ポエティックフレア×母父ファルブラヴ
【厩 舎】池上昌和厩舎 99位 10年目
【馬 格】3月3日生 422kg 予想馬体重450kg 管囲20cm(+0.58)
【母能力】OP 賞金8300万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力66pt 出産時16歳 第9仔 0X5-0X31-未
【人 気】第57位 実績予測53万円 抽優100% 一般33%
~総 評~
母は、桜花賞ステップの紅梅S、残念オークス白百合Sでそれぞれ勝利したOP2勝馬で、ローズSでも2着に入るなど、競争能力は折り紙つき。
牝系は、三代母からベッラレイヤが出ていますが、遠いですね。
ただ、母は当たり外れが激しいものの、5勝馬(父ロードカナロア、プロキオンS2着)1頭、3勝馬(父ルーラーシップ)1頭を出すなど、上々の繁殖牝馬です。
基本的にセレクトセールで出されていましたが、今年はシルクに回ってきました。
父ポエティックフレアについて詳しくはこちら
欧州色の強い種牡馬がSS後に日本で成功した例は少なく、その成功は懐疑的です。
馬格は標準よりもやや小さい程度、管囲は許容範囲。
可もなく不可もなくといったところ。
父ポエティックフレア×母父ファルブラヴってスピード足りますかね?
一応母母父にサンデーサイレンスは入っていますが、、、
しかし、母の競争能力、繁殖実績を考えると、3000万円は比較的安めではあります。
一般で拾えるなら考慮の余地ありといったところ。
シ42 サンデースマイルII 牡 父ダノンスマッシュ 期待値E
【馬 体】
【牝 系】(母のみ)リンク
【価 格】2500万円(一口5万円)【血 統】父ダノンスマッシュ×母父サンデーサイレンス
【厩 舎】嘉藤貴行厩舎 99位 3年目
【馬 格】2月9日生 397kg 予想馬体重440kg 管囲19.9cm(+0.71)
【母能力】未出走
【繁殖力】牝系活力95pt 出産時20歳 第12仔 73211-222X1X-
【人 気】第46位 実績予測85万円 抽優100% 一般4%
~総 評~
母は英国産のサンデーサイレンス産駒という珍しい出自で、英国で1勝。
母母は英国、仏国でそれぞれ重賞を1勝し、仔からも重賞馬を出すなど、牝系活力は十分です。
しかし、母母の初年度産駒は、父RainbowQuestですか、、、時代を感じます。
母は、初年度にチャレンジC勝馬フルーキーを出し、それ以降は大物は出さないものの、中央デビュー馬はすべて中央勝利を上げるという離れ業。繁殖能力は高く、1勝馬ながら母母からの活力をしっかり引き継げていると見て良いでしょう。
父ダノンレジェンドは、ロードカナロアの正統後継で、5歳暮れ~6歳春に香港スプリントと高松宮記念を連勝しており、晩成傾向が伺われます。ロードカナロア×ダンジグのスピード血統にスピード血統を掛け合わせた馬で、ロードカナロア以上に短距離に寄りそうです。
昨年度はダイワメジャーでカタログ発表時は馬格が小さかったのですが、ツアー時までに馬体重を盛りに盛って話題となりました。
本馬は、予測440kgとやや小さめです。この馬格ならまあ管囲はこれぐらいあれば大丈夫です。
高齢出産ということもあり、評価値は低めですが、とにかく堅実に走る馬を出す母なので、2500万円なら悪くない気がしますね。
シ43 プレインチャント 牝 父Sottsass 期待値D+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】3500万円(一口7万円)【血 統】父Sottsass×母父Gregorian
【厩 舎】稲垣幸雄厩舎 79位 7年目
【馬 格】2月27日生 424kg 予想馬体重450kg 管囲19.2cm(-0.22)
【母能力】仏重賞2勝
【繁殖力】牝系活力60pt 出産時5歳 第1仔
【人 気】第72位 実績予測0万円 抽優100% 一般100%
~総 評~
持ち込み牝馬の第1仔は、シルク、キャロットで募集されて、第2仔はサンデー、セレクトでというのは良く見られるパターンですが、欧州からの持ち込みの場合、その仔も欧州血統なので、これまでの成績は芳しくありません。
そのため、期待値は全体的に低めに出ます。
母は、仏国の短距離重賞を2勝しており、能力的には高い。
三代母まで遡ればブラックタイプはいますが、さすがに遡り過ぎで、母以外に近親の活躍馬はいないという評価で良いでしょう。
父は、凱旋門賞馬Scottsassで、血統構成は名種牡馬Pivotalを父父、Galileoを母父に持つ典型的な欧州血統です。日本ではいかにも鈍重な感じはしますが、父の全弟シンエンペラーは、京都2歳Sを勝ち、その後、今年度の日本ダービーで3着と高い日本馬場適性を見せています。
Pivotalといえば、ミッキーロケット(母父Pivotal)ですが、シルクでお馴染みのトリコロールブルも母父Pivotalでしたね。
これだけのサンプル数で日本の馬場と相性が良いといえるのかは微妙ですが、参考までに。
母父Gregorianは、デインヒル系みたいですが、調べてもどんな馬なのかよく分かりません。
産駒からは重賞馬が2頭(うち1頭は母)のみで、2頭とも芝短距離を走っているので、いわゆるデインヒルのスピード血統ということなんですかね。
ゴリゴリの欧州血統ですが、意外と日本と相性の良い血が入っています。
ただ、3500万円はお高い…
シ44 ヘヴンハズマイニッキー 牝 父American Pharoah 期待値B+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】3500万円(一口7万円)【血 統】父American Pharoah×母父マジェスティックウォリアー
【厩 舎】武井亮厩舎 19位 11年目
【馬 格】3月30日生 462kg 予想馬体重500kg 管囲20.4cm(-0.14)
【母能力】米GⅢ勝
【繁殖力】牝系活力40pt 出産時7歳 第2仔 0
【人 気】第58位 実績予測51万円 抽優100% 一般39%
~総 評~
ヘヴンハズマイニッキーは、輸入前のマジェスティックウォーリア産駒で、米GⅢ勝馬。
短距離重賞で何度も入着しており、かなりスピードがありそうです。
母母からは母のほかに3頭のブラックタイプが出ていますが、重賞勝ちなしの似非ブラックタイプなのは要注意。それらを踏まえると、牝系活力はまあまあといったところか。
初仔(父IntoMischief)はすでにGⅠレーシングで3200万円募集ですでに芝1200mでデビューしており4着。
勝利こそなりませんでしたが、早い時期にデビュー出来ているのは好印象。
父がアメリカンファラオに変わって、300万円アップは、種付料を考えたら疑問だけど、初仔はダート血統なのに馬格が小さかったというのが大きい。
本馬は馬格、管囲ともに十分。
第1仔が馬格に問題をかかえながらも競走馬として見どころのあるところを見せてくれると、第2仔の期待値は結構上がるのではないかと思ってます(データは取ったことないけど)
問題を挙げるとすれば、牝馬なのにほぼ間違いなくダート短距離に出るところ。
ダート短距離の牝馬限定重賞は日本には存在しないので、当たりを引いたときの当たり方が小さい。
とはいえ、この条件なら、怪我さえなければ未勝利で終わるパターンはあまり想定できず、確実性という意味ではかなり高い馬なのではないかと思います。
ここからツアーで人気上がりそうですが、今のところ一般でも可能性ありそうなのも良いですね。
シ45 プリティゴージャス 牝 父Frankel 期待値E
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】7000万円(一口14万円)【血 統】父Frankel×母父Lawman
【厩 舎】木村哲也厩舎 4位 14年目
【馬 格】1月31日生 491kg 予想馬体重500kg 管囲20.1cm(-0.44)
【母能力】英GⅠ勝
【繁殖力】牝系活力90pt 出産時5歳 第1仔
【人 気】第50位 実績予測73万円 抽優100% 一般27%
~総 評~
欧州血統の馬は評価の低い私ですが、Frankelだけは別です。
日本でからっきしだったガリレオとは違い、Frankelは、モズアスコット、ソウルスターリング、グレナディアガーズの例を挙げるまでもなく日本で確実に結果を残しています。
母は、2歳マイルGⅠフィリーズマイルの勝馬で、早くから動けそう。
牝系は、一応母母からリステッド勝が出てはいますが、他はぼちぼちといったところ。
基本的には母の競争能力に頼る形になるでしょう。
Frankelに母マイラーなら日本でもマイラーなんでしょうか。欧州系の輸入馬は、欧州での活躍距離よりも距離が長めにでることが多いですが、父Frankelならそのままか?一応カタログでも短距離と出ていますね。
馬格は芝を走る馬としては重すぎない500kgで管囲も許容範囲内。
ここまで条件は悪くない。
問題は価格。
芝短距離の輸入馬に7000万円行きますか?
まあ、この価格に関してはシルクは悪くなくて、今、Frankelの種付料は4000万円ですからね。
値段相応といえば値段相応なんだけど、うーーーん。手が出づらいですね。
シ46 ローブティサージュ 牡 父エピファネイア 期待値D+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】10000万円(一口20万円)【血 統】父エピファネイア×母父ウォーエンブレム
【厩 舎】中内田充正厩舎 3位 13年目
【馬 格】1月26日生 470kg 予想馬体重500kg 管囲21.1cm(+0.51)
【母能力】OP 賞金16990万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力91pt 出産時13歳 第6仔 421X-0
【人 気】第20位 実績予測215万円 抽優100% 一般1%
~総 評~
母は説明不要、ローブティサージュ。
阪神JF勝馬で、古馬になってからは短距離路線に進み、キーンランドCを勝利しています。
プチノワールは、大物こそ母しか出していませんが、アベレージの非常に高い繁殖で、牝系活力は、そこそこ高め。
母の仔は、母の血が強いのか、これまでマイル以下中心に使われています。
まだ大物は出ていませんが、ここまで421と非常に優秀な繁殖成績です。
ローブティサージュの仔は、昨年のラトラース(父キズナ)が最高傑作だという評価は新馬で2着に負けた今でも変わっていません。パドックであんなに大暴れして2着は逆にすごい(距離は気性で制限されそうですが)。
本馬も素晴らしいと思いますが、去年の出来に届いているかというとどうでしょう。
とはいえ、中内田厩舎継続で、馬格十分、管囲十分。
いつか大物が出そうなローブティサージュ仔
1億円…
高いけど、仕方ないかなと思う馬ですね。
シ47 ブランノワール 牡 父エピファネイア 期待値D+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】5000万円(一口10万円)【血 統】父エピファネイア×母父ロードカナロア
【厩 舎】辻野泰之厩舎 48位 5年目
【馬 格】3月17日生 399kg 予想馬体重450kg 管囲20cm(+0.44)
【母能力】OP 賞金7515万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力45pt 出産時7歳 第1仔
【人 気】第35位 実績予測109万円 抽優100% 一般1%
~総 評~
母は父ロードカナロアの4勝馬で、芝マイルを中心に使われて準OPを突破し、京都牝馬Sで3着に入っており、能力は間違いなく上位です。目立ち過ぎない成績がとても良いです。
プチノワール牝系で、姉に阪神JF勝馬ローブティサージュがおり、母母プチノワールが非常に仔出しが良い繁殖だったので、牝系活力は高いという判断で良いかと思います。
エピファネイアをつければ、芝中距離のイメージですね。王道路線、良いと思います。
データ的な期待値(D+)と私の評価が全然一致しない馬で、この母にエピファネイアで牡馬5000万円なら今年のシルク基準ならかなりお買い得な感じがします。一口10万円でお買い得に感じるの、感覚麻痺しててやばいなと思いますが笑
管囲はまあ、これぐらいあれば許容範囲内。
意外と人気がないのは、サイズのせいなのかもしれないですが、3月中旬の生まれで牡馬なら450kgぐらいは見込めそうで、減点材料にするほどもないです。初仔でこのサイズなら許容範囲内でしょう。
それほど人気になっているわけでもなく、人気の盲点な感じがします。
まあ、今年は芝馬に良い馬がたくさんいますからね。
第2仔で狙いたいお母さんですが、第1仔でもと思わせる条件です。
シ48 ジェイウォーク 牝 父エピファネイア 期待値C+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】7000万円(一口14万円)【血 統】父エピファネイア×母父Cross Traffic
【厩 舎】武幸四郎厩舎 19位 8年目
【馬 格】2月24日生 489kg 予想馬体重510kg 管囲21.2cm(+0.43)
【母能力】米GⅠ2勝
【繁殖力】牝系活力128pt 出産時7歳 第2仔 1-
【人 気】第41位 実績予測102万円 抽優100% 一般13%
~総 評~
母は、BCジュベナイルフィリーズ勝馬。
GⅠ内にもいろいろな格がありますが、繁殖牝馬としてはBCジュベナイルフィリーズ勝馬ほど期待できる馬はいないと思います。
母母からは、目立った活躍馬は目立った馬は母以外に出ていませんが、母は牝系活力の源泉になれるレベルの成績なので、それほど牝系の良さを気にする必要もないでしょう。
母父は平凡な成績のダート種牡馬であり、その意味では超良血といった感じではないです。
母の血統表にいわゆる人気種牡馬はおらず、血統はめちゃくちゃ地味ですね。
この辺りがノーザンが購入できた理由かもしれません。
母の初仔(父ドゥラメンテ)は、セールで3億円の値がついており、12月に新馬勝を決めています(その後若駒S5着)。市場からも非常に高評価であることが分かります。
馬格は予測510kg、管囲21.2cmととても良い数値です。
問題は7000万円という価格ですが、この母との組み合わせならやむを得ないのかなと思います。
日本でなじみのある血統との組み合わせの方が人気になりやすいですが、母は間違いなく超一流の成績を誇る
ただ、左前のオフセットは気になります。それなりに足元のリスクはあるかもしれません。
この価格だと欠点のなさを求めてしまいます。
シ49 タイタンクイーン 牝 父エピファネイア 期待値E
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】6000万円(一口12万円)【血 統】父エピファネイア×母父Tiznow
【厩 舎】池添学厩舎 19位 11年目
【馬 格】3月9日生 437kg 予想馬体重460kg 管囲20.1cm(+0.31)
【母能力】米未勝利
【繁殖力】牝系活力80pt 出産時18歳 第8仔 2-26--4X22-未
【人 気】第36位 実績予測108万円 抽優100% 一般4%
~総 評~
シ50 マンビア 牡 父キタサンブラック 期待値D+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】7000万円(一口14万円)【血 統】父キタサンブラック×母父Aldebaran
【厩 舎】斉藤崇史厩舎 33位 10年目
【馬 格】3月28日生 416kg 予想馬体重470kg 管囲20.2cm(+0.17)
【母能力】仏GⅢ勝
【繁殖力】牝系活力50pt 出産時15歳 第8仔 23424211
【人 気】第11位 実績予測353万円 抽優40% 一般0%
~総 評~
母は、仏芝1400mGⅢ勝馬で能力は十分。欧州の芝中距離重賞を取った馬は、日本ではスピード不足に陥りがちなので、欧州繁殖ならこれぐらいの距離を勝った母が一番良いですね。
この仔のセールスポイントは何と言っても母の繁殖成績にあります。
母は、大物こそ出していませんが、23424211という全世代でしっかり競走馬になる馬を出しつつ、1頭もクズを出さないという素晴らしい繁殖成績です。
2歳も早速勝ちあがっています。
ただ、産駒の傾向的にはマイル以下のスピードのあるタイプが多く、デビューは意外にも3歳未勝利デビューがちらほらいて、もしかしたら完成は遅めなのかもしれません。
全姉は芝短距離でOP入りしています。
馬格は、芝と考えればちょうど良いサイズ。管囲も問題なさそうです。
当初の想定よりも人気順が低い理由が測定416kgという馬格にあるなら、3月末生まれということもあり、ここから確実に大きくなるので、馬格は大丈夫だと思います。
ただ、キタサンブラックは決して成長の早いタイプの種牡馬ではないので、この母だとデビュー時期は早くはならなそうな気がしています。(全姉は早めですが)
この母にキタサンブラックなら未勝利は想像できず、確実性は相当高いのではないかと思います。
母が高齢の域に差し掛かっているのと、大物を出していない割には価格が高めという点と、全姉が短距離に出ているのが少し気になりますが、シルエットは短距離には見えませんけどね。