いよいよ明日から本格的にシルクの募集が始まりますが、その前に一度自分の出資馬の選び方を紹介しておきます。
データ派的出資馬の選び方
私の出資馬の選び方は圧倒的にデータ重視です。
① 過去のデータから募集価格を超過したケースが多いパターンを分析し、データ数や超過度合いで、項目ごとに重みづけをして一律評価
② ①の評価で一定水準以上の馬から、データでの解析が難しい牝系の分析、血統のニックス分析、歩様で最後のフィルターをかける
という方法で出資馬を決めています。
この出資馬の決め方で重要なのはとにかく①の精度です。
①の評価項目は以下のとおりです。
血統:種牡馬、母父
母:母年齢、〇番仔、兄弟成績、母勝利数
馬体:馬体重、故障
その他:生月、価格、牡牝(ダート種牡馬の場合のみ)、クラブ、調教師
血統
データ分析では、ニックスや牝系を一律評価することは非常に難しいので(そもそも私はニックスの存在に懐疑的ですし)、種牡馬と母父のみを評価対象としています。
種牡馬は、毎年期待値が変わるので、種牡馬としての能力をベースに募集価格の平均額や種付け料から期待値を毎年推測して評価値を決めています。
種牡馬としての能力の分析は以下の記事に詳しく書いています。
今年は、ヘニーヒューズ、ミッキーアイル、エスポワールシチー、ドレフォンがおすすめ種牡馬です。
母
母年齢:クラブでは高齢母の期待値の下がり方が顕著です。クラブには基本的に母高齢の産駒を回す場合は、出産適齢期に重賞馬を出しているケースが多く、価格も高くなりがちですが、高齢になって繁殖能力が落ちているので、期待ほどはというケースが非常に多いのです。
〇番仔:初仔、特に牝馬はNG。2番仔、3番仔が最も期待値が高くなります。
兄弟成績:研究中。当然、兄弟成績が上がれば走る馬の確率は上がりますが、当然募集価格も上がるわけで、どれぐらいが最もいい塩梅なのか研究中です。母高齢で平均勝利数が高いと期待値が下がるということは明確になっていますが、その他はまだ研究中です。
母勝利数:母が重賞バリバリだと募集価格が高くなってしまい、それほどおいしくはなりません。母が準OPで頭打ちぐらいがもっとも期待値が高くなります。
その他、私は、牝系のよさを重視していますが、データには落とし込みづらいので、最後のフィルタリングのところで考慮します。
馬体
歩様や筋肉の付き方などは定形化できないのでデータ分析には入れていません。
馬体重、管囲のみを評価対象としています。
なおデビュー時馬体重の予測は一口馬主DBのものを利用しています。
その他
生月:意外かもしれませんが、期待値という意味では遅生まれの方が高いです。遅生まれの方が獲得賞金は少なくなる傾向はあるのですが、馬格が十分に成熟する前に募集価格が決まるので、早生まれよりも明確に価格が安くなりやすく、期待値が高くなります。
価格:クラブ(正確には牧場)によって期待値の高い価格帯があるので、その価格帯は評価を上げています。
牡牝:全クラブを分析すると、牡牝での期待値の差はほとんどありません。ただ、ダートでの活躍が見込まれる種牡馬の場合、牡馬牝馬の差は大きいので、その場合は評価に差をつけています。
調教師:CPIに対して良績を残した厩舎の評価を上げています。参考
さいごに
人それぞれ色々な選び方があって楽しいですよね。
私は、募集期間中に色々な人の出資馬に対する評価や想いを読むのが好きなので、自分でも書きつつ、いろいろな人のブログを覗きに行こうと思っています。
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