【61-70】シルク2024年度募集馬全頭評価⑦ | バッタの一口馬主データ分析室

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私を楽しむ。それが競馬。

 シルクツアーレポート(全71頭、本文2万字以上、1000円公開中)

 

  はじめに

 シルクホースクラブの2024年募集馬の全頭分析【61~70】です。


 期待値評価はS以上、A+、A、B+、B、C+、C、D+、D、Eの10段階です。

 評価は、事前に基準を決め、機械的に出しています。(詳しくはこちら

 そのため、自分の評価と齟齬が生じる場合もあります。【総評】に書いてあるコメントが機械的に出した評価も踏まえた私の最終評です。

 

 「期待値」という観点からの評価であり、馬の絶対能力を評価するものではありません。

 そのため、価格の高い馬は必然的に辛口になります。

 辛口評価であっても、その馬が能力の低い馬だと言っているわけではないのでその点は誤解なきようお願いします。

 

 あくまで私個人の評価です。 『私を楽しむ。(それが競馬)』という昔のJRAのキャッチコピーのとおり、皆さんそれぞれの一番があるはずなので、皆さんの一番を大切にしていただければと思います。

 

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 ツイッターでは、シルクツアーの写真、動画などをアップ予定!

 
【全頭分析リンク集】

 

 

  評価の見方

【馬 体】 カタログ写真

【牝 系】 母母を起点にした牝系ツリー

【価 格】 募集価格と一口価格
【血 統】 父と母父の組み合わせ
【厩 舎】 厩舎名 前年度厩舎リーディング
【馬 格】 誕生日

      募集時馬体重

      誕生日と募集時馬体重から推測されるデビュー時の馬体重

      管囲(標準管囲との差)
【母能力】 母の最終クラス

      獲得賞金

      主に走っていた距離
【繁殖力】 牝系活力ポイント

      母の出産時の年齢

      第〇仔

      仔の勝利数(左端が第1仔、Xは未出走引退、-は競争登録なしを意味する)

【人 気】 7/14時点での予測実績額、抽選確率
【総 評】 個人的な評価

 

 

  評価一覧(61~70)

シ61 オーロラエンブレム 牝 父レイデオロ 期待値E
シ62 キラモサ 牡 父コントレイル 期待値D+
シ63 ラッドルチェンド 牝 父コントレイル 期待値C+
シ64 ロッテンマイヤー 牡 父リアルスティール 期待値A
シ65 メリーウィドウ 牝 父ルーラーシップ 期待値S
シ66 ウィキッドリーパーフェクト 牝 父シスキン 期待値C
シ67 クインアマランサス 牡 父サトノダイヤモンド 期待値S
シ68 トレジャーステイト 牝 父インディチャンプ 期待値A
シ69 アーデルハイト 牡 父ブリックスアンドモルタル 期待値D
シ70 グランデストラーダ 牝 父ハービンジャー 期待値B+

 

【全頭分析リンク集】
 

  個別評価(61~70)

シ61 オーロラエンブレム 牝 父レイデオロ 期待値E

【馬 体】

 

【牝 系】

【価 格】2500万円(一口5万円)
【血 統】父レイデオロ×母父ディープインパクト
【厩 舎】渡辺薫彦厩舎 129位 10年目
【馬 格】5月1日生 400kg 予想馬体重450kg 管囲19.8cm(+0.24)
【母能力】未勝利 賞金690万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力70pt 出産時9歳 第4仔 00未
【人 気】第78位 実績予測0万円 抽優100% 一般100%

~総 評~

 母は未勝利ながら、母母ブラックエンブレムの血統が評価されてノーザンファームに残れました。

 母母は、これまでウィクトーリア、マルーンエンブレムの項で触れたとおり、非常に優秀な繁殖成績であり、牝系活力は間違いありません。母の競争成績では頼りないので、牝系活力に全力サポートを期待したいところです。

 

 初仔はシルクで募集されましたが未勝利。その後はセールに回されてハービンジャー牝馬で4400万円、モーリス牡馬で6380万円とそれなりのお値段で取引されていますが、現状いずれも0勝と結果は出ていません。

 

 馬格は標準より少し小さいぐらいで、管囲も特段問題ありません。

 

 レイデオロ牝馬ということで全く人気がありません。

 まあ、この母の競争成績、繁殖成績なら、レイデオロ牝馬でなくとも、、、と思ってしまいます。

 

 同じく人気のないレイデオロ牝馬なら、ローザフェリーチェの方が期待できると思います。

 

シ62 キラモサ 牡 父コントレイル 期待値D+

【馬 体】

【牝 系】

【価 格】8000万円(一口16万円)
【血 統】父コントレイル×母父Alamosa
【厩 舎】高野友和厩舎 12位 15年目
【馬 格】1月27日生 483kg 予想馬体重510kg 管囲20.8cm(-0.02)
【母能力】豪GⅠ勝
【繁殖力】牝系活力50pt 出産時13歳 第6仔 1-1X1未
【人 気】第2位 実績予測1000万円 抽優37% 一般0%

~総 評~

 今年のコントレイルは牝馬3頭、牡馬1頭で、本馬が唯一の牡馬です。

 母は、NZ産の豪GⅠ馬です。豪州は、短距離路線と中距離路線との間に非常に大きなレベル差があるので、豪州の芝中距離GⅠは、額面ほどの評価は与えられませんが、そうは言っても能力は高めと評価してよいでしょう。

 

 母系に豪州らしくデインヒルが入っており、母父もNZで種付けされている種牡馬のようです。

 NZのレベルは決して高くないので、血統構成自体は日本で走るという観点で見ると地味ですね。

 3代母からニュージーランドで繋養されており、三代母は、重賞馬を複数出しているのでNZの中では優秀なお母さんだったようです。とはいえ、これを評価するとしても本馬からは遠いですね。

 牝系活力にそれほど大きくは期待できず、基本的には母の競争能力に頼るという形になるでしょう。

 

 父コントレイルについてはこれまで何度か触れていますが、強烈な個性があるというタイプの馬ではなかったので、母によって色々なタイプを出す種牡馬になりそうだなと思っています。それこそ、母によってはダート馬も出せると思います。

 

 母の産駒は、芝オンリーで使われており、間違いなく芝と見て良いでしょう。

 芝中距離に焦点が合った馬だと思います。

 

 馬格は、予測510kg、管囲20.8cmとグッドですね。かなり良い数値だと思います。

 

 ここまでセレクト中心に取引されており、現2歳の父キズナが6400万円で取引されています。

 そう考えると、クラブ募集でコントレイルの牡馬で8000万円というのはふっかけてきたなぁ…というのが正直な感想です。

 

 私は、コントレイルは活躍すると思っているので、今年1頭はほしいのですが、さすがに新種牡馬にこの価格はふかっけすぎでは?キタサンブラックじゃないんだぞ…と思ってしまいます。

 もちろん、コントレイルが、期待されたとおり(以上?)の結果を残せば、8000万円でも安いということにはなるんですが、期待しているとはいってもまだ未知数の新種牡馬に、平凡な繁殖成績の母で8000万円はコスパ評価という意味では高い評価はできません。

 

シ63 ラッドルチェンド 牝 父コントレイル 期待値C+

【馬 体】

 

【牝 系】

【価 格】6000万円(一口12万円)
【血 統】父コントレイル×母父Danehill Dancer
【厩 舎】福永祐一厩舎 初年度 
【馬 格】4月10日生 429kg 予想馬体重470kg 管囲19.8cm(-0.13)
【母能力】未勝利 賞金160万円 ダートマイル
【繁殖力】牝系活力96pt 出産時13歳 第9仔 0072011未
【人 気】第6位 実績予測598万円 抽優37% 一般0%

~総 評~

 母は、ダートを走って未勝利引退。競争能力は低いです。

 ラヴズオンリーミー牝系です。説明不要だと思いますが、母母からは、ラヴズオンリーユー、リアルスティールと2頭のGⅠ馬を出しており、重賞2着2回のプロディガルサンも出しています。

 日本有数の名牝系であり、牝系活力は抜群です。

 

 母からは、芝の長めか、ダートを走る産駒が出ており、スピードに若干の不安があります。

 そのため、ディープ後継のコントレイルはとても良い組み合わせだと思います。

 テルツェット(父ディープインパクト)という成功例がいるのも高評価です。

 母の成績は、テルツェットを抜けば決して良い成績とはいえず、三振かホームランかといういかにも牝系活力に頼った未勝利馬の繁殖成績といった感じです。

 毎年、産駒の見栄えはとても良いので人気になりますが、私は牝系活力とテルツェットが過大評価されている感じがあって、毎年食指はあまり動きません。

 

 昨年度はキタサンブラック牝馬で7000万円。今年はコントレイル牝馬で6000万円。

 

 これまたコントレイルの評価次第ですね。

 コントレイルがキタサンブラック並みだと読むなら1000万円安くなってお得ということになりますし、言うても新種牡馬でブラックボックスでしょという評価ならお値段お高めということになります。

 

 私としては、上に重賞馬がいて、三振かホームランか極端な繁殖というのは期待値的にはちょっと手が出づらいですね。

 馬体が分からないので、三振なのかホームランなのかの判断がつきません。

 ただ、福永厩舎にコントレイルですからねぇ…夢はあります。

 

シ64 ロッテンマイヤー 牡 父リアルスティール 期待値A

【馬 体】

【牝 系】

【価 格】4000万円(一口8万円)

【血 統】父リアルスティール×母父クロフネ
【厩 舎】池添学厩舎 19位 11年目
【馬 格】2月4日生 465kg 予想馬体重500kg 管囲20cm(-0.54)
【母能力】3勝C 賞金6035万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力55pt 出産時10歳 第3仔 10
【人 気】第16位 実績予測301万円 抽優55% 一般0%

~総 評~

 ここから74番まで高評価馬が固まっているゾーンです。

 母は、芝マイル前後で3勝。クイーンC3着もあり、早熟性も高めです。能力は高いと見て間違いないです。

 ビワハイジ牝系の傍流で、母母アーデルハイトもそれなりの繁殖成績を残しており、母の成績も合わせて考えれば牝系活力は引き継いでいると見て良いと思います。

 

 母の産駒は、ここまで父エピファネイアの牡馬で5500万円、父アドマイヤマーズ牡馬で3000万円と来ているので、父リアルスティールの牡馬で4000万円は、まあ標準でしょうか。

 

 母の仔は、ここまで2頭走っており、芝新馬戦で1着、2着と早熟性を見せています。

 デビューが早いというのは大きな強みです。

 第2仔エンブロイダリーは7/27に新潟未勝利で2戦目ということで、勝ったらさらに人気が上昇しそうです。

 

 ディープインパクト×StormCatの主な種牡馬は、キズナ、サトノアラジン、リアルスティールがいますが、いずれもダートでも走れる馬を出しているというところを見ると、母父Storm Catだとダートも走れる馬を出す傾向があるようです。

 実際リアルスティールからはダートの大物フォーエバーヤングを出しています。

 

 さて、本馬はどうでしょうか。

 父リアルスティール×母父クロフネだと、ダート色が結構強めな気がして、ダートに出る可能性もそれなりに高そうです。

 私は、馬体が見れませんが、さすがにこの馬の歩様が芝じゃなさそうということぐらいは分かります。

 

 歩様動画見るまでは、今年のエースはこいつかなと思っていましたが、思っていた形でなかったのは事実です。

 ちなみに、ロッテンマイヤーは、2024年にはクリソベリルをつけられており、ノーザンとしてはダートの繁殖牝馬として面白いのではないかと考えているようです。

 それでは、この仔は、、、と考えてしまいます。

 

 3勝馬の第3仔で、繁殖成績も滑り出し上々と条件は非常に良いので、期待値的に高い馬だというのは間違いありません。

 ただ、パールデューのところでも書きましたが、今年は芝馬がほしいんですよ。本当に。

 今年の自分のほしい馬との方向性が若干ずれており、現在非常に悩んでいます。

 ダート馬だとしても、リアルスティールでダート馬を狙いに行くのか?という葛藤もあります。

 もちろん、今後、オルフェーヴルみたいに、リアルスティールがダート種牡馬だという認識になっていく可能性はありますが、私はまだリアルスティールなら芝を追いたいです。

 とりあえず芝かダートかはツアーで確認ですね。 

 

シ65 メリーウィドウ 牝 父ルーラーシップ 期待値S

【馬 体】

【牝 系】

【価 格】3000万円(一口6万円)
【血 統】父ルーラーシップ×母父ゴールドアリュール
【厩 舎】松下武士厩舎 51位 11年目
【馬 格】3月31日生 448kg 予想馬体重480kg 管囲19.7cm(-0.56)
【母能力】3勝C 賞金6820万円 ダート中距離
【繁殖力】牝系活力0pt 出産時12歳 第5仔 42-1未
【人 気】第56位 実績予測54万円 抽優100% 一般19%

~総 評~

 母は、父ゴールドアリュールのダート中距離で活躍し、3勝を上げて準OP入りしました。能力的には高いと見て良いでしょう。

 

 牝系は、砂漠。

 本当に砂漠。

 なーーんにも活躍馬がいません。牝系活力には一切期待できません。

 三代母から日本で繁殖やってるのに、五代母がカタログにいるのはやばさの証明です笑


 母は、ここまで中央を走った仔は4勝(父ダノンレジェンド)、2(父ドレフォン)、1(父ドレフォン)と素晴らしい成績を収めており、牝系活力のサポートを一切受けられないにもかかわらず、安定した仔出しです。このタイプは珍しいですね。

 当然、仔はすべてコテコテのダート馬で、本馬も期待されるところはダートです(それだけに2年連続牝馬は痛い)。

 

 予測480kgはダート馬としても馬格は足りるでしょう。母は、毎年体の大きい、いかにもダート馬という馬を出すのですが、今年は比較的サイズは抑え気味ですね。(とはいえ、標準よりは大きいですが。)

 管囲は少し細いですね。このサイズだと最低でも20はほしいです。

 その点はツアーでよく見てきます。

 

 父ルーラーシップは、ダートが全くダメというタイプではありませんが、やはりメインは牝系からスピードを強化して、芝中距離で勝負したい種牡馬ですので、このダートゴリゴリの母に合うのかというと疑問が残ります。

 キンカメ系とゴールドアリュールの相性が決して良くないのもマイナスです。

 

 組み合わせを考えなければ、機械的な評価がSと出ているとおり、条件的にはとても良い馬だとは思います。

 ただ、血統面のアンバランスさだけが気になります。

 ツアーで馬格をよく確認して、ダートで十分やれると判断できれば是非出資したい1頭です。

 

シ66 ウィキッドリーパーフェクト 牝 父シスキン 期待値C

【馬 体】

【牝 系】

【価 格】2800万円(一口5.6万円)
【血 統】父シスキン×母父Congrats
【厩 舎】清水久詞厩舎 8位 16年目
【馬 格】4月24日生 415kg 予想馬体重460kg 管囲19.6cm(-0.19)
【母能力】米GⅠ勝
【繁殖力】牝系活力108pt 出産時15歳 第10仔 1200--0100未
【人 気】第47位 実績予測82万円 抽優100% 一般5%

~総 評~

 母は、米国AWGⅠ勝馬。

 ありましたねぇ、オールウェザー。。。一瞬で廃れましたが笑

 オールウェザーは、ヴィクトワールピサのドバイWC勝利でも分かるとおり、日本馬の適性が高く、母の日本適性も期待できるところです。

 母母からは、母以外に特段活躍馬はおらず、母の競争能力に頼るという形になるでしょう。

 

 母父CongratsはAP.indyの直仔でGⅡ勝のみ。その割には種牡馬としてはがんばりましたが、血統構成は地味ですね。母母父はStormcat直仔で血統自体はコテコテの米国血統ですが、母がAWGⅠ勝馬なので芝でもいけるんでしょうね。

 

 母は、第2仔でGⅠ昇格前のハートレーを出しました。

 しかし、ハートレーもホープスS以降は鳴かず飛ばず、ハートレー後の繁殖成績が000100では流石に…

 結構一流どころの種牡馬をつけられてるのですが、全然結果が出ていません。

 

 父シスキンの評価はこちら

 欧州の快速馬とこれまでにあまりないタイプなので、日本でも通用する可能性はありますが、私は欧州種牡馬は信用していないので、評価は高くありません。

 

 馬格は予測460kg、管囲19.6cmで、許容範囲内ですね。

 

 意外と一般じゃ取れないぐらいの人気になってるんですよね。

 まあ、一流厩舎だからというところですかね。

 私は、ピンときません。

 

シ67 クインアマランサス 牡 父サトノダイヤモンド 期待値S

【馬 体】

【牝 系】

【価 格】3000万円(一口6万円)
【血 統】父サトノダイヤモンド×母父キングカメハメハ
【厩 舎】池江泰寿厩舎 13位 22年目
【馬 格】1月14日生 467kg 予想馬体重490kg 管囲20.5cm(+0.1)
【母能力】2勝C 賞金3570万円 ダート中距離
【繁殖力】牝系活力40pt 出産時9歳 第3仔 X-1
【人 気】第32位 実績予測112万円 抽優74% 一般0%

~総 評~

 母は、ダート中距離を中心に走り、2勝Cでも3着があるなど、能力的には相応に高い。

 母母は、ヒカルアマランサス京都牝馬S勝馬で、アーリントンC勝馬のホウオウアマゾンを出すなど、二代続けての重賞制覇を達成しており、激押しできほどではないですけど、上位の牝系です。

 

 母の第1仔は父ジャスタウェイで競走馬になれず。

 しかし、第2仔でナダルをつけて新馬ダート勝を決めました。

 昨年のツアーで、第2仔の引手の方に、「芝ありますか?」と聞いたら、「いえ、ダート以外考えていません」と非常に気持ちの良い答えが返ってきたのを覚えています。

 

 そんなダート馬の母にヘニーヒューズをつけたのが本馬です。

 いかにもダート馬というでかいお尻が非常に好みで、、、、

 ん???父サトノダイヤモンド????

 絶対嘘。

 ぜーーーーったいに父サトノダイヤモンドじゃないだろ。

 このケツで父サトノダイヤモンドなわけがない。

 

 もしかして、、、お前、モルジアナなのか??

 ここにいたのか!!モルジアナ!!

 

 馬格も予測490kgで、管囲も20.5と十分。

 歩様もダートですね。可動域の狭いゴツゴツした歩様で、あまり芝を走っているところが想像できません。


 第3仔と走り頃で、牡馬の3000万円は安いですね~。

 しかも厩舎も一流どころ。

 

 父サトノダイヤモンドでダートで大物が想像できないので大当たりはどうかと思いますが、堅実に走ってくれそうです。

 

 ただ、今年は芝馬中心に買う年です(パールデューの項参照)。

 ダート枠はもうパールデューで埋まっているので、本馬には出資はしません。

 しま、、、せん。。。

 しないと、思います。

 するかもしれません。

 

シ68 トレジャーステイト 牝 父インディチャンプ 期待値A

【馬 体】

【牝 系】

【価 格】3500万円(一口7万円)
【血 統】父インディチャンプ×母父Oasis Dream
【厩 舎】奥村豊厩舎 52位 11年目
【馬 格】1月30日生 460kg 予想馬体重470kg 管囲20cm(+0.07)
【母能力】3勝C 賞金3055万円 ダートマイル
【繁殖力】牝系活力36pt 出産時11歳 第5仔 401未
【人 気】第23位 実績予測165万円 抽優63% 一般0%

~総 評~
 母は、ダート短距離で準OPまで出世した能力の高い競走馬でした。能力の裏付けは十分です。
 母母は、欧州で5頭出した後、ノーザンに買われて初めて生まれたのが母でした。
 母母は欧州で芝短距離GⅡを出しましたが、輸入後の繁殖成績は10202とぼちぼちの成績でした。
 牝系活力はそこそこ期待できるでしょうか。
 
 母は、初仔で毎日杯勝馬ピースオブエイト(父スクリーンヒーロー)を出し、非常に良い滑り出しを見せましたが、その後の2頭は期待されていたほどの結果は残せていません。 父スクリーンヒーローなら芝中距離が持ちますが、ダイワメジャー、サトノアラジンなら短い距離に寄ります。
 
 ステイゴールド系の種牡馬は、ドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップと充実していましたが、ドリームジャーニーは早々に種牡馬引退となり、オルフェーヴルはなぜかダート戦線に行き、芝でがんばれているのはゴールドシップのみです。
 成績の割には、がっかり感が強い結果になっています(ゴールドシップは日高中心にしてはがんばっていますが)。
 
 しかし、インディチャンプは、母ウィルパワーの血を強く受け継ぎ、芝マイルをメインの活躍の場としており、これまでのステイゴールド系とは切り離して考える必要があるのかもしれません。
 
 この母で父インディチャンプならマイルまでなんだろうと思っていますが、ステイゴールドは何をしてくるか分かりませんからね…
 
 馬格は、470kg予測で、管囲も許容範囲。
 
 上が重賞を取っている場合は、価格が高騰しがちですが、牝馬とはいえ、昨年のフィエールマン牡馬よりも500万円安く、思いのほか安く収まりましたね。
 母もまだまだ仔出しが落ちるような年齢でもないので、再来年ぐらいまでは狙えるんじゃないでしょうか。
 超大物が出るような父と母ではないので、抽優を使う馬かと言われると自信ないですが、コスパの良い馬だと思います。
 奥村豊厩舎はかなりお世話になっており、問題をかかえている馬を創意工夫でなんとかできる信頼できる厩舎だと思っています。

 

シ69 アーデルハイト 牡 父ブリックスアンドモルタル 期待値D

【馬 体】

 

【牝 系】(母のみ)リンク

【価 格】3000万円(一口6万円)
【血 統】父ブリックスアンドモルタル×母父アグネスタキオン
【厩 舎】坂口智康厩舎 108位 7年目
【馬 格】4月20日生 404kg 予想馬体重470kg 管囲19.6cm(-0.38)
【母能力】未勝利
【繁殖力】牝系活力157pt 出産時16歳 第10仔 13-230040-0
【人 気】第53位 実績予測67万円 抽優100% 一般16%

~総 評~

 アーデルワイゼロッテンマイヤーの母です。

 母はビワハイジのの直仔で、アグネスタキオンの最大の問題だった体質の弱さが出て、3歳夏デビューで惨敗し、そのまま引退。競争能力は低いです(体質も競争能力なので)。

 母母はビワハイジで、日本を代表する牝系。

 母は、アドマイヤジャパン、アドマイヤオーラ、ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴル、サングレアルという5頭の重賞馬を出しました。すごすぎる…

 母の競争能力には期待できないので、牝系活力に全振りする形ですね。

 

 母は、1323と非常に順調な滑り出しを見せたのですが、その後、00400と急に繁殖成績が悪くなりました。

 母は高齢の域に差し掛かる16歳で10番仔。枯れてないかは心配です。

 

 母父アグネスタキオンというと、ダートのイメージが強いですが、母の仔は基本的に芝に出ています。

 父ブリモルは、現役時芝馬だったとはいえ、米国血統なので、ダートでもつぶしがきくと思いきや、ダートの勝率はかなり低いです。

 それでいて出世した上級馬はダートという結局よく分からない成績でつかみどころがありません。

 

 上級馬ならダートという仮説で行くなら、母父アグネスタキオンは良いと思うのですが、母の仔は芝。

 父はダートでもつぶしが効くと思いきやダート勝率低い。だけど上級馬はダート。

 凸凹コンビですね笑

 こういう血統のあべこべ感はあまり好みではありません。

 

 馬格的には問題ないので、牝系に魅力を感じるならば。

 

シ70 グランデストラーダ 牝 父ハービンジャー 期待値B+

【馬 体】

【牝 系】

【価 格】3000万円(一口6万円)
【血 統】父ハービンジャー×母父ハーツクライ
【厩 舎】松永幹夫厩舎 23位 19年目
【馬 格】5月1日生 409kg 予想馬体重460kg 管囲20cm(+0.25)
【母能力】3勝C 賞金3292万円 ダート中距離
【繁殖力】牝系活力24pt 出産時7歳 第1仔 
【人 気】第49位 実績予測78万円 抽優100% 一般11%

~総 評~

 母は、父ハーツクライ×母父フレンチデピュティのダート馬です。

 3勝クラスで頭打ちになり、牝馬限定ダートに出走する機会を増やすために大井に移籍して、それなりに賞金を稼いで引退しました。競争能力は上位でしょう。

 三代母まで遡ると活躍馬がいるんですが、母母以降はぱっとせず、牝系活力にはそれほど大きな期待はできません。

 

 父ハービンジャーは、素直に芝繁殖と組み合わせるパターンの方が良績が出やすく、ダート馬との組み合わせは決して良い組み合わせとはいえません。

 とはいえ、母父ハーツクライですから、母母父フレンチデピュティがでなければ、そんなに血が喧嘩するということもないのではないかと思っています。

 そのあたりはツアーで見極めですね。

 

 問題は、初仔の牝馬という点。ここは減点材料です。

 ただし、馬格も管囲も許容範囲なので何とか許容できる範囲内か?

 

 人気はあまりありませんが、面白い1頭だと思います。

 厩舎も松永厩舎で最上位ではありませんが、十分期待できる厩舎です。牝馬の松永ですし。

 

 一昨年だったら2500万円だけどなぁーとは思いますが、今年のシルクの中では安価でよさそうな馬です。

 

 

【全頭分析リンク集】