シルクツアーレポート(全71頭、本文2万字以上、1000円公開中)
はじめに
シルクホースクラブの2024年募集馬の全頭分析【51~60】です。
期待値評価はS以上、A+、A、B+、B、C+、C、D+、D、Eの10段階です。
評価は、事前に基準を決め、機械的に出しています。(詳しくはこちら)
そのため、自分の評価と齟齬が生じる場合もあります。【総評】に書いてあるコメントが機械的に出した評価も踏まえた私の最終評です。
「期待値」という観点からの評価であり、馬の絶対能力を評価するものではありません。
そのため、価格の高い馬は必然的に辛口になります。
辛口評価であっても、その馬が能力の低い馬だと言っているわけではないのでその点は誤解なきようお願いします。
あくまで私個人の評価です。 『私を楽しむ。(それが競馬)』という昔のJRAのキャッチコピーのとおり、皆さんそれぞれの一番があるはずなので、皆さんの一番を大切にしていただければと思います。
ツイッターでは、シルクツアーの写真、動画などをアップ予定!
評価の見方
【馬 体】 カタログ写真
【牝 系】 母母を起点にした牝系ツリー
【価 格】 募集価格と一口価格
【血 統】 父と母父の組み合わせ
【厩 舎】 厩舎名 前年度厩舎リーディング
【馬 格】 誕生日
募集時馬体重
誕生日と募集時馬体重から推測されるデビュー時の馬体重
管囲(標準管囲との差)
【母能力】 母の最終クラス
獲得賞金
主に走っていた距離
【繁殖力】 牝系活力ポイント
母の出産時の年齢
第〇仔
仔の勝利数(左端が第1仔、Xは未出走引退、-は競争登録なしを意味する)
【人 気】 7/14時点での予測実績額、抽選確率
【総 評】 個人的な評価
評価一覧(51~60)
シ51 アンティフォナ 牝 父キタサンブラック 期待値D+
シ52 スナッチマインド 牡 父ロードカナロア 期待値C
シ53 プリモシーン 牝 父ロードカナロア 期待値D
シ54 グラマラスライフ 牝 父モーリス 期待値B+
シ55 サロミナ 牝 父キズナ 期待値E
シ56 プラウドスペル 牡 父ドレフォン 期待値C
シ57 フォトコール 牝 父ドレフォン 期待値E
シ58 ミスセレンディピティ 牡 父サートゥルナーリア 期待値C+
シ59 バラーディスト 牡 父サートゥルナーリア 期待値A+
シ60 ローザフェリーチェ 牝 父レイデオロ 期待値C
個別評価(51~60)
シ51 アンティフォナ 牝 父キタサンブラック 期待値D+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】6000万円(一口12万円)
【血 統】父キタサンブラック×母父Songandaprayer
【厩 舎】斉藤崇史厩舎 33位 10年目
【馬 格】2月1日生 467kg 予想馬体重480kg 管囲19cm(-1.07)
【母能力】1勝C 賞金980万円 ダート短距離
【繁殖力】牝系活力51pt 出産時15歳 第8仔 140530-1-
【人 気】第29位 実績予測129万円 抽優89% 一般0%
~総 評~
アンティフォナは、1勝馬で、1勝Cも10着と決して競争能力の高い馬ではありません。
しかし、ローズキングダム、リアルインパクトという決して成功したとは言い難い種牡馬で4勝、5勝(ラウダシオン)、キズナでも3勝馬を出し、繁殖成績は非常に優秀です。
仔は、全体的に短距離にかなり寄っており、芝・ダート問わず、1200~1400mを走る産駒をよく出しています。
母が高齢の域に差し掛かりつつありますので、その点をどれぐらい割り引くかですね。
とはいえ、馬格は十分で、予測480kgです。
ただ、管囲はかなり心配ですね…ソーディヴァインの次に心配な管囲です。
牝馬6000万円は重たいですね…
母は、かなり強めに短距離に寄った仔を出すので、キタサンブラック産駒とはいえ短距離に寄ってしまう可能性があるのはマイナスです。
牝馬の6000万円は芝マイル~中距離を走らないととてもじゃないですが回収できないので。
シ52 スナッチマインド 牡 父ロードカナロア 期待値C
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】6000万円(一口12万円)【血 統】父ロードカナロア×母父ディープインパクト
【厩 舎】安田翔伍厩舎 43位 8年目
【馬 格】4月24日生 409kg 予想馬体重480kg 管囲20cm(-0.12)
【母能力】OP 賞金10500万円 芝短距離
【繁殖力】牝系活力36pt 出産時12歳 第5仔 1-2X未
【人 気】第38位 実績予測107万円 抽優100% 一般7%
~総 評~
ロードカナロア産駒で久々に出資してみたいなと思った馬です。
スナッチマインドは、準OP勝馬、京都牝馬S3着に入った馬で、芝短距離で活躍した馬です。
母母アンティフォナは、先ほど話したとおり、小出しの良い繁殖で、ラウダシオンを出した繁殖です。牝系のサポートもそこそこ期待できそうです。
母の産駒の傾向は、アンティフォナの牝系らしく短距離に寄っています。
ここまで走った2頭は、馬格に不満があり、スナッチマインドの力を十分に伝えきれていなかったように思います。
その点、本馬は4月生まれながら409kgと、これからどんどん大きくなりそうで、480kgぐらいまでは行くのではないでしょうか。管囲も許容範囲。
私は、馬格はかなり競争能力に影響を与えるファクターだと考えているので、このように上の仔が馬格が不満にもかかわらずそこそこの結果を残している中で、十分な馬格の馬が生まれた場合はかなり注目しています。
データ的な期待値評価はCで、個人的な足切りラインなんですが、この馬はまだ切らずに残してツアーで話を聞いてみたいですね。
シ53 プリモシーン 牝 父ロードカナロア 期待値D
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】6000万円(一口12万円)【血 統】父ロードカナロア×母父ディープインパクト
【厩 舎】中内田充正厩舎 3位 13年目
【馬 格】2月18日生 414kg 予想馬体重440kg 管囲19.5cm(+0.36)
【母能力】OP 賞金20300万円 芝マイル
【繁殖力】牝系活力120pt 出産時8歳 第2仔 未
【人 気】第24位 実績予測156万円 抽優86% 一般0%
~総 評~
母プリモシーンは、マイル重賞3勝馬でモシーン牝系の代表馬。
昨年度は父エピファネイアの牡馬で1億2000万円とかなり強気な価格設定だったのですが、確かに馬の出来はかなり良く、実績ボーダーもかなり上位でした。
一方、今年は父ロードカナロアの牝馬で6000万円と種牡馬の格はそれほど変わらず、半額になりました。
牝馬の価格は概ね牡馬の7~8割程度になっているので、昨年度比だと3分の2ぐらいの価格になった感覚でしょうか。
この母にロードカナロアならマイル以下でしょう。昨年度のエピファネイアですら気性の問題でマイルかもしれないと言われていましたからね。
牝馬ならマイルを走れれば、オークス以外はなんとかなるので、大当たりもあるのですが、ただ、血統的には昨年度よりも確実に短い距離に寄るので、気性は要チェックです。
馬格はうーん、少し小さいですね。昨年度比での価格の安さはこのあたりに表れていそうです。
管囲のサイズ的にもそれほど大きくはならなそうです。
母活躍馬の第2仔なので、当然走る馬の確率は高いのですが、母が活躍しすぎてコスパが見合っているのかは微妙です。
データ的には少し手が出づらい。
そりゃー良い馬だとは思いますが。
シ54 グラマラスライフ 牝 父モーリス 期待値B+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】2800万円(一口5.6万円)【血 統】父モーリス×母父ハーツクライ
【厩 舎】斉藤崇史厩舎 33位 10年目
【馬 格】2月17日生 449kg 予想馬体重470kg 管囲20.2cm(+0.36)
【母能力】2勝C 賞金2320万円 ダート中距離
【繁殖力】牝系活力15pt 出産時8歳 第2仔 未
【人 気】第42位 実績予測97万円 抽優82% 一般0%
~総 評~
こういうのでいいんよ。
母は、未勝利のまま中央時間切れとなりましたが、地方出戻りを成功させると、そこから1勝Cを突破し、2勝Cでも3着3回と見どころのあるレースを見せました。競争能力は高めです。
母母はプリティカリーナで、大物こそ出さないものの、非常に堅実に走る仔を出す母で、牝系活力は悪くはないでしょう。
父モーリスは、牝馬次第で芝中距離も出せるので、母父ハーツクライで母がダート中距離馬ということであれば、芝中距離も狙える血統構成だと思います。もちろん、ダートに出る可能性もありますが。
馬格は470kg、管囲20.2cmと特段文句のない馬格で、問題ありません。
個人的には斎藤厩舎は結構信頼しているので、その点も後押ししてくれます。
条件揃ってますね。
今のところ、実績も100万円前後と中実績勢が届く範囲の実績ボーダーとなっており、価格も安いですし、実績で拾う枠としてはとても良い馬だと思います。
シ55 サロミナ 牝 父キズナ 期待値E
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】8000万円(一口16万円)【血 統】父キズナ×母父Lomitas
【厩 舎】池添学厩舎 19位 11年目
【馬 格】1月23日生 508kg 予想馬体重510kg 管囲21.3cm(+0.43)
【母能力】独オークス勝
【繁殖力】牝系活力206pt 出産時14歳 第10仔 240543X1未
【人 気】第13位 実績予測332万円 抽優70% 一般0%
~総 評~
母は独オークス勝馬でスピード能力がどうかなというところですが、競争能力は高め。
母母も重賞馬で牝系活力にも期待できる。
と、書きましたが、この馬はそういう話じゃなくて、これまでの仔の凄まじい成績がセールスポイントです。
重賞入賞馬4頭、サリオス(父ハーツクライ)が朝日杯含む重賞4勝。
240543X1なんてそうそう見ない繁殖成績です。
サリオスのイメージがあるので、でかい馬ばっかり出しているのかと思いきや、440kg前後の馬も出しており、それでいてそういう馬でもしっかり結果を出しています。
本馬は牝馬ながら現時点500kg越え。
これ以上大きくなると困りますが、馬格的には文句はないでしょう。
管囲も大きいので足元の不安は小さそうです。
問題は、牝馬に8000万円という価格です。
ほかのところでも書いていますが、上が結果を出した後の産駒というのは、母は変わっていないのに価格が上がるので、期待値的にはマイナス評価になります。
母年齢14歳というのはマイナス評価にはしていませんが、マイナス評価になるギリギリです。
これまでの母産駒の傾向からすれば、これ以上大きくならなければいかにも走りそうな馬だと思っていますが、この価格帯の牝馬は期待値的な評価では低くなります。
とっても良い馬だと思いますが。
シ56 プラウドスペル 牡 父ドレフォン 期待値C
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】6000万円(一口12万円)【血 統】父ドレフォン×母父Proud Citizen
【厩 舎】藤原英昭厩舎 15位 25年目
【馬 格】5月9日生 445kg 予想馬体重520kg 管囲21cm(-0.05)
【母能力】米GⅠ2勝
【繁殖力】牝系活力126pt 出産時18歳 第10仔 542014X0未
【人 気】第55位 実績予測54万円 抽優100% 一般35%
~総 評~
純粋な能力だけの評価であれば、今年のダート1番手はこいつだと思います。
母は米国牝馬三冠レース3つのうち、ケンタッキーオークスというBCフィリーズに次ぐ格のGⅠを勝っており、文句なしで一流の競走馬。
母母からは、本馬以外に重賞馬は出ていませんが、リステッド勝馬はおり、仔出しは悪くなさそうです。とはいえ、基本的には母の競争能力に頼る形でしょう。
母父Proud Citizenはゴーンウェスト系のゴリゴリのダート馬。地味な種牡馬で、母が断トツの稼ぎ頭ですね。
母は、ディープに4回つけても、未勝利の1頭を除いてすべてダート馬に出ているので、基本的にどんな種牡馬をつけてもダートに出る主張の強いタイプです。
父ドレフォンなら文句なしでダートでしょう。
馬格は予測520kg、管囲21cmでダート馬として文句なしの馬格。
昨年の母の仔はコンフォメーションに不安がありましたが、本馬は割ときれいなコンフォメーションでその点での不安はなさそうです。
しかし、360°ビュー復活してほしいですね。コンフォメーション見るのが大変です。
これまでディープインパクト、ドゥラメンテという母の方向性とかみ合っているとは言い難い種牡馬をつけられながらも結果を出してきた母ですから、方向性の噛み合う父に代わったのはとても印象は良いです。昨年度、引手の方も、ダートに寄せた配合の方が面白いのではとおっしゃってましたしね。
ダート馬に6000万円はあまりに高いので、その点をどう考えるかだけですね。
シ57 フォトコール 牝 父ドレフォン 期待値E
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】4500万円(一口9万円)【血 統】父ドレフォン×母父Galileo
【厩 舎】橋口慎介厩舎 15位 10年目
【馬 格】4月18日生 356kg 予想馬体重410kg 管囲19cm(+0.51)
【母能力】米芝GⅠ2勝
【繁殖力】牝系活力155pt 出産時12歳 第4仔 00未
【人 気】第83位 実績予測0万円 抽優100% 一般100%
~総 評~
母は父Gallileoの愛国産ながら、米国の芝を中心に走った馬で、米国芝マイル~中距離で重賞を4勝(うちGⅠ1勝)しており能力的には高いと見て良いでしょう。
母母は、愛国1000ギニートライアル勝馬で、その仔からも母以外に1頭重賞馬を出すなど牝系活力は高いと見て良いでしょう。
競争能力、牝系活力いずれも文句ないんですが、繁殖としてはここまで中央0勝と結果が出ていません。
初仔が牡馬8000万円、第2仔が牡馬でセレクトセールで1億3000万円、第3仔が牝馬ドゥラメンテで6000万円と高額で募集されてきたため、ドレフォン牝馬とはいえ価格が下がりきらずに4500万円という流れなんでしょうが、いや、、、流石に高すぎる。今年のシルク基準でも1000万円高いです。
これで馬格が良いならまだと思うのですが、予測410kgでは…
シ58 ミスセレンディピティ 牡 父サートゥルナーリア 期待値C+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】5000万円(一口10万円)【血 統】父サートゥルナーリア×母父Not For Sale
【厩 舎】寺島良厩舎 23位 9年目
【馬 格】1月20日生 488kg 予想馬体重510kg 管囲20.9cm(+0.03)
【母能力】亜GⅠ、米GⅠ勝
【繁殖力】牝系活力120pt 出産時15歳 第7仔 02011-未
【人 気】第12位 実績予測336万円 抽優46% 一般0%
~総 評~
母は米国芝GⅠ勝馬。アルゼンチンのGⅠは…賞金250万円とかですからねぇ…考えなくてよいでしょう。
牝系はアルゼンチンで繋養されてきた血統で、アルゼンチンならもう少し母母までにブラックタイプで真っ黒ぐらいの実績がほしいですね。牝系活力はぼちぼち、基本的には母のゲイムリーS勝に頼る形になるでしょう。
母父Not For Saleは、種牡馬としては全然大したことないんですが、ライフフォーセールとバラダセールという有名な繁殖牝馬がおり、母父としてそれなりに有名で、BMSとしてはダノンファンタジー、サトノフラッグなんかがいますね。
アルゼンチン自体は日本とは勝負にならないぐらい競馬のレベルは低いのですが、芝とダートの併用という日本の競馬体系と似ているところに特徴があり、意外とアルゼンチン繁殖からGⅠ馬が出ていますね。マルペンサ(サトノダイヤモンドの母)なんかもアルゼンチン牝系です。
おそらく血統の進化の仕方が日本の方向性と合致っしているんでしょう。
私は日本とは全く違う能力が求められる欧州で走った中途半端な繁殖牝馬を持ってくるぐらいなら、アルゼンチンの優秀な繁殖牝馬を持ってきた方が確率は高いのではないかと思います。
繁殖成績は可もなく不可もなくでしょうか。初仔0勝は仕方ないにしても、キンカメ、キンカメ、ハーツ、ドゥラメンテ、ドゥラメンテとつけられて0勝、2勝、0勝、1勝、1勝は、悪くないけど良くもないとよねという感じ。ちょっと寂しいよりかな。
仔は基本的にダートで出ています。
そして、本馬は父サートゥルナーリアの牡馬で5000万円。
悪くないですね。ドゥラメンテ牡馬で5000万円だったので、サートゥルナーリア牡馬で5000万円なら、価格が上がっていることを考えると、まあそんなものかなというところ。
この馬は父サートゥルナーリアをどう考えるかですね。
サートゥルナーリアがドゥラメンテ以上の種牡馬になる&芝馬で出ると考えるなら、5000万円はお買い得だと思います。
私も出資候補に入っています。
芝か、ダートかツアーで聞いてきます。
シ59 バラーディスト 牡 父サートゥルナーリア 期待値A+
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】4500万円(一口9万円)【血 統】父サートゥルナーリア×母父ハーツクライ
【厩 舎】吉岡辰弥厩舎 9位 6年目
【馬 格】2月28日生 442kg 予想馬体重490kg 管囲20.1cm(-0.21)
【母能力】3勝C 賞金3045万円 ダート中距離
【繁殖力】牝系活力85pt 出産時7歳 第1仔
【人 気】第3位 実績予測900万円 抽優23% 一般0%
~総 評~
えぇ…安くない?
先ほど話に出たアルゼンチン牝系のバラダセールが母母で、母は、その第3仔(父ハーツクライ)。
母母からは、サトノフラッグ、サトノレイナスといった大物も出ており、牝系活力は高いです。
母は、ダート中距離を中心に準OPまで出世しています。2勝クラスは人気薄での勝利で、準OPでは2桁着順続だったので、準OPでバリバリといった感じではありませんが、能力は高いと見て良いでしょう。
第1仔という点は割引が必要ですが、牡馬で馬格があれば問題はなく、本馬は予測490kgと文句なし。管囲はもう少し欲しいですが、まあ許容範囲内でしょう。
厩舎もまだ6年目ながら、ブローザホーンを代表格に多数の重賞馬を出している吉岡厩舎で、これからリーディング争いに間違いなく絡んでくる厩舎で、これ以上はないでしょう。
父サートゥルナーリア×母父ハーツクライというい字面も良いですね。
アルゼンチンから連れてきた繁殖に日本色を加えて、ここで焦点がバッチリ合うというイメージが出来ます。
父サートゥルナーリアもかなり好調ですし、来年からはこの値段では絶対買えません。
これは良い馬ですよ。これで価格が4500万円なんですからそりゃー人気です。
客観的なデータ評価に私の主観も交えた総合評価で言えば、今年度の中でトップクラスです。
欲しいですが、これは実績では届かなそうです。抽優か…厳しい戦いになりそうですね。。。
シ60 ローザフェリーチェ 牝 父レイデオロ 期待値C
【馬 体】
【牝 系】
【価 格】3000万円(一口6万円)【血 統】父レイデオロ×母父エンパイアメーカー
【厩 舎】藤岡健一厩舎 37位 24年目
【馬 格】4月30日生 443kg 予想馬体重490kg 管囲20.2cm(-0.25)
【母能力】1勝C 賞金610万円 芝中距離
【繁殖力】牝系活力80pt 出産時8歳 第4仔 10未
【人 気】第65位 実績予測0万円 抽優100% 一般100%
~総 評~
母は、父エンパイアメーカーで芝未勝利を突破しましたが、1勝Cでは通用せず、競争能力は高いとはいえません。
本馬の売りは、牝系ですね。
母母はバラ一族の本流ローズバトで、その仔からジャパンC勝馬ローズキングダムを出し、孫からも秋華賞馬スタニングローズを出しており、非常に活力の高い牝系です。
母の競争能力に不安があるので、その牝系活力が引き継がれているかは若干の怪しさを感じますが、走るなら牝系が理由ということになるでしょう。
繁殖成績は厳しい状況です。
ここまでエピファネイア、リオンディーズがつけられて1勝、0勝と結果が出ていません。
初仔なんかは馬格は問題がないんですけどね。
いずれもセレクトセールで1億円を超える価格で取引されており、期待されていたものの、結果が出なかった&牝馬ということでクラブに回ってきた馬です。一族が一族ですからポテンシャルはあると思いますけどね。
レイデオロ牝馬ということで全く人気はなく、一般でも無風で取れそうですが、無風で取れる中ではという限定はつくものの、馬格はそれなりにありますし、管囲も許容範囲内となれば、悪くはないと思いますね。
1年目、2年目の会員で実績を積みたいけど、1頭にどんと行くというよりかは頭数をそろえたいという方には悪くない1頭ではないでしょうか。