明けてからずいぶん経ちましたがおめでとうございますラブラブ

 

世間では陰謀論が渦巻いておりますが・・・

 

あのね、私は辞めませんので引退とか言わないでくださいね〜〜〜〜


かなり多くの方から「ご勇退おめでとうございます」と言われて困惑しております。大学は続けますので🥹お間違えなく。

 

洗足学園音楽大学では65歳以降はレッスンのみを受け持ちます。

したがってアンサンブルや授業は無くなります(なんでじや〜〜〜?)

 

GPT作

 

私が洗足学園音楽大学て教え始めたのは1992年、まだジャズコースが短大の頃からでした。山下洋輔さんと香取良彦さんに誘われて立ち上げに参加させて頂きました。まだまだ未熟な私に声をかけていただいてお二人には本当に感謝しております。

 

あれから(1992年から)数えると…34年ですわ(やば!)

 

最初は横浜市都筑区の仲町台に校舎がありました。みんな好き勝手に音楽三昧やんちゃ三昧思えば、天国のようなとこでしたね〜

 

その後溝ノ口キャンパスに移って色々あって、今に至るわけです…

 

今年度で私が34年続けてきたアンサンブルとHow to improvise & Compose の授業は終了します。

…が、レッスンは続けますのでご安心を!

 

もちろん私に習いたい人がいればCome on ! 来来!

これからも楽しいレッスンやりまっせ〜〜〜っ!

 

これからは、滞っていた本の執筆と、プライベート・レッスン(主にリモート)、そして社会貢献?に力を抜いて取り込んでいきたいと思っております。

 

「音楽って楽しいやろ?ってみんなに伝えたい!」これが私のモットーです。

 

これからもよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のHow To Composeで話せなかった、シンメトリック・オーギュメント・スケールの説明をします。

 

 音符音程が等しく並んでいるスケールをシンメトリック・スケールと言います。

 

音楽を聴く時、メロディに使われている音程なんて気にしていませんが、音程こそが音楽のキャラクターを作っていると言っても過言ではありません。

 

音程間隔がいびつに並んでるメロディと均等な物とは印象が違うのです。

 

それを作曲やアドリブや作編曲に利用して、この世の数多のサウンドは出来ています。

 

もし貴方が「あれ?」っと思うサウンドがあれば音程を調べて見れば「あれ?」の原因が見つかるかもしれません。

 

音符音程が等しく並んでいるメリット?

 

ディミニッシュやホールトーン等、音程が等しく並んでいるスケールはパターンが作りやすい(特にギター、ヴァイオリンなどの弦楽器)のですが、その理由として、ホリゾンタル(横方向)に移動するだけでシーケンス(繰り返し)が出来てしまうという楽器の特典?からなるものです。

 

ピアノやサックスは難しいフレーズでもキーを変えると弾きやすくなる事があります。その代わり簡単なフレーズのキーを変えると難しい運指になってしまう事もあります(移調が難しいという事)

 

それに対して、弦楽器は弾けない物はキーを変えても弾きにくいですが、弾けるフレーズはキーを変えて同じ運指で移動できてしまいます。

 

シンメトリック・スケールはそういう弦楽器の利点を生かす事が出来るスケールと言えるでしょう。

 

 

音符シンメトリック・スケールの構造

 

サイクルオブ5th(4th)の表を使うとシンメトリックの特徴がよくわかります。

 

12個の音を均等に割ると2.3.4.6.と言う数字になります。

 

 

オクターブを2で割る(+4)トライ・トーン

 

 

オクターブを3で割るオーギュメント・トライアド

 

オクターブを4で割るディミニッシュ7th

 

 

オクターブを6で割るホール・トーン・スケール

 

ルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルン

 

音符シンメトリック・オーギュメント・スケールを図でみるとこうなります。

 

 C+トライアドとB+トライアド

3+3=6音スケールです

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

音符シンメトリック・オーギュメントは次の様に見ると解り易くなります。

 

譜例1)Cシンメトリック・オーギュメントをBから並べてみる

B+がC+の為のアプローチノートになっています。

 

この要素を利用するとシークエンス・パターンを作りやすくなるのです。
 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

スケール内の音程は次の様になっています。

 

譜例2)音程が均一(-2,-3)

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

シンメトリック・オーギュメント・スケールはヘキサトニック・スケールでもあります。

 

ヘキサ(6音)トニック・スケールは2つのトライアド(3音)を並べる事によって作られます。

 

 

譜例3)C+とB+、2つのトライアドを足したヘキサトニック・スケール

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

シンメトリック・オーギュメント・スケールの中には3つのメジャー・トライアドがあります。

そしてこれは3トニックの関係にあります。

 

譜例4)

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

シンメトリック・オーギュメント・スケールの中には3つのマイナー・トライアドがあります。

そしてこれは3トニックの関係にあります。

 

譜例5)

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

音符Giant Steps(John Coltrane)は3つのトニックを持つマルチ・トニックの曲です。

C A♭E(原曲はB G E♭)のトライアドにドミナント7thコードを付けた循環コードに対してシンメトリック・オーギュメント・スケールをアプライする事が出来ます。

 

 

譜例6)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使った3トニックエキササイズ

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

音符その他スケール内のダイアトニック・コードを利用した様々なエキササイズを創る事が出来ます。

 

 

譜例7)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使ったダイアトニック・トライアド・エキササイズ

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

譜例8)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使ったダイアトニック・7thコード・エキササイズ

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

Cオーギュメント・スケールは次の様なコード進行の上で機能します。

 

||: C+ B+ :||

||: B+ C+ :||

 

||: C A♭E :||

||: C E A♭ :||

 

||: CM7 A♭M7 EM7 :||

||: CM7 EM7 A♭M7 :||

 

||: CM7(#5) A♭M7(#5) EM7(#5) :||

||: CM7(#5) EM7(#5) A♭M7(#5) :||

 

||: Cm A♭m Em :||

||: Cm Em A♭m :||

 

||: CmM7 A♭mM7 EmM7 :||

||: CmM7 EmM7 A♭mM7 :||

 

 

実際にいろんなシークエンス・パターンを創って、シンメトリック・オーギュメントのキャラクターを味わって見てください。(上記のコード進行を伴奏に使ってみてください)

 

 

譜例9)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使ったシークエンス・パターン1

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

譜例10)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使ったシークエンス・パターン2

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

譜例11)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使ったシークエンス・パターン3

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

譜例12)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使ったシークエンス・パターン4

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

譜例13)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使ったシークエンス・パターン5

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

譜例14)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使ったシークエンス・パターン6

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

譜例15)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使ったシークエンス・パターン7

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

譜例16)シンメトリック・オーギュメント・スケールを使ったシークエンス・パターン8

 

 

 

 

 

Q「ビバップ・スケールについてもう少し詳しく知りたい・・・」

 

前回記事について質問をいただきました。

 

本ブログ記事は主に私の指導学生からの質問に答えて書いています。そのため学校のみで扱う専門用語も時折出てきます。

 

一般の読者の方とも共有して、何かのお役に立てればいいな、と思って一般公開にしております。

 

ご理解の上お楽しみくださいませ。

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

ビバップ・スケールとは、コード・スケールに半音の経過音を加えた物です。

 

コード・スケールとは簡単にいえばコードにあったスケールですから・・・

 

メジャーコードにはメジャースケール

マイナーコードにはマイナースケール

ドミナントコードにはドミナントスケール

 

と言う事です。

 

それらに半音の経過音を入れるとは・・・?

 

メジャー・スケールは半音は6と5の間に半音を入れます。

 

譜例1)Major Bebop Scale

 

さて、何故こんな事をするのでしょう?と言うのが今回の質問です・・・

 

Bebopという音楽が流行った頃、様々な方法でコード進行に対するおもしろいアプローチが試されました。

 

管楽器奏者達はどうやったら「コード進行をシングル・ノートで表現できるか?」という超絶マニアックな試練に取り組んできたのであります。

 

ビバップ・スケールもその中の一つ・・・

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

半音を入れる事に寄って◯で囲んだ音を強調することになります。そしてそれらはC6と言うコードを表しています。

 

譜例2)Major Bebop Scale

 

何故強調されるか?・・・は、それらの音が強拍(down beat)に来るからなのですが、今はサラッと流して・・・

 

半音を一つ加えて8音スケールにする事に寄ってパッシングノートからコード・トーン(C6)へ均等に配分できる様になります。

 

と、言うわけでMajor Bebop ScaleはC6と言うコードを強調する為のスケールなのです。

 

ドミナントもマイナーも同じく・・・

 

譜例2)Dominant Bebop Scale

 

譜例3)Minor Bebop Scale

 

このようにビバップ・スケールの構造を理解する事でフレーズを創る時にもキャラを最大限に利用する事が出来ます。

 

要するに、C6のコードトーンをなるべく強拍に来る様に工夫すればBebop スケールのキャラクターを生かしたフレーズが作れると言う事ですね。

 

 Bebop のレジェンド達の演奏を聴いてみると、なるほどそうか!と思わされるところはいっぱいあります。

 

奇数拍(down beat)にコード・トーンを配置するようにパッシング・トーンを使う訓練は耳が慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、手始めにCharlie Parker. Clifford Brown.Pat Martino. 初期のMcCoy Tyner達の演奏を聴いて慣れる所から始めればいいと思います。

 

Charlie Parkerのフレーズをみてみよう〜

 

譜例4)Charlie Parker [Klaun Stance]

各フレーズの奇数拍(down beat)音符が殆どコード・トーンです。即ち Charlie Parker は意図してコードを強調しながら演奏していると言う事です。

 

譜例5)Charlie Parker [Donna Lee]

と、いうわけで、新入生のみなさん、入学おめでとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はBebop Scale と呼ばれる、ジャズのテクニックについてのお話しです。

 

Bebop Scale (ビバップ・スケール)とは何ぞや?

 

簡単に言えばドレミファソラシドをジャズっぽくする「スパイス」のようなものです・・・

 

は?

 

よけわからんわ ムキー

 

って事ですが…

 

Bebop Scaleの構造

 

私はアプローチ・ノートの使い方の一つとして考えております。

 

メジャースケールに代表されるFunctional Scale(機能的音階=コード進行を作る事が出来る音階)は7音階です。

その中にはトニック(主音)の三和音があります。

 

三和音の内

 

1と3は隣に半音があります。

 

譜例1)

1は7を

3は4を

 

それぞれLeading Note(導音)を持っています。

 

譜例2)

しかし5にはそれがありません。

 

譜例3)

そこで5にも半音のLeading Note を持たせると…

 

クロマチック・アプローチ・ノートを3和音(1.3.5)すべての音に付ける事が出来るようになります。

すると・・・

 

トニックの3和音(CEG)それぞれの音に半音(導音)が出来るのでコード・サウンドを強調しやすくなるというメリットがあるのです。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

代表的なBebop Scaleは以下4つです

メージャー、ドミナント、メロディック、ドリアン、4つのモードに対してアプローチ・ノート(半音)を追加します。

 

弾いてみてください。

(タブはあくまでも参考なので鵜呑みせず自分なりに他の運指も探しましょう)

 

メジャー・ビバップ・スケール = アイオニアン + ♭6(#5)

Major Bebop Scale(C6 CM7)

Optional Fingering...(その他いろんな弾き方が考えられます)

 7音スケールであるメジャースケールに1音足すと8音になり8分音符8個で次の9音目(次小節の頭)で同じ音に解決する様に演奏出来ます。

 

その他こんなビバップスケールが有名です。

 

ドミナント・ビバップ・スケール = ミクソリディアン + major7

Dominant Bebop Scale(C7 C7sus Gm7/C)

 

マイナー・ビバップ・スケール = メロディック・マイナー + ♭6

Melodic Minor Bebop Scale(Cm Cm6 CmM7)

 

マイナー・ビバップ・スケール = ドリアン + ♭6

Dorian Bebop Scale(Cm7 Cm6 )

 

ちなみに

 

Bebop Scaleは下降にて使われる事が多いです(その方がキャラが明確)

 

とにかく一度スケールをコードを鳴らしながら弾いてみてください。

 

特徴が良くわかると思います。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

Bebop Scaleの使い方

 

Bebop Scaleは「コード・スケール」に半音を加えた物というのが一般的な説明です。

コード・スケールとは、一つ一つのコードに対して適切なスケールを当てはめていくというテクニックですが・・・

 

例えば Dm7 G7 CM7 というコード進行の場合・・・

 

Dm7=D Dorian Bebop Scale

G7 = G Dominant Bebop Scale

CM7 = C Major Bebop Scale

と言う具合に各コードにスケールを当てはめて弾くというのです・・・

 

が、

 

そんなめんどくさい事をやっている間に嫌になってしまうのであります・・・

 

そこで、先ずはDominant Bebop Scaleから練習するとキャラクターに慣れていくと思いますのでお試しください。

 

Dominant Bebop Scale一発物の練習

 

Dominant Bebop Scale for C7(C7sus Gm7 C7… etc)

まずはこのスケールを使ってフレーズを創る練習をします。

 

Bebop Scaleはコード進行の細かい曲でも、一発物でもフィットするキャラクターを持っていて、パット・マルティーノ、クリフォード・ブラウンや 初期のマッコイ・タイナー等、ビバップ・サウンドの中核を成すものです。彼等の演奏を聞きながら、ビバップフレーズを自作してみてください。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

フレーズを創るときのコツは…

 

・奇数(強)拍、に追加した半音をなるべく使わない様にする(わざとやるのはOK!)

 

・コード・トーン1.3.5が奇数拍(1、3拍)になるようにすると安定したサウンドになる

 

気をつけるポイントは幾つかあるのですが、先ずはフレーズを弾いてみてキャラを掴んでから自作するといいですね。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

下記のエキササイズはDominant Bebop Scaleを使って創った物です。

コードを鳴らしながら弾いてみてください。

 

[C7]  [C7sus]  [Gm7 C7]等で使用出来るBebop Scale

 

(6)はわざとビバップノートからスタートしています。

 

 

 

慣れてきたらだんだんフレーズを長くしていきます。

 

13)

14)

15)

 

スケールの練習とは、スケールのキャラを知る練習といっても過言ではありません。

 

スケールを使ったフレーズを自作する事や自分の楽器内でランダムにスケールにアクセスする練習も欠かせません。

シークエンスやインターバルを利用して様々な方向からスケールのキャラに迫ってくださいませ。

 

私の無窮動シリーズにはビバップ・スケールを使ったフレーズがてんこ盛りに入っております。

お暇な方は覗いてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりの質問コーナーです・・・

 

質問がたくさんたまっていますので、とりあえず一つでも消化しないと・・・滝汗

 

Q「ソロ・ギターの作り方のコツを教えてください」

 

ソロ・ギターのアレンジは色々あります。

 

コツと言われてもこまりますが・・・

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

質問者の方のリクエスト曲が [Polka Dots And Moonbeams] なのでとりあえずそれを題材に一席・・・

 

Polka Dots And Moonbeams は 作曲Jimmy Van Heusen 作詞Johnny Burkeの美しいバラードです。

 

初めのモチーフがスケールを駆け上がるタイプの「出だし掴み系?」バラードの典型で、My one and only love やIn a sentimental mood等、印象に残りやすい、ズルい?曲なんです(良い意味で)

 

Bill Evans(p)のMoon Beamesというアルバムに入ってる名演が有名だと思いますが、Wes Montgomery の オクターブ奏法で全編弾き通す「This is Wes!」的?ヴァージョンもおすすめです。(Incredible jazz guitar of wes montgomery)

 

 

ソロ・ギターとは?

 

文字通り一人で弾くと言う事ですが、コードだけポロポロ弾くのではなく、メロディと伴奏を「一人で弾く」とてもハードな?状況と言う事です(ギタリストは共感すると思いますが…)

 

ギタリストにとってソロ・ギターはとてもハードルが高いのです。

 

両手を使って伴奏とメロディを弾ける(卑怯な?)ピア○とは違ってギターは左手で押さえた物を右手で弾いて初めて音になる・・・という誠に清々(キヨキヨ)しい楽器なのです。

 

そんなギターにとって一人で全てを奏でるソロギターは「あんなこといいな できたらいいな〜」っという魅惑のテクニック?でございます。

 

ギターを嗜む方は皆さん興味があると思います。と、言うのも、ソロギターに関する本は数多く出版されていて、良い本もたくさんあります。

 

クラシック・ギターはもちろんソロギターが中心ですので長い歴史で築かれた、技術と和声とセンスを勉強するには持ってこいですね。

 

かくいう私もクラシックギタリストの富川勝智氏と共著で「クラシックギターで奏でるジャズ・バラード・コレクション」という本を出版していますのでよろしくお願いします!

 

 

 クラシックギターの方がジャズを学ぶ、ジャズギターの方がクラシックの奏法を取り入れる、といった内容で、リハモやカウンターポイント的手法をてんこ盛りに使っています。

 

・・・・と宣伝をさせて頂まして、本題を。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

どのようにしてジャズのバラードをソロギターにアレンジするのか?「例えばこんなのあるよ〜」と言う物を紹介します。(曲全体の掲載はしません。最初の8小節を使って解説します)

 

上差し第一段階

メロディ& ルートの練習

 

まずはあなたが弾きたい曲のメロディとコードのルートを同時に弾いてみましょう。

 

譜例1)Polka Dots And Moonbeams 最初の8小節

ルートの音域はどこでも構いません。無理の無い(運指的に)範囲にあるコードのルートとメロディを弾いてみてください。

 

メロディはコードに関係ある音で出来ているのでルートも必ず近くにあります。

 

無理に指を伸ばさなくても構いません。出来る範囲で・・・

 

どうですか?2音で充分でしょ?

 

そうなんです、無理してコードをバチャバチャ弾かなくてもギターと言う楽器は2音で無敵なんです!(ギターの倍音最高!)

 

 

これだけではおもしろくないので・・・

 

 

上差し第二段階

ルートを発展させてメロディの対旋律を作る。

 

ルートから次のルートに行く間にどんな音が入るか?探してみてください。

新しく投入した音とメロディとのぶつかり具合は(今は)気にせず、ルートの動きに流れを作る(上がるとか下がるとか半音とか)ように工夫してください。コードと関係ない音を使っても全然OKです(後でリハモの種になるかも〜)

 

 

譜例2)各コードのルートの間にパッシング・ノート(青○)を加えた例

譜例1と見比べてみてどのように音を加えているかアナライズして見れば良いでしょう。

 

どないでっか?2音で充分でしょ?

 

メロディに対旋律を加えて対位法風にアレンジする「ジャズ・カウンター・ポイント」と言う授業がバークリーにあって、色んなアレンジして遊んでましたが、利用率の高いテクニックで費用対効果抜群?です。

 

えーこれで終わり?

 

・・・じゃなくて、

 

ここからいよいよリハモナイズのコーナーなんですが、

 

上差し第三段階

 

ちょっと考えてください…

 

メロディとルートは既にあなたの左手の中にあります(よね?)

 

コードは、その2音の間にあるのです(よね?)

 

 

 

そうです2音決まったら、その間を埋めれば良いだけです。

 

メロディとルート、2音で充分・・・でしょ?

 

と言う一席でした。

 

メロディとルートの2音間をコードで埋めてリハモした例

 

 譜例3)

 

かなりマニアックな内容になりましたが、さらに興味のある方は「クラシックギターで奏でるジャズ・バラード・コレクション」をのぞいてみてください。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

私の新しい本が出ます。

 

全く新しい書き下ろしフレーズで作ったベースの為の無窮動です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回の続きです。

 

ギターという楽器は

 

「左手は脳、右手は口・・・?」

 

又は・・・

 

「左手は選択、右手は実行・・・?」

 

あるいは・・・

 

「左手はコモン、右手はジャンル・・・?」

 

と、申します・・・・

 

 

びっくり「は??」

 

プンプン「何言ってんの かわかりまてん?」

 

滝汗 要するに、とどのつまり・・・

 

コードを押さえるのは左手ですが、それをリズムに、あるいはジャンルにするのは右手の仕事です。

 

同じCMaj7でも右手の弾き方によって、ジャズになったり、フォークになっり、ボサノバになったり・・・するでしょ?

 

びっくり上差し「あーなるほど、フィンガー・スタイルカッティング(Stramming) みたいなことね〜」

 

グッウインク そう!それです!

 

ギターはいろんなジャンルの音楽で活躍している凄い奴なんです。

 

ロック、ジャズ、フォーク、カントリー、ボサノバ、クラシック、メタル、R&B、ファンク、ブルース、スパニッシュ…ぜーんぶ語尾に「ギター」が付きます(よね?)

 

(メタル・クラリネットやフォーク・トロンボーンとか聞いたことないでしょ?)

 

(その内、AKBギター とか 吉本ギターとかできるかもよ…?)

 

ギターがいろんなジャンルを跨ぐことが出来る理由のひとつが「音色」です(エフェクターもあるでよ)

そしてもう一つ「多彩な奏法」がそれを可能にしているのです。

 

殆どのギター奏法といえば、右手についてなのです (だって左手はただ押さえるだけだもん)

 

右手の奏法がリズムを生み出し、それぞれのジャンルの特徴を表現しているのですよ〜

 

「ギターって素敵!ラブ

 

筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉筋肉

 

 

と、いうわけで、今回はボサノバの右手についてお話をします。

 

前回はこちらのパターンを紹介しました。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

譜例1)パターンA

注)親指とその他(人中薬)の指を交互に動かすだけですが、感じを出す為に(人中薬)が弦をはじく前に弦をタップ(軽く叩く)する様にするといいです(言葉で伝わらないので実際のボサノバを聞いてくださいね)

 

注)4拍目の裏のアクセントは常に次のコードを弾く様にすると言う事です。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

右手のパターンは他にもあります。

 

例えば・・・

 

譜例2)パターンB

譜例3)パターンC

譜例4)パターンD

 

いずれのパターンも簡単に弾く事ができると思います。

 

これらのパターンを組み合わせていろんなボサノバのバッキングができると言う訳です。

 

組み合わせるときはパターンの半分(2拍)づつを組み合わせます。

 

譜例5)C,Dで作ったシンプル・パターン

注)The Girl From Ipanem(Stan Getz · João Gilberto)のイントロはこのパターンです。

 

 

 

 

上差しその他のパターン

 

譜例6)D,C,C,Aで作るとこうなります。

 

譜例7)上記の譜例6の逆 C,A,D,C,で作ると・・・

はじめのうちは右手だけで、コードを押さえずに左手を軽くフレットに触れてミュートの状態でリズム・パターンを練習するのも良いでしょう。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

 

それでは実際にコード進行に当てはめてみましょう。

 

譜例8)Shell Chord での ボサノバ・バッキング

 

譜例9)トップ・ノートで(半音の)ガイド・ラインを加える

 

譜例10)Shell Chord での ボサノバ・バッキング(譜例8の1、2小節目をひっくり返したもの)

 

譜例11)トップ・ノートで(半音の)ガイド・ラインを加える

 

以上初心者にもできる?ボサノバのバッキング(Bossa Nova Comping)でした。

 

と、ここまで話して今更ですが、私自身ボサノバはそんなに得意なほうではありません。

ボサノバ及びサンバ、サルサ、ショーロ、タンゴ等、俗に言うラテン音楽はとてつもなく奥深い音楽ですし、素晴らしい音楽家もいっぱいいます。本当は楽譜に書けない部分が多い音楽なので、聴く事が一番の勉強になります。

 

今回のQ&Aはそれらの入り口としてやっていただけたらと思います。

 

Bossa Nova Compingに関して、私のおすすめアーティストをいくつか紹介しておきます。

 

是非聞いてみてください

 

ルイス・ボンファ

 

 

バーデン・パウエル

 

ジョアン・ボスコ

 

トニーニョ・オルタ

 

ギンガ

 

 

無窮動シリーズもよろしくお願いします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q「ボサノバのバッキングを教えてください」

Q「貝の和音(Shell Chord)はボサノバでも使えますか?」

 

ボサノバに関しては以前にも記事で取り上げましたが、今回は初心者にも出来るボサノバのシンプル・バッキングを紹介します。

 

ギタリストのマスト・アイテムとも言えるボサノバ・バッキングですが、ボサノバと言う音楽は「弾き語りから生まれた」といっても差し支えないと思います。

 

代表者(というより元祖)はこの方・・・

 

João Gilberto

 

 

 

プンプン「ボソボソって、何言ってんのかよーわからんわ!」

 

滝汗 そ、そこが良いんですよ、ボサノバって・・・

 

Bossaは「隆起、こぶ、波(流行)」Novaは「新しい」

 

・・・だそうです。

 

1950年代後半から流行した結構新しい音楽なんですよね〜

 

えー「そんなことええから、ボサノバの伴奏!早よ」

 

ウインク ハイ

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

上差し先ずは右手のパターンを一つだけ覚えてください

 

譜例1)

親指1回、その他(人中及び薬指)2回を交互に弾くだけです(簡単〜)

 

ピックを親指の代わりに使っても構いません。

 

言葉で言うと「ドチャッチャ、ドチャッチャ」みたいな・・・?

 

親指が小節の 1、3拍を担当しているのでメトロノームを1、3拍で鳴らしながら練習しましょう。

 

 

上差し続いては 左手=コードを押さえます

 

譜例2)まずはShell Chordでやってみましょう〜

注)矢印はコードを変えるべきアクセントの場所

 

注)コードは4拍目の裏で変える様にしますが、ここが初心者の方は難しいかも知れませんがゆっくりとやって感じを掴んでください。

 

 

譜例3)ベースを1度5度に

注)ルートのみの時とコード・フォームは少し変わります。

 

ご質問にあった「貝の和音(Shell Chord)はボサノバでも使えますか?」ですが、どうでしょう?Shell Chordだけでも充分良いでしょう?

 

ウインク「シンプルでやり易い・・・けど」

えー「ボサノバってもっとテンションとか使ってない?」

 

滝汗 は、はい、今からそれを説明します・・・

 

 

上差しトップ・ノートに工夫を加える・・・

 

譜例4)トップノートをなるべく半音で繋げる・・・

 

トップノート(コードの一番上の音)を裏メロの様になるべく半音にするとグッとボサノバ感が増します・・・

 

譜例5)Shell Chord+1で4声に・・・

譜例6)Shell Chord+1で4声に・・・

譜例7)Shell Chord+1で4声に・・・

注)基本はShell Chord + テンションでトップ・ノートを半音になる様に選定する

注)メロディの伴奏の際は邪魔をしない様に気をつける事

 

と、言う訳でもう一つ例を上げます

 

譜例8)

 

先ほど紹介したJoão Gilbertoをお聞きになれば分かると思いますが、親指の1、3拍は殆ど守られますが、アクセントのリズムはいろんなヴァリエーションがありますので、本日の基本が出来る様になったらDIYしてみてください。

 

ヴォイシングやリハモナイズなど様々なジャズ・アプローチを加えると面白い伴奏が出来ると思います、がそれはいずれ又の機会に紹介したいと思います。

 

私の若い頃(1980年くらい)「カリオカ」という ラテン・フュージョン・グループでかつやくされたギタリストの佐藤正美さん著のこの本はボサノバ・ギターの優れたアレンジ譜が多数掲載されています。"カルティーク"というアルバムが好きでよく聞いていました。

 

 

無窮動シリーズもよろしくお願いします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

偉大なるギタリスト!ジョー・パスの真似をしてみよう〜

 

星星星星星

 

ジョー・パスというギタリストは本当に迷惑な方で、1973年発表のアルバム「ヴァチオーソ」以降、ギタリストがやらなければならない事が増えてしまいました。

 

全く、チャーリー・クリスチャン、ウエス・モンゴメリー、ジム・ホールのような偉大な方々は迷惑な人達であります。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

ジョー・パスと言えばソロギター!

 

私がジョー・パスと出会ったのは中学の2、3年生の頃、友達と行ったスキーのロッジでレコードがかかっていたのです。その時のギターが頭から離れなくて難波のミヤコ楽器で手に入れたのが「ヴァチオーソ」です。

(心斎橋の人の波、諸行無常の響き有り・・・?)

 

名盤中の名盤で、まるでギター・テクニックの百科事典のようなアルバムですが、それまでの「ソロギターは地味」というイメージが根底から覆されました。

 

ジョーパス以前のソロギターと言えば、きっちりとアレンジされた真面目な音楽というイメージでした。

 

[Merle Travis]  [Chet Atkins] 等のカントリーギターの達人や、もちろんクラシック・ギター等の一人で奏でるギター・スタイルは昔からありましたが、インプロヴィゼーション(即興)でしかも自由自在!天衣無縫!めちゃおもろい!というギタリストは私の知っている限りでは彼以外、居なかったのです(個人的には・・・)

 

(Barney Kesselもコード・メロディを駆使してとても素晴らしいソロギターを残しています)

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと


ジョーパスの技は聴いている分にはトリッキーなのですが、やってみると非常にロジカルで無駄の無い動きから出来ていますので、結構初心者でも使える様になると思います。

 

特筆すべきは彼の多彩な右手のテクニックです。

いわゆるフィンガーピッキングとは少し違ったテクニックなのですが、パターン化せずにスーパーフレキシブルなフィンガーピッキングで [Chet Atkins]とも、はたまたクラシックギタリストのそれとも違うユニークなものです。

 

指を使った、スイートなストラミングも随所で使っていますし、まさにマスター・オブ・カンピング(伴奏の達人)の称号にふさわしいギタリストですね。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

彼の素晴らしいテクニックの一つとしてベースラインと伴奏を同時に弾く技!があります。

 

名付けて

 

「ベース・ライン & カンピング」

 

ベースラインとカンピング(伴奏)を同時に演奏する奏法で、ジョーパスの十八番テクニックです。

 

例えばこんなベース・ラインがあったとしましょう。

 

譜例1) シンプル・ベース・ライン

 

これにカンピングを足す訳ですが…

 

まずは次のようなコードを覚えてください。

 

譜例2) ルート、3度、7度の 3ノート・ヴォイシング

譜例3)コードとベース・ラインを 合体させると・・・

こうなります。

 

ベース(下向き符尾)は親指又はピックで、コードはそれ以外の弾き易い指でやってみてください。

 

ベースはテヌート(長く)コードはスタッカート(短く)で弾くのがコツです。

 

上記の譜例3)に慣れて来たら、アプローチノートを使ってジャズのウォーキング・ベースっぽくしてみましょう。

 

譜例4)アプローチ・ノートで ベース・ラインらしく

ここまでがベースライン&カンピングの初級編です拍手

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

以前の記事でベースラインの説明をしましたが、ここでは簡単にギター用ウォーキング・ベース・ラインの作り方をタブ譜と共に説明します。

 

ウォーキング・ベース・ラインとは、4つの音でコードを表現します。

4つの音をどうやって選ぶか?

 

次に4つのルールを記します。(AN=アプローチノート)


 

上記のルールに則って実際の例を作ってみましょう。

 

譜例5)R-AN-5th-ANを使ったウォーキング・ベース・ライン

 

譜例6)R-3rd-5th-ANを使ったウォーキング・ベース・ライン

譜例7)R-2nd-3rd-ANを使ったウォーキング・ベース・ライン

 

 

アプローチ・ノートは上からでも下からでも構いません(それによってヴァリエーションが作れます)

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

カンピング(アクセント)の位置も変える事が出来ます。

 

譜例8)1、3拍目にカンピング

 

譜例9)裏アクセントをアンティシペーション(先行音=次の小節のコードを半拍前にずらす)

 

ジョーパスがこのテクニックを使う時はピックを使わず全部指で弾きます。

爪ではなく指の腹で弾く柔らかい音ですが、ギターのトーンコントロールを硬めで弾くので固い音をソフトに弾くのが彼の特徴です。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと


ベーシストの為の無窮動もありますのでベースでジャズフレーズを弾きまくりたい人は是非お試しあれ!

 

私とクラシックギタリスト富川勝智氏の共著のこちらの本には Everything happens to me や Someone to watch over me のアレンジで本日のベースラインのテクニックを使用してますので、興味のある方は是非〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q「半音の使い方」

 

今回は3人の方からの質問です。

 

Q 1=ギタリスト)

「自分はいつもペンタ中心にアドリブしてますが、知人に『もっとクロマチック・スケールを使ってジャズっぽくした方がかっこいいよ〜』と、アドバイスされたのですが意味がわかりません」

 

Q 2=ピアニスト)

クロマチック・スケールアプローチ・ノートは同じですか?」

 

Q 3=ギタリスト)

「半音を使ってアウトしたい」

 

と、いうことで、今回は半音について

 

1. クロマチック・アプローチ・ノート(Chromatic Approach Note)

2. コードとクロマチック・アプローチ・ノート

3. スケールとクロマチック・アプローチ・ノート

 

世間ではクロマチック・スケールという謎の名前で恐れられていますが、半音は調性の中ではアプローチ・ノートと言う名前で活躍しています。

 

半音とは短2度ですが、濁り度マックスの音程でコードの内声に短2度をぶつけると明らかにヤバイです。

 

しかし、その音を隣の音に移動するとコード・トーンの邪魔をしなくなるので間違いが解消されてホッとします。

 

密を避ける訳ですね・・・ガーン

 

調性 (key) がある曲の中に出現する全ての音は、必ずそのキー又はコードに対して機能的に働きます。

 

真顔12音全てが何らかの意味を持って使用する事が出来る、という事です。

 

例えば・・・

 

譜例1 クロマチック・スケール

 

先ずはそのまま弾いて(部分的でもいいよ)見てください 。

 

キモいでしょ?

 

次は、Cトライアドを鳴らしながら、上記のスケールをゆ〜〜っくりと弾いてみてください。

 

どんな感じがしますか?

 

コード無しで弾いた時は全部均等に聞こえた12音がコードを鳴らしたとたん

 

譜例2 

譜例3 

 

気持ち悪くなったり

安心したり

 

しませんか?

 

これを「緊張(Tension)と緩和(Resolve)」と言います。

 

和声(又は調性)の上でクロマチック・スケールを弾くと、どうしてもアプローチ・ノートに聞こえます。

 

これを利用してかっこ良く?するのでありますグッ

 

 

 

1. 「クロマチック・アプローチ・ノート」

 

クロマチック・アプローチ・ノート12種類あります。

 

黒丸=クロマチック・アプローチ・ノート

白丸=ターゲット・ノート

これら12種類のクロマチック・アプローチ・ノートをあなたのお好みのコードやスケールに当てはめていくだけで、緊張と緩和を繰り返しておもしろい効果を作り出す事が来ます。

 

因みにアプローチ・ノートには、上からはダイアトニック、下からはクロマチックと言うやり方もありますが、今回は半音がお題なのでクロマチックのみの説明をします。

 

2. 「コードとクロマチック・アプローチ・ノート」

 

C,E,G三つの音をターゲット・ノートにしてクロマチック・アプローチ・ノートを使って装飾してみましょう。

 

譜例4

 

(コード・トーンをで表記)

譜例5 C triadに下からシングル・アプローチ

 

譜例6 C triadに上からシングル・アプローチ

 

譜例7 C triadにシングル・サンドイッチ上下

 

譜例8 C triadにシングル・サンドイッチ下上

 

譜例9 C triadにダブル&シングル・サンドイッチ上下

 

譜例10 C triadにダブル&シングル・サンドイッチ下上

 

ね・・・楽しそうでしょ?

 

12種類の中から色々試してくださいね。

注) 因にサンドイッチは私の造語です(音楽用語ではありません)

 

キョロキョロアプローチノートの入れる場所や種類はあなたの自由です。

 

いろんな種類のアプローチノートをランダムに配置しても良し!規則的に配置しても良し!

 

ウインクただし、ターゲット(コード・トーン)を強拍に配置した方がわかりやすいサウンドになりますので先に配置から行うのも一つの手です。(わかりにくくしたかったらそれを避ければいい)

 

上差し強拍とは奇数拍(1、3)のことです。

 

爆笑こんな感じに、ターゲット・ノートから先に指定する

 

ここまでの説明は以前 How to Improvise5という記事で紹介しましたので詳しくはそちらものぞいてください。

 

3. 「スケールとクロマチック・アプローチ・ノート」

 

コードと半音と同様にスケールにもアプローチ・ノートを使用できます。

 

C メジャー・スケールに半音を入れてみましょう!

 

譜例11 

↑の場所に半音が入れられます。

 

譜例12 

こんな風に・・・? 

 

えー「ありゃ?先生これ、クロマチック・スケールじゃありませんか?」

 

そうです、スケールに半音足すとクロマチック・スケールになっちゃいます。

 

すなわちクロマチック・スケールはスケール足すアプローチ・ノートと言うわけです。

 

 

 

4.「モーダル・シークエンス with アプローチ・ノート」

 

というテクニックがあります。

 

例えば

 

譜例13

これは、メジャー・スケール3度のシークエンス(連続)です。

 

これに半音を足してみましょう。

 

譜例14

 

これがモーダル・シークエンス with アプローチ・ノートです。

 

だからどうした?って感じですが、実はこのようなシークエンスはジャズ・フレーズに頻繁に現れます。

 

かのチャーリー・パーカーの有名曲「Anthropology」というリズムチェンジの曲は下記のようなメロディです。

 

譜例14「Anthropology in C」

このメロディは明らかに下記のパターンのバリエーションですね。

譜例15

 

非常にシンプルな理屈で出来ていますので膨大なヴァリエーションを生み出す事が出来ます。

 

譜例16 3度のモーダル・シークエンス with アプローチ・ノート(前述=譜例14)

譜例17 4度のモーダル・シークエンス with アプローチ・ノート

譜例18 5度のモーダル・シークエンス with アプローチ・ノート

譜例19 6度のモーダル・シークエンス with アプローチ・ノート

譜例20 7度のモーダル・シークエンス with アプローチ・ノート

 

チャーリー・パーカーのみならずサックス奏者のスタン・ゲッツもシークエンスを上手く使って見事なソロを演奏しますので、興味のある方は調べてみてください。

 

他にもスケールを使って出来るシークエンスは膨大にあります。例えばハノンとか…

 

それらをアプローチノートで装飾してみたら面白いですよ。是非お試しください。

 

 

と、言う訳で以上が

「コードとクロマチック・アプローチ・ノート」

「スケールとクロマチック・アプローチ・ノート」

でした。

 

 

5.「おまけ」

 

今回はギターの方からの質問ですので(サービスで!!)タブ譜付きのアプローチ・ノート・フレーズ集を載せておきますので参考にしてください(ギター以外の方は上だけ見てください)

 

コードとクロマチック・アプローチ・ノート Ex

全てC triadを基にしたアプローチ・ノート・フレーズです。

 

C CMaj7 C7はもちろん、他にもいろんなコードにフィットしますので個々で試してくださいね。

 

Ex.1

Ex.2

Ex.3

Ex.4

Ex.5

Ex.6

Ex.7

Ex.8

Ex.9

Ex.10

Ex.11

Ex.12

 

 

前述の12 Chromatic Approach Noteを1度弾いてからこれらのエキササイズをやると理解が深まります。

 

今回はこの辺で・・・

 

ほんじゃまか〜〜〜

 

 

アプローチノートやクロマチックに関してより深いところまで勉強するなら

 

こちら↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本記事は洗足大学ギター科1年生および入学希望者を対象に書いています。

 

私の授業内で使う特別な用語もありますので、ご理解の上お楽しみください。

 

今回はアドリブの為の基礎練習を紹介します。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

基礎練習は何をやってもつまらないのが世の常・・・


なによりも、これは何の役に立っているのか?わからないと言うのは辛いものです。

 

基礎練習とは「必要な筋肉を鍛える」そして「その意味がはっきり解っている」という事が重要なポイントです。

 

あなたが鍛えている筋肉はホームランを打つ為か?はたまた盗塁をする?野球?サッカー?バスケ?・・・何の筋肉鍛えてんの?と言う事が重要ですね。

 

そして筋肉を鍛えるだけでは上手くアドリブは出来ません・・・

 

指だけ動く騒音ギタリストをどこかの楽器屋さんで見かけた事はありませんか…?
 

基礎練習をする時は、頭と筋肉のシンクロを常に意識して練習してください。

 

星今回は音楽理論(頭)とアルペジオ練習(筋肉)をシンクロさせる練習を紹介します。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

アルペジオは通常分散和音と呼ばれ、トテチテタテチテ〜と伴奏の時に使われるテクニックのことですが、今回は「シングル・ノート・アルペジオ」を使ってアドリブソロの為の基礎練習を組み立てます。

 

シングル・ノート・アルペジオは、アドリブを目指すギタリストにとっての「最初のハードル」です。

 

難しいのに音楽的に使うのが難しいのがアルペジオ…

 

*基礎知識その1

「アルペジオ」
 

本エクササイズでは、コード・トーンの1、3、5、7を使います。
 

以下の5種類の7thコード(4声)を使って基礎練習を組み立てます。


Maj7(1.3.5.7)

m7(1.♭3.5.♭7)

7 (1.3.5.♭7)

m7(♭5) (1.♭3.♭5.♭7)

dim7 (1.♭3.♭5.♭♭7)

 

Ex1)(5弦ルート・タイプ)音符上の数字は指の番号

 

 

Ex2)(6弦ルート・タイプ)音符上の数字は指の番号

 

注)各コードタイプの運指はルートが変わっても同じ形にキープする。

 

シングル・ノート・アルペジオはこれ以外の運指も多数存在しますが、本記事では上記の運指を使ってエクササイズを組み立てて行きます。

 

*基礎知識その2

「ダイアトニック」

 

アルペジオの練習はギタリストにとってある意味拷問です。

 

運指がややこしいアルペジオより、覚え易いマイナー・ペンタ・トニック・スケールの方が役に立つからです。カッコいいし・・・

 

楽しくない練習を楽しくするこつは以外にも「音楽理論」を使う事なのです。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

和声的基礎練習のすすめ

 

まずはダイアトニックを使ってエクササイズを作りましょう〜

 

*ダイアトニックとは?

 

スケール内の音のみで構成された様々なもの・・・?

例えば

メロディ、コード、アルペジオ、シークエンス、コード進行、インターバル、etc・・・

 

等、ドレミファソラシド(ピアノの白いとこ)だけで出来ている様々なものですね。

 

ダイアトニック7thコードは次の7つです

 

CM7  Dm7  Em7  FM7  G7  Am7  Bm7(♭5)

 

前述の Ex1 & 2 使ってアルペジオ・エクササイズを作りましょう〜

各コードタイプの運指をもう一度確認してください。

 

Arppegio Ex 1 in C

5弦は1の指(人差し指)スタート(Ex1参照)

1弦は4の指 (小指)スタート(Ex1参照)

 

注)各コード・タイプの運指に気をつけて弾いてください(Ex1を参照)

 

足足足足足足足足

Arppegio Ex 2 in C

 

足足足足足足足足

Arppegio Ex 3 in C

 

足足足足足足足足

ArppegioEx 4 in F 

 

ここまで出来た方は次のやつもトライしてみてください。

 

*基礎知識その3

「セカンダリー・ドミナント」

 

*セカンダリー・ドミナントとは?

 

ダイアトニックコードに解決する為に追加されたドミナント・コード(トライトーンを持つ7thコード)です。

 

Key of Cならばこうなります。

 

G7→CM7  

A7→Dm7  

B7→Em7  

C7→FM7  

D7→G7  

E7→Am7  

F#7→Bm7(♭5)

 

(F#7はスケール外の音がルートになっているのでセカンダリー・ドミナントに含めないというルールがありますが、それはここでは無視してエクササイズを作る時には使用します)

 

セカンダリー・ドミナントを加えたアルペジオ・エクササイズ

 

ArppegioEx 5 in C Diatonic & Secondary Dominant 

ダイアトニックは1の指スタート

セカンダリー・ドミナントは2の指スタート

 

足足足足足足足足

ArppegioEx 6 in C Diatonic & Secondary Dominant 

ダイアトニックは1の指スタート

セカンダリー・ドミナントは2の指スタート

 

足足足足足足足足

Arppegio Ex 7 in F Diatonic & Secondary Dominant 

ダイアトニックは1の指スタート

セカンダリー・ドミナントは2の指スタート

 

足足足足足足足足

Arppegio Ex 8 in F Diatonic & Secondary Dominant 

ダイアトニックは1の指スタート

セカンダリー・ドミナントは2の指スタート

 

ここまで来られた方はお解りになると思いますが、この世にあるコード進行の7割強?はダイアトニックとセカンダリー・ドミナントで出来ています。

 

あなたが好きなあの曲この曲そんな曲のコード進行を見てください。

 

そして、それらのコード進行を使って自分のエクササイズを作ってみてください。

 

上記のエクササイズはメジャー・スケールのダイアトニック・エクササイズですがその他のスケール(ナチュラル・マイナー、メロディック・マイナー、ハーモニック・マイナー、ハーモニック・メジャー)を使ったエクササイズもDIYしてみてくださいね。

 

それでは練習頑張ってください〜

 

私の教則本も覗いて行ってくださいね〜