今日は、NASAの月探査プロジェクト「アルテミス計画」の打ち上げがあった。

 

 

今回のミッションは月面着陸ではなく、月の周回。
本番に向けた重要なステップだ。

 

ロケットはSpace Launch System、宇宙船はOrion spacecraft。
 

ロケットは地球から宇宙へ押し上げる役割で、途中で切り離される。

実際に月まで行って帰ってくるのはオリオンの方だ。

 

 

今回のプロジェクトを見ていて、強く思ったのは

業務委託のスケールの大きさ。

 

月面に降り立つ。
しかも人を乗せて、安全に行って帰ってくる。

 

これは、国のプロジェクトの中で最も難易度が高い部分だと思う。

 

普通に考えれば、

「ここは自分たちでやるしかない」

そういう判断になりがちだと思う。

 

でもアルテミス計画は違う。

 

その最も難しい部分を、
SpaceXに任せている。

 

 

業務委託とか外部パートナーに任せる、という考え方自体はどこでもある。

ただ、普通の業務委託はこうだ。

  • コアではない部分を外に出す

  • リスクの低い部分を任せる

  • コントロールしやすい範囲にとどめる

 

でもこれは違う。

一番難しいところを外に出している。

 

 

もちろん丸投げではない。
ミッション設計や安全基準といったコアはNASAが握っている。

ただ、「実装」は外に出している。

 

さらに驚くのは、

その壮大なビジョンについていける企業が存在していることだ。

 

 

普通の会社なら、

「月に行く?しかも着陸?無理でしょ」

で終わる話だと思う。

 

 

でもSpaceXは違う。

再利用ロケットを前提にし、
宇宙輸送コストを桁で下げ、
火星移住まで視野に入れている。

 

 

前提としている世界のスケールが違う。

 

だからこそ、NASAのような国家プロジェクトと組める。

 

そして彼らが狙っているのは、月面着陸そのものではない。

 

その先にある

「宇宙の輸送インフラ」

 

人を運ぶ。
物を運ぶ。
燃料を運ぶ。

 

いわば、宇宙版のFedExのような存在だ。

 

 

 

何でも自分でやることが正しいわけではない。

むしろ重要なのは、

  • どこを自分たちで握るのか

  • どこを外に任せるのか

その設計だ。

 

 

難易度が高いから内製化するのではなく、
難易度が高いからこそ、最も進化しているプレイヤーに任せる。

ただし、意思決定と基準は手放さない。

 

 

アルテミス計画を見ていると、

単なる宇宙開発ではなく、
挑戦のやり方そのものが進化していると感じる。

 

今日から期初がスタート。


アスクには新たに4名の社員が加わった。

 

 

朝礼では、全員の前で一人ひとりの紹介を行った。
少し緊張した表情の中にも、これから始まる日々への期待が感じられて、とても印象的だった。

 

今回の入社メンバーは、新卒・中途・外国人と、とても多様だ。
バックグラウンドも価値観も異なるメンバーが集まってくれたことを、とても嬉しく思っている。

 

自分自身も、初めて社会人になった日のことを思い出す。
あの頃は、未来に対する不安もありながら、それ以上に希望に満ちたスタートだった。

 

多角化を進めるアスクにとって、
多様性は単なる「違い」ではなく、成長の源泉だと思っている。

 

それぞれの違いを認め合いながら、
時には支え合い、時には刺激し合う。
そんな関係性の中で、個人も組織も進化していく。

 

彼らがこれから伸び伸びと仕事に向き合い、
自分らしく成長し、幸せだと感じられる。
 

そんな環境を用意していくこと。

それこそが、経営者としての最大の喜びだと思っている。

今日は3月31日、期末。

 


今年も本当にあっという間の1年だった。

アスクもTRANBIも、振り返ると大きな変化の連続だった。
 

特にAIの進化は、事業の進め方そのものを変えたと思う。

試作のスピードは圧倒的に上がり、
これまでなら時間やコストの制約でできなかったことが、
どんどん試せるようになった。

 

その一方で、
意思決定や思考に求められる“集中の質と時間”は、
確実に上がってきていると感じる。

 

やれることが増えた分、
何をやらないか、どこに集中するか。
経営としての判断が、より問われるようになった1年だった。

 

そして何より、
この1年を支えてくれた社員のみんな、
そして成長を支えてくれた家族や友人に、心から感謝したい。

 

ASKは、GPTWを取得できたことが大きな節目になった。
でもこれはゴールではなく、スタート。
これからも「働きがい」とは何かを問い続け、
より良い組織づくりを追求していきたい。

 

TRANBIは、ISMS取得やeKYC導入など、
セキュリティ面で大きく前進した1年だった。
市場が拡大する中で、「安心して使える場」をつくることの重要性を、
改めて強く感じている。

 

そして、ASKで受託していたNSSも、これで一区切りとなった。
多くのスタートアップを支援できたことは、本当に大きな財産だと思う。

同時に、我々自身にも
知識とネットワークという確かな資産が蓄積された。

 

この経験を次のフェーズにつなげ、
これからはアスク自身の「スタートアップスタジオ化」を
より一層加速させていきたい。

 

来期も、間違いなくチャレンジの連続になる。
でもこのスピード感の中にいられること自体が、
すごく面白いし、ありがたい。

 

どんな未来をつくるのか。
それを自分たちで決めにいく1年にしていきたい。

 

息子が春休みに入った。
高校受験も終わり、今は少し羽を伸ばしている。

 

 

思い返せば、自分も義務教育を終えて高校に入る前、
どこか大きく環境が変わることに、期待と同時に少しの怖さを感じていた。

 

仲間と離れ離れになること。
新しい出会いがあること。
そして、それぞれが違う道に進んでいくこと。

 

あの時期特有の、少し浮ついたような、不安と希望が入り混じる感覚。
そんな記憶がふと蘇る。

 

息子も、気づけば声変わりをして、身長も大きく伸びた。
いつの間にか、子どもから一歩先に進もうとしている。

 

ただ、彼らが生きる時代は、僕たちの頃とは明らかに違う。
進化のスピードは早く、世界はより複雑になり、選択肢は増えた。
AIの進展によって、社会は大きな転換点にある。
そして、平和ですら当たり前ではなくなってきている。

 

だからこそ思う。

これからどんな時代になるのかは、誰にも分からない。
正解も、用意されていない。

 

そんな中で必要なのは、
自分で考え、自分で選び、行動できる力。

 

親としてできることは多くはないけれど、
その力を信じて、見守っていきたいと思う。

3泊4日のフォーラムリトリートが終わり、帰りは福岡空港でトランジット。

 

 

沖縄でも感じたことだけど、改めて思うのは、沖縄や福岡は「外国に近い場所」だということ。

普段、日本地図で見ているとあまり実感はないけれど、実際には大陸に最も近いのはこのエリア。

歴史的にも、琉球はアジアとの交易のハブだったし、太宰府も外国とのやりとりの要所だった。

 

そう考えると、今の風景も自然と腑に落ちる。

街には外国人が多く、どこかボーダレスな空気が流れている。
福岡空港も工事が進み、どんどん拡張されている。

 

このエリアは、間違いなく“国際化の入口”になっている。

一方で、少し視点を地方に移すと、そこには全く違う現実がある。

人口減少による限界集落のリアル。

 

この二つを同時に見ることで、日本が大きな転換点にいることを強く感じる。

 

そして、今回もう一つ印象的だったのが、「価値の基準そのものが変わっている」ということ。

 

沖縄・やんばるの大宜味村で聞いた話。
体験型の滞在プログラムが、2泊で70万円。

正直、最初は高いと感じた。

でも、その中身は単なる宿泊ではなく、
地域の人との交流や、自然の中で過ごす時間、文化への没入といった“体験そのもの”。

つまり、モノや機能ではなく、「その人にとっての特別な時間」に価値が置かれている。

 

ここでふと、自分たちの感覚とのズレに気づく。

日本はこの30年、デフレの中にいた。

「いかに安く、同じものを提供するか」が前提になっていたけれど、
世界はその間に、「意味や体験に対してお金を払う」方向に進んでいる。

 

むしろ今は、
高くても、その人にとって価値があるものが選ばれる時代。

 

そして、我々経営者であっても、
その価値観に完全には追いつけていないと感じる。

 

だからこそ、
福岡のような国際化の最前線と、地方のリアルを同時に見ることで、

世界の変化と、自分たちの現在地のズレが、はっきりと見えてくる。

 

コモディティの世界から、パーソナルな価値の世界へ。

 

今回のリトリートを通じて、
その変化を頭ではなく、体感として理解できた気がする。

今日はEOリトリートの最終日。

テーマは「体」。

 

 

全員が限界突破できるように、ボートを2台使ったチームレースが行われた。

 

単純に見れば体力勝負。

でも、実際にやってみると全く違う。

 

勝敗を分けるのは、チームワークだった。

 

誰が声を出すのか。

どのリズムで漕ぐのか。

どの航路を選ぶのか。

スタート前の事前準備。

 

こういった要素をどれだけ真剣に詰められるかで、結果は大きく変わる。

これは完全に経営と同じ構造だと思った。

 

特に印象的だったのは、オールを漕ぐときの声がけ。

 

全員が限界に近づいていく中で、

チームのパフォーマンスを左右するのは、最後は「言葉」だった。

 

「いける!」

「あと少し!」

「リズムを合わせよう!」

 

その一言で、バラバラになりかけた動きが揃い、

もう一段ギアが上がる。

 

苦しい時ほど、組織は崩れやすい。

だからこそ、チームの声が重要になる。

 

経営も同じだ。

 

順調な時は、誰でも前に進める。

でも、苦しい局面に入った時に、

 

・チームのリズムを整えられるか

・戦略を冷静に修正できるか

・メンバーの気持ちを奮い立たせられるか

 

ここで組織の強さが決まる。

 

そしてもう一つ感じたのは、

 

限界突破は「個人」ではなく「チーム」で起こるということ。

 

一人で出せる力には限界がある。

でも、チームで支え合うことで、その限界は簡単に超えていく。

 

これは会社経営そのものだと思う。

 

今回のリトリートで得たものは、体力ではなく「組織の本質」だった。

 

いいチームとは何か。

強い組織とは何か。

 

それを、頭ではなく身体で理解できた。

 

この感覚を、これからの経営にしっかり活かしていきたい。

 

 

― 地方創生は“人を増やすこと”じゃない ―

EOのリトリートで訪問したある企業の話で地方創生について考えている。

 

 

人口減少、過疎化、高齢化。
いわゆる「限界集落」と呼ばれる地域は、日本中にたくさんある。

一般的には、課題として語られることが多い。
 

どうやって人を増やすか。
どうやって若者を呼び戻すか。

 

でも実際にいろんな地域を見ていて感じるのは、
少し違う視点が必要なんじゃないか、ということ。


限界集落は“失われた場所”なのか

確かに、人は減っている。
仕事も少ない。
便利さで言えば、都会には勝てない。

 

でもその一方で、

・人と人の距離が近い
・助け合う文化がある
・自然と共に生きている
・役割がちゃんとある

 

こういうものが、当たり前のように残っている。

都会では、逆に失われつつあるもの。

 

だから僕は、限界集落は
「衰退している場所」というより、

 “古き良き時代の日本らしさが残っている場所”

なんじゃないかと思う。

 


グローバルツーリズムとの接点

じゃあ、その価値をどうやって未来につなぐのか。

 

そこで重要になってくるのが、
グローバルツーリズムだと思う。

 

世界を見渡すと、

・効率よりも体験
・消費よりも意味
・モノよりもストーリー

 

こういう価値観で旅をする人が増えている。

 

彼らが求めているのは、

綺麗なホテルでも、派手な観光地でもなくて、

 その土地にしかない“リアルな暮らし”

 

限界集落には、それがある。


観光ではなく「共存」

ただし、ここで大事なのはやり方。

 

従来型の観光みたいに、

・大きな施設を作って
・人を大量に入れて
・短期間で消費してもらう

 

こういうモデルを持ち込むと、
一気に地域のバランスは崩れる。

 

静かな暮らしが壊れて、
文化も薄まってしまう。

 

だから必要なのは、

観光ではなく、共存

 

外から来た人が、

・地域の人と話し
・同じ空気の中で過ごし
・少しだけ生活に関わる

そんな関係性。

 

つまり、

 「来てもらう」のではなく
 「一緒に過ごす」

この発想の転換がすごく大きい。

 


地方創生の本質

地方創生というと、

どうしても「人を増やすこと」に意識が向きがちだけど、

本質はそこじゃない。

 

 価値をどうつなぐか

だと思う。

 

・その土地の文化
・人の関係性
・時間の流れ
・自然との向き合い方

 

これらを壊さずに、
外の世界とどう接続するか。

 

これは、開発ではなくて、むしろ編集に近い。

 


一番大事なのは「関係性の設計」

そして、このモデルがうまくいくかどうかは、

結局ここに尽きると思う。

 

 関係性をどう設計するか

・地域と外部の人
・住民同士
・仕事と生活

 

このバランスを崩さずに、
少しずつ広げていく。

 

特に限界集落は、母数が少ない分、
一人ひとりの影響が大きい。

 

だからこそ、

「誰が関わるか」
「どう関わるか」

ここがすごく重要になる。

 


最後に

限界集落とグローバルツーリズム。

 

一見すると、遠い存在のように見えるけど、
実はすごく相性がいい。

 

なぜなら、

限界集落には「本質」が残っていて、
グローバルツーリズムは「本質」を求めているから。

 

地方創生は、派手な開発じゃなくていい。

むしろ、

 すでにある価値に気づくこと

そして、

 それを壊さずに、世界とつなぐこと

その積み重ねなんだと思う。

 

これからの地方は、

「人が少ないからダメ」ではなくて、

 少ないからこそ、価値がある

そんな時代に入っていくのかもしれない。

今日は瞑想について。

 

自分は以前、禅宗のお寺に通っていて、毎朝そこで瞑想をしていた。
あの時間はとても静かで、心がすっと落ち着く感覚があって、それ以来、自宅でも時間を作って瞑想を続けている。

 

今回はEOのリトリートで、ヨガの先生に導いてもらいながら瞑想を行った。

 

 

場所は外。
風の感触、鳥の声、草の匂い、目の前に広がる景色。

 

お寺のお堂で行う瞑想とはまったく違う感覚だった。

静けさの中に入るというより、自然の中に自分が溶けていくような感覚。

 


その中で、不思議と自分の感情へのアクセスが深くなっていった。

 

感謝、後悔、懺悔、幸福、繋がり、寂しさ、優しさ。

いろんな感情が次々と浮かんでは消えていく。

 

普段の生活では、こういう感情にしっかり向き合う時間はほとんどない。
経営をしていると、どうしても「意思決定」や「結果」に意識が向きがちになる。

 

でも、本当はその意思決定の質を決めているのは、こうした内面の状態なんだと思う。

感情を押し込めるのではなく、ちゃんと感じること。
そして、それを受け止めた上で判断すること。

その大切さを改めて感じた時間だった。

 


そして、もう一つ気づいたことがある。

 

普段は当たり前に過ぎ去ってしまうものの中に、
実はたくさんの美しさがあるということ。

 

何かを足さなくてもいい。
多くを求めなくてもいい。

すでに十分に満たされているものが、目の前にある。

 


EOのリトリートのテーマは「限界突破」。

つい、強さや挑戦ばかりに意識が向きがちだけど、
本当の意味での限界突破って、

外に向かう力だけじゃなくて、
内側を整えることでもあるんだと思う。

 


多くの良い仲間に囲まれていること。
その仲間と一緒に、良い会社を作れていること。

そして、大好きな家族と、こうして日々を過ごせていること。

 

 

今日は、そんな当たり前に対して、心から感謝できた一日だった。

今年も Entrepreneurs' Organization(EO)のリトリートが始まりました。

 

 

EOのリトリートは、フォーラムメンバーと共に人生経験を広げるための場です。
ただの学びではなく、「自分という経営資本」を鍛え直す時間だと捉えています。

 

フォーラムの内容は秘密保持契約の範囲にあるため詳細は書けませんが、
今年のテーマは「限界突破」。

 

心・技・体に分けて、自分自身のコンディションや思考の癖、意思決定の質を

見直すプログラムがぎっしり組まれています。
 

経営者としてのパフォーマンスは、結局のところ「自分の状態」に強く依存する。
だからこそ、この時間は重要な投資だと思っています。

 

一方で、社員に現場を任せてこの場に来ていることに対して、責任の重さも感じています。

会社は、誰か一人が頑張ることで成り立つものではなく、仕組みと信頼で回るもの。
その状態をつくれているかどうかが、経営者としての本質的な力だと思います。

 

だからこそ、この時間で得た気づきや変化は、必ず会社に還元する。
意思決定の質を上げ、組織の再現性を高め、結果として事業の成長につなげていく。

 

リトリートに来ている間の成果は、ここでの体験ではなく、
その後の経営にどう現れるかで決まる。

 

そういう意識で、この時間を使っていきたいと思います。

 

今日はアスクの委員会活動について、少し書いてみようと思う。

 

 

アスクでは、各事業とは別に、全社横断で動く「委員会」という仕組みを設けている。

いわば、組織全体をより良くしていくための“もう一つの経営ライン”のような存在だ。

 

今期は「環境整備委員会」と「改善委員会」の2つを立ち上げて運営している。

 

この委員会の一番の価値は、若手がリーダーシップを発揮できる場になっていることだと思う。

普段の業務ではなかなか経験できない「全社を動かす」という視点を持ちながら、主体的に意思決定し、実行していく。

 

当然、簡単なことばかりではない。

部署をまたぐ調整や、利害の違いを乗り越える必要もある。

でもだからこそ、その経験は確実に人を成長させる。

 

そして、そうした挑戦や成果がきちんと評価されることで、本人たちのやりがいにもつながっていると感じている。

 

また今年は、委員会の管理者たちも本当によく頑張ってくれている。

単なる運営ではなく、「人材開発の場」として機能させようという意識が強く、部署を超えた良い学びの循環が生まれてきた。

 

まだまだ発展途上ではあるけれど、

この委員会という仕組みは、アスクにとってかなり重要な意味を持ち始めている気がする。

 

事業を伸ばすことももちろん大事。

でも同時に、「人が育つ仕組み」をつくることが、長期的には一番の競争力になる。

 

そんなことを、改めて感じた一日だった。