3泊4日のフォーラムリトリートが終わり、帰りは福岡空港でトランジット。

 

 

沖縄でも感じたことだけど、改めて思うのは、沖縄や福岡は「外国に近い場所」だということ。

普段、日本地図で見ているとあまり実感はないけれど、実際には大陸に最も近いのはこのエリア。

歴史的にも、琉球はアジアとの交易のハブだったし、太宰府も外国とのやりとりの要所だった。

 

そう考えると、今の風景も自然と腑に落ちる。

街には外国人が多く、どこかボーダレスな空気が流れている。
福岡空港も工事が進み、どんどん拡張されている。

 

このエリアは、間違いなく“国際化の入口”になっている。

一方で、少し視点を地方に移すと、そこには全く違う現実がある。

人口減少による限界集落のリアル。

 

この二つを同時に見ることで、日本が大きな転換点にいることを強く感じる。

 

そして、今回もう一つ印象的だったのが、「価値の基準そのものが変わっている」ということ。

 

沖縄・やんばるの大宜味村で聞いた話。
体験型の滞在プログラムが、2泊で70万円。

正直、最初は高いと感じた。

でも、その中身は単なる宿泊ではなく、
地域の人との交流や、自然の中で過ごす時間、文化への没入といった“体験そのもの”。

つまり、モノや機能ではなく、「その人にとっての特別な時間」に価値が置かれている。

 

ここでふと、自分たちの感覚とのズレに気づく。

日本はこの30年、デフレの中にいた。

「いかに安く、同じものを提供するか」が前提になっていたけれど、
世界はその間に、「意味や体験に対してお金を払う」方向に進んでいる。

 

むしろ今は、
高くても、その人にとって価値があるものが選ばれる時代。

 

そして、我々経営者であっても、
その価値観に完全には追いつけていないと感じる。

 

だからこそ、
福岡のような国際化の最前線と、地方のリアルを同時に見ることで、

世界の変化と、自分たちの現在地のズレが、はっきりと見えてくる。

 

コモディティの世界から、パーソナルな価値の世界へ。

 

今回のリトリートを通じて、
その変化を頭ではなく、体感として理解できた気がする。