新型コロナウイルス:テレビに映し出された集団幻想
COVID: The Projection of a Mass Illusion
【The Waking Times】ジョン・ラポポート寄稿:

 

4月23日https://www.wakingtimes.com/2020/04/23/covid-the-projection-of-a-mass-illusion/

 

 

 

 

 


新型コロナウイルスによる自宅拘禁に反対する抗議活動が世界中に広がっています。

 

https://www.aljazeera.com/news/2020/04/trump-tweets-support-anti-lockdown-protests-200417191437581.html

 

 

・・・明るい光が闇を散らし始めているのです。

 

私たちが経済の自滅をもたらすウイルスの支配下にあるという幻想を、この抗議活動が打ち砕いています。

 

米国議会図書館が保管する、1930年代の大恐慌に関する文章が次のものです。

 

「資源が豊富で最大の熟練労働力を誇り、世界で最も生産性の高い産業を抱えている国で、なぜ不況が起こり、不況が解消されなかったのか多くの人が理解することができなかった」

 

 

まさにその通り。1929年の作り出された株式市場の暴落は、国の資源や労働力、産業の質や量を変えることはありませんでした。

 

変わったのは、集団幻想の幻影によって作り出されるものでした。

 

「今、状況は完全に異なりました。今日は昨日とは全く違っています」

 

1929年のデタラメな公式発表は、株式市場内における未確認の憶測に焦点を合わせていました。

 

現在のデタラメな公式発表は、未確認のウイルスに焦点を合わせています。

 

 

1929年に関する実体のない公式の宣言を聞けば、株価の暴落ですべてのアメリカ人は不運にも首を吊ったと信じてしまうでしょう。

 

2020年(の新型コロナウイルス)に関する宣言を聞けば、すべてのアメリカ人が突然致命的なウイルスをばらまく存在になったと信じてしまいます。しかしどちらも大きな嘘です。

 

 

医学(Medical Science)はもはや冗談のような名前になっており、その医学の見地に立つとそれぞれの個人が持つエネルギーや意欲、夢、見通し、そして内観が無視されています。

 

人の感情的な力が軽視されています。人の免疫システムが持つ回復力が軽視されています。

 

人の精神的な信念の力が軽視されています。人の障害を克服できる力が軽視されています。

 

そしてもちろん、人が生まれながらにして持っている、自分の健康に対して自分で判断をする権利も軽視されています。

 

それどころか人は細菌に反応する、故障しやすい機械の装置であるかのように扱われています。

 

基本的な医学の高度な知識が意味するものすべてが行き止まり、終わってしまうところに来ています。

 

生命そのものが、方程式や処方から取り除かれてしまっています。誰の責任でしょう?あなたの責任ではなく、私の責任でもありません。

 

多くの人にとって、自分が考える霊的な最終結論は、ウイルスの脅威への信念、そして政府職員による理解できない情報ばかりの発表に対する信念に負けてしまっているようです。

 

その人たち自身の、最も深い信念はそれほど強いものではありません。

 

その人たちの宗教はテレビです。

 

そのテレビには、大量の幻影が映し出されます。

 

伝染病はテレビの中で演じられています。

 

 

テレビにイメージが流れ始めました。

 

路上の緊急医療車両。防護服を身に着けた救命士が、担架に紐で固定された男性をバンに乗せています。

 

 

(画像:「【「コロナはヤラセ」ツイートまとめPART3】 巨額の金を使って国民を騙すサイコパス政府」より)

 

 

 

別の場所では、歩道を歩いていた男性が倒れこみます。

 

また別の場所では、路上でプラスチック製のバルーンの中に隔離された男性が座っています。

 

次は空港内ロビーでのカットです。人込みの中を、兵士たちが巡回しています。

 


研究所でのカット。液体の入った薬瓶へズームされます。カメラは引き戻され、薄緑色の手術着を着用した技術者が、テーブル上の機械のスロットに薬瓶を並べ入れています。

 

https://www.cnbc.com/2020/03/16/

 

 

ホールのような場所。医者の白衣を着た一人の男性が壇上に立ち、聴衆に向かって図表が表示された画面を細い棒で示しています。

 

また路上に戻り、今度はマスクを着用した通行人が映し出されています。

 

こういった映像が、テレビの視聴者に流れ込みます。一方で、ニュースのキャスターが準備されていた内容を伝えます。

 

「今日、政府は市内から、または市内への移動禁止を発令しました」「数百の航空機によるフライトがキャンセルされました」「科学者たちはワクチンの開発に懸命に取り組んでいます」

 

 

(画像:韓国のコロナ対策のニュース:出典)

 

 

 

テレビの視聴者は、何かを知ったような気分になります。

 

テレビを観る人たちは、流れ、ニュースの流れの中にいます・・・イメージの中にいます・・・
または。。。

 

どこか外国の路上で、怒りを表す群衆が見えます。カフェの外で携帯電話を使っている若者たちを映した多くのショット。その後、政府建物の大理石でできたロビーが映され、そこにはスーツを着た男性らが歩き、あるいは数人が集まって立ったまま話し合っています。

 

そして夜には、空で爆発するロケットが。その後、装甲車両が門を通って街を横断していきます。次は別の路上で、煙の雲が立ち込める中、警察に追われる人々が必死に走っています。
連続したイメージ画像が流れていきます。

 

このいくつものイメージから構成されるシーケンスは、ニュースの編集者が組み立てたことは明らかですが、視聴者はそれに気がついていません。視聴者は「相互につながっている」画像を見ながら、キャスターがそのすべての画像に色彩を与える(影響する)ニュースを聞きます。

 

「これは民主主義の大改革です。携帯電話の技術によって作り出されました・・」

 

http://christophereverard.co.uk/british-illuminati-propaganda-exposed/

 

 

視聴者はこのようにして、何かを信じます。テレビは視聴者に興奮を与えました。

 

 

パディ・チャイコフスキー脚本の名作映画「ネットワーク」(1976年)の中で、ニュースキャスターのハワード・ビールが国営放送で自らのメッセージを視聴者に伝えています。

 

「お願いですから、聞いてください!私の言葉を!

 

 テレビは真実ではありません。テレビは忌々しいテーマパークです。

 

テレビはサーカスでカーニバル、そして旅する曲芸師、講談師、そして踊り手で歌い手、手品師、見世物小屋、ライオンの調教師とサッカー選手でできています。

 

我々の仕事は退屈を殺すことです。(略)

 

我々が扱っているのは幻想です。真実なんて何もありません!

 

けどあなた方は、テレビの前に一日中座っている。あらゆる年齢や人種、宗教の人たちが。
テレビはあなたの知るすべてなのです。

 

私たちがここで映し出している幻想を、あなた方は信じ始めています。

 

あなた方はブラウン管の中こそが現実で、ご自分の人生は偽りとさえ考え始めています。
あなた方はテレビがいうことは何だってします。

 

テレビの人のように着飾り、テレビの人のように食事をし、テレビの人のように子育てをします。テレビの人のように考えさえしています。

 

これは集団狂気です。あなた方は狂人です。

 

誓っていいますが、あなた方こそが本当に存在しているものなのです。私たちテレビは幻想なのです。

 

だからテレビを消してください。今すぐに!」

 

 

 

 

network (1976) ハワードの演説 日本語字幕付

https://www.youtube.com/watch?v=eeUasGnSAZE

 

 

テレビは、主に知識を伝えようとするものではありません。テレビは、自分が何かを知っているような気分を視聴者に与えることが目的です。知識を伝えることと、何かを知っている気分にさせることは全く異なるものです。

一度確立された知識は、視聴者から独立しています。何かを知っているような気分とは、視聴者がスクリーンで流れる画像を観た後に抱く感情や確信、信仰のことです。

 

テレビ中毒になった視聴者が好むのはこの感覚なのです。この人たちは知識を得ることは望んでいません。

 

このようにして、頭の中で短絡的思考が起こります。

 

このパターンを社会全体にまで広げて当てはめると、偽物の知識が探し求められ、それにしがみつかせることを目的にする支配的な手段になっていることがわかるでしょう。

 

 

「イラク戦争のあのすごい映像を観た?サダムが本当に生物兵器を持っているのを見せている映像だ!」

 

「本当?どんな風に映されていたの?」

 

「えーっと、よく覚えてないけど。でも観たんだよ。観たらわかるから」

 

 

 

 

これが現代の「知識」の取得のもう一つの特徴です。詳しい情報を忘れてしまう、ということです。


視聴者は見たものの重要な特徴を思い出すことができません。あるいは思い出すことができても、視聴者はその情報の中にいる間、何かを知っているという印象を構築するのに忙しくしていたため、詳しい情報を説明することができません。

 

話の方向性とビジュアルだけでできたテレビの話からは、概念的な分析が取り除かれ、切り離されています。

 

テクノロジー(テレビ)が知覚の方法に変わるとき、現実は裏返されます。人はテレビの目を通して、テレビを観ているのです。

 

マインドコントロール(洗脳)はもはや、外部から与えられるだけのものではありません。今の洗脳は、自分で与え、自分で求める繰り返しのマトリックスです。

 

イメージ画像を熱心に信仰する人たちは、作り出された社会のイメージや食料配給券を望んでいます。

 

私がこれまでの多くの記事で批判してきた通り、この作り物のパンデミックは、流される映像やナレーションによって作り出されました。カットされ、積み重ねられたイメージ映像によって。

 

テレビで流される大筋に対して、テレビが本物の知識を武器に挑むことはありません。なぜならそうすることで、イメージのオンパレードを否定しまい、そもそもそれを放映する理由を無効にしてしまうからです。

 

「役者は最後までショーを続けなければいけない」というのは、劇場で使われる古い格言ですが、これをテレビに当てはめると「(イメージの)流れを続けなければいけない」となるでしょう。

 

 

いったん方向性が決められると、もう戻ることはできません。

 

しかし個人は、その流れを細断させることができます。

 

そして抗議者のグループも、その流れを細断させることができます。

 

そうすることで、自由が解き放たれるのです。

 

 

 

(翻訳終了)

 

*******

 

【コメント】

 

つまりテレビは感覚を司る右脳を刺激するように、映像や音声を用いて話の方向性を作り出しているため、視聴者は左脳が司る論理性を発揮させず、感覚的に情報を「取得」している、ということでしょうか。

 

だからこれまで発表された、矛盾や相反だらけで、なんの共通性も見つけることができない「科学的発表」内容も、雰囲気で受け入れてしまうことができるのかもしれませんね。

 

「今の洗脳は、自分で与え、自分で求める繰り返しのマトリックス」とありますが、これはインターネット時代に顕著になってきた「エコーチェンバー現象」のことも指しているかと思われます。

 

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