膝関係の話が続きますが、

今回は「膝裏」について取り上げていきます。

膝と言うと、メインの話題になるのは

「靭帯」「半月板」「筋肉」だと思います。

膝裏、正式には「膝窩」と言いますが、

体の状態を判断する1つの指標となります。

 

膝窩の構造やチェック方法などを説明しながら、

アライメントに関係する理由まで

説明していきたいと思います。

 

Q.膝窩とは?

膝窩は、

・上部・・・ハムストリングス

  大腿二頭筋→外側

  半腱腰筋・半膜様筋→内側

・下部・・・下腿三頭筋(腓腹筋ヒラメ筋

上記の筋肉によって構成される、膝裏の空間です。

※膝窩の中央を神経・動脈・静脈が通過しています。

これらに共通するのは、

膝の屈曲に作用する筋肉である点です。

 

〜膝窩の状態を確認する方法〜

①.壁に踵を付けて立つ

②.膝裏と壁との距離で膝の曲がり具合を確認する

※膝が曲がっていると・・・

 

このような手順で膝の曲がり具合を確認できます。

膝窩と壁の距離が離れれば離れるほど、

アライメント異常に繋がりやすくなり、

結果として膝の障害に繋がりやすくなります。

 

では、

膝窩とアライメントの異常が関係するのはなぜでしょうか?

関連性をまとめてみます。

 

〜膝窩とアライメントの関係〜

アライメント異常の中で最も関係が深いのは、

「ニーイン・トゥーアウト」です。

膝窩が壁に付かない場合、

膝が曲がりやすい傾向にあるため、

ニーイン・トゥーアウトが起こりやすくなります。

アライメントが崩れるだけでなく、

体の軸が取りにくいなどのトラブルにも繋がります。

 

根本として、膝窩が壁に付かない場合、

股関節や膝が屈曲しやすい状態になっています。

原因となる筋肉には、腸腰筋大腿四頭筋が挙げられます。

つまり、ハムストリングスなどの

後面だけにアプローチをするだけでは

大きな改善は見られません。

 

膝窩が付くようにするためには

ポイントは、「体の前面」と「体の後面」に分けて

コンディショニングを行うことです。

前面・・・大腿四頭筋腸腰筋

 →リセットコンディショニングで正しい状態へ戻す

腸腰筋(股関節クルクル・トントン)↓

大腿四頭筋(股関節トントン)↓

 

後面・・・ハムストリングス・外旋六筋

 →アクディブコンディショニングで動きやすくする

ハムストリングス(レッグカール)↓

外旋六筋(ヒップジョイントターン)↓

 

それ以外にも、股関節や膝の基本的な

リセットコンディショニングを行うことも大切です。

股関節クルクル・トントン↓

中殿筋・大腿筋膜張筋↓

 

基本的に、前回までに紹介した

コンディショニングと同じ流れになります。

つまり、膝裏が付かない場合、

足のアライメントに異常が出るという

関係性は明確とも言えます。

同時に複数の調整が行えると考えると、

少し得した気分になりますね(^_^)

 

ここで紹介できていない、

大腿四頭筋・腸腰筋のコンディショニング

次回は紹介したいと思います。

 


 

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