長々とコンディショニングの話をしてきましたが、
今回で一区切りになります。
最後は、前回話をした膝窩のコンディショニング、
修正に重要な「腸腰筋」と「大腿四頭筋」の方法です。
とは言っても、最初に紹介した
派生形ですので、そこまで難しくはありません。
パターンの一つとして覚えてもらい、
臨機応変に使い分けができるようにしましょう(^_^)
〜このような場合に有効〜
・膝が内向き(ニーイン)
・つま先が外向き(トゥーアウト)
・骨盤の前傾が強い/詰まり感がある
・脚の向き(膝・つま先など)が揃わない
・膝裏が壁に付かない
関連記事:膝窩とアライメントの関係
〜基本姿勢〜
片足を伸ばして膝下に丸めたタオルを入れる
(筋肉の緊張を緩める)
基本姿勢を作った後、
コンディショニングを行います。
〜腸腰筋のリセットコンディショニング〜
①.股関節の付け根(鼠径部)を押さえる
膝下に手を添える
②.膝下の手で大腿部の内旋・外旋を繰り返す
③.膝下の手で膝を持ち上げてタオルにトントンと押し当てる
(膝の屈伸を繰り返す)
〜大腿四頭筋のリセットコンディショニング〜
①.膝蓋骨(膝のお皿)の上下を押さえる
②.そのまま膝を持ち上げてタオルにトントンと押し当てる
(膝の屈伸を繰り返す)
★コンディショニング終了の目安
・開始前と比較して股関節が動く感覚が出てきた
・股関節の詰まり感が無くなってきた
・膝が伸びやすくなってきた
関連記事:リセットコンディショニングのポイント
★このコンディショニングを取り入れるタイミング
・練習前
・股関節のストレッチ前
・骨盤の前傾が目立つとき
最初に書いたように、
そこまで難しい方法ではないと思いませんか?
しかし、少しポイントを変えるだけで、
実際に動かせる筋肉も変わってきます。
注意が必要なのは、簡単な方法であっても
間違える可能性があると言うことです。
セルフケアは慣れてくると、意外と雑になりがちです。
慣れたとしてもしっかりポイントを意識して、
目的を忘れないセルフケアを心がけましょう。
長々とコンディショニングの話を書いてきましたが、
ここで終わりにしたいと思います。
次回からは元の路線に戻して、
膝靱帯損傷のリハビリについて書いていきます(^^)/
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