ブログネタ:好きなスープ
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いろいろあると思うが、「スープ」あるいは「味噌汁」の基本は『だし』である。
具材は、そもそも重要ではない。
私は陸上自衛隊の給食班でアルバイト(と言うか、遊びに行っているくらいの気持ち)をしているが、毎食500~600人分の汁物、若しくは煮物を担当している。
そこでは具材は毎食異なるが、汁の基本はまったく同じで(赤味噌・白味噌・合わせ味噌の違いはある)あって、まず汁を仕上げてから具材を入れる方式で作られていく。
例えば「わかめと麩の味噌汁」ならば、先に汁を作ってしまってから麩を入れ、わかめなどは寸胴(ずんどう)の下にブン投げておき、配食直前に出来上がった熱々の汁を(当たり前だがグラグラ沸騰させてはいない)入れて喫食準備をする。
とにかく一度に作る量が多く、かぼちゃ・かぶ・じゃがいも等はぼやぼやしているとすぐに溶けて見えなくなってしまう(で、技官に怒られる)から、一般家庭の味噌汁の作り方とは多少異なる。
私個人としては、味噌汁は嫌い(特に使い慣れていない赤味噌は大嫌い)で、「中華きくらげのスープ」「ワンタンスープ」「卵と剥き玉ねぎのスープ」「野菜スープ」等の『中華風スープ』は、料理するのも食するのも好きである。
その中で、実に単純でありながら結構作るのが難しいスープに
『しいたけのスープ』
がある。
具材はしいたけのみで、他に目に付くものは無い。
スライスされたしいたけが、うっすら色の着いたスープの中に浮かんでいるだけのものである。
このスープだけはだしを入れる前に具材であるしいたけを入れる。
しいたけのだしを使うのだが、風邪なんかひいていて鼻が詰まっていると、だしの出かけた瞬間がよく分からなくなってとんでもない味の出来になったりする。
私は「黒砂糖」なんかを(勝手に)入れたりして味を調えるが(みりんを入れると技官にばれる)。
しいたけスープがきちんと作れるようになれば、中華スープの応用や発展系がどんどん作れる(例えば、青梗菜や三つ葉を入れたり、ニンジンやでんぷんを入れたり)ので、中華料理に興味のある人は試してみるのもよい。
↑このようにならないコトを祈る。