韓国人の漫画が「貴族を勘違い」&「貴族社会を理解していない」という前回の続き・・・
まぁ、日本の漫画でも「左手で敬礼」とか「西洋の屋敷なのに押し扉」とか「薬莢ごと発射される弾丸」など、ひどい物山盛りですので、あんまり強く言えない。
なんならアメコミでも「ショウグン>ニンジャ>サムライ」とか「日本人皆近視」とかあるから、これは世界どこでも『あるある』なんだと思う。
さて「公爵」「侯爵」ときたので今日は「伯爵」!
3、伯爵と云えば・・・
サンジェルマン伯爵(時空を超える謎人物)
サンドウィッチ伯爵(説明いる?)
アール・グレイ伯爵(お茶のスポンサー)
バーリントン伯爵(背広で有名)
ストロガノフ伯爵(ストロガノフ宮殿でお抱えシェフが、お客に肉料理を作っていたがソースを焦がし、そのまま提供したら美味しくて有名になってしまった←と伝わる。ストロガノフ伯爵家は日本人の基準だとハンサムが多い。)
ツェッペリン伯爵(飛行船で有名)
西郷従道(西郷隆盛の弟。海軍大将)
勝海舟(最初は子爵だったが上がった)
などの他にアニメだと
カリオストロ伯爵(ルパン三世カリオストロの城)
機械伯爵(銀河鉄道999)
エアトン・グレナバン伯爵(ふしぎの海のナディア)
ブロッケン伯爵(マジンガーZ)
フンベルト・フォン・ジッキンゲン伯爵(耳をすませば&猫の恩返し)
アーカード伯爵&インテグラ伯爵(ヘルシング)
ぐらいですかね。私の知らない作品でも結構登場してそうです。ハウス子供劇場とかで・・・
フンベルト・フォン・ジッキンゲン伯爵は「猫のバロン」の本名です。因みに『バロン』って「男爵」なんですけど(伯爵はCount、会話だとEarl←発音しにくいんだコレ)。
小説では有名なのは「巌窟王」のモンテ・クリスト伯でしょうか。
伯爵は公爵ほど大きな領地を持たず、でも御城はあるし公務も公爵&侯爵ほど忙しくないので、趣味に走ってしまう人・・・割といます。
ストロガノフ伯爵はロシア人ですが、サンクトペテルブルグに宮殿が残っておりロシアの国宝です(たしかそう)。第二次世界大戦の先行きを決めた「ヤルタ会談」の会議場の一つがストロガノフ伯爵の家だった。
伯爵は架空の物語の中でモチーフにしやすいようです。
異世界転生小説や異世界転移物にもよく出てきます。
庶民ともわりと簡単に交流を持っている人も多いので(普通の旅客便を利用するケースが多いようで、国際空港に行くとよくいる)馴染みやすいかもしれないです。
滅んでしまっていますが、女優のアンジェリーナ・ジョリーはフランスの伯爵家(王族の親戚)の末裔です。
そう言われれば、生意気そうですよね(個人の感想です)
韓国の漫画ではあんまり登場してこない気がします(男爵は多い)。
それと脱線してしまいますが、日本だと「異世界モノ」は
『転生』(向こうの世界に生まれ変わって再登場!)
『転移』(そのまま向こうの世界に飛ばされるが、何らかの能力が付加されて人生再出発!)
が多い(でなければ「異世界からこっちに誰かが来ちゃう!」バージョン)ですが、韓国の漫画は『憑依』が多いです。
過去の名将軍とか有名な国王とかが、現代のしょぼくれたチキン屋の眼鏡野郎とかに乗り移る・・・「ヒカルの碁」みたいな・・・話が多いです。
私が定期的に購読している
「俺が育てたS級たち」(縦読み・フルカラー)
「神血の救世主」(同上)
はそうです。
「俺が育てた~」は登場人物がスヒョン君とかイミョンさんとか韓国の名前ですが、「神血の~」は登場人物が日本人です・・・。ただし鬼滅の刃と同じく「難しい漢字の普通の読み方」が多く、混乱します。しかも手本が日本のアニメなのでしょうか?「こうさか」「すばる」など「Fateシリーズ好きなのかな?」「リゼロ見てるのかな?」とどっかの作品と被った名前ばかりです。
続く