舟木昭太郎の日々つれづれ -57ページ目

DVD「カンムリワシ具志堅用高~全タイトル15戦」第1部&第2部、待望の再販!!/他


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ブログ
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■[旅券]シリア渡航希望のカメラマン旅券返納の是非
 ~「報道の自由」は無制限か~
 ~自己責任も最後は国家を煩わす~
■[唱歌]外国の曲を借りた唱歌の数々 PART①
 ~あれ、「真白き富士の嶺」も外国の曲?~
[今週の雑学講座]

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[旅券]シリア渡航希望のカメラマン旅券返納の是非

「報道の自由」は無制限か

今回は、外務省がシリア渡航希望の男性フリーカメラマンのパスポートを強制的に返納させたことに対する是非を採り挙げてみた。
 
同省は「(男性)は隣国を経由して、シリアに渡航する旨を表明して折り、警視庁とともに渡航の自粛を強く説得したが、意思をかえなかった」として、返納を命じた。(2/8朝日新聞朝刊)結局は外務省に旅券を没収された。
 
本人は、難民キャンプの取材などのためシリア入国を予定していたということで、「憲法が保障している渡航と報道の自由はどうなるのか」と憤慨しいるようだ。
 
外務省は旅券を押さえた理由を「シリアで日本人2人が拘束され、殺害されたとみられ、過激派組織「イスラム国」は、日本人に更なる危険を加えると宣言している」からと説明している。
  
   
自己責任も最後は国家を煩わす 

私は浅学だが、今回ばかりは外務省に利がある。難民キャンプの悲惨な状況を取材して、それを世界の人々に発信するという尊い使命感は分からぬものではないが、ここは生命安全を優先して潔く従うべきだ。「イスラム国」による邦人2人の殺害はいまだ生々しい、いま行くのはまさに「蛮勇である」(高村正彦自民党副総裁)。
 
同地帯の情況が地獄の様相を呈していて、過激派集団は公然と日本人を殺害すると宣言している。そういう危険な地域に、報道の名のもとに踏み込んでいって、同様な事件が起これば、結局、国の責任を国民は問うだろう。自制が望ましいのは論を待たない。
 
自己責任といっても最後の所は、日本国家がまた莫大な国費を使って奔走することになる。その危険が充分起こり得るのに、「報道の自由」を盾に、強行に主張するは些か傲慢に思いる。報道とはそんなにオールマイティーなものなのでしょうか。
 
スキー場の「コース区域以外で滑ってはいけません」の看板を無視して遭難したスキーヤーも同類。遭難して結局多くの人を煩わし世間を騒がしている。ダメなのはダメなのです!
 
   
[唱歌]外国の曲を借りた唱歌の数々 PART①

注:明治以来の唱歌は国が「初等、中等の学校で教科書用にもちいられて、日本語で歌われる、主として洋楽系の短い歌曲であり、徳性の涵養と情操の鍛錬」を主目的とした。
(日本唱歌集より)
 
あれ、「真白き富士の嶺」も外国の曲?
 
真白き富士の嶺 緑の江の島
仰ぎ見るも 今は涙
帰らぬ十二の 雄々しきみたまに
 
FMラジオ聴いていたら唱歌「真白き富士の嶺(根)」の原曲はアメリカのものであると聞かされ、ええ?と思わず唸ってしまった。当たり前に日本の歌と思っていたので、これは私にとって少なからずカルチャーショックだった。
 
明治43年1月23日、逗子開成中学の生徒12人が乗るボートが転覆遭難、全員溺死した。この悲報に接した系列校の鎌倉女学校教諭三角錫子さんが、一夜で詩を作り、当時女学校などで盛んに歌われてた「夢の外」(米国ガードン作曲)に、その詩をつけて「七里ヶ浜哀歌」とした、と。
 
同年2月6日、逗子開成中校庭での大法要の席上、哀悼歌として鎌倉女子校生徒により合唱、初演された。原曲が賛美歌だったこともあり、鎮魂歌として、そのメロディーが心に浸み忽ち歌は広まる。
 
後に「真白き富士の嶺」改題、流行歌手によって歌われに伴い曲は、全国に流布された。さぞ、三角教諭も「この曲しかない!」と夢中で曲に合わせて詩を紡いだことだろう。外国の曲と日本の詩との見事なまでのマッチング、これなぞ究極の組み合わせだ。
 
注:この項来週につづく。
 
参考資料:「童謡・唱歌みんなのうた」(新星出版)「日本唱歌集」(堀内敬三&井上武志編 岩波クラッシック)「You Tube」「Wikipedia」
  
 
[今週の雑学講座]
 
太陽の色は何色?
 
日本では「太陽」といえば”赤”です。
♪白地に 赤く 日の丸 染めて~の唱歌にもあるように、太陽は赤色が当り前です。

ところが、中国は”白”なのを知っていましたか?
台湾の国旗も「青天白日旗」(せいてんはくじつき)で、白なのです。

国の文化によって、太陽の見える色の受け止め方が異なります。(出典:漢詩のレッスン)
 

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[惜別]山口洋子さんお別れ会/我が懐かしの新宿歌舞伎町「セピア」閉店/他

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■[惜別]山口洋子さんお別れ会
 ~業界から幅広い出席者300名!~
 ~それぞれの々の弔辞~
 ~キックボクシングのファン~
■[殺害]湯川、後藤さん二人の邦人を殺害
 ~イスラム国の真の狙い~
■[閉店]我が懐かしの「セピア」
 ~これも時代の流れ…~
[今週の雑学講座]

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[惜別] 山口洋子さんお別れ会 

業界から幅広い出席者300名!

直木賞作家で作詞家、はたまた銀座「姫」のママとして昭和史を華やかに彩った「山口洋子さん お別れ会」(出版社、新聞社など11社が発起人)が1月28日、ホテルオークラ東京別館のオーチャードルームで行われた。
 
私も御縁あり招待を受けた。山口洋子さんは昨年9月6日に死去(享年77才)していたもので、幅広い親交ぶりをうかがわせるように、出版、芸能、スポーツ界ら多くの著名人が出席(約300名)して、最後の別れを惜しんだ。
 
伊集院静さん、作曲家・平尾昌晃さん(風邪で中条きよし代読)野坂昭如さん(友人の代読)権藤博さん(元大洋ホエールズ監督)らの弔辞があり、五木ひろしさんの献歌ありで、誠に心暖まるお別れの会だった。 
   
それぞれの々の弔辞 

弔辞は、其々のウィットに富んだエピソードを紹介した。
伊集院さん「山口さんは気風のいい人だから、風邪の平尾さんも皆さんも(あの世に)呼びこまれないように。」とブラックユーモアで。
 
野坂さん「生まれながらの作家だった」。
 
権藤さん「”よこはま・たそがれ”あれは、俺がモデルかと言ったら、「バカ」と言われた。山口さんは我々プロ野球人からは、飲み代(クラブ姫の)は1万円しか取らなかった。」
 
山口さんは熱狂的な”虎キチ”で、野球をこよなく愛し、取材に訪れたプロ野球のキャンプ地での写真パネルが壁に飾られ、それらは、いずれも嬉々としたした表情が印象深かった。また、球団から贈られたユニホームなど遺品が並び、さながら野球博物館を思わせた。
 
献花で祭壇に手を合わせたら、にこやかに見つめる山口さんの遺影と目が合った、とたん香港で御一緒したおりのことが甦った。「女らんめい」を長期に亘り連載したデイリースポーツではこの日「ありがとう山口洋子さん」の12ページのタブロイド版追悼特集号出して、故人の業績を称えた。
 
  
キックボクシングのファン 

出版された著書127冊、作詞した主な歌謡曲31曲!県立富里高校の校歌まであった。
女優(東映ニューフィス佐久間良子と同期)、姫のママ、作詞家、小説家、まさに昭和を動かしたマルチ人間である。
 
才能あふれる、こんな女性は二度と現れまい。「度胸も愛嬌も携えて、駆け抜けた77年の一生 ありがとう、そしてさようなら 山口洋子さん」(デイリースポーツ追悼号より)
 
キック界からは、元野口プロモーション野口修、元日本キックボクシング事務局長遠藤晴丈、元野口プロマネジャー遠藤晴大、新日本キックボクシン代表伊原信一、藤本ジム会長藤本勲と私で、しばし歓談して故人を懐かしむ。山口さんは、キックも大好きな人だった。忘れられぬ方である。御冥福を心からお祈りします。
 
<主な列席者>
[スポーツ界]江夏豊、星野仙一、田淵幸一、権藤博、衣笠祥雄、古葉竹識、山本浩二、小早川毅彦、北の富士、川渕三郎 
[芸能・出版界]伊集院静、五木ひろし、カルーセル麻紀、北方謙三、坂本冬美、デヴィ夫人、中条きよし、林真理子他(敬称略、順不同)
 
  
[殺害] 湯川、後藤さん二人の邦人を殺害 

イスラム国の真の狙い 
 
先週から今週にかけては、なんだかイスラム国の話題で一色だった。そんな中、私は30日から1日まで白内障(今回は右目)の手術で、東京医科大に入院した。雪が降る朝の入院だった。
 
1日、午前自宅に戻る日は、一転突き抜けるような雲一つない青空。電車の中でスマホを覗くと「後藤さんは殺害されたようだ」のニュース。ヨルダンのパイロットはどうしたんだろう?生存も危ぶまれる。
 
どうもイスラム国は、当初から世界を揺さぶる狙いがあったと見る。湯川さんに続いて後藤さんの殺害は、日本はイスラム国の敵とみなされた結果だ。安倍総理の言ってることは正論だが、必要以上に彼等を刺激しない方がいい。
 
イスラム国の焦りが見える。空爆は彼等には相当こたえているのかも知れない。残虐な殺害は今後一段と増える可能性がある。中東はますます兵馬倥偬(へいばこうそう=戦争がたえないこと)の様相だ。
 
日本は否応なく有志連合の一員とみなされ、イスラム国のテロに巻き込まれた。中近東に在留する人、旅行する人は特に警戒が必要だろう。
 
  
[閉店] 我が懐かしの「セピア」 
  
これも時代の流れ… 
 
27日は新宿歌舞伎町の「セピア」の閉店で藤原敏男会長、友人Eさん、Oさんと繰り出す。思えば懐かしい店で最近は全く寄りつかなかった。
 
私たちが通ってから20年、もう二昔。これも時代の流れ。日本は少子高齢化で何もかも先細る。飲み屋街も例外ではない。私もあの熱き心を疾うに失っている。
 
さらば、さらばよ、我が遊びし「セピア」」よ。岡本ママ、従業員の皆さん、お疲れさまでした。感謝!
 
  
[今週の雑学講座]
 
六根清浄(ろっこんしょうじょう)の意味
 
六根とは迷いを生ずる元となる、眼・耳・鼻・舌・身・意をいう。俗念(六根)を抑えて清らかな心になること。
 
 
お別れ会で「渚の女」(作詞:山口洋子、作曲:五木ひろし)を献歌する五木。

 
東京医科大の入院食(昼)、メンチかつ、酢のもの(左)、切干大根の煮つけ、五穀米の御飯、お茶。いずれも低カロリー、薄味。

 
1日午前病院からの帰宅途中、自宅付近の碧く澄んだ空と雲照寺の正門。

 
27日は新宿歌舞伎町の「セピア」が店終いで、藤原敏男会長(右より二人目)、友人たちと繰り出した。従業員と記念に1枚。

 
  

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人命と自己責任/山縣有朋という大元帥の評価/他

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■[拘束]自己責任の教え
 ~人命と自己責任~
 ~軽薄な行動が迷惑を産む~
■[歴史]山縣有朋という大元帥の評価
 ~生涯に九つの別荘を造る~
 ~非業の死、志士たちが浮かばれぬ~
[今週の雑学講座]

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[拘束]自己責任の教え

人命と自己責任

イスラム国が日本人二人を拘束したとして、我国に2億㌦(約236億円)の身代金を72時間の期限付きで要求した事件は、四方八方手を尽くしての救助作戦の甲斐もなく湯川遙菜さん(42)は、殺害された信憑性があると政府は申した。残念なことである。
 
もう一人のジャーナリスト後藤健二さん(47)は、ヨルダンに拘束されている死刑囚(サジダ・リシャウィ女史=2005年アンマンでの同時爆破事件の実行犯の一人)との交換を釈放条件にされて、緊迫した情況が続いている。全く卑劣極まりない行為で、許せない。
 
とはいっても、拘束された日本人二人に非が無かったわけではない。例えば湯川さんは、機関銃を手に得意気なポーズをネットに流すなど、あれは軽薄なピクニック気分に見えた。民間軍事会社の経営者だそうだが、イスラム国へ行く大義が果たして有ったのか、私は疑う。 
  
   
軽薄な行動が迷惑を産む 

こうした軽い気持ちが結果的に国や国民に多大な迷惑を掛けている。日本政府はこの地域を危険だとして、渡航を禁止している。禁を犯して行った。自己責任は少なくとも逃れられない。これが現実だろう。
 
ここは何があろうとも、情に流されることなくしっかり総括すべきだ。哀悼の言葉や同情論だけでは、これからも国が振り回されるだけだ。教訓を生かしてこそ犠牲者も浮かばれる。
 
後藤さんの場合「友人の湯川さんを助けるため行きます、何があっても自己責任です」との動画メッセージが流された。しかしその行動は尊くても、ジャーナリストとしてイスラム国で拘束されれば、どんな事態になるかは熟知していたはず。
 
自重してほしかった。欧米のマスコミ人が当地で何人も標的にされ、そして拘束され殺害された無惨な事件の数々は、いまだ生々しいのだから。
 
挙句アンマンの爆破事件の女と交換条件に利用され、ヨルダン政府にものっぴきならない迷惑が及んだ。それにしても、後藤さんには不可解な部分がある。やがて週刊誌等で、つまびらかにされるだろうと思うが、酷なようだけど私は敢て言いたい。美談だけでこの事件を語ってはいけないと思うのだ。
  
   
事件は昨年10月に遡る 

降って湧いたような事件だが、何と事の始まりは昨年10月に遡るというから驚く。後藤健二さんの連絡が途絶えたのは、シリア入りした昨年10月末で、夫人は外務省に相談したという。その後夫人の元にイスラム国からメールが10通も届いて、結果「拘束している。身代金20億円払え。」(情報・朝日新聞)と脅迫されていたという。
 
ということは、政府・警察は水面下で必死で解決の糸口を探っていたことになる。総理の中東歴訪は、多分にこの事件も何かしら関係があったと今になって分かった。とは言え、勿論一日も早く後藤さんの解放を願うのは吝(やぶさか)でない。
 
50人のヨルダン市民の命を奪った同時爆破事件の実行犯と引き換えに、捕虜になっているヨルダン人パイロットと後藤さんの解放を公言するイスラム国。日本国とヨルダンとの板ばさみにあって最も苦慮しているのは、他ならぬヨルダン政府だろう。
 
どのような解決策に辿り着くのだろうか。その解決の鍵はいまやヨルダン側が握っている。大きな借りを日本国はヨルダン国に作ってしまった。今度の件で、国の名誉を損(そこな)わなければいいが、と私は危惧している。
  
  
[歴史]山縣有朋という大元帥の評価 

生涯に九つの別荘を造る

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」が始まった。吉田松陰(役・伊勢谷友介)の妹・杉文(役・井上真央)をモデルにしたものだ。文は久坂玄瑞(役・東出昌大)と結婚、久坂は禁門の変で僅か24才の若さで切腹する、こうした激動の幕末維新を文は生き抜いていくのだが。
 
さて、ここではドラマを論じるわけではない。日本陸軍の創始者といわれる元陸軍大将山縣有朋(やまがた・ありとも1838年6月14日~1922年[大正11年]2月1日)のことを綴りたい。元老の中の元老、山縣有朋の光と影を。
 
山縣も長州藩の足軽の子として生まれ、高杉晋作に見いだされ、奇兵隊の軍監に抜擢され出世への糸口を掴んだ。明治政府では「国軍の父」と仰がれ総理大臣(第3代、8代)、枢密院議長などを歴任した。さながらその一生は黄金燦然。
  
と、ここまでは、山縣公の出世街道ストーリー。次からは作家・小島直記の著書「人生はまだ七十の坂」(新潮社)を元に進む影の部分。「(山縣が)怪しい金で九つもの大別荘造るような生き方に、反発を覚える」と著者は憤慨している。そのくだりを書きます。
 
毀誉褒貶は人の常、そこを考慮してもその実体は異常と言わざるを得ない。軍監時代の慶応三年(三十才の頃)先ず長州吉田村に最初の別荘「無鄰菴」を作る。この資金は近郊の豪商・豪農に資金を出させた、ものだといわれる。
 
これで別荘に取り付かれ、以後十年ごとに別荘を造る決心をしたと。十年目に造ったのがあの有名な目白・椿山荘(今はホテル)、敷地一万八千坪。山縣が四十才、陸軍中将のとき。
 
十年後(五十才)、今度は大磯に「小淘庵」(敷地五千坪)を、それから四年後五十四才(陸軍大将)の時に京都鴨川に「無鄰菴」(旧支倉邸)を買い上げ、更に四年後(五十九才・日清戦争第一軍司令官)には京都南禅寺に「無鄰菴」を購入。(伊藤博文、山縣有朋、小村寿太郎らと日露戦争の決断をした名庭園)。 
   
非業の死、志士たちが浮かばれぬ 

続く六年後(六十五才)時に小石川水道橋に「新々亭」(さらさらてい)、その五年後(七十才・公爵)古稀の記念に小田原に敷地一万坪の「古稀庵」、続く六年後元首相清浦奎吾の小田原別荘「皆春荘」(二千坪)を買い取る。それでも飽き足らずその四年後、八十才(傘寿)のときに東京麹町に「新椿山荘」(敷地七百坪)に西洋館と日本館を造った。計九つの大別荘。これ自慢できますか?
 
山縣の陸軍中将時の給料が400円、果たして建設資金はどこからでたのかと誰もが疑問を持ちます。事実彼が陸軍大将のとき「山城屋和助事件」(明治5年、陸軍省から無担保で金を借り、金を返せず山城屋が陸軍省内で自殺)があり、山縣も汚職の嫌疑を受けた。この時彼を助けたのは西郷隆盛。この西郷を西南戦争で追い詰めたのは参謀山縣である。
 
「七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず」(論語・孔子)、つまり七十才になったら心のままに行動しても、人道を踏み外すことはなくなった」という解釈だが、山縣はそんなことは眼中になかったようだ。
 
幕末維新前夜の長州藩は、多くの替え難い志士たちが非業の死を遂げ屍(しかばね)累々。吉田松陰、久坂玄瑞、高杉晋作らその屍の上で、山縣は八十四才まで生き、かくのごとき生涯を送った。
 
「一つ陸海軍人は質素を旨とすべし」(勅諭)。早逝した幕末の志士たちは、草葉の陰でさぞ嘆いていたことだろう。これが山縣有朋の実像である。
 
  
[今週の雑学講座]
 
鼎(かない)の軽重を問う

鼎とは、天下の宝物を指す。天下に徳のあるときは重く、得が無ければ軽くなると伝えられていた。転じて人の実力を疑うこと。【問鼎軽重】

 

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日本人は「私はシャルリー」になれない/ばらまき外交をストップせよ/他

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■[デモ]日本人は「私はシャルリー」になれない
 ~宗教と風刺の間~
■[俳諧]俳句の勧め
■[政治]総理の中東歴訪・ばらまき外交をストップせよ
[今週の雑学講座]

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[デモ]日本人は「私はシャルリー」になれない 

-反テロデモと言論の自由-
 
パリの風刺新聞「シャルリー・エブド」がイスラム教の預言者ムハマドを風刺したとして、7日イスラム過激派2人によって銃撃され、記者ら12人が殺害されたテロ事件は、内外に大きな衝撃を与えた。
 
その後12日にはスーパーや工場の倉庫に人質を取って立てこもり、4人が殺され結局17人もの犠牲者がでた。これに対してフランス国民は、凡そ350万人!とも言われる空前の反テロデモを起こした。
 
言論の自由と建国の精神(自由、平等、友愛)を守るためにと。さすが民衆蜂起で革命を為した御国、ここ一番の活力は健在だ。羨ましく思う。
 
日本では考えられぬことだ。あの原発事故でさえも国民の中には他人事のような人もいた。「自分達の国は自分達で守る」と、かの国はここぞという時には団結して行動を起こす。「私はシャルリー」に、残念だが日本国民はなれない。 
 
    
宗教と風刺の間 

でもどうなんだろうな、社会の公器として、勿論表現の自由は保証されるべきものであるが、そこにも自ずと抑制されてしかるべきものがあると、私は思うのだ。特に宗教に関しては。敬虔な信者がいることも忘れてはいけない。
 
矛盾しているけど。平和はいつも危ういものだ。報道する側もされる側も共に「寛容」であることが求められると私は思う。報道だからといって、高慢になってはいけない。過激派テロ集団は勿論論外だ、要はイスラム教徒というだけで、迫害してはならないということ。賢明なフランス国民は既にお分かりだと思うが。
 
日本の大新聞では、宗教を風刺した漫画を殆ど見られないのは、宗派との間のトラブルを畏れての事だと推察するのだけれど、このような事件が起きたればこそ、イスラム教のタブーの実体を読者に分かり易く解説して欲しかった。
 
シャルリー・エブド紙は、事件後に刷り部数が700万部まで伸びて、引っ張りだこらしい。その勇気を讃えるべきだろうが、今回のテロ事件を怨嗟が怨嗟を産む負の連鎖にしてはいけないのだと、心からメッセージを送るものである。
  
 
 [俳諧]俳句の勧め

-井上井月に添う日々-
  
このところ少しばかり真面目になって俳句作りに励んでいる。とても他人に見せられるような代物じゃないが、読書に倦んだりして、ぼやーっとしたときに句を編む。推敲というやつだ、切字も季語も、一番大事な決め事も、原則さえでたらめだが、なんだか一場の気慰めになる。
 
17文字に宇宙を押し込むなんぞ、これは世界一短い文学で、それだからこそ奥行きがあり難しい。私の田舎の同級生のM女史が、東京に住み俳句結社に所属して、高名な先生に指導を受け、知らぬ間に素晴らしい作品を生み出している。彼女に触発された。
 
私も元々俳句は好きで、芭蕉とか子規とか、一茶とか読書に倦んだときには、ぱらぱらめくっては楽しんでいた。最近はもっぱら井上井月(いのうえせいげつ)に興味がいき、新刊「漂泊の俳人 井上井月」(伊藤伊那夫著 角川学芸)を購入した。平明な解説で分かり易し、お勧めの本。
 
句はもとより、酒と漂泊の俳人と知り、より興味をもった。井月は信州の人、生一本で、漂泊の末ボロボロになって滅した。酒が手に入ると「千両!千両!」と言って無邪気に喜び、芥川龍之介や種田山頭火に影響を与えたそうである。そんな偉大な俳人であるとは、私も最近知った。
  
鶺鴒(せきれい)や飛び石ほしき朝の川
 
朝寒や人の情(なさけ)は我が命
 
川風も松風も来て夏祭り

(井上井月)
 
以上がプロの詠んだ句。下がアマチュアの我が愚作。
 
白妙(しろたえ)の畠や葱(ねぎ)の誇らしげ

初春(はつはる)の箱根路跳ぶや山の神

(1月3日午後1時30分頃、宮ノ下富士屋ホテル前で駅伝を詠む) 
 
  
[政治]総理の中東歴訪・ばらまき外交をストップせよ 

-国の財政は火の車だというに-
 
相変わらず外向きがいい日本外交。安倍総理は、最初の訪問国エジプトで、先ず「日本は中東の伴走者」と演説して、新たに25億㌦(約2940億)の支援を約束した。
 
同国へは、13年にも22億㌦を支援した。新たにといったのはそのことだ。我国の借金は、1月18日午前9時45分現在で、約1004兆1155億、家庭の負債額は約1932万円強だという。(経済ジャーナリスト財部誠一のWEBサイト「日本の借金時計」より)
 
ことほど左様に、国家財政は火の車。果たして、こうしたばらまきは許されるのかどうか。支援するにしても、別の方法を模索するべきだ。
 
ある経済評論家は「こまま推移すれば、東京五輪が終る2020年頃には国家財政は破綻する」と警告する。例え消費税を30%にアップしたとしてもだという。安閑としていられぬ問題だ。
 
誰かこのばらまき外交をストップする政治家はいないものか。雪だるま式に借金が増えて、或る日、気が付けば預金も国民年金も屑となる日…リーマンショックなどのスケールでは済まない。本当、他人事ではないぜ。「日本は危うい」とは、久坂玄瑞(NHK大河ドラマ”花燃ゆ”での言葉)、まさしく。 
 
 
[今週の雑学講座] 
 
人生は皆夢~夢の中(うち)、又其の夢を占う~

【夢之中、又占其夢】(荘子)

「人生のこと一切は皆夢にほかならない」という意味だそうです。
 
 
初春のビル群の黄昏

 

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ボクシング再考・年末のボクシング視聴率低調で/権威を失墜したWBA/他

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■[サッカー]“岡ちゃん”の冒険心に拍手
■[大相撲]チンギス・ハーンの末裔たち
 ~相撲は文化を欠落した~
■[ボクシング再考]年末のボクシング視聴率低調で
 ~WBAもWBCも「キム王朝」と同じだ!~
[今週の雑学講座]

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[サッカー]“岡ちゃん”の冒険心に拍手 

元日本代表監督岡田武史さん(58)が四国リーグ社会人「FC今治」の代表、つまりオーナーに就任した。喜ばしいことだ。これこそまさに「地方創生」の見本。今治といえばタオルの町として有名だが、さぞや地元のファンは期待を膨らませていることだろう。
 
岡田監督といえば、二度の日本代表監督を務めたあと中国杭州緑域のクラブチームの監督になった冒険心旺盛な人だ。この度もFC今治のオーナーを引き受けるに際し「自らの実験」とうたっている。いつも変わらぬ挑戦者魂が、マグマのように沸々と湧いている。
 
私はこういう人を尊敬してやまない。朝ドラ「マッサン」でエリーも言っているではないか。「マッサン、人生はボウケン」と。
 
昨年末、監督には今後一切ならないといった御仁が、PS4「ワールドサッカー ウイイレ2015 日本代表」の監督を引き受けた。己に対する鼓舞とサッカー界が盛んになるようにとの応援のつもりであろう。地味に、コツコツ歩む“岡ちゃん”に乾杯!
  
 
[大相撲]チンギス・ハーンの末裔たち 

1月場所が国技館で始まった。横綱白鵬が、大鵬の持つ33回の優勝記録を一気に抜き去るかが注目されるが、私は白鵬に限らず、依然またモンゴル勢の優勝争いとみるから食傷気味で、興味が薄い。
 
横綱は東・白鵬、同・日馬富士に同西・鶴竜と3人、関脇逸ノ城、東前頭二枚目照ノ富士、同前頭七枚目旭天鵬とざっと上位はモンゴル勢で占めている。これじゃ、どうみてもモンゴル場所である。
 
私のようなオジサンは、若乃花(初代)や栃錦、千代の海に時津山、信夫山、そうだ大内山や松登もいたっけ。ラジオ放送から聴こえる取り組みに熱狂したものだ。あの頃の熱い思いはとうに無い。まさに大相撲が大相撲であった時代。 
 
    
相撲は文化を欠落した 

いま、チンギス・ハーンの末裔たちが大草原を疾走するように土俵を蹂躙して、日本の力士には防ぎようもない。第二の蒙古襲来、あの神風を期待すべくもない。大関琴奨菊や稀勢ノ海や遠藤(東枚頭3枚目)あたりが奮起して、せめて国技の意地を見せて欲しいものだ。
 
国技がいつの間にか、趣(おもむき)のない文化という大事なものが欠落した、単なる「競技」になってしまった気がしてならない。あの日馬富士の勝てばよいという張り手を見ると。
これって単なる感傷か。
  
 
[ボクシング再考]年末のボクシング視聴率低調で 

前週「安売り商品となったボクシング」と題して、ボクシングがいかに凋落しているかについて書いた。2日間で計8試合の世界戦。盛況、花盛りの目出度い状況かと言えば、とんでも錯覚。(前回世界戦9試合としたのは8試合の間違いでした)
 
試聴率を視れば簡単明瞭。30日のフジテレビ、井上尚弥(大橋)がナルバイス(亜)を2回KOでプロ8戦目の2階級制覇と話題になった。井上の快勝に絶賛する声もあるが。
 
またロンドン五輪ゴールドメダリスト村田諒太(帝拳)も出場して、話題に事欠かないのに何と7.6%、テレ東(内山高志、河野公平ら)の試合は5.8%、TBS(高山勝成、天笠 尚の世界戦に井岡一翔のノンタイトル)は、天笠、井岡が9.0、高山が3.4%と平均視聴率は総崩れ。
 
年末のボクシング放送にも何らかの影響は避けられまい。
WBA,WBC,IBF,WBOと4団体の世界戦が乱立した結果が、この顛末。さながら「ボクシング芋煮会」もファンにソッポを向かれたのは明瞭な数字だ。
 
4団体が等しく17階級を擁して17人の王者がいることは前回紹介した。然るに4団体×17王者=68人の世界王者。こんなにチャンピオンがいて、価値が問われるのは当然。知らないファンは、へぇ~そんなに世界王者がいるの?と驚き愛想をつかすだろう。
  
   
WBAもWBCも「キム王朝」と同じだ! 

WBA(世界ボクシング協会)という組織は最古の歴史を持ち元をただせば、WBCもIBFもWBOもここから分派した組職である。本部はベネズエラ、中南米のとりわけパナマ、とベネズエラが主導権を握り会長職をこの二国で独占している。
 
WBAの次期会長にはヒルベルト・メンドサ・ジュニア(ベネズエラ)が有望とか。父親が亡くなりその後釜に座る。WBCは本部がメキシコ。凡そ40年も会長職に君臨「スライマン王国」を築いたホセ・スライマンが、昨年1月に82才で逝去すると、これまた四男マウリシオ(メキシコ)が受け継いだ。
 
何のことはない、両団体とも北朝鮮の「キム王朝」と同じ。世襲して、私物化、利権を貪っている。タイトルマッチはその認定料がオイシイ収入源だから、次々に増やし17階級。
 
WBAはそれに暫定王者に、UD(比類なき)王者やSC(スーパー王者)などわけのわからぬものまで作った。UDかSCかは、後世の人々が決めるもの。
 
それを敢て設けたのは全て金儲けのため。挙句WBCはムエタイ王者も認定する有様は目を覆いたくなる。何処まで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ、だ。
 
WBAはかつての権威を失って他の団体とドングリの背比べ。そうした団体にとっては、日本は「黄金の国、ジパング」だった。芸者、温泉旅行の接待、秋葉原での最新電気・電子機器のお土産付、ファイトマネーの支払もテレビ局が付いているから間違いなし…それもこれもやがて出来なくなる。
 
そうして、ボクシングは凋落して行った。全ては身から出た錆び。マスメディアも阿諛追従して、一緒になって踊っては御終いだ。ボクシング、この素晴らしい格闘技を未来へ引き継ぐために、各々が現状憂い、真正面から強く物申すべき時である。
  
 
[今週の雑学講座]
 
端的只今(たんてきただいま)

武士の要諦を表した「葉隠」の中の一節で、その言葉の意味は、人生は「現在の一瞬に徹して生きなければならない」ということである。

これに気が付けば、たとえどんなことが起きても、右往左往することもないと教える。時代制度は変われどこのコトバは、いまに通ずるものだ。私は「毎日が大晦日」と考えている。

ついでに、葉隠が唱える究極の恋とは「忍ぶ恋」なそうな。参考までに御紹介します。

恋ひ死なん 後の煙にそれと知れ 
終(つい)にもらさぬ中の思ひは


ですと、武士社会というものに人権というものがない。恋も愛も出来ないとはねえ、現代に生まれて良かったニャ!


【P.S.】
私事で恐縮ですが、今年も夜のイベントや宴会は控え
させて頂きます。朝型に生活を完全に切り替えていますので...。
申し訳ございません。

 
夜明け前の公園の寒月

 
  

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宮ノ下で感動体験/安売り商品となったボクシング世界戦/他

平成27年最初のブログです。
今年も宜しく御願い申し上げます。

          舟木昭太郎
 
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■[正月]元旦のラジオ体操
■[箱根駅伝]宮ノ下で感動体験
■[読書]あの時代の平均寿命は20才
■[ボクシング]安売り商品になった世界戦
[今週の雑学講座] 
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[正月]元旦のラジオ体操

大晦日は近所の雲照寺にて家内と鐘を突き、開けて元旦は氏子である代々木八幡神宮に初詣しました。参拝が終わり帰ろうとすると、鈍色(にびいろ)の空からひらひら雪が舞ってきました。
 
「ほら、雪だよ」と私がいうと家内は、「あら本当、元旦の雪は縁起がいいのよ」天を仰ぎいった。何でと理由は聞かなかったが、多分汚れた大地を清めるからなのだろう、と私は勝手に解釈した。理由がなくとも、正月に降る雪は何となく清々し映るものだ。
 
また松の内はなぜか心が高揚して、酒も普段より量を重ねてしまうものだ。「酒は天の美禄なり」(貝原益軒)というが、自分を甘やかすことになり、元旦はいつものように早朝5時半公園に出かけ一人体操をして帰って来た。公園は森閑として、他に老男性が独りだけであった。
 
2日から4日までは箱根は仙石原の深まったところにある会員制のリゾート施設で静かな正月を過ごした。2日は9時のロマンスカーに乗り、登山電車を宮の下で下車。箱根駅伝の往路を家内と見物。
 
   
[箱根駅伝]宮ノ下で感動体験

富士屋ホテルの入口付近は熱心な駅伝ファンで身動きがとれないほどだった。我々夫婦は1時間半前から待機していた。天気は晴れ、昨日降った雪も道路は溶けていた。
 
この区域は大学関係の応援団は入れず、一般の見物客だけ。ディスクジョッキーみたいな掛け合いトークがスピーカーから終始流れ、ときに選手たちがどの辺りを通過したかを随時知らせてくれる。とても臨場感溢れるスポットでした。
 
ここは小田原中継点からの過酷な山登りの五区、予め通過ランナーの簡単な名前の入った選手一覧プリントとメガホンが我々に配布され、係員が名前をボードに掲げる段取り。
 
刻一刻とその時間が近づき、まさに選手の姿が見えると花火が3発立て続けに上がる。先頭を走っているのは青山大の神野選手。一斉に「神野(かみの)!神野!」の大コール。神野はあっという間に見物の目の前を通過。叫んでいる本人が、何故か胸に込み上げてくるものがありました。
 
次に駒沢の馬場。また花火が三発。「馬場!馬場!」の連呼、そうして順々に最終走者が通過するまで公平に名前を呼び続けた。校名じゃない、それだ!感動を覚えたのは。
 
得難い感動を経験した。箱根駅伝を支えているのは、あるいはこうした名もないファンかもしれない。皆さん、宮の下で一度は声援を送ってみて下さい。熱い思いを得られるはずです。年の初めの御利益でした。
 
 
[読書]あの時代の平均寿命は20才

年末年始は予め図書館で借りてあった本を濫読できた。「中世文化の美と力」(中央公論新社)、「人間自身考えることに終わりなく」(新潮社=池田晶子著)「遥かな道」(河出書房新社=津村節子著)他、藤沢周平文庫本二冊。
 
中世は、文学、芸術、仏教が花と開いた時期で読む程に目を開かれるが、室町時代の平均寿命が20才だったとは初めて知った。戦乱が絶えなかったことも主要な原因だろう。日本は戦後70年、平和であることが世界に冠たる長寿国になった、と改めて痛感した。
 
 
[ボクシング]安売り商品になった世界戦

年末はさながら「ボクシングの御徒町」、バーゲンセールの様相だった。30~31日の2日間でタイトルマッチが9試合もあった。加えてWBA,WBC,IBF,WBOと団体ベルトが犇めいて、もう誰がどの組織のチャンプなのか、とんと分からない有様。
 
4団体が同じ数の17階級を有しているわけだから、チャンピオンの総数も17×4=68人!これじゃ有難味もない。ましてや名前も覚えきれるものではない。
 
これに暫定王者のおまけまで付くのだから、とんでもない。一興行に世界戦はメインイベントは1試合だけ、という昔日の格調はもう泡と消えた。
 
こんな状況下で2階級、3階級制覇したと吠えても世間は承知する訳がない。玉石混交とはこのことだ。折角の優秀な選手もバーゲンセールに埋もれて輝きを失っている。嗚呼、昔の栄光いま何処。
 
大晦日は東西であり、これも紅白に対抗する番組が組めずに手っ取り早くボクシングを垂れ流すという、テレビ局の安易な手法に問題もある。ボクシング界は一見盛況のごとくにあるが深層部分は、実は腐りかけているのである。
 
バラエティー番組とごっちゃにして、視聴者取り込もうとする魂胆、それだけボクシングの格と質が下落したという証であろう。こんな安易な方法続ければ、いずれ両者は共倒れすることになるだろう。ボクシング界は真剣に現状を把握せねばならない。この項、また後日。
 
 
[今週の雑学講座]
 
旬(じゅん)とは
十(トオカ)間、一カ月を十(トオカ)ずつに分けたたときの(それぞれの)十日間。初旬、中旬、下旬。
 
旬(しゅん)のものとは
「旬(しゅん)のもの」といえば、野菜や魚が一番おいしいとき、または市場に沢山出回る時季をいう。食物の「旬の時季」も最も美味しとされる10日間を意味するらしい。
(参考:三省堂国語辞典+Wikipedia)
 
 
箱根駅伝、宮ノ下富士屋ホテル前を通過する選手の力走。
沿道では選手に声援を送る。

 
箱根神社の初詣の賑わい

 
晴れ渡った芦ノ湖、富士山と赤い鳥居。(3日)
 
 

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新年の御挨拶



2015年が、皆様にとって明るく希望に満ちた年となりますようお祈り致します。
今年最初のブログは1月5日(月)を予定しております。
本年も引き続きご愛読の程、宜しくお願い申し上げます。


初詣で賑わう渋谷区の代々木八幡神宮。

 

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一年の御愛読に感謝/黒田の広島復帰は『絆』/他

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一年の御愛読に感謝
老いの人生の生き方
■[野球] 黒田の広島復帰は『絆』
■[フィギュア] 羽生は限りなく高みを目指す
 ~女子は10代の選手が主導権~
[正月の和歌&俳句]
[今週の雑学講座]
 
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一年の御愛読に感謝

今回が2014年最後のブログとなりました。もうすぐ年が明けて新年が始まります。カウントダウンに入りました。今年一年、読者の皆様にとってはどのような年だったでしょうか。
 
私にとっての2014年は、可も無し不可無の平穏な年でしたが、少し起伏があるとすれば念願だった「UPPER LIFE」(シルバー向けフリーマガジン)のトライアル号を9月にリリースしたことです。
 
2015年は、いよいよ冊子を軌道に乗せる時です。皆様の御協力の程を御願い申し上げます。私生活ではこれといった大病をせず大我なく、過ごすことができたのは幸せでした。
 
気になっていた白内障(左眼)の手術も無事終わり、世の中がハイビジョンで見えるようになりました。歯のケアも徹底的にやろうと決心して、10月から近所のY歯科に真面目に通っています。
 
歯磨きがかくも大切なものとはこの齢になって知りました。まさに目から鱗です。歯ブラシを2本用意して、1本は歯磨き用、1本はブラシの先の細く硬いものを用意して、歯の隙間にねじ込んで残滓(歯茎に残るカス)をほじくり出す。簡単な方法ですが誰もいままで教えてくれませんでした。
  
 
老いの人生の生き方

一つ変わったことといえば、5月あたりから太極拳を始めたことですが、幸い休まず励み、何となく様になってきたように自分には思えるのですが。ウォーキングと太極拳に、ラジオ体操が私の「健康三本柱」です。
 
カラオケ教室にも通い、これが私の息抜きの時間になっています。「全ての音楽はクラッシックに通ず」…演歌なんぞとバカにしたもんでありません。趣味の時間を増やし、老いのハンディを楽しみに替えて行きたいと、今年はまた一つ趣味の種目を増やしたいと考えています。
 
「老いは嘆くに足らず、嘆くべきは、これ老いて虚しく生きることなり」(呂新語)。読みたい本が無限にあります。今年は更に読み漁り、老いの人生、その糧にするつもりです。
 
自然災害の多い2014年でした。新たな年は、平穏な年であれと祈ります。皆様にとって2015年が明るく希望に満ちた年でありますことを御祈念致します。「一怒一老、一笑一若」この箴言を心に結び、ゆるりと参ります。 
 
 
[野球] 黒田の広島復帰は『絆』

ヤンキース黒田博樹投手(39)が古巣の広島へ8年振りに帰ってくるという。年棒総額4億円、パドレスなどの約21億のオファーを蹴っての日本球界復帰は清々しいものがある。人生は金だけじゃないということだろうか。
 
清々しいと言ったのは、日本球界への復帰に当たっての球団の選び方にある。アドバルーンを揚げるでもなくスパッと広島入りを表明、グズグズしない、それが爽快なのである。古巣に恩返しの心意気、何よりも広島県民との「絆」とみた。
 
マエケン(前田健太)と黒田博樹、2015年の広島は強いぞ。これでプロ野球も少しは盛り上がるか。少なくとも広島は燃える、”カープ嬢”も勿論赤く燃える。黒田の球界復帰は広島県民に希望の燈を灯した。目出度し。 
 
  
[フィギュア] 羽生は限りなく高みを目指す
  
フィギュア・スケート全日本選手権は、男子は羽生結弦(21)が3連覇で、11月中国杯での衝突事故から見事に立ち直った。当時、怪我を負って、競技に出場することに物議を醸した。私はその節「艱難(かんな)は汝を玉にする」と書いた。その是非は本人とコーチが決めることだと。
 
その通りになった。羽生という男は東北の被災地を背負って生き、競技を為す。それが強いバックボーンになっている。だからNHK杯にも出た。4位に終わった。
 
しかし12月スペインでの、GPファイナルでは見事優勝して、続く全日本も制して甦った。羽生は他人が思う以上に強靭な精神力の持主、周りがとやかくいう事ではない。より高みを目指し成長していくだろう。
 
  
女子は10代の選手が主導権

 
女子は、優勝:宮原知子(16)、2位:本郷理華(18)、3位:樋口新葉(13)と、10代が占めた。村上佳菜子(21)は5位に終わり、あっという間に、若い息吹に「広い河の岸辺」に押し流されてしまった。このまま村上は終わってしまうのだろうか…。
 
浅田真央がリンクから離れて、女子フィンギュアはすっかり潮目が変わった。時の流れは押し戻せない、これから先は上記3人を含む10代のスケーターが主導権をとって行くことだろう。
 
それにしても、アナウンサーの「13才の樋口が優勝したら42年ぶり」と何度も繰り返したが、42年前の選手は誰だったのかはいっこうに、名前は発せられなかった。ディレクターが傍にいただろうに、御粗末だ。因みにその選手とは1972年大会の渡部絵美さんです。 
 
    
[正月の和歌&俳句]
 
わたつうみの 浜の真砂を 数へつつ 
君が千歳の ありかずにせん

(新古今和歌集=読み人しらず)
 
正月や 下戸の来てさえ 酒を出す
(井月)
 
めでたさも 中位なり おらが春
(一茶)
 
漱石が来て 虚子が来て 大三十日(おみそか)
 
門松と 門松と接す 裏家哉
(子規)

[今週の雑学講座]
 
注連縄(しめなわ)

簡単にいえば、魔物を入れないために社や神棚に張る縄のこと。(三省堂国語辞典)縄に下げられているものは紙垂(しで)という。注連縄は神域と現世を”結界”する役目があり、厄や禍を祓う。横綱がしめる綱も、注連縄にあたる。
 
田圃などに張られる注連縄は、五穀豊穣を願う。起源は天照大神が天岩戸から出たときに二度と入らないようにするために、「太玉命」が天岩戸の前に注連縄を張ったとされる。縄の材料は刈り取った稲藁で農耕民族の風習の名残。
尚、出雲大社の注連縄は、左綯(な)えであるという。通常の注連縄は、右綯え。
 
一般の民家の玄関で飾る注連縄は神社に飾るものに改良を加えた「依り代」。厄を祓う神域を示す紙垂(しだ)、子孫繁栄を願う橙(だいだい)の実や、潔白を表すウラジロの葉、それに海老の頭部(レプリカ=目出度いとされる)を備えて飾る。(資料/Wikipedia他)
 
 
12/24 新年を待つ東京・文京区の白山神社(上)と
12/29 地元渋谷区西原町街角の小さなお稲荷(下)。

 

 
拙宅の門松飾り。
 
 

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藤原敏男は100年に1人の男/安倍総理の奇襲作戦成功せり/他

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■[選挙] 安倍総理の奇襲作戦成功せり
 ~この国に正義はあるか?~
 ~一頭の羊に率いられた民主~
■[雪] 凄まじい豪雪、これでも温暖化?
野武士の宴、藤原ジム忘年会
 ~藤原敏男は100年に1人の男~
[今週の俳句] 師走三句
[今週の雑学講座] 大取(おおと)りより、小取(こと)り 
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安倍総理の奇襲作戦成功せり

第47回衆議院選挙の結果は、安倍総理の思惑通りに終わった。自民290、民主73、維新41、公明35、共産21、次世代2、生活2、社民2で、いわゆる与党(自民&公明)は、325議席、自公で3分の2。
 
これで議会運営は、邪魔者なしフリーハンドで疾走、暴走も何でも可能。消費税アップ、特定秘密保護法から集団的自衛権、憲法改正まで、意のまま。
 
来年9月に予定される自民党の総裁選挙でも安倍総理の再選が保証されて、長期政権は確実。これで対抗馬、石破茂の総理の芽も萎んだ。700億円掛けた奇襲選挙は野党を蹂躙して何もかも狙い通り、ハッピーエンド。
 
安倍総理の一人勝ちで高笑いが聞える。自身の延命のための選挙、アベノミクスは、国民から支持されたと大見得を張れる。これはかつての郵政選挙と同じ、国民は選んだ後で「そんな筈じゃなかった」と言わねばいいが。
  
  
この国に正義はあるか?

投票率は戦後最低の52%、有権者の半分は棄権した。この現実をどうみる?政治に国民は信用していない証拠だ。北海道では元小沢一郎の腰ぎんちゃくダーティな松木謙公(維新)が比例区で当選、群馬五区では、小渕優子が11万票を得て圧勝。この国は正義はあるのか。
 
小渕議員は政治資金問題で疑惑の渦中にある人物にも関わらず、県民は何という甘ちゃん、バカか。魑魅魍魎、地元後援会という奴が諸悪の根源。
 
何の問題意識もない、元総理の娘というレッテルだけの二世議員が、国政を担う。呆れて物もいえぬ。国を思う気持ち、経国済民の気など毛頭なし、嗚呼。
 
名君上杉鷹山も言っているではないか。「政治は国民への眼差しが大切、政治家が傷をいたわるように国民をみる国、そんな国は必ず栄える。逆に政治家が国民をごみのように無視する国、そんな国は必ず滅ぶ」
 
社会保障の充実の名目で増税、といったのも、もう聞かれなくなった。弱者切り捨て。民主は過去3年の政権運営の無能を曝け出して、国民からノーを突き付けられ、海江田代表が落選したのは象徴的。水先案内人が沈むのだ、船(民主)も沈む。
 
 
一頭の羊に率いられた民主

「一頭の羊に率いられた百頭のライオンは、一頭のライオンに率いられた百頭の羊の群れに敗けれるものだ」(ナポレオン・ボナパルト一世)という諺は、今回の民主党に当て嵌まる。海江田代表はまさに一頭の羊だった。
 
アメリカのように民主と共和と、二大政党時代が我国にもくればいいのに、と私は待望しているけど、これじゃ100年経っても無理だ。野党の分裂再編が進めば自民党の思う壺だろう。
 
民主党、野党再編派の細野・前原と、自主再建派の枝野・岡田が分裂したら、もう民主党は終わりだ。いまが我慢のしどころなのに。
 
 
凄まじい豪雪、これでも温暖化?

雪やこんこん、霰やこんこん、
降っても降っても まだ降りやまぬ 
犬は喜び庭かけ回り 猫はこたつで丸くなる
  
なんて悠長なことは言っていられぬ。北海道、北陸、新潟の雪といったら、凄まじい、豪雪、吹雪。地球の温暖化は俄かに信じられなくなった。これで北極、南極の氷が解けるのも少しは歯止めがかかるものなのか。自然は不公平だ、東京にもどっさり降って、当地の住民の苦労が身に染みるといい。
 
街はすっかりクリスマスムード、FMラジオからも忙しなく聖歌が流れ、今週は差し詰めクリスマスウイークだ。クリスマスソングならやっぱりビング・クロスビー。甘く優しく囁くように歌う、あの声音が懐かしい。
 
クリスマスが終わると、忽ち大晦日に新年。まさに1年は酔生夢死、芥子粒のように彼方に去りゆく。そのようにして人は、また一つ年を重ねる。
 
 
野武士の宴、藤原ジム忘年会

21日正午から荒川区三ノ輪の焼肉店であった藤原敏男スポーツジムの忘年会は、さながら野武士の宴会だった。詰めかけたファン、関係者凡そ90人の盛況、改めて藤原会長の人徳を思い知る。会費5000円也。
 
煙濛々たる店内では、人間の頭ほどあるワイングラスに、並々と盛られたお茶割り焼酎の回し飲みが早速始まった。藤原会長は、若く頑強な者を見付けては、次々に指名する。
 
指名された者は起立して、飲む。鬼軍曹は不正を許さず、監視する。忽ちやんやの喝采、歓呼の声に、中にはそれを一気飲みする猛者も。いやはや、命懸だ。
 
酒は呑み放題、肉も食べ放題とあって、そのド迫力に私は圧倒され、もう一つ忘年会が控えていたのを幸いに早々と店を出た。逃げるが勝ち、このような野武士の宴に付き合っていたら、オジサンの体が持たない。 
 
  
藤原敏男は100年に1人の男

不肖私は乾杯の音頭をさせられた。その節冒頭語ったのは「藤原会長は、キックボクシング界の100年に一人の男である、その方とこのような宴席を共にできることはこれ以上の幸せはない」と、そして乾杯に移った。
 
ボクシングの「100年に一人の男」は勿論世界殿堂入りした具志堅用高さん。彼、藤原会長のキック界での業績も、それに匹敵するくらい素晴らしいものだ。引退して31年、いまでもタイで最も有名な格闘家である。
 
余談。キック界にはもう一方、「キックの鬼」といわれる、元祖沢村忠がいる。プロレスの力道山、ボクシングの白井義男らとともに、沢村は格闘技の開拓者として歴史に名を残す巨人であることは勿論、誰もが否定できない。 
 
  
[今週の俳句]
 
師走三句

面白やかさなりあふて雪の傘
いそがしく時計の動く師走哉

         (子規)
 
雪と雪今宵師走の名月歟(か)
年暮れぬ笠きて草鞋はきながら

         (芭蕉)
 
ともかくもあなた任せの年の暮
雪散るやおどけも言えぬ信濃空

注:あなた=御仏 (一茶)
 
 
[今週の雑学講座]
 
大取(おおと)りより、小取(こと)り

一度に大儲けしようとするよりは、計画的に少しづつ利益を増やすことを考える方が大きな利益に成る、という意味。どうですか、来年の指標にしては。外国にも同じ諺(ことわざ)があるんですよ。
Light gains make heavy purses(小儲けは財布を重くする)
 

藤原ジムの忘年会。右に藤原会長、
左は大きなワイングラスで焼酎を飲む参加者。 
 
   

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具志堅、大場の殿堂入り賛/白内障の手術/他

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■[ボクシング] 具志堅、大場の殿堂入り賛
 ~悪魔王子ハメドも同時に選出~
 ~故大場政夫を偲ぶ~
■[芸能] 紅白に選ばれる基準は?
 ~旬の歌手を出場させよ~
■[手術] 白内障の手術

[今週の雑学講座] 
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[ボクシング] 具志堅、大場の殿堂入り賛

2015年の「国際ボクシングの名誉ある殿堂博物館」入りに[オールドタイマー部門]で日本から元WBA世界L・フライ級チャンピオン具志堅用高さん(59才)と元フライ級チャンピオン大場政夫(故人)の二人が同時に選ばれた。日本人の殿堂入りはF原田氏、ジョー小泉氏(マッチメイカー)、帝拳ジム本田明彦会長に次いで4人目。また同部門ではケン・オバリーン(元NY州公認世界ミドル級王者)も加わった。
 
何はともあれ乾杯!です。殿堂入りの式典は来年6月14日にニューヨーク州カナストータで行われる。[モダーン部門]では他に、元ヘビー級世界王者(WBA,WBC,IBF統一C)リディック・ボウ(米国=42才)、元WBA世界ライト級王者レイ・マンシ-ニ(米国=53才)、元世界フェザー級王者(WBC,IBF,WBO)ナジーム・ハメド(英国=40才)の三人人が選ばれた。彼等に我らが具志堅が加わり、まさに豪華絢爛の顔触れになる。
  
 
悪魔王子ハメドも同時に選出

外国ボクサー3人をここでざっと紹介してみよう。リディック・ボウは、ニューヨークはスラム街ブルックリン生まれで現役時は”ビッグ・ダディ”の愛称で親しまれた。ソウル五輪スーパー・ヘビー級銀メダリスト、プロ戦績は44戦42勝(33KO)1敗1分け。戴冠したのはホリフィールドから王座を奪ったもので、32戦目無敗で頂点に立った。奇行や暴力沙汰でしばしば刑務所に入れられたが、晴れて殿堂入りとなった。
 
レイ・マンシーニはイタリア系米国人でニックネームは”BOON BOON"(旋風)。果敢な攻撃ファイトでライト級王座を4度守った。戦績は34戦29勝(23KO)5敗。
 
最後に登場するのは、”悪魔王子”ナージム・ハメド。アフリカはイエメン出身の敬虔なイスラム教徒。トリッキーなボクシングスタイル、派手なパフォーマンスと強打で敵を薙ぎ倒した。’94年18才でデビュー約9年間活躍、ボクシングファンのハートを掴んだ。 
その人気はかつてのグループサウンズ並みで、試合ともなれば異常な熱気に包まれた。戦績37戦36勝(31KO)1敗。KO率は実に80%強、1敗だけで引退したのは具志堅と同じ。来年の式典の最大の呼び物になろう。
 
ボクシング博物館で顕彰を受けた後は、オープンカーを連ねて街をパレードする。ナージム・ハメドらと共に具志堅さんも歓呼に応える歴史的シーン、僕もできたら具志堅さんの晴れ姿を見たいものだ。
 
正直いいますと具志堅さんが、選出されたのがちと遅過ぎたきらいがあります。原田さんが選ばれたのは1995年、あれから19年も経ち、私はまだかまだかと首を長くして待っていました。
 
具志堅さんは、当時(’76年10月)日本最短の9戦目でグスマンを7回KOで倒して、世界奪取、以降日本人未到の13度連続防衛と記録を次々に更新しました。殿堂入りして当然です。
 
加えてどの試合も国民を熱狂させた、そのインパクトで原田さんの次は具志堅さんと、私は固く信じていました。いずれにせよほっとした気持ちです。良かった。
  
 
故大場政夫を偲ぶ

大場さんのタイトルマッチも全試合取材しておりますので改めてその勇姿が偲ばれます。5度目の防衛を果たした後で、王者のまま自動車事故で天国に召された大場さんは、さながらボクシングのジェームス・ディーン(俳優=故人)でした。
 
具志堅さんも殿堂入りの報に「僕が初めて見た世界戦が大場さんでした。一緒にリングにいるようで嬉しい」と語っている。自身の殿堂入りの名誉については「急に連絡がきて吃驚(びっくり)しました。タイトルを取った気分です。授賞式にはスケジュールを1週間空けてあります」と私に電話で歓びを語った。
 
タレントとしても相変わらずブレイクを続ける具志堅さん、あとはジムから世界王者を一日も早く輩出して下さい。OPBFフライ級チャンプ江藤光喜に期待します。益々お元気で、カンムリワシも来年はもう還暦です。 
 
 
[芸能] 紅白に選ばれる基準は?

「NHK紅白歌合戦」の出場者の人選はなんだ!どんな基準で選ぶのか訊きたいものだ。私はシニアを対象にしたカラオケ教室に週1度参加しているが、今年1回も唄われていないような歌手(曲)が、あれもこれも出場する。まさに「昔の名前で出ています」だ。
 
女性ではWにFにMにY、なんだか分からんがAKB48関連が4組もいる。あれは纏めてやれないものなのか?男性の方も、HにGにMは出る資格は?Nはまた悪たれつくんじゃないだろうね。海外からの中継の時は、デカい態度でムカムカしたもんだ。歌手が一体何様のつもりだと。
 
旬の歌手を何故出さない!?女性では長保有紀に永井裕子、神野美伽なぞはコンスタントにヒット曲を出しているではないか。「紅白に出場したい」とがんばる、そうした歌手の努力と情熱を蔑(ないがし)ろにするばかりか、何よりも「紅白で唄う彼女らの姿を見たい」と願う視聴者の存在をNHKは無視しているのだ。
  
 
旬の歌手を出場させよ

中でも「広い河の岸辺」を歌うクミコなどはいま中高年層に絶大に愛唱されている。こういうのが旬という。サプライズがあっても文句は出まい。「花子とアン」で聴いたが、詩も曲も心を打つ。
 
「広い河の岸辺」~The water is wide~
歌手:クミコ
作詞:スコットランド民謡・訳詞:八木倫明
作曲:スコットランド民謡


河は広く 渡れない
飛んで行く 翼もない
もしも小舟が あるならば
漕ぎ出そう ふたりで



そうだ、もう一度「マッサン」ドラマに挿入してくれないかな。原曲はスコットランド民謡だしね。エリーが故郷を回想する場面にはぴったりだと思うけど。
 
上記の歌手の歌は、少なくともカラオケ教室では頻繁に歌われている。北島三郎さんが「紅白は大人が楽しめなくなった。もう紅白戦の方式はやめたほうがいい。」と週刊誌で語っていたようだが、正鵠を得ている。来年も遣るんなら、サブちゃんの言うように新たな番組に新装開店したらよかろう。
  
 
[手術] 白内障の手術

白内障の手術で東京医科大に入院(2泊)して、手術しました。最近は日帰りで手術する人も多いらしいが、私は入院を選びました。小心ものですから、より慎重にと考えてのことです。
 
幸い手術は無事終わり、結果まるでハイビジョンか4Kに変わったように、見えるようになりました。で、いままで気が付かなかった、顔のシミまでくっきりと解り、その分がっかりすることもあります。
 
しかし新聞や本の類は、これは別世界の如き文字が鮮明になり大いに助かっています。本がらくに、軽快に読めるのは私にとって、何よりの褒美です。これで読書がどんどんできます。
 
手術に携わってくれたU先生、看護士の皆さんに感謝です。白内障の疑いのある人は、躊躇せずに、手術に踏み切った方がよいと実践した私がお勧め致します。今回は左目だけだったけど、右目も2月頃手術予定です。煩わしいけど仕方がない。
  

[今週の雑学講座]
 
不易流行(ふえきりゅうこう)とは

不易とは、いつまでも変わらぬもので、伝統や芸術の精神。流行は新しさを求めて時代と共に変化するもの。松尾芭蕉が求めた俳諧の永遠の本質、理念の一つ。相反する不易と流行だが、風雅に根差す根源は同じである、との考え。 
これに対して、同じ江戸期の俳人小林一茶は、もっぱら庶民の生活や昆虫など弱い立場の側に立って俳句を詠んだ。
 
 
冬の畑。手前は大根、白い布の被っているのはキャベツ。
後方はチンゲン菜。 
 
  

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