具志堅、大場の殿堂入り賛/白内障の手術/他
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■[ボクシング] 具志堅、大場の殿堂入り賛
~悪魔王子ハメドも同時に選出~
~故大場政夫を偲ぶ~
■[芸能] 紅白に選ばれる基準は?
~旬の歌手を出場させよ~
■[手術] 白内障の手術
[今週の雑学講座]
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[ボクシング] 具志堅、大場の殿堂入り賛
2015年の「国際ボクシングの名誉ある殿堂博物館」入りに[オールドタイマー部門]で日本から元WBA世界L・フライ級チャンピオン具志堅用高さん(59才)と元フライ級チャンピオン大場政夫(故人)の二人が同時に選ばれた。日本人の殿堂入りはF原田氏、ジョー小泉氏(マッチメイカー)、帝拳ジム本田明彦会長に次いで4人目。また同部門ではケン・オバリーン(元NY州公認世界ミドル級王者)も加わった。
何はともあれ乾杯!です。殿堂入りの式典は来年6月14日にニューヨーク州カナストータで行われる。[モダーン部門]では他に、元ヘビー級世界王者(WBA,WBC,IBF統一C)リディック・ボウ(米国=42才)、元WBA世界ライト級王者レイ・マンシ-ニ(米国=53才)、元世界フェザー級王者(WBC,IBF,WBO)ナジーム・ハメド(英国=40才)の三人人が選ばれた。彼等に我らが具志堅が加わり、まさに豪華絢爛の顔触れになる。
悪魔王子ハメドも同時に選出
外国ボクサー3人をここでざっと紹介してみよう。リディック・ボウは、ニューヨークはスラム街ブルックリン生まれで現役時は”ビッグ・ダディ”の愛称で親しまれた。ソウル五輪スーパー・ヘビー級銀メダリスト、プロ戦績は44戦42勝(33KO)1敗1分け。戴冠したのはホリフィールドから王座を奪ったもので、32戦目無敗で頂点に立った。奇行や暴力沙汰でしばしば刑務所に入れられたが、晴れて殿堂入りとなった。
レイ・マンシーニはイタリア系米国人でニックネームは”BOON BOON"(旋風)。果敢な攻撃ファイトでライト級王座を4度守った。戦績は34戦29勝(23KO)5敗。
最後に登場するのは、”悪魔王子”ナージム・ハメド。アフリカはイエメン出身の敬虔なイスラム教徒。トリッキーなボクシングスタイル、派手なパフォーマンスと強打で敵を薙ぎ倒した。’94年18才でデビュー約9年間活躍、ボクシングファンのハートを掴んだ。
その人気はかつてのグループサウンズ並みで、試合ともなれば異常な熱気に包まれた。戦績37戦36勝(31KO)1敗。KO率は実に80%強、1敗だけで引退したのは具志堅と同じ。来年の式典の最大の呼び物になろう。
ボクシング博物館で顕彰を受けた後は、オープンカーを連ねて街をパレードする。ナージム・ハメドらと共に具志堅さんも歓呼に応える歴史的シーン、僕もできたら具志堅さんの晴れ姿を見たいものだ。
正直いいますと具志堅さんが、選出されたのがちと遅過ぎたきらいがあります。原田さんが選ばれたのは1995年、あれから19年も経ち、私はまだかまだかと首を長くして待っていました。
具志堅さんは、当時(’76年10月)日本最短の9戦目でグスマンを7回KOで倒して、世界奪取、以降日本人未到の13度連続防衛と記録を次々に更新しました。殿堂入りして当然です。
加えてどの試合も国民を熱狂させた、そのインパクトで原田さんの次は具志堅さんと、私は固く信じていました。いずれにせよほっとした気持ちです。良かった。
故大場政夫を偲ぶ
大場さんのタイトルマッチも全試合取材しておりますので改めてその勇姿が偲ばれます。5度目の防衛を果たした後で、王者のまま自動車事故で天国に召された大場さんは、さながらボクシングのジェームス・ディーン(俳優=故人)でした。
具志堅さんも殿堂入りの報に「僕が初めて見た世界戦が大場さんでした。一緒にリングにいるようで嬉しい」と語っている。自身の殿堂入りの名誉については「急に連絡がきて吃驚(びっくり)しました。タイトルを取った気分です。授賞式にはスケジュールを1週間空けてあります」と私に電話で歓びを語った。
タレントとしても相変わらずブレイクを続ける具志堅さん、あとはジムから世界王者を一日も早く輩出して下さい。OPBFフライ級チャンプ江藤光喜に期待します。益々お元気で、カンムリワシも来年はもう還暦です。
[芸能] 紅白に選ばれる基準は?
「NHK紅白歌合戦」の出場者の人選はなんだ!どんな基準で選ぶのか訊きたいものだ。私はシニアを対象にしたカラオケ教室に週1度参加しているが、今年1回も唄われていないような歌手(曲)が、あれもこれも出場する。まさに「昔の名前で出ています」だ。
女性ではWにFにMにY、なんだか分からんがAKB48関連が4組もいる。あれは纏めてやれないものなのか?男性の方も、HにGにMは出る資格は?Nはまた悪たれつくんじゃないだろうね。海外からの中継の時は、デカい態度でムカムカしたもんだ。歌手が一体何様のつもりだと。
旬の歌手を何故出さない!?女性では長保有紀に永井裕子、神野美伽なぞはコンスタントにヒット曲を出しているではないか。「紅白に出場したい」とがんばる、そうした歌手の努力と情熱を蔑(ないがし)ろにするばかりか、何よりも「紅白で唄う彼女らの姿を見たい」と願う視聴者の存在をNHKは無視しているのだ。
旬の歌手を出場させよ
中でも「広い河の岸辺」を歌うクミコなどはいま中高年層に絶大に愛唱されている。こういうのが旬という。サプライズがあっても文句は出まい。「花子とアン」で聴いたが、詩も曲も心を打つ。
「広い河の岸辺」~The water is wide~
歌手:クミコ
作詞:スコットランド民謡・訳詞:八木倫明
作曲:スコットランド民謡
河は広く 渡れない
飛んで行く 翼もない
もしも小舟が あるならば
漕ぎ出そう ふたりで
そうだ、もう一度「マッサン」ドラマに挿入してくれないかな。原曲はスコットランド民謡だしね。エリーが故郷を回想する場面にはぴったりだと思うけど。
上記の歌手の歌は、少なくともカラオケ教室では頻繁に歌われている。北島三郎さんが「紅白は大人が楽しめなくなった。もう紅白戦の方式はやめたほうがいい。」と週刊誌で語っていたようだが、正鵠を得ている。来年も遣るんなら、サブちゃんの言うように新たな番組に新装開店したらよかろう。
[手術] 白内障の手術
白内障の手術で東京医科大に入院(2泊)して、手術しました。最近は日帰りで手術する人も多いらしいが、私は入院を選びました。小心ものですから、より慎重にと考えてのことです。
幸い手術は無事終わり、結果まるでハイビジョンか4Kに変わったように、見えるようになりました。で、いままで気が付かなかった、顔のシミまでくっきりと解り、その分がっかりすることもあります。
しかし新聞や本の類は、これは別世界の如き文字が鮮明になり大いに助かっています。本がらくに、軽快に読めるのは私にとって、何よりの褒美です。これで読書がどんどんできます。
手術に携わってくれたU先生、看護士の皆さんに感謝です。白内障の疑いのある人は、躊躇せずに、手術に踏み切った方がよいと実践した私がお勧め致します。今回は左目だけだったけど、右目も2月頃手術予定です。煩わしいけど仕方がない。
[今週の雑学講座]
不易流行(ふえきりゅうこう)とは
不易とは、いつまでも変わらぬもので、伝統や芸術の精神。流行は新しさを求めて時代と共に変化するもの。松尾芭蕉が求めた俳諧の永遠の本質、理念の一つ。相反する不易と流行だが、風雅に根差す根源は同じである、との考え。
これに対して、同じ江戸期の俳人小林一茶は、もっぱら庶民の生活や昆虫など弱い立場の側に立って俳句を詠んだ。
冬の畑。手前は大根、白い布の被っているのはキャベツ。
後方はチンゲン菜。
DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■[ボクシング] 具志堅、大場の殿堂入り賛
~悪魔王子ハメドも同時に選出~
~故大場政夫を偲ぶ~
■[芸能] 紅白に選ばれる基準は?
~旬の歌手を出場させよ~
■[手術] 白内障の手術
[今週の雑学講座]
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[ボクシング] 具志堅、大場の殿堂入り賛
2015年の「国際ボクシングの名誉ある殿堂博物館」入りに[オールドタイマー部門]で日本から元WBA世界L・フライ級チャンピオン具志堅用高さん(59才)と元フライ級チャンピオン大場政夫(故人)の二人が同時に選ばれた。日本人の殿堂入りはF原田氏、ジョー小泉氏(マッチメイカー)、帝拳ジム本田明彦会長に次いで4人目。また同部門ではケン・オバリーン(元NY州公認世界ミドル級王者)も加わった。
何はともあれ乾杯!です。殿堂入りの式典は来年6月14日にニューヨーク州カナストータで行われる。[モダーン部門]では他に、元ヘビー級世界王者(WBA,WBC,IBF統一C)リディック・ボウ(米国=42才)、元WBA世界ライト級王者レイ・マンシ-ニ(米国=53才)、元世界フェザー級王者(WBC,IBF,WBO)ナジーム・ハメド(英国=40才)の三人人が選ばれた。彼等に我らが具志堅が加わり、まさに豪華絢爛の顔触れになる。
悪魔王子ハメドも同時に選出
外国ボクサー3人をここでざっと紹介してみよう。リディック・ボウは、ニューヨークはスラム街ブルックリン生まれで現役時は”ビッグ・ダディ”の愛称で親しまれた。ソウル五輪スーパー・ヘビー級銀メダリスト、プロ戦績は44戦42勝(33KO)1敗1分け。戴冠したのはホリフィールドから王座を奪ったもので、32戦目無敗で頂点に立った。奇行や暴力沙汰でしばしば刑務所に入れられたが、晴れて殿堂入りとなった。
レイ・マンシーニはイタリア系米国人でニックネームは”BOON BOON"(旋風)。果敢な攻撃ファイトでライト級王座を4度守った。戦績は34戦29勝(23KO)5敗。
最後に登場するのは、”悪魔王子”ナージム・ハメド。アフリカはイエメン出身の敬虔なイスラム教徒。トリッキーなボクシングスタイル、派手なパフォーマンスと強打で敵を薙ぎ倒した。’94年18才でデビュー約9年間活躍、ボクシングファンのハートを掴んだ。
その人気はかつてのグループサウンズ並みで、試合ともなれば異常な熱気に包まれた。戦績37戦36勝(31KO)1敗。KO率は実に80%強、1敗だけで引退したのは具志堅と同じ。来年の式典の最大の呼び物になろう。
ボクシング博物館で顕彰を受けた後は、オープンカーを連ねて街をパレードする。ナージム・ハメドらと共に具志堅さんも歓呼に応える歴史的シーン、僕もできたら具志堅さんの晴れ姿を見たいものだ。
正直いいますと具志堅さんが、選出されたのがちと遅過ぎたきらいがあります。原田さんが選ばれたのは1995年、あれから19年も経ち、私はまだかまだかと首を長くして待っていました。
具志堅さんは、当時(’76年10月)日本最短の9戦目でグスマンを7回KOで倒して、世界奪取、以降日本人未到の13度連続防衛と記録を次々に更新しました。殿堂入りして当然です。
加えてどの試合も国民を熱狂させた、そのインパクトで原田さんの次は具志堅さんと、私は固く信じていました。いずれにせよほっとした気持ちです。良かった。
故大場政夫を偲ぶ
大場さんのタイトルマッチも全試合取材しておりますので改めてその勇姿が偲ばれます。5度目の防衛を果たした後で、王者のまま自動車事故で天国に召された大場さんは、さながらボクシングのジェームス・ディーン(俳優=故人)でした。
具志堅さんも殿堂入りの報に「僕が初めて見た世界戦が大場さんでした。一緒にリングにいるようで嬉しい」と語っている。自身の殿堂入りの名誉については「急に連絡がきて吃驚(びっくり)しました。タイトルを取った気分です。授賞式にはスケジュールを1週間空けてあります」と私に電話で歓びを語った。
タレントとしても相変わらずブレイクを続ける具志堅さん、あとはジムから世界王者を一日も早く輩出して下さい。OPBFフライ級チャンプ江藤光喜に期待します。益々お元気で、カンムリワシも来年はもう還暦です。
[芸能] 紅白に選ばれる基準は?
「NHK紅白歌合戦」の出場者の人選はなんだ!どんな基準で選ぶのか訊きたいものだ。私はシニアを対象にしたカラオケ教室に週1度参加しているが、今年1回も唄われていないような歌手(曲)が、あれもこれも出場する。まさに「昔の名前で出ています」だ。
女性ではWにFにMにY、なんだか分からんがAKB48関連が4組もいる。あれは纏めてやれないものなのか?男性の方も、HにGにMは出る資格は?Nはまた悪たれつくんじゃないだろうね。海外からの中継の時は、デカい態度でムカムカしたもんだ。歌手が一体何様のつもりだと。
旬の歌手を何故出さない!?女性では長保有紀に永井裕子、神野美伽なぞはコンスタントにヒット曲を出しているではないか。「紅白に出場したい」とがんばる、そうした歌手の努力と情熱を蔑(ないがし)ろにするばかりか、何よりも「紅白で唄う彼女らの姿を見たい」と願う視聴者の存在をNHKは無視しているのだ。
旬の歌手を出場させよ
中でも「広い河の岸辺」を歌うクミコなどはいま中高年層に絶大に愛唱されている。こういうのが旬という。サプライズがあっても文句は出まい。「花子とアン」で聴いたが、詩も曲も心を打つ。
「広い河の岸辺」~The water is wide~
歌手:クミコ
作詞:スコットランド民謡・訳詞:八木倫明
作曲:スコットランド民謡
河は広く 渡れない
飛んで行く 翼もない
もしも小舟が あるならば
漕ぎ出そう ふたりで
そうだ、もう一度「マッサン」ドラマに挿入してくれないかな。原曲はスコットランド民謡だしね。エリーが故郷を回想する場面にはぴったりだと思うけど。
上記の歌手の歌は、少なくともカラオケ教室では頻繁に歌われている。北島三郎さんが「紅白は大人が楽しめなくなった。もう紅白戦の方式はやめたほうがいい。」と週刊誌で語っていたようだが、正鵠を得ている。来年も遣るんなら、サブちゃんの言うように新たな番組に新装開店したらよかろう。
[手術] 白内障の手術
白内障の手術で東京医科大に入院(2泊)して、手術しました。最近は日帰りで手術する人も多いらしいが、私は入院を選びました。小心ものですから、より慎重にと考えてのことです。
幸い手術は無事終わり、結果まるでハイビジョンか4Kに変わったように、見えるようになりました。で、いままで気が付かなかった、顔のシミまでくっきりと解り、その分がっかりすることもあります。
しかし新聞や本の類は、これは別世界の如き文字が鮮明になり大いに助かっています。本がらくに、軽快に読めるのは私にとって、何よりの褒美です。これで読書がどんどんできます。
手術に携わってくれたU先生、看護士の皆さんに感謝です。白内障の疑いのある人は、躊躇せずに、手術に踏み切った方がよいと実践した私がお勧め致します。今回は左目だけだったけど、右目も2月頃手術予定です。煩わしいけど仕方がない。
[今週の雑学講座]
不易流行(ふえきりゅうこう)とは
不易とは、いつまでも変わらぬもので、伝統や芸術の精神。流行は新しさを求めて時代と共に変化するもの。松尾芭蕉が求めた俳諧の永遠の本質、理念の一つ。相反する不易と流行だが、風雅に根差す根源は同じである、との考え。
これに対して、同じ江戸期の俳人小林一茶は、もっぱら庶民の生活や昆虫など弱い立場の側に立って俳句を詠んだ。
冬の畑。手前は大根、白い布の被っているのはキャベツ。
後方はチンゲン菜。
DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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