[惜別]山口洋子さんお別れ会/我が懐かしの新宿歌舞伎町「セピア」閉店/他 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

[惜別]山口洋子さんお別れ会/我が懐かしの新宿歌舞伎町「セピア」閉店/他

--------------------------------------------
■[惜別]山口洋子さんお別れ会
 ~業界から幅広い出席者300名!~
 ~それぞれの々の弔辞~
 ~キックボクシングのファン~
■[殺害]湯川、後藤さん二人の邦人を殺害
 ~イスラム国の真の狙い~
■[閉店]我が懐かしの「セピア」
 ~これも時代の流れ…~
[今週の雑学講座]

--------------------------------------------
  
[惜別] 山口洋子さんお別れ会 

業界から幅広い出席者300名!

直木賞作家で作詞家、はたまた銀座「姫」のママとして昭和史を華やかに彩った「山口洋子さん お別れ会」(出版社、新聞社など11社が発起人)が1月28日、ホテルオークラ東京別館のオーチャードルームで行われた。
 
私も御縁あり招待を受けた。山口洋子さんは昨年9月6日に死去(享年77才)していたもので、幅広い親交ぶりをうかがわせるように、出版、芸能、スポーツ界ら多くの著名人が出席(約300名)して、最後の別れを惜しんだ。
 
伊集院静さん、作曲家・平尾昌晃さん(風邪で中条きよし代読)野坂昭如さん(友人の代読)権藤博さん(元大洋ホエールズ監督)らの弔辞があり、五木ひろしさんの献歌ありで、誠に心暖まるお別れの会だった。 
   
それぞれの々の弔辞 

弔辞は、其々のウィットに富んだエピソードを紹介した。
伊集院さん「山口さんは気風のいい人だから、風邪の平尾さんも皆さんも(あの世に)呼びこまれないように。」とブラックユーモアで。
 
野坂さん「生まれながらの作家だった」。
 
権藤さん「”よこはま・たそがれ”あれは、俺がモデルかと言ったら、「バカ」と言われた。山口さんは我々プロ野球人からは、飲み代(クラブ姫の)は1万円しか取らなかった。」
 
山口さんは熱狂的な”虎キチ”で、野球をこよなく愛し、取材に訪れたプロ野球のキャンプ地での写真パネルが壁に飾られ、それらは、いずれも嬉々としたした表情が印象深かった。また、球団から贈られたユニホームなど遺品が並び、さながら野球博物館を思わせた。
 
献花で祭壇に手を合わせたら、にこやかに見つめる山口さんの遺影と目が合った、とたん香港で御一緒したおりのことが甦った。「女らんめい」を長期に亘り連載したデイリースポーツではこの日「ありがとう山口洋子さん」の12ページのタブロイド版追悼特集号出して、故人の業績を称えた。
 
  
キックボクシングのファン 

出版された著書127冊、作詞した主な歌謡曲31曲!県立富里高校の校歌まであった。
女優(東映ニューフィス佐久間良子と同期)、姫のママ、作詞家、小説家、まさに昭和を動かしたマルチ人間である。
 
才能あふれる、こんな女性は二度と現れまい。「度胸も愛嬌も携えて、駆け抜けた77年の一生 ありがとう、そしてさようなら 山口洋子さん」(デイリースポーツ追悼号より)
 
キック界からは、元野口プロモーション野口修、元日本キックボクシング事務局長遠藤晴丈、元野口プロマネジャー遠藤晴大、新日本キックボクシン代表伊原信一、藤本ジム会長藤本勲と私で、しばし歓談して故人を懐かしむ。山口さんは、キックも大好きな人だった。忘れられぬ方である。御冥福を心からお祈りします。
 
<主な列席者>
[スポーツ界]江夏豊、星野仙一、田淵幸一、権藤博、衣笠祥雄、古葉竹識、山本浩二、小早川毅彦、北の富士、川渕三郎 
[芸能・出版界]伊集院静、五木ひろし、カルーセル麻紀、北方謙三、坂本冬美、デヴィ夫人、中条きよし、林真理子他(敬称略、順不同)
 
  
[殺害] 湯川、後藤さん二人の邦人を殺害 

イスラム国の真の狙い 
 
先週から今週にかけては、なんだかイスラム国の話題で一色だった。そんな中、私は30日から1日まで白内障(今回は右目)の手術で、東京医科大に入院した。雪が降る朝の入院だった。
 
1日、午前自宅に戻る日は、一転突き抜けるような雲一つない青空。電車の中でスマホを覗くと「後藤さんは殺害されたようだ」のニュース。ヨルダンのパイロットはどうしたんだろう?生存も危ぶまれる。
 
どうもイスラム国は、当初から世界を揺さぶる狙いがあったと見る。湯川さんに続いて後藤さんの殺害は、日本はイスラム国の敵とみなされた結果だ。安倍総理の言ってることは正論だが、必要以上に彼等を刺激しない方がいい。
 
イスラム国の焦りが見える。空爆は彼等には相当こたえているのかも知れない。残虐な殺害は今後一段と増える可能性がある。中東はますます兵馬倥偬(へいばこうそう=戦争がたえないこと)の様相だ。
 
日本は否応なく有志連合の一員とみなされ、イスラム国のテロに巻き込まれた。中近東に在留する人、旅行する人は特に警戒が必要だろう。
 
  
[閉店] 我が懐かしの「セピア」 
  
これも時代の流れ… 
 
27日は新宿歌舞伎町の「セピア」の閉店で藤原敏男会長、友人Eさん、Oさんと繰り出す。思えば懐かしい店で最近は全く寄りつかなかった。
 
私たちが通ってから20年、もう二昔。これも時代の流れ。日本は少子高齢化で何もかも先細る。飲み屋街も例外ではない。私もあの熱き心を疾うに失っている。
 
さらば、さらばよ、我が遊びし「セピア」」よ。岡本ママ、従業員の皆さん、お疲れさまでした。感謝!
 
  
[今週の雑学講座]
 
六根清浄(ろっこんしょうじょう)の意味
 
六根とは迷いを生ずる元となる、眼・耳・鼻・舌・身・意をいう。俗念(六根)を抑えて清らかな心になること。
 
 
お別れ会で「渚の女」(作詞:山口洋子、作曲:五木ひろし)を献歌する五木。

 
東京医科大の入院食(昼)、メンチかつ、酢のもの(左)、切干大根の煮つけ、五穀米の御飯、お茶。いずれも低カロリー、薄味。

 
1日午前病院からの帰宅途中、自宅付近の碧く澄んだ空と雲照寺の正門。

 
27日は新宿歌舞伎町の「セピア」が店終いで、藤原敏男会長(右より二人目)、友人たちと繰り出した。従業員と記念に1枚。

 
  

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
 
Upper Official Siteへ