藤原敏男は100年に1人の男/安倍総理の奇襲作戦成功せり/他 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

藤原敏男は100年に1人の男/安倍総理の奇襲作戦成功せり/他

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■[選挙] 安倍総理の奇襲作戦成功せり
 ~この国に正義はあるか?~
 ~一頭の羊に率いられた民主~
■[雪] 凄まじい豪雪、これでも温暖化?
野武士の宴、藤原ジム忘年会
 ~藤原敏男は100年に1人の男~
[今週の俳句] 師走三句
[今週の雑学講座] 大取(おおと)りより、小取(こと)り 
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安倍総理の奇襲作戦成功せり

第47回衆議院選挙の結果は、安倍総理の思惑通りに終わった。自民290、民主73、維新41、公明35、共産21、次世代2、生活2、社民2で、いわゆる与党(自民&公明)は、325議席、自公で3分の2。
 
これで議会運営は、邪魔者なしフリーハンドで疾走、暴走も何でも可能。消費税アップ、特定秘密保護法から集団的自衛権、憲法改正まで、意のまま。
 
来年9月に予定される自民党の総裁選挙でも安倍総理の再選が保証されて、長期政権は確実。これで対抗馬、石破茂の総理の芽も萎んだ。700億円掛けた奇襲選挙は野党を蹂躙して何もかも狙い通り、ハッピーエンド。
 
安倍総理の一人勝ちで高笑いが聞える。自身の延命のための選挙、アベノミクスは、国民から支持されたと大見得を張れる。これはかつての郵政選挙と同じ、国民は選んだ後で「そんな筈じゃなかった」と言わねばいいが。
  
  
この国に正義はあるか?

投票率は戦後最低の52%、有権者の半分は棄権した。この現実をどうみる?政治に国民は信用していない証拠だ。北海道では元小沢一郎の腰ぎんちゃくダーティな松木謙公(維新)が比例区で当選、群馬五区では、小渕優子が11万票を得て圧勝。この国は正義はあるのか。
 
小渕議員は政治資金問題で疑惑の渦中にある人物にも関わらず、県民は何という甘ちゃん、バカか。魑魅魍魎、地元後援会という奴が諸悪の根源。
 
何の問題意識もない、元総理の娘というレッテルだけの二世議員が、国政を担う。呆れて物もいえぬ。国を思う気持ち、経国済民の気など毛頭なし、嗚呼。
 
名君上杉鷹山も言っているではないか。「政治は国民への眼差しが大切、政治家が傷をいたわるように国民をみる国、そんな国は必ず栄える。逆に政治家が国民をごみのように無視する国、そんな国は必ず滅ぶ」
 
社会保障の充実の名目で増税、といったのも、もう聞かれなくなった。弱者切り捨て。民主は過去3年の政権運営の無能を曝け出して、国民からノーを突き付けられ、海江田代表が落選したのは象徴的。水先案内人が沈むのだ、船(民主)も沈む。
 
 
一頭の羊に率いられた民主

「一頭の羊に率いられた百頭のライオンは、一頭のライオンに率いられた百頭の羊の群れに敗けれるものだ」(ナポレオン・ボナパルト一世)という諺は、今回の民主党に当て嵌まる。海江田代表はまさに一頭の羊だった。
 
アメリカのように民主と共和と、二大政党時代が我国にもくればいいのに、と私は待望しているけど、これじゃ100年経っても無理だ。野党の分裂再編が進めば自民党の思う壺だろう。
 
民主党、野党再編派の細野・前原と、自主再建派の枝野・岡田が分裂したら、もう民主党は終わりだ。いまが我慢のしどころなのに。
 
 
凄まじい豪雪、これでも温暖化?

雪やこんこん、霰やこんこん、
降っても降っても まだ降りやまぬ 
犬は喜び庭かけ回り 猫はこたつで丸くなる
  
なんて悠長なことは言っていられぬ。北海道、北陸、新潟の雪といったら、凄まじい、豪雪、吹雪。地球の温暖化は俄かに信じられなくなった。これで北極、南極の氷が解けるのも少しは歯止めがかかるものなのか。自然は不公平だ、東京にもどっさり降って、当地の住民の苦労が身に染みるといい。
 
街はすっかりクリスマスムード、FMラジオからも忙しなく聖歌が流れ、今週は差し詰めクリスマスウイークだ。クリスマスソングならやっぱりビング・クロスビー。甘く優しく囁くように歌う、あの声音が懐かしい。
 
クリスマスが終わると、忽ち大晦日に新年。まさに1年は酔生夢死、芥子粒のように彼方に去りゆく。そのようにして人は、また一つ年を重ねる。
 
 
野武士の宴、藤原ジム忘年会

21日正午から荒川区三ノ輪の焼肉店であった藤原敏男スポーツジムの忘年会は、さながら野武士の宴会だった。詰めかけたファン、関係者凡そ90人の盛況、改めて藤原会長の人徳を思い知る。会費5000円也。
 
煙濛々たる店内では、人間の頭ほどあるワイングラスに、並々と盛られたお茶割り焼酎の回し飲みが早速始まった。藤原会長は、若く頑強な者を見付けては、次々に指名する。
 
指名された者は起立して、飲む。鬼軍曹は不正を許さず、監視する。忽ちやんやの喝采、歓呼の声に、中にはそれを一気飲みする猛者も。いやはや、命懸だ。
 
酒は呑み放題、肉も食べ放題とあって、そのド迫力に私は圧倒され、もう一つ忘年会が控えていたのを幸いに早々と店を出た。逃げるが勝ち、このような野武士の宴に付き合っていたら、オジサンの体が持たない。 
 
  
藤原敏男は100年に1人の男

不肖私は乾杯の音頭をさせられた。その節冒頭語ったのは「藤原会長は、キックボクシング界の100年に一人の男である、その方とこのような宴席を共にできることはこれ以上の幸せはない」と、そして乾杯に移った。
 
ボクシングの「100年に一人の男」は勿論世界殿堂入りした具志堅用高さん。彼、藤原会長のキック界での業績も、それに匹敵するくらい素晴らしいものだ。引退して31年、いまでもタイで最も有名な格闘家である。
 
余談。キック界にはもう一方、「キックの鬼」といわれる、元祖沢村忠がいる。プロレスの力道山、ボクシングの白井義男らとともに、沢村は格闘技の開拓者として歴史に名を残す巨人であることは勿論、誰もが否定できない。 
 
  
[今週の俳句]
 
師走三句

面白やかさなりあふて雪の傘
いそがしく時計の動く師走哉

         (子規)
 
雪と雪今宵師走の名月歟(か)
年暮れぬ笠きて草鞋はきながら

         (芭蕉)
 
ともかくもあなた任せの年の暮
雪散るやおどけも言えぬ信濃空

注:あなた=御仏 (一茶)
 
 
[今週の雑学講座]
 
大取(おおと)りより、小取(こと)り

一度に大儲けしようとするよりは、計画的に少しづつ利益を増やすことを考える方が大きな利益に成る、という意味。どうですか、来年の指標にしては。外国にも同じ諺(ことわざ)があるんですよ。
Light gains make heavy purses(小儲けは財布を重くする)
 

藤原ジムの忘年会。右に藤原会長、
左は大きなワイングラスで焼酎を飲む参加者。 
 
   

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