舟木昭太郎の日々つれづれ -54ページ目

五輪 武藤事務総長の会見は醜態/書泉ブックマートの閉店/他

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[エンブレム] パクリの後始末
 ~武藤事務総長の会見は醜態~
 ~組織委員会役員は総退陣せよ~
[書店] 神保町「書泉ブックマート」の閉店
 ~若者の読書離れが怖い~
 ~読書をすれば人生が見えてくる~
[W杯女子バレー] 日本の弱点と課題が見えた
 ~対米国戦、パワーの差は歴然~
[今週の俳句もどき]

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[エンブレム] パクリの後始末 

武藤事務総長の会見は醜態 

新国立競技場に続き五輪エンブレムまで白紙になった。2020年東京オリンピックは、どこまでもケチが付き纏う。大会組織委員会は何の対策も取らず事態を深刻にしてしまった。誰がみても明白なのに、誰一人責任を取らない。呆れた組織だ。
 
武藤敏郎事務総長のエンブレム取り下げの記者会見にしても、まるで他人事のような経過説明に終始、謝罪の一言もない。ぺらぺらと妙にふてぶてしくて、さすが元財務省事務次官だ。嫌な人種だね。偉そうに。
 
佐野研二郎氏は、エンブレム取り下げの理由を「模倣ではないが、自分や家族に対する誹謗、中傷が続くほか、五輪のイメージに悪影響を与えるから。」と、これまた体よく幕を引いた。
 
あれが模倣ではないか!結果国は6000万円近くの損失を蒙った。やれやれ、競技場でも巨額の無用の損失、国民だけがバカをみる。
  
    
組織委員会役員は総退陣せよ 

IOC(国際オリンピック委員会)からも組織委員会に早くから「似たものがあるから注意するように」と警告を受けていた。にも拘らずだ、強引に佐野エンブレムを押し通そうとしたら、パクリ累々噴出で慌てた。
 
組織委員会もさればと「このままでは国民の理解は得られない」と、要は白紙撤回を「国民」のせいにした。更に醜態が判明した。何と佐野氏の原案を同委員会は、極秘に手直ししていたのだ。擬装工作である。
 
何のことはない、やばいと知っていたから、ところどころ微妙にデザインを変えた。それが最終的なこの度のエンブレム。これはまさしく確信犯だ。同委員会も佐野氏と同罪である。
 
この際大会組織委員なるもの、森喜朗会長を筆頭に総退陣すべきだ。「新しい酒は新しい酒袋に盛れ」との諺があるではないか。大和心とは「潔さ」にある。
  
 
[書店] 神保町「書泉ブックマート」の閉店 

若者の読書離れが怖い 

格闘技の書籍やDVDなど豊富な品揃いで人気のあった神保町の「書泉ブックマート」が9月末で閉店になる。本の町からまた一つ歴史が消えるのは、残念なことだ。特に私のように本作りを生業(なりわい)として長年生きて来た身にとっては、寂しい。
 
全国のあちこちで大型書店が姿を消す。つい7月末には池袋の名物「リブロ池袋本店」が店仕舞い、池袋にニューアカデミズムの灯をともして、30年…昭和は遠くなりにけりだ。
 
ネット文化に押され特に若者の読書離れが止らないという。恐ろしいことだ。私など本がなければ一日も耐えられない。今併読しているのは、サマセット・モームの「人間の絆」とスタンダール「赤と黒」。
  
    
読書をすれば人生が見えてくる 

「人間の絆」は文庫本で五冊、長編だ。倅が読み捨てたものを初読していて、足が不具な主人公フィリップが、不幸に見舞われながらも、何故もこんなに人がいいんだろうと、読む程に人間性に惹かれていくのである。
 
「赤と黒」は所謂恋愛心理小説といわれるが、なによりもその文章の簡潔さとスピード感がいい。遠い昔読んだ記憶があるが、筋書きは忘れた。だから初読と同じ、ジュリアンとレナール夫人の恋の描写は刻々変化して引き込まれる。読書とは「ときめき」也。
 
電車の中で本を読む人を見かけるとホッとする。食欲の秋、読書の秋。秋涼の中で、本を読もう。ずっしりと人生が見えてくる。
  
 
[W杯女子バレー] 日本の弱点と課題が見えた 

対米国戦、パワーの差は歴然 

日本で開かれている女子W杯バレーボール選手権、来年のリオデジャネイロへの出場権を賭けた、米国VS日本の試合をテレビで見た。そして日本の弱点と課題が見えた。
 
1-3で敗れた試合、1セットを先取した日本が期待をもたせたが、なんの、米国はその後3セットを連取して日本を圧倒した。1セットは負けたが米国は必ず逆襲する、と私は睨んだがその通りになった。
 
ジャンプ力、パワーが明らかに違い、スパイクの威力はセットを追うごとに熾烈を極めて、もう日本は防戦一方になった。力の差歴然、破壊力が桁外れ。戦略を根本から変える必要に迫られる。
 
身体能力に差がある相手に、正攻法で渡り合うのは自殺行為に等しい。日本人の持つ器用さを武器にした、変幻自在の攻撃を編みだす必要があろう。敵を混乱の渦中に落し込んで、リズムを崩す。崩れ溺れた敵に攻撃を仕掛ける。
 
そのフォーメーションを何パターンも持つ。極めて険しい道だが、女子バレーの復活の道は発想の転換だ。どっしりとして、信頼される絶対的なエースの育成も必要不可欠だ。幸い若い伸び盛りの選手が揃う。5年後東京五輪が照準とする。十分時間はある。
 
キックボクシングの藤原敏男さんは、ムエタイ選手のリズム(音楽に合わせて試合する)を崩すことを主眼に、来る日も来る日もフットワークを稽古した。遂にその完成をみて、ムエタイ500年の頂点に立った。 
恩師黒崎健時師範が編み出したものだ。他人と同じことを遣っていては、勝利を手にすることはできない。何事も創意&工夫で、道は開ける。私は「東洋の魔女」の再来を待望する。とまあ、素人考えだけれど。
  
  
[今週の俳句もどき]
 
 風鐸の落葉に抱かれ子守唄
 
天高く馬いななきて蠅滑り
 
風鈴や竿に忘れしすすき梅雨


昭太郎


秋しぐれ 渋谷区スポーツセンター前の通り。


 

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バンコクで起きた爆発事故/或る日突然軍港めぐり/他

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[テロ] バンコクで起きた爆発事故
 ~無差別テロは何処でも起こり得る~
[軍港] いずも、イージス艦を見た!
 ~或る日突然横須賀「軍港めぐり」~
 ~海の最強忍者ハイテク潜水艦~
 ~日本は世界2位のイージス艦保有国~
[今週の俳句もどき]

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[テロ] バンコクで起きた爆発事故 

無差別テロは何処でも起こり得る 

8月17日、タイ・バンコク中心部で起きた爆発事故は、20人の死者と130人の負傷者を出した。その中に日本人の負傷者も一人含まれている。
 
何とも痛ましい無差別テロだ。イラワン廟の前の路上で事は起きた。私もよく知っている場所だ。犯人と思しき男が捕えられたが、動機に諸説がありまだ真相は明らかではない。
 
タイは私の第二の故郷である。ムエタイの取材や観光でかれこれ100回を越す渡航歴がある。タイ人の友人も沢山いる。そんな愛する都がテロによって血で染められたとあっては、他人事ではない。
 
タイは日系企業も沢山進出して、邦人も6万5千人ほど住んでいる。あの穏やかな国で起きた今回の事件は、世の中が複雑に入り組む今日、何処でも起り得る。宗教間の争い、人種の対立、怨恨など簡単に人を殺す時代。全く物騒な世の中になったものだ。
 
死は避けられないが、バンコクで起きたテロなどで私は死にたくない。でローマ人は生前自分の墓石に言葉を書く風習があった。その代表的なのがこの言葉、「次はお前の番だ!」
 
墓参りに来た人はさぞドキッとしたろうね。ユーモラスな一言に人生の教訓ありだ。ローマ人は偉い。だから明日は吾身と考え、「一日一生」で生きる。 
    
  
[軍港] いずも、イージス艦を見た! 

或る日突然横須賀「軍港めぐり」 

28日は高校時代からの無二の親友F君を訪ねて横須賀まで出向いた。当日は新宿の東京医大で定期健診(脳梗塞)があり、その後はフリーだからとF君に申し出たものだ。
 
F君は神奈川の県立O高の教頭を最後に定年退職して、悠々自適の生活を送っている。学生時代はW大で剣道部に所属していた。いまは「居合道」が生活の一部になっているという。因みに腕前は五段。
  
京浜急行横須賀中央駅待ち合せした。会うや否や彼は「ちょっと島めぐりしない?」と言い出した。40~50分の行程だというので、何だか解らぬままに誘いに乗ったら、それが思わぬ体験をもたらした。
 
「汐入駅」に逆戻りして下車したところが、目の前が海、横須賀港。そこには「軍港めぐり」の旗が風になびいていた。島めぐりとはこれだったのだ、やっと私は得心して、急に興味が湧き出た。
  
    
海の最強忍者ハイテク潜水艦 
 
観光船が出ると直ぐ右側に広大な米海軍基地。海軍のような純白の制服を着たガイドさんが、甲高い声で説明を始める。てきぱきとしていて、目に清(さや)か恰好いい。
    
進むと左手には迫力満点の海上自衛隊護衛艦「いずも」の偉容が迫る。反対側は米海軍基地、潜水艦が黒い姿を露わにしているのが見える。すかさず潜水艦の説明。新旧艦の違い(旧型は船尾の突き出た羽が1枚、新型は2枚)は初めて知った。ヒデキ感激!
  
それにも増して「海自の潜水艦でも、潜水艦だけは米軍基地に停泊する決まりになっている。」のくだりには驚いた。高度な機密を米軍と共有しているからなのだろうかと訝ったら、何のことはない。後で知ったことだが、海自の横須賀基地には潜水艦用の桟橋がないからだった。
  
因みに最近の潜水艦は「海の忍者」といわれる、ハイテク技術で装備され、人工衛星でも捜すのが難しいとのことである。日本は現在16隻を保有しているが、中国の海洋進出を睨んで22隻に増やすとは新聞で知った。巨大な軍艦10隻に、1隻で事足りるというから近代の潜水艦は、最強の兵器だ。
 
    
日本は世界2位のイージス艦保有国 

米海軍基地にはまた、数隻のイージス艦が寄港していた。勿論初めて見るもので、ガイドさんの説明によれば甲板の塔に四角い鉄板のようなものが貼り付けてあるのが、全てイージス艦なのだと。この鉄板がセンサーの役目を果たし、飛来する弾道ミサイルをキャッチするという。
 
日本は6隻のイージス艦を保有していて、これは世界第2位の保有数だといわれる。日本の守りはいまやイージス艦に託されているそうだ。イージス艦の保有数も初めて分かった。国の守りは静かに強化されているのだ。
 
イージス艦は兎に角凄い。何とどのミサイルが危険かを瞬時に分析、危険なものから順に撃ち落していくらしい。そこまで進化しているとは、想像を越えていた。私は来た物は何でも一斉にやっつけるものと思っていたのである。
 
近代戦争とは、差し詰めボタン戦争で、電子技術の優劣が勝利の帰趨を決めるのだ、と今更ながら納得した。いや~為になる軍港めぐりであった。一周大人1400円也、貴方も如何ですか。F君、有難う。お誘いに素直に従って良かった。まさに「馬には乗ってみろ、人には添ってみろ。」だ。貴重な体験であった。 
 
  
[今週の俳句もどき]
 
秋めきて月の明りや終電車

新涼の瓜の甘さや空の青

空を佩く雲絹のごと広がりぬ


昭太郎
 
 
横須賀軍港、左に護衛艦「いずも」の巨体。全長500㍍!

 
日本のイージス艦。奥174は金剛型護衛艦「きりしま」


 

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興南・我喜屋監督は教育者の亀鑑/東京五輪エンブレム騒動/他

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[甲子園] 100年目の甲子園はドラマに満ちて
 ~一瞬の夏、一球の夏~
[盗作] 東京五輪エンブレム騒動
 ~疑惑は広がるばかり~
 ~デザインは単純明快なものを~
[酒] 酒は天下の美禄なり
 ~熱燗が恋しくなる季節~
[今週の俳句もどき]

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[甲子園] 100年目の甲子園はドラマに満ちて 

一瞬の夏、一球の夏 

100年の節目の夏の高校野球は、東海大相模の45年振りの優勝で幕を閉じた。投打にバランスが取れていて、私は素人なりに同校が優勝候補と先般この項で綴った。その通りになった。左の小笠原、右の吉田二人の本格派投手の存在が大きかった。
 
準優勝の仙台育英は、佐藤投手一人で投げ切った。一度は同点に追いついたが、追加点を奪えず敗れた。東北に紫紺の優勝旗を、の夢は今年も叶えられず、恰も天下を睨みながら遂ぞ野望ならなかった、伊達政宗に通じるものがある。
 
一瞬の夏、一球に歓喜と涙あり。今年も幾多のドラマティックなシーンを見せてくれたが、私が特に印象深かったのは沖縄・興南の戦いぶりだった。
 
準々決勝の対関東一戦は、8回まで3-3の息詰まる攻防で、勝敗の帰趨、女神はどちらに転ぶのか私は固唾を呑んで見守った。興南の二年生左腕比屋根投手は、決して頑健とは見えない体から、独特のトルネード投法で強打の関東一打線を喰い止めていた。
 
そして9回二死、バッターはオコエ。私は何だか打つ予感がした。ベンチはもしかすると敬遠策に出るのでは、そう思った。
 
しかし興南は勝負に出た。比屋根投手の内角を突いた渾身の直球は、オコエの一振りに左翼席に消えた。2点決勝本塁打。その裏興南も1点あげ粘りを見せた。だが逆転できずに4-5で敗れ去った。
 
堂々勝負しての結末、バットを放り投げガッツポーズのオコエ、天を仰ぎ「やられた」とばかり苦笑いを見せる比屋根投手、明暗の中に高校生の純粋無垢なスポーツマンシップを見た思いがした。
 
興南・我喜屋監督は試合後に言った。「(オコエを)敬遠する手もあったが、全国を代表する打者と勝負させたかった。全力でやり、全力で打たれた。悔いはない。」(朝日新聞) どうです、この言葉、痺れます。
 
星稜・松井秀喜を5連続敬遠した明徳義塾指導者とは流石に格が違う。我喜屋監督こそは「グランドは教育の場」を実践した仰ぐべき指導者だ。かくてオコエはヒーローとなった。
 
試合中、テレビで垣間見るに我喜屋監督は選手を叱咤激励することもなく淡々と指揮を執る。心中はさぞ格闘があるだろうけど、表情を表に出さず、そこには孤高の品格が漂っていた。
 
さもあらん、同氏は、興南中・高の理事長&校長である。校長が高校野球の指導者というのは、私の知る限り興南高だけである。
 
「己を律して乱れず」まさしく教育者の亀鑑(きかん=かがみ)、さような監督に率いられる興南の選手諸君は幸せである。清々しさの残るチームと監督であった。高校野球の神髄はここにある。  
 
   
[盗作] 東京五輪エンブレム騒動 

疑惑は広がるばかり 

先般私はこの項で佐野研二郎氏(43)の東京五輪エンブレムが、パクリ(盗作)ではないかと書いた。そのほとばりが冷めぬのに、サントリーのトートバックが、30点のうち8点が盗作であることが発覚した。
 
制作はこれまた佐野氏の事務所である。桝添東京都知事は「エンブレムのイメージすら悪化しかねない」と懸念している。
 
疑惑のデパートの主がデザインするエンブレムを国民も企業も胸を張って使用できるであろうか。加えてベルギーのデザイナーは、「盗用」であるとして、もし使用すれば一回毎に5万ユーロ(690万円)のパテント料を請求する訴えを起こした(ハフィントンポスト)という。 
   
デザインは単純明快なものを 

裁判になれば長期におよびその間エンブレムは使用できない。ケチのついたこのようなエンブレム、この際バッサリ切り捨て、再度公募したらいい。
 
そもそも佐野エンブレムは、暗すぎるし躍動感がない。1964年東京五輪の亀倉雄策デザインは、分かり易くインパクトがあった。つまり後々まで印象に残るものがいい作品だ。
 
例えばこんな図柄はどうなの?「青空バックに富士山が聳え起ち、その下に金色の五輪マーク2020TOKYO」屁理屈こねて、何も難しくする必要なんかない。これなら外国人にも明解だ。Zapp!(デザイン会社)の白金社長、作ってみて!
 
 
[酒] 酒は天下の美禄なり 

熱燗が恋しくなる季節 

24日は台風の余波で涼しい朝を迎えた。あの猛暑が嘘のように一足跳びの秋到来。そういえば公園のハナミズキも知らぬ間に薄らと紅葉が始まり、鈴懸の葉も色褪せてきた。
 
そろそろ熱燗が美味しい季節になる。私はぬるめの燗が好みである。それには「黒牛」(くろうし=和歌山の酒造)が最適。「酒は天下の美禄なり」(貝原益軒)。ますます旧い友人が恋しくなる。酒は思い出を呼び友を呼ぶ。
 
われもなく冷たき 闇に沈むらむ。
つかぬ間の 夏の光よ、
いざさらば。
(ボードレール「悪の華」秋の歌)
  
  
[今週の俳句もどき]
 
湧く雲や歓喜と悲鳴連れて去り
 
凌霄花(のうぜんか)散りゆく先や虫の声
 
秋暑し風鈴の音や路地灯り

 
昭太郎


夏も終わり畑も片付け、トマトがくたびれ果て残る。
手前、薩摩芋。

 
  

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評価できる70年談話/南・東シナ海波高し/他

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[談話] 戦後70年安倍総理談話
 ~評価できる談話の中身~
 ~子や孫に謝罪は理不尽~
[論争] 南・東シナ海波高し
 ~かくて中国はシーレーンを構築した~
 ~抗議はすれど手が出ない~
[今週の俳句もどき]

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[談話] 戦後70年安倍総理談話 

評価できる談話の中身 

折りある毎に安倍総理は先の大戦を「侵略か否かは後の歴史家に委ねる」と言っていただけに、所謂村山談話を継承しないのではと大方の人は危惧したけれど、「殖民地支配」「侵略」「お詫び」の文字は明記していた。韓国も中国も正面切って文句は言えないだろう。
 
戦後70年安倍談話は、閣議決定で正式に出されたものだ。総理の意に反する文言もあったろうが、ここは小異を捨て大同に就いた節がある。何事も双方が100%満足する解決法などありはしない。私は評価する。
 
中でも「あの戦争に何の関わりのない私たちの子や孫その先の世代の子供たちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」の下りは、安倍談話で最も輝く箇所だ。よくぞ言ってくれた。 
 
    
子や孫に謝罪は理不尽 

祖父や親父の不始末の尻拭いを何故子供が背負わなくてはならないのか、これはどう考えても可笑しい。歴史に向き合い、過去の痛みを共有し、大戦に学ぶのは当然にしても、子や孫たちに謝罪の宿命を背負わせるのは、理不尽とうものだ。
 
もう謝罪の談話も終わりにしたら。中韓も、今回の談話を良しとして、歴史認識問題に一区切り付ける方が賢明だろう。「魚心あれば水心あり」分かり合う心が大切だ。
 
中韓は過去の蟠(わだかま)りをこの際棄て、未来に舵を切る思慮があっていい。いつまでも謝罪の一言半句に拘っていては、未来は拓けない。善隣友好こそが平和の鍵。 
 
 
[論争] 南・東シナ海波高し 

かくて中国はシーレーンを構築した 

安全保障法案は、混迷を深めるばかりだが、中国の海洋進出は一体どうなるんだろうか。中国を徒に刺激すまいと思慮遠慮なのか、正面切って国会で議論されない。中国首脳はさぞニンマリしていることだろう。
  
戦後70年の総理談話には何かと難癖を付け、日本の政局を揺さぶり、その裏では着々と海洋進出を謀る。東シナ海では日中中間線上のガス田開発は「共同で遣る」(2008年合意)はずだったのに、16基のガス田をあっという間に造り、全てにヘリポートが完備されていた。
  
何のことはない、軍事目的だった。日本国はこれを知っていながら中国の反論を畏れ公表しなかった。外交がかくも堕落していたとは情けない。
  
   
抗議はすれど手が出ない 

南沙諸島はベトナム、比国の猛抗議も中国には蛙の顔にしょんべん、島々の浅瀬を手当たり次第埋め立て、強固な軍事基地化。声を上げども、どこも軍事大国中国には手が出せない。「力は正義なり」か。
 
かくして南東シナ海は中国の制海権、シーレーンが完成した。例えれば「海の万里の長城」、尖閣諸島も沖縄本島も手を伸ばせばいつでも手が届く距離。まさしく切歯扼腕(せっさやくわん)。
 
さて、民主党も共産党も中国のこの横暴にどう向き合うのか。アメリカの後ろ盾が有ればこそ、中国の抑止力になっていることは自明の理であり、現実である。
   
こういう成り行きに当然、我が国は沖縄諸島の守りを強化する、軍備費も大幅に増やすことになる。自然の成り行きだ。
   
皮肉なことに日本の軍備拡大に寄与しているのは、実は中国なのだ。故に「日本は軍国化している」の中国のプロパガンダ(宣伝活動)は、的外れである。
  
  
[今週の俳句もどき]
 
終戦忌御言葉流れ雲の果て
 
手花火の闇に熔けたる送り盆
 
蝉しぐれ声を搾って第九哉

 
昭太郎
 
 
 
猛暑のなかにも何となく秋が漂う

 
  

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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ああ、栄冠は君に輝く/旧盆の頃になると思うこと/他

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[夏甲子園] ああ、栄冠は君に輝く
 ~印象に残る100年目の大会~
 ~出色の選手宣誓~
[夏甲子園②] 注目選手×2
 ~清宮、オコエの両逸材~
[猛暑日] 夏の花々咲き乱れ
 ~旧盆の頃になると思うこと~

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[夏甲子園] ああ、栄冠は君に輝く 

印象に残る100年目の大会 

100年目の夏の高校野球(第97回)が、6日開幕した。夏は「栄冠は君に輝く」(作詞・加賀大介)が入場行進で、このメロディーが球場に鳴り渡ると、高校野球の夏が来たんだな、と特別な感じがする。不朽の名曲であるが、原曲の歌手が伊藤久男(イヨマンテの夜)とは驚いた。原曲は軍歌調だが、いまの関西吹奏楽&関西合唱両連盟のものは実に爽やかでいい。
 
因みに作曲者は古関裕而(ゆうじ)、福島県立福島商業OBだから、東北新幹線福島駅の発車メロディは勿論「栄冠は君に輝く」だ。「君の名は」「紺碧の空」(早稲田大学)「鐘の鳴る丘」など、また阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」もである。古関のヒット曲は浜の真砂のように多い。生涯作曲数は5000曲!
  
1964年の東京・オリンピック・マーチも同氏の作である。勇壮な、それでいて軽快なリズムは、選手団の入場行進の勇姿と共に、いまなお私の脳裏に焼き付いている。
  
さて、100年前の第1回大会の優勝校京都二中の後身、京都府立鳥羽高校が、今大会15年振りに100年目の記念大会出場できたのは、何とも劇的だ。
  
   
出色の選手宣誓 

選手宣誓の栄誉を担った同校梅谷成悟主将の「次の100年を担う者として、8月6日の意味を胸に刻み甲子園で躍動することを誓います。」は、適度に間を置いた、ソフトな語り口で記念大会に相応しく格調があり、過去に類を見ないものだった。
 
感銘を受けたといえば、早実OBでプロ野球ソフトバンクホークス球団会長王貞治さん(75)のプロ野球人初の始球式も味のあるものだった。現役時代は右投げ左打ちの王さんが、左から投げた白球は、見事ストライク。やっぱりプロは凄いや。
 
残酷なようだが、炎天下に若者のひたむきなプレーを見るとやはり心が洗われる。この日は広島に原爆が投下されて70年、高校野球が始まって100年、節目の大会の記憶に残る開幕式であった。 
 
  
[夏甲子園②] 注目選手×2 

清宮、オコエの両逸材 

早実の1年生清宮幸太郎内野手が魅力だ。何といってもその長打力は怪童中西太(元西鉄ライオンズ)を彷彿させる。打球が鋭い。現段階では中距離バッターに私は思えるのだが。
 
今大会は勿論だが、順調に成長してプロ野球を背負うスラッガーになって欲しいものだ。騒がれ過ぎてプレッシャーに押しつぶされるのが無きように願いたい。清原、松井クラスの逸材かの議論は、時期尚早だ。3年間の成長過程を熱視する。
 
関東一のオコエ瑠偉(3年)外野手も攻守走のリードオフマン。ナイジュリア人の父と日本人の母の間に生まれて、その野性的で身体能力の高さは、即プロ向きで今年のドラフトでは引っ張りだこになるだろう。
 
上田西の草海光貴投手もテンポの良い投法で日大宮崎を完封した。あるいは磐城高・田村隆寿投手(”小さな巨人”といわれS46年夏準優勝)の再来で、旋風を巻き起こすかも知れない。
 
全試合私もテレビ観戦している訳ではないので、相当怪しい評価である。それでも私の今大会優勝予想は、5日目を終えてまだ登場していない東海大相模であるが。甲子園には魔物が棲むというから何が起こるかわからない。
  
  
[猛暑日] 夏の花々咲き乱れ 

旧盆の頃になると思うこと 

ブーゲンビリア、凌霄花(のうぜんかずら)、芙蓉(ふよう)、百日紅(さるすべり)、夾竹桃(きょうちくとう)等々、8日続きの猛暑日(35度以上)にも負けずに旺盛なエネルギーを発散している。夏の花々は炎天に良く似合う。
 
今週末は旧盆、故郷への帰省移動がピークを迎える。私も墓参りに帰らねばと思いつつ、もう数年故郷に足が向かない。年のせいで何かと億劫になってきた。
 
福島県の緑連なる阿武隈山中の山村、人口約4000人、山紫水明な鮫川というのが私の生まれ育ったところ。老齢と共に薄れ行く記憶だが、少年期の想い出は驚くほど鮮明だ。
 
なかでも、母のことはよく夢に出てくる。母が眠る舟木家の墓は、山を切り拓い山頂にある。村を見渡すような墓地もいまでは道路が整備され、車ですぐ近くまで行くことができる。母は83才で鬼籍に入った。
 
大学に入るまでのアルバイトの明け暮れと、編集者になってからは、忙しさにかまけて、お袋には恩返しらしきものは何もできなかったのが心残り。「墓石には布団は掛けられない」まさにだ、孝行したくても親はなし。
 
母に引き換え、50才で早死にした親父のことは、夢に出てくるのは稀である。親父とは影の薄い存在である。我が倅も私の死後はそのようになるだろう。彼は、何歳になっても相談事は家内、母と子は体内からの付き合いなんだから、結びつきが強いのも当然か。
 
 
拙宅の近所のマンション駐車場に毎年巣を造るツバメ、
今年も二羽のヒナが生まれた。そろそろ巣立ちか。 
 
 
連日の猛暑に敢然と咲く夾竹桃は炎天下に良く似合う。 

   

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夏に鍛える!キックの鉄人・藤原敏男さんと暑気払い/東海大相模小笠原投手に括目/他

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[五輪] 今度はエンブレムに盗作の疑い
 ~ケチが付き纏う東京五輪~
 ~エンブレムも白紙にすべきだ~
[猛暑] 夏に鍛える!
 ~キックの鉄人・藤原敏男さんと暑気払い~
 ~労働の恩恵を噛締める~
[夏の高校野球] この選手を見逃すな①
 ~東海大相模小笠原投手に括目~
[今週の俳句と俳句もどき]

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[五輪]今度はエンブレムに盗作の疑い 

ケチが付き纏う東京五輪 

どうも2020年の東京五輪にはケチが付き纏う。今度は五輪エンブレムが、ベルギーにあるリエージュ劇場(Theatre De Liege)のロゴマークと酷似していると、デザイナーのオリビエ・ドビさんが、国際オリンピック委員会(IOC)に著作権の侵害に当たるとして使用差し止めを申し立てしたそうな。
 
もう一つそっくりなのはスペインのデザイナーが東日本大震災の復興支援に作られたロゴとその配色が著しく似ていると、これまた問題になっている。確かに双方とも似ている、似ているというよりは、私にはどう見てもパクリ(盗作)としか思えない。
 
制作者はグラフィックデザイナー佐野研二郎氏。こんな物議をかもしている模倣ロゴを世紀の大会に、知らん顔して掲げるとしたら、「おもてなし」の心も泣くというものだ。佐野氏は有名なデザイナーらしいが、プロの矜持があるのなら、自ら取り下げた方がいい。
 
それにしても、外国の有名な劇場や東日本大震災の復興支援キャンペーンに使われたロゴを見抜けなかったデザイン採用担当者の無能ぶりには驚くばかりだ。 
 
    
エンブレムも白紙にすべきだ 

新国立競技場の場合と同様、チェック機関が全く作用してない。因みに新国立競技場は白紙になったが、このデザイン料の一部として、ザハ・ハディド女史(イラン人=英国籍)の事務所に既に約60億円払い込んでいる。今後慰謝料など含め幾ら払うのか、税金の無駄遣いも甚だしい。
 
北京五輪のロゴは漢字をデフォルメした如何にも中国という質の高いもので、私はなるほどと感心したものだ。全ての文化は模倣から学び成長するものだから、多少は似通う点があってもそれは許容範囲というものだ。
 
が、他人のデザインをトレースしたかのようなものは論外で、佐野氏はどう正統性を主張するのか、公開の場で自身の声を聴きたいものである。エンブレムは大会の象徴、胸を張って掲げられるものでなくてはならない。これも白紙に戻せ~! 
 
  
[猛暑]夏に鍛える! 

キックの鉄人・藤原敏男さんと暑気払い 

夏は暑く、冬は寒くある方がいい。2日、日曜日は12時半に三ノ輪まで地下鉄に揺られ出向いた。連日続く猛暑日で最寄りの駅に辿り着くまでに汗びっしょり。
 
三ノ輪は藤原ジムの在るところ、キックの鉄人・藤原敏男さんが住む。暑気払いを遣ろうということで、私ともう一方元岡村プロモーション社員堀内さんが駆けつけた。
 
日曜日は12時から開店している居酒屋「満天」が想い出を語る場所になった。私は当日腹の具合が芳しくなく焼酎のお湯割りを1杯しか飲まなかったが、共通の話題で盛り上がった。現在藤原会長は、ジムを後輩に譲り名誉職にある。
 
気楽に老後を送っていると思っていたら、どうして移動式クレーン免許を取得して、地盤改良の仕事に携わっているという。人生、幾つになっても挑戦だ。彼の生きざまに敬服する。
 
どうりで、精悍な風貌になった。「現場では作業着の中は汗が滝のように流れ、長靴に水がポタンポタン溜まる、お蔭で現在の体重は62㌔ですよ。」まさに、男子三日会わざれば括目して見よ、だ。
  
    
労働の恩恵を噛締める 

私もこの暑い中、2週間ばかり友人経営の駐車場の片付け清掃を遣らせてもらった。全身汗びっしょり。午前中2時間位の作業が終わりシャワーを浴びると生き返る。
 
サッパリして、ソーメンを喰う。そして昼寝のあとは、読書と書きもの。この達成感たるややっぱり汗を流した賜物だ。体が締まった感じがする。こんな体験何年ぶりだろう。労働の恩恵を久しぶりに噛締めた。
 
脳梗塞を心配して家内に叱られたが、そこは日頃のラジオ体操、畑の野良仕事で鍛えてある。水分補給も怠りない。夏に鍛える、とはいい言葉である。暑い盛りに旧友と会う、来し方を語る。「人生後半戦が面白い」だね。藤原さん、堀内さん、有難う!また。
  
  
[夏の高校野球]この選手を見逃すな① 

東海大相模小笠原投手に括目 

私が注目する選手は、東海大相模の小笠原慎之介投手。左腕、マックス150㌔の速球と打者のタイミングを外す投球術は卓越している。フォームも無理がなく安定している。よって制球もよい。
 
神奈川県大会4試合で27回投げて1失点、30三振は見事。あの名将渡辺監督率いる横浜が、為す術もなく敗れた。可能性として、あの松坂やマー君、桑田などに匹敵する投手になるかもしれぬ、と私は密かに期待する。
 
大貫忍(元キックボクサー=現会社役員)は巨人原監督と同級生で、東海大相模の当時の応援団長。OBでよかったね、私も友人の誼(よしみ)で同校を応援するよ。グッドラック!
  
  
[今週の俳句と俳句もどき]
 
[俳句]槐(エンジュ)の花に寄せて
注:槐、中国原産の落葉樹、夏沢山の白い小さな花を咲かせる。葉は細長い。公園や街路樹に見られる。(下に写真有)

弾みつつ槐の花の降つてをり
        高木丁二

花こぼす槐の下に歩をかへす
        田中菊坂
  
 
山峡や投網のごと花火散り
 
槐花やぽとりと落ちて暮れなずむ

 
        昭太郎
 
 
公園に咲き誇る槐の花


藤原さん、堀内さんと暑気払い
 
 

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五輪組織委員長に桝添東京都知事を/ジンライムの流行った頃/他

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[新国立競技場]顔触れの一新図れ
 ~五輪組織委員長に桝添東京都知事を~
 ~森組織委員長は裸の王様だ~
[酒]ジンライムの流行った頃
 ~恋の季節とジンライムの夏の想い出~
[八百長]東芝の粉飾決算
 ~「めざし」の土光会長が草葉の陰で泣いている~
[今週の俳句もどき]

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[新国立競技場]顔触れの一新図れ 

五輪組織委員長に桝添東京都知事を 

前週に引き続き新国立競技場の問題に触れたい。白紙に戻ったのは歓迎だが、推進するメンバーも業者も一新しなければまた同じ木阿弥となる。
 
混乱を招いた当事者は須(すべか)らく外して、勿論文部科学省下村大臣も辞任すべきだし諸悪の根源として噂に上っている日建設計、竹中工務店、電通は論を待たない。
 
「儲かるから値段をどんどん高くしよう」と建築費を釣り上げたそうな、それが本当なら言語道断、甘い蜜に群がった業者を徹底的に洗い出し、今後一切関係を断ち切る、これが前提。長年のしがらみをいまこそ断ち切るチャンスぞ。
  
日本スポーツ振興センター(JSC)河野一郎理事長、国際デザインコンクール安藤忠雄審査委員長も身を引いて頂くのが自然。
  
   
森組織委員長は裸の王様だ 

五輪組織委員長森喜朗元総理も例外ではない。森さんは潔く身を引くべきだ。元総理、アマチュア競技のボスとあって森さんに物申す人はなく、いまや裸の王様、哀れ晩節を汚す。老兵は消え去るのみ。桝添東京都知事が後継なら適任じゃないか。いいと思うが。
 
混乱を招いた責任者の処分は当然だ、それがなければうやむのや中で最スタート、過ちは二度起こる。第三者委員会なるものがどういう結論を導き出すのか、注意深く見守りたい。五輪まであと5年、短しされど長い。清新なスタートを切るには丁度良いタイミングである。 
 
  
[酒]ジンライムの流行った頃 

恋の季節とジンライムの夏の想い出 

夏が来~れば思い出す~。それはジンライムです。昭和45年~46年の約2年間、当時私はアルバイトで目黒駅前の「オーシャン」というパブバーでボーイとして働いていた。
 
夏になるとジンライムが流行った。ジンをベースにライムを注ぎ氷を入れて飲む。ジンはイギリスのゴードンだった。馴染みの客に小学校の先生がいた。5時半頃いつも判で押したように姿を現した。カウンターに着くとバーテンは「ジンライムですね」と決まって出した。
 
先生の横にはこれまた常連のドレメの学生が座わると、彼氏だったバーテンは黙って同じものをカウンターに滑らした。ボーイの私は挨拶方々、料理のオーダーを伺いながら、それとなく伝票をチェックした。彼女の飲み代は二回に一回は、記入していなかった。
 
私と彼とは一番仲がよかったので、私も見て視ぬ振りをした。一息つくと先生が小銭を出して「あれ、掛けろよ。」と彼女に渡す。
 
彼女はジュークボックスに真っ直ぐ駆けて行くと、ピンキー(小指)&キラーズ(殺し屋)「恋の季節」を掛けた。あたかも店のテーマソングの如く何度も流れた。「恋の季節」大流行したものだ。
 
22日は家族で近所のタイ・レストランに行った。久しぶりでジンライムを飲んだ。昔が甦った。もうかれこれ半世紀前の青雲の志を抱いていた頃の想い出。フリーライターの駆け出しの頃である。学生時代は色んなバイトをしたが、一番楽しかった。汗と涙と音楽と、風と共に去った、青春遥かなり。
 
 
[八百長]東芝の粉飾決算 

「めざし」の土光会長が草葉の陰で泣いている 

世界に冠たる大東芝が、事もあろうに利益水増しを三代の社長に渡って行い、その額は何と1518億!儲けのないものをさも儲かったように見せかけた、これって八百長だ。投資家もまんまと騙され続けた。八百長を見抜けない、経済評論家なんて、だから当てに出来ない。
 
草葉の陰で「めざし」の土光敏夫(元経団連会長、東芝中興の祖)さんもさぞ泣いているだろう。創業111年輝かしい歴史に汚点を付けた。高学歴の経営者よ、大学で何を学んだ。社長役員、これに連座した者全て、塀の中にぶち込んで5~6年臭い飯でも食わせた方がいい。 
 
 
[今週の俳句もどき]
 
雲一つ蚯蚓(ミミズ)這い出て行き倒れ

空蝉や掌(てのひら)に包む珠(たま)のごと


昭太郎
 
 
26日、猛暑の中の代々木上原盆踊り大会。
家内と共に小一時間程で暑さのため退散した。

 
25日、朝の路地栽培からの収穫。大葉、ミョウガも。

 

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『カンムリワシ具志堅用高』第2部[燃焼]は好評につき現在2015年7月28日現在売り切れとなっております。販売再開の際はネットでお知らせ致します。

 
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新国立・白紙に戻って先ず為すべきこと/BOXING BEAT具志堅殿堂入り特集/他

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[新国立競技場] 白紙に戻って先ず為すべきこと
 ~有能な総括責任者を選ぶことが先決~
[ボクシング] 具志堅殿堂入りを特集した雑誌
 ~偉業に花を添える前田衷の記事~
 ~藤島大「キャンバスの匂い」は秀逸~
[夏祭り] 梅雨明けの炎天下の賑わい
 ~「たこ揚げ」今年も完売~
[今週の俳句もどき]

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 [新国立競技場] 白紙に戻って先ず為すべきこと

有能な総括責任者を選ぶことが先決 

安倍総理の鶴の一声で、新国立競技場計画が白紙に還ったことは何はともあれほっとした。安全保障関連法案を国民の理解が得られないまま強行して、政権は支持率急降下、併せて膨大な経費が掛かる新国立競技場も国民の70%強が反対とあれば、それを強行すれば政権の基盤が危うくなる。奢れる者久しからず。
 
という訳で、支持率浮揚を狙う政治的判断であろうが、御粗末なのは五輪組織委員長森喜朗元総理で「国はたった2520億くらいの金を出せなかったのかね」と公共のテレビでの台詞は呆れる。この感覚が全ての元凶だ!
 
ここに至ってもこの程度の認識。利権が絡むのか。魑魅魍魎の新国立競技場、透明でなくてはならない。膨れ上がる工費に、メクラ判を押してきた日本スポーツ振興センターと文科省には徹底的にメスを入れ、責任の所在を白日の下に曝すべき。
 
さてゼロベースで始まる同競技場。シンプルな外観にしてもらいたい。実用的であればよい。主役はアスリートなのだ。バブル期のゴルフ場などは、肝心のコースよりもエントランスや食堂、トイレにいたるまで、ここはベルサイユ宮殿か?と思わせる飾りつけだった。かかる見かけ倒しの建物は不要。
 
「過ちては改むるに憚ること勿れ」建設費も上限を決めて、仮に800億円ならそれを厳守する。そういう厳格な管理が必要だ。無能な日本スポーツ振興セターなる統括組織は、この際断固除外すべきなのはいうまでもない。
 
計数に明るく信頼ができ、安心して管理を任せられるコントロールタワー、総括責任者を選ぶことこそ先決だ。二度と失敗は許されない。
 
   
[ボクシング] 具志堅殿堂入りを特集した雑誌 

偉業に花を添える前田衷の記事

「BOXING BEAT」(ボクシング・ビート)誌8月号は、6月14日(現地時間)アメリカニューヨーク州カナストータで開催された「国際ボクシング名誉の殿堂博物館」で、殿堂入りした具志堅さんに密着取材した記事をカラーグラビア4頁で特集している。
 
取材は同誌の前田衷編集人、ボクシングの生き字引といわれる方である。この歴史手的瞬間に、彼のような専門家が馳せ参じたことは先ずもって嬉しい。具志堅さんの偉業に花を添えるに最も相応しいライターである、からだ。
 
タイトルは以下の通り。「具志堅さん 感激の殿堂入り」「ボクシングをやってよかった!」~カナストータの国際殿堂フェア現地リポート~
 
家族とオープンカーに乗って沿道の観衆に応える具志堅さん、リデック・ボウ(元ヘビー級C)やレイ・マンシニー(元ライト級C)との交歓など、はち切れんばかりの笑顔、誌面でそれを眺めて、彼は心底幸せそうだ、と我ながら嬉しくなった。流石は前田編集人、微細に余すところなくセレモニーの雰囲気を伝えている。
 
ホセ・クエバス、ビリー・バッカス、スピンクス兄弟、ルーベン・オリバレス、ジェフ・チャンドラーら私がボクシングを担当していた頃に活躍した往年の名選手が、続々集結して、年に一度のボクシングのセレモニーを祝っている。
  
   
藤島大「キャンバスの匂い」は秀逸 

関連読み物として藤島大「キャンバスの匂い」~サッパリした人のしつこいパンチ~が秀逸。具志堅用高さんの殿堂入りをクローズアップしたものだ。
 
一冊の本になるくらいの具志堅ストリーを1頁のコラムに軽く纏めた。彼の文章は言葉が光り輝き躍る。元スポーツ紙記者ということで取材も確か、洞察力に優れて文章が流麗、ボクシングをかくも名文に仕立てる才能を持つ人は二人と居ない。
 
脚本家内館牧子さん(元横綱審議委員)はボクシングファンだが、真っ先に読むのが「キャンバスの匂い」という。ボクシングの名文家としては、佐瀬稔(故人・ノンフイクションライター)がいた。哀愁を帯びたボクシング記事が印象に残る。
 
佐瀬さんの文章が読めなくて寂しい思いをしたが、いまは藤島大氏が私を楽しませてくれる。ボクシング業界はこういう人を大事にせねばならない。スポーツ紙の記者も見習って欲しいものだ。 
 
  
[夏祭り] 梅雨明けの炎天下の賑わい 

「たこ揚げ」今年も完売

地元の商店街で夏祭りがあった。18日(土)は小雨混じりの曇天、一転19日は梅雨明けの炎天。私はボランティアで例年の如く「たこ揚げ」(たこ焼きの天ぷらバージョン)屋台の売り子役。
 
いつものように夏祭りは何処から集まって来るのか、夏休みに入った子供たちで賑わう。3時間余りで用意した冷凍のたこ揚げ6箱(1箱24袋=1袋30個)を二日共売り切った。6個入りで200円、意外にもリピーターが多くすっかり人気が浸透した。 
  
 
[今週の俳句もどき]
 
峰の雲蝉の羽曳く蟻一匹

水面にかな文字書きてへび泳ぎ


昭太郎
 
 
「ボクシング・ビート」誌8月号、具志堅殿堂入りの特集頁。

 
7月18~19日ご当地西原商店街の夏祭りスナップ

 
梅雨明けで一斉に咲く向日葵

 
  

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各方面から怒りの投稿・新国立競技場の建設了承/アスリートにも増えている同性婚

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[工費2520億] 新国立競技場の建設了承
 ~各方面から怒りの投稿!~
 ~負の遺産として残る建物だ~
[同性婚] アスリートにも増えている
 ~あのワンバックも同性婚~
 ~ピッチで全力を尽くせば~

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[工費2520億]新国立競技場の建設了承 

各方面から怒りの投稿! 

とんでもないことだ、有識者会議(委員長・佐藤禎一元文部事務次官)と称するものが、全会一致で工事着工を了承したそうな。初めに賛成ありき、の人選でどこが有識者なのか。しかも国際デザイン・コンクール審査委員長の安藤忠雄氏は欠席したという。無責任も甚だしい。
 
俳優渡辺謙さんは、ニューヨークからツイッターで、こう投稿、怒りを露わにした。「一杯国に借金があって立て直さなくちゃいけないのに、ずーっとお金がかかり続ける体育館を建て、世界に驚いてもらおうとする。」
 
元ラガーマン平尾剛さんも金まみれの五輪に反対、元陸上選手為末大さんは計画の見直しを訴え、作家平野啓一郎さんは、次世代に負の遺産を残してはならないとツイッターで発信している。巨額の新競技場建設認可に各方面よりブログやツイッターで、怒りの火手が挙がっている。
  
    
負の遺産として残る建物だ 

較べてみよう、工事費の概算。東京ドーム350億円、福岡ドーム480億円、東京スカイツリー650億円、レインボーブリッジ1,280億円…新国立競技場がいかにべらぼうな金額であるか分かる。天まで届くような634mのスカイツリーでさえ650億。それに比べ2,520億!
 
そもそも立候補したときのプレゼンテーションでは、東京はコンパクトでエコな大会を目指すと謳ったはず。それがどうだ、コンパクトどころか風呂敷はどんどん広がっている。
 
東京五輪・パラリンピック組織委員会長森喜朗元首相は建設計画に理解を求めてかく講演した。「競技場を2020年のレガシー(遺産)として、50年~70年先も使える名所にしたい。」
  
その頃は、私は間違いなく黄泉の世界にいるだろうが、新国立競技場は「平成の負の遺産」として、多分ギネスに登録されているであろう。いまからでも遅くはない。こんな愚かな新国立競技場、即刻中止せよ!
 
 
アスリートにも増えている 

あのワンバックも同性婚 

女子W杯で圧倒的なパワーを見せつけて、なでしこジャパンを破り優勝したアメリカは、流石自由と民主主義の国である。チームの中には2人のレズビアンもいながら一丸となった。日本ならチームワークを乱すと鼻から除外されているはずだ。
 
FWアビー・ワンバック(35)は元チームメートのサラ・ホフマンと2013年10月、ハワイで同性婚した。今回なでしこを破り優勝した直後に、スタジアムで見守っていてホフマンと熱いキッス!そのニュースが世界を駆け巡った。
 
アメリカチームにはもう一人、メーガン・ラピノー選手がレズビアンだとカミングアウトしてる。なんでもオーストラリアの女子サッカー選手と3年前から交際しているのだとういう。
(The Huffington Postから) 
 
    
ピッチで全力を尽くせば 

ピッチで全力を尽くし、結果を出せば私生活は問わない。この割り切りかたも凄いよね。同性婚を認める国が増えて、最近は珍しくない話題だが、今後はこういう現象が当り前になって行くだろう。
 
テニスプレイーヤーで有名なのは何と言ってもマルチナ・ナブラチロワ(チェコ・58=米国4大大会18勝、全英9度)だろう。交際相手のユリア・レミンゴワ(42)に全米オープン・テニスの最中、公開プロポーズして受け入れられ同性婚した話題は、まだ記憶に新しい。
 
ワンバックもナブラチロワもお見受けしたところ男勝りの逞しさ。とても並みの男じゃ相手に出来そうにないか。オリンピック参加アスリートにもゲイが増えているという。叔父さんは、世の中の変化に付いて行けません。
   
  
拙宅の前に咲き誇る大輪のカサブランカ! 

 
  

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アメリカ断然たる強みの戴冠/スマホ機種変奮闘記/他

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[女子W杯] アメリカ断然たる強みの戴冠
 ~ロイドは女性版マラドーナだ!~
 ~悲劇のヒロイン、バセット選手~
[デフォルト] 日本はギリシャを他山の石とせよ
 ~ギリシャの無責任は通じない~
[近況] スマホを替えた
 ~叔父さんの機種変奮闘記~
[今週の俳句もどき]

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[女子W杯]アメリカ断然たる強みの戴冠 

ロイドは女性版マラドーナだ! 

優勝のアメリカは、桁違いの強さだった。パワー、テクニック、どれをとってもなでしこを圧倒していた。スコア2-5はそのまま実力の差だと思う。試合開始直後の怒涛の攻めは、さすがいまに残るフロンティアスピリット!
 
前半4得点のうち3得点、ハットトリックFWロイドは差し詰め女性版マラドーナ(アルゼンチン=伝説のサッカー選手)、彼女にかかったら、ボールは自由自在、どんな角度からでもゴールを狙える。彼女はまさに魔人の働きだった。
 
なでしこジャパンは、キャプテン宮間を中心によく纏り総力戦で決勝まで駒を進めた。準優勝は上出来だ、立派だ。私は準決勝の対イングランド戦で、負ける可能性が高いと睨んでいた。
 
その要因はイングランドの正確無比なロングパス、攻撃能力が上で延長戦になれば危ないぞと思っていたら、幸運にも終了間際オウンゴールで救われ2-1で辛くも勝った。
  
   
悲劇のヒロイン、バセット選手 

気の毒なOGのイングランドDFラウラ・バセット選手は試合後号泣した。同選手には国民からツイターなどで激励のメッセージが殺到しているという。
 
「あなたは試合に負けたけれど人生に勝利した」「泣かないで、さぁ、顔を上げて」英紙デイリーメールは「ラウラは英雄に見えたはずだ。人々はずっと覚えているだろ」(Fchより)「人生塞翁が馬」敗者がときにヒロインになれる。嘆くなかれ。
 
さまざまなドラマを残してW杯女子は閉幕した。4年後、フランス大会までに、はなでしこジャパンはどんな変貌を遂げているか。アメリカは激しい標的に曝されるだろうが、それでも王国は揺るがないだろう。ともかく、大いに満足したカナダ大会であった。 
 
  
[デフォルト]日本はギリシャを他山の石とせよ 

ギリシャの無責任は通じない 

事実上のデフォルト(債務不履行)の危機にあるギリシャを我日本国は以て他山の石とせよだ。同国のチプラス首相にはユーロ圏やIMF(国際通貨基金)からの緊縮案には聞く耳を持たないようだ。
 
これでは債権団はたまらない。いずれ世界から相手にされない国となろう。ユーロ圏から支援が受けられなくて当然。国民投票の結果も、案の定緊縮財政策に「NO」反対多数。ユーロ圏を離脱して、中国やロシアにすがるか。
 
バラ色の選挙公約を掲げて当選したチプラス首相は、国民に迎合するだけの最悪政治家だった。結局、その代償を国民がより重く背負うことになろう。国の再建には痛みを伴うものだ。輝かしい歴史ある国、ギリシャを我憂う。
 
同国には、財政再建に命を懸けた米沢藩主上杉鷹山や米百俵の長岡藩士小林虎三郎のような人物はいないようだ。勿論いまの我国にも当てはまる。明日は吾身であることを我々も忘れまい。 
 
  
[近況]スマホを替えた 

叔父さんの機種変奮闘記 

4年半使用したギャラクシーからソニーのXPERIAに買替えた。ギャラクシーは故障もなく長年使って、愛着があったが、思い切った。当初同じ機種をと思ったが、何事も挑戦と敢て新たなものに挑んだ。
 
購入した矢先に、やっぱりメーカーの違う新機種を選んだのは失敗したと反省した。同じスマホなのに会社が違うとまるで操作方法が変わる。叔父さんは閉口した。で何度もドコモショップに自転車で通い店員に指導を受けたが,ちんぷんかんぷん。確かに「老犬に芸を教えても無駄だ」
 
それでも買ってしまった以上、叔父さんは頑張るしかない。ドコモの会社に電話、1時間もかけて聞いたり、近所のスマホ夫人に尋ねとやっと、初期設定と通常遣うアプリの操作法をマスターした。
 
まさに悪戦苦闘、脂汗で、嵐のような1週間だった。その甲斐あって、いまでは購入して良かったと納得し始めている。新しい世界が目の前に広がってきたような気がする。
 
スピードが違う、アプリが豊富、カメラの画像が違う、音楽がクリアー、慣れれば操作も簡単!等々なるほど4年半も経てば機器も進歩しているはずだ。進化は人生を豊かにするか。
 
真っ先に、庄司紗矢香のメンデルスゾーンバイオリン協奏曲第1楽章をYouTubeでリスニング、臨場感溢れる音質、庄司さんの恍惚の表情が画面を制圧する。表情も演奏だ!音楽一つをとっても余は満足。スマホ、いいもんニャ。 
 
[今週の俳句もどき]
 
紫陽花や首(こうべ)を垂れて門前に
 
梔子(くちなし)や別れの曲と濡れし花

 
昭太郎
 
 

雨に濡れて逞しく育つ露地栽培

 
門前に首をたれる紫陽花


 

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
 
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