叔父さん、叔母さんも感動したラグビー日本代表/ヤクルトの進撃/他
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■[ラグビー]日本チーム南アに世紀の勝利
~叔父さん、叔母さんも感動した~
~劇画タッチのヒーロー~
■[野球]セのヤクルトの進撃
~強力なクリーンナップ~
~メジャーに見習えポストシーズン~
■[祭り]今年の秋祭り
~佐竹さん、堺さん等とバーベキュー~
■[政治]北朝鮮もロシアも信用するな
~遺骨一柱120万円だと!~
■[VW]排ガス逃れの違法ソフト
~排気ガスの八百長~
[今週の俳句もどき]
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[ラグビー]日本チーム南アに世紀の勝利
叔父さん、叔母さんも感動した
英国で開催しているW杯ラグビーで日本代表は優勝候補南アフリカを下した。世紀の番狂わせとして地元英国は勿論のこと世界で大変な騒ぎだ。
2戦目のスコットランド戦は敗れたが、その熱気は依然冷めやらぬ。吃驚したのはラジオ体操にくる叔母さん方が、ラグビーの話に夢中になっていることでした。こうした現象は初めてのことです。
凡そ細かなルールが分からずも、叔母さん、叔父さんがラグビーの素晴らしさに触れ、少しでも興味を持ってくれればW杯の意義もあるというものです。
日本チームに外国選手が目に付くので、まるで多国籍軍じゃないかと、知人に尋ねたら「外国人枠は人数制限が無い」のだそうだ。但し1度でもどこかの国の代表選手になっていたら採用できないルールらしい。私も恥ずかしながら初めて知った。
外国選手が多いことに何だか私が怪訝な顔したら、家内が「いいじゃない、日の丸のジャージを着て、日本のために戦ってくれるんだから。それじゃなくちゃ、いつまでもニュージランドや英国、南アに勝てやしないわ。そもそも根本的にパワーが違うもの」と説教された。
日本に居住する外国人も多くなった。企業も外国人を雇うのを戦力と考える。外国人旅行者も年間1000万人(2013年)を越えた。企業も観光ビジネスも、外国人なしには成り立たない時代になって、多国籍軍も違和感もなく受入る。そんな状況になった。そうかいいのか。
劇画タッチのヒーロー
それにしても漫画の主人公のような名前のFB、五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)の南ア戦の活躍は、神がかりだった。日本の34得点のうち一人で24得点、奇跡を演出した。因みに五郎丸選手は佐賀県出身、山口県や九州地方では、この苗字は珍しくないそうだ。
イケメンでしかもあのキックをする際の所作、ルーティン(精神集中法)とかいう、神に祈るようなポーズは何ともいえぬ雰囲気を醸し出す。あのポーズがいま巷で、流行になっているという。分かるなあ。
185㌢、99㌔の彼が巨漢の外国人選手に混じって、大活躍。こういう劇画タッチのヒーローが出ると、そのスポーツは爆(は)ぜる。今回のW杯、例え1次リーグ突破できなくとも(2次リーグに進出して欲しいのは当然)、後世に語り継がれる快挙である。
4年後、日本で開催される2019年ラグビーW杯に国民の関心が集まる事は、必然である。大会に弾みがつこう。国民の耳目を惹きつけて、予選はあと2試合。盛り上がった後にまたぞろ森さんとかいうお偉いさんが出てきて、大会用の新競技場建設をなんて、言わなければよいが。
[野球]セのヤクルトの進撃
強力なクリーンナップ
日本のプロ野球も米国のメジャーもいよいよ大詰め、セはヤクルトの優勝争いは予想できなかった。DeNAベイスターズの最下位争いは当りのようだけど、友人のKさんは開幕からヤクルトを優勝候補に挙げていた。
打線が強力だというのだ。その通り、あのクリーンナップは他球団の追随を許さない。特に4番山田哲人は打率329厘、ホームラン36本(9/27現在)首位打者は同球団の川端慎吾選手、5番畠山和洋、6番戦列に復帰したバレンティンと重量打線が続く。優勝へのマジック3。ヤクルトが強いことはいいことだ。巨人の一強支配はプロ野球を衰退させる。
メジャーに見習えポストシーズン
メジャーリーグは我がヤンキースは東地区2位、中々ブルージェイズを追い越せない。ワイルドカードでのワンマッチの様相。メジャーは、まもなくポストシーズン、リーグ優勝戦からワールドシリーズと、グーンと盛り上がる。
その行程の密度、スピード感が日本は真似が出来ないものだ。プレーオフから日本シリーズまで、間が空きすぎて、せっかくの熱気が冷める。日本は運営の在り方を見習った方がいい。
[祭り]今年の秋祭り
佐竹さん、堺さん等とバーベキュー
代々木八幡宮の祭礼が22日と23日の二日間行われた。22日は、すっぽん「田吾作」が日頃馴染みの御客を招き燐家の庭を借用バーベキュー。秋日和、天気は上々。
我が夫婦は11時前に店に着きセッテイングの御手伝い。1時から始まった宴会には、格闘家の佐竹雅昭さんも顔を見せて賑やかに。5時頃にはタレントの近所に住む堺正章さんも御夫婦で姿をみせた。
佐竹さんとは顔なじみらしく、私も格闘技の話などに加わった。食事の約束があるらしくほんの30分ほどで帰った。シャンパンからワイン、お酒、焼酎まで揃え焼肉は7万円購入、食べ尽くして今年も盛大に終わった。
23日は祭り最終日、庫(くら)入りの神輿が町内を練り歩いた。お囃子と、担ぎ手の掛け声が黄昏に木霊する光景はいつも、童心に帰る。祭りは日本人の心の故郷である。23日は夜本町氷川神社で、歌を奉納。雪国紅葉を唄う。
[政治]北朝鮮もロシアも信用するな
遺骨一柱120万円だと!
先の大戦で北朝鮮で亡くなった日本人の遺骨を帰還させるためには、一柱120万円経費をよこせと北朝鮮は強請っているようだ。8000柱として100億円!突如持ち出した。結局それが狙いでのらりくらり、拉致問題もそこに辿り着くのではと予想する。例えば、一人50億円出せば返す、と。
拉致被害者を弄ぶのもいい加減にしろだ。日本政府もいつまでも下手に出ている場合ではない。馬鹿にされるだけだ。今度の件で明確に分かったことは、北朝鮮は、金を呉れないとやらない、という原則。国家の飢餓状態を日本の金で賄おうとしているのだ。
ロシアも然り。北方領土の4島一括返還、いや2島でも、そのたびにいまにも日本に返すような素振りをみせながら、最近は「あれは戦争で獲った我国の領土」とロシア側は公言する。呆れたもんだ。「百年河清を待つ」とはこのことだ。北朝鮮もロシアも信用できない。
「安保法案成立」その是非はともかく、中国政府の非難もあたらない。自国の海洋進出、とりわけ南沙諸島の基地建設、あれは、軍事拡大の際たるものだ。日本の集団的自由権なんぞ問題にならない。他人の振り見て我振り直せ!
[VW]排ガス逃れの違法ソフト
排気ガスの八百長
ディーゼルエンジン車に違法なソフトウェアを使ったとして、騒ぎになっているドイツ車フォルクスワーゲン。検査時だけ、有害物資低減装置を稼働、基準をクリアーさせ、通常走行時は基準値の最大40倍の排気ガスを出していた。(毎日新聞)何のことはない八百長。
想い起すのは石原都知事が「ほら、これだけの煤を我々は毎日吸っているんだ」と言って、ペットボトルを振って見せ、ディーゼル車の規制を決めたシーン。これぞ石原流とその決断に喝采したものだ。
ところが間もなくして、海外から続々とディーゼル車がいかに環境に優しく、低燃費かというニュースが飛び込んできて驚いたものだ。あの煤が殆どシャットアウト!
ヨーロッパなどはディーゼル車が主流で日本はこの分野で立ち遅れていると。車に詳しくない私でもドイツの技術力は、やはり凄いやとその劇的な技術革新に感心したものだ。
これが八百長だったとは。トヨタを追い抜けの焦り!拡大路線の結末や哀れ。「急いでは事を仕損じる」だ。トヨタを始め日本車のハイブリット技術力には、改めて舌を巻くのである。
しかもトヨタが売り出した未来車「ミライ」は、電気と水素だけで650㌔走る。排出するのは水だけ、究極のエコカーだ。これで驚いてはいけない。トヨタは次に空中を飛ぶ車を開発している、という、とんでもないニュースも。
まるでドラえもんの世界。走って、渋滞の時は宙を飛んでしまう。夢のような話をトヨタは真剣にチャレンジしている。日夜先を目指す、姿勢。だからこそ品質でも販売台数でも世界NO.1。VWよ、技術は一日にして為らず。
[今週の俳句もどき]
十五夜の立花整ひて月を待ち
夕焼けや曼珠沙華染め土手灯り
昭太郎
左から田吾作主人、堺さん、佐竹さんと小生。

田吾作の若旦那とバベキューを楽しむ

ずらり並べられた料理、来客を待つ。

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■[ラグビー]日本チーム南アに世紀の勝利
~叔父さん、叔母さんも感動した~
~劇画タッチのヒーロー~
■[野球]セのヤクルトの進撃
~強力なクリーンナップ~
~メジャーに見習えポストシーズン~
■[祭り]今年の秋祭り
~佐竹さん、堺さん等とバーベキュー~
■[政治]北朝鮮もロシアも信用するな
~遺骨一柱120万円だと!~
■[VW]排ガス逃れの違法ソフト
~排気ガスの八百長~
[今週の俳句もどき]
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[ラグビー]日本チーム南アに世紀の勝利
叔父さん、叔母さんも感動した
英国で開催しているW杯ラグビーで日本代表は優勝候補南アフリカを下した。世紀の番狂わせとして地元英国は勿論のこと世界で大変な騒ぎだ。
2戦目のスコットランド戦は敗れたが、その熱気は依然冷めやらぬ。吃驚したのはラジオ体操にくる叔母さん方が、ラグビーの話に夢中になっていることでした。こうした現象は初めてのことです。
凡そ細かなルールが分からずも、叔母さん、叔父さんがラグビーの素晴らしさに触れ、少しでも興味を持ってくれればW杯の意義もあるというものです。
日本チームに外国選手が目に付くので、まるで多国籍軍じゃないかと、知人に尋ねたら「外国人枠は人数制限が無い」のだそうだ。但し1度でもどこかの国の代表選手になっていたら採用できないルールらしい。私も恥ずかしながら初めて知った。
外国選手が多いことに何だか私が怪訝な顔したら、家内が「いいじゃない、日の丸のジャージを着て、日本のために戦ってくれるんだから。それじゃなくちゃ、いつまでもニュージランドや英国、南アに勝てやしないわ。そもそも根本的にパワーが違うもの」と説教された。
日本に居住する外国人も多くなった。企業も外国人を雇うのを戦力と考える。外国人旅行者も年間1000万人(2013年)を越えた。企業も観光ビジネスも、外国人なしには成り立たない時代になって、多国籍軍も違和感もなく受入る。そんな状況になった。そうかいいのか。
劇画タッチのヒーロー
それにしても漫画の主人公のような名前のFB、五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)の南ア戦の活躍は、神がかりだった。日本の34得点のうち一人で24得点、奇跡を演出した。因みに五郎丸選手は佐賀県出身、山口県や九州地方では、この苗字は珍しくないそうだ。
イケメンでしかもあのキックをする際の所作、ルーティン(精神集中法)とかいう、神に祈るようなポーズは何ともいえぬ雰囲気を醸し出す。あのポーズがいま巷で、流行になっているという。分かるなあ。
185㌢、99㌔の彼が巨漢の外国人選手に混じって、大活躍。こういう劇画タッチのヒーローが出ると、そのスポーツは爆(は)ぜる。今回のW杯、例え1次リーグ突破できなくとも(2次リーグに進出して欲しいのは当然)、後世に語り継がれる快挙である。
4年後、日本で開催される2019年ラグビーW杯に国民の関心が集まる事は、必然である。大会に弾みがつこう。国民の耳目を惹きつけて、予選はあと2試合。盛り上がった後にまたぞろ森さんとかいうお偉いさんが出てきて、大会用の新競技場建設をなんて、言わなければよいが。
[野球]セのヤクルトの進撃
強力なクリーンナップ
日本のプロ野球も米国のメジャーもいよいよ大詰め、セはヤクルトの優勝争いは予想できなかった。DeNAベイスターズの最下位争いは当りのようだけど、友人のKさんは開幕からヤクルトを優勝候補に挙げていた。
打線が強力だというのだ。その通り、あのクリーンナップは他球団の追随を許さない。特に4番山田哲人は打率329厘、ホームラン36本(9/27現在)首位打者は同球団の川端慎吾選手、5番畠山和洋、6番戦列に復帰したバレンティンと重量打線が続く。優勝へのマジック3。ヤクルトが強いことはいいことだ。巨人の一強支配はプロ野球を衰退させる。
メジャーに見習えポストシーズン
メジャーリーグは我がヤンキースは東地区2位、中々ブルージェイズを追い越せない。ワイルドカードでのワンマッチの様相。メジャーは、まもなくポストシーズン、リーグ優勝戦からワールドシリーズと、グーンと盛り上がる。
その行程の密度、スピード感が日本は真似が出来ないものだ。プレーオフから日本シリーズまで、間が空きすぎて、せっかくの熱気が冷める。日本は運営の在り方を見習った方がいい。
[祭り]今年の秋祭り
佐竹さん、堺さん等とバーベキュー
代々木八幡宮の祭礼が22日と23日の二日間行われた。22日は、すっぽん「田吾作」が日頃馴染みの御客を招き燐家の庭を借用バーベキュー。秋日和、天気は上々。
我が夫婦は11時前に店に着きセッテイングの御手伝い。1時から始まった宴会には、格闘家の佐竹雅昭さんも顔を見せて賑やかに。5時頃にはタレントの近所に住む堺正章さんも御夫婦で姿をみせた。
佐竹さんとは顔なじみらしく、私も格闘技の話などに加わった。食事の約束があるらしくほんの30分ほどで帰った。シャンパンからワイン、お酒、焼酎まで揃え焼肉は7万円購入、食べ尽くして今年も盛大に終わった。
23日は祭り最終日、庫(くら)入りの神輿が町内を練り歩いた。お囃子と、担ぎ手の掛け声が黄昏に木霊する光景はいつも、童心に帰る。祭りは日本人の心の故郷である。23日は夜本町氷川神社で、歌を奉納。雪国紅葉を唄う。
[政治]北朝鮮もロシアも信用するな
遺骨一柱120万円だと!
先の大戦で北朝鮮で亡くなった日本人の遺骨を帰還させるためには、一柱120万円経費をよこせと北朝鮮は強請っているようだ。8000柱として100億円!突如持ち出した。結局それが狙いでのらりくらり、拉致問題もそこに辿り着くのではと予想する。例えば、一人50億円出せば返す、と。
拉致被害者を弄ぶのもいい加減にしろだ。日本政府もいつまでも下手に出ている場合ではない。馬鹿にされるだけだ。今度の件で明確に分かったことは、北朝鮮は、金を呉れないとやらない、という原則。国家の飢餓状態を日本の金で賄おうとしているのだ。
ロシアも然り。北方領土の4島一括返還、いや2島でも、そのたびにいまにも日本に返すような素振りをみせながら、最近は「あれは戦争で獲った我国の領土」とロシア側は公言する。呆れたもんだ。「百年河清を待つ」とはこのことだ。北朝鮮もロシアも信用できない。
「安保法案成立」その是非はともかく、中国政府の非難もあたらない。自国の海洋進出、とりわけ南沙諸島の基地建設、あれは、軍事拡大の際たるものだ。日本の集団的自由権なんぞ問題にならない。他人の振り見て我振り直せ!
[VW]排ガス逃れの違法ソフト
排気ガスの八百長
ディーゼルエンジン車に違法なソフトウェアを使ったとして、騒ぎになっているドイツ車フォルクスワーゲン。検査時だけ、有害物資低減装置を稼働、基準をクリアーさせ、通常走行時は基準値の最大40倍の排気ガスを出していた。(毎日新聞)何のことはない八百長。
想い起すのは石原都知事が「ほら、これだけの煤を我々は毎日吸っているんだ」と言って、ペットボトルを振って見せ、ディーゼル車の規制を決めたシーン。これぞ石原流とその決断に喝采したものだ。
ところが間もなくして、海外から続々とディーゼル車がいかに環境に優しく、低燃費かというニュースが飛び込んできて驚いたものだ。あの煤が殆どシャットアウト!
ヨーロッパなどはディーゼル車が主流で日本はこの分野で立ち遅れていると。車に詳しくない私でもドイツの技術力は、やはり凄いやとその劇的な技術革新に感心したものだ。
これが八百長だったとは。トヨタを追い抜けの焦り!拡大路線の結末や哀れ。「急いでは事を仕損じる」だ。トヨタを始め日本車のハイブリット技術力には、改めて舌を巻くのである。
しかもトヨタが売り出した未来車「ミライ」は、電気と水素だけで650㌔走る。排出するのは水だけ、究極のエコカーだ。これで驚いてはいけない。トヨタは次に空中を飛ぶ車を開発している、という、とんでもないニュースも。
まるでドラえもんの世界。走って、渋滞の時は宙を飛んでしまう。夢のような話をトヨタは真剣にチャレンジしている。日夜先を目指す、姿勢。だからこそ品質でも販売台数でも世界NO.1。VWよ、技術は一日にして為らず。
[今週の俳句もどき]
十五夜の立花整ひて月を待ち
夕焼けや曼珠沙華染め土手灯り
昭太郎
左から田吾作主人、堺さん、佐竹さんと小生。

田吾作の若旦那とバベキューを楽しむ

ずらり並べられた料理、来客を待つ。

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東京五輪の新種目枠・空手も有力候補に/大山倍達総裁の気概と矜持を/他
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■[新種目] 野球、ソフトボールに空手有力
~大山倍達総裁の気概・矜持を忘れずに~
■[唱歌] "里の秋"の誕生秘話
~戦時中の歌詞と現在の違い~
~戦火に咲いた澄み切った歌~
■[天候] シルバーウィークにしたこと
~護国寺に大山総裁と高森家の墓に御参り~
[今週の俳句もどき]
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[新種目] 野球、ソフトボールに空手有力
大山総裁の気概と矜持を忘れずに
東京五輪の新種目枠に「野球」「ソフトボール」に次いで「空手」が有力らしい。森喜朗大会組織委員長が公の場で公言したのだから間違いあるまい。正式決定は、来年の8月、IOC総会で採用種目が決まる。
目出度い話だが一抹の心配もある。極真は松井派の「極真会館」と緑派の「新極真」がありその他にも盧山初男館長の「極真館」などもあり、決まったら決まったで主導権争いで揉めないだろうか。
でルールは?「寸止め」と「型」か、所謂フルコンタクト・ルール(直接打撃)ではないと予測するが。どう対応するのだろう。
緑派は五輪に向かって早くから手を打ち、各流派を纏めて連合体を構築した。遅れたかに見えた松井派も、最大組織「全空連」(笹川暁会長)と手を結んだ。
大型提携だ、空手界が仲良くなることは結構。大山総裁がご生存なら、この時局にどう出たであろう。いずれにせよ、東京五輪の新種目に決まった暁には、極真も新極真もあるまい。文字通り空手界の大同団結ということになる。
主導権争いなどはコップ中の嵐、要はどんな事態になっても、大山総裁の気概と矜持をいつまでも忘れないで欲しいものだ。英明な松井館長と緑代表であればそんな心配は無用ということだろうが。
[唱歌] "里の秋"の誕生秘話
戦時中の歌詞と現在の違い
18日昼、誘われて渋谷区敬老大会(渋谷公会堂)に行った。二部でボニージャックスが出演するのが目当て、ナマで鑑賞するのは初めてだが、行った甲斐があった。
45分のショーだったが、歌の合間に唱歌が生まれた背景を説明してくれる。その一言が歌に深みを増した。例えば、お馴染みの「里の秋」は原題が「星月の夜」で太平洋戦争最中の昭和17年に作られたと。
なるほど調べたら、よくわかった。作詞・斉藤信夫、作曲・海沼実。戦地の慰問文として書かれたもので、従って、一、二番は現在と同じだが、三、四番になると詞も軍事色が濃い。
三番の歌詞;
「きれいなきれいな 椰子の島 しっかり護ってくださいと
ああ父さんのご武運を 今夜もひとりで祈ります」
さもあらんイケイケ進軍の時代だもん。
下が現在の歌詞;
「さよならさよなら 椰子の島 お船にゆられて帰られる
ああとうさんよご無事でと 今夜も母さんと祈ります」
と、一転、外地からの引揚者を待つ家族の心情あふれる詞に変わっている。
終戦の年の12月14日午後1時からNHKは、ラジオ番組「外地引上げ同胞激励のための午後」を組むに当たり「星月の夜」をテーマ音楽に採用。但し三番と四番の詞を変えることを作曲者の海沼に要請した。
戦火に咲いた澄み切った歌
海沼は作詞者の斉藤を呼んで、急遽、三番四番の詞を作ってもらう。題名も「星月の夜」から「里の秋」に変更した。そして、当時無名の川田正子にこれを歌わせたら忽ち大反響、1回こっきりの番組だったものが、長く続いたという。(参考資料インターネット)
因みに海沼実は、「音羽ゆりかご会」の創始者である。
もう一つ、「若葉」(作詞・松永みやお、作曲・平岡均之)は、昭和17年の国民学校四学年の文部省唱歌。
「あざやかなみどりよ あかるいみどりよ 鳥居をつつみ わら屋をかくしかをるかをる わかばがかをる」(一番)二番までしかないとても短い歌だ。
戦火のなかで、かくも澄み切った賛美歌のごとき歌が生まれたのは驚きに堪えない。勤労動員された軍国少年少女たちは、この唱歌に一時の心の安らぎを覚えたのではあるまいか。歌は世につれ、世は歌につれと申すが、何だか涙が浮かんだボニージャックスであった。
[天候] シルバーウィークにしたこと
護国寺に大山総裁と高森家の墓に御参り
先週は関東地方も雨の多い日が続いた。金曜日(18日)は珍しく日が差したら、なんと梢でミンミン蝉が一匹甲高く鳴いていた。直ぐまた夕刻雨。果たしてあの蝉は短い寿命を全うできたであろうか。
街にはコスモスが雨に揺れ、金木犀が刺激的な芳香を発散して、秋の気配はいやが上にも高まる。雨の朝、静まり返った公園を散歩したら、枯葉が晩秋のように散った。もの思う秋、雨の散歩も心に浸みる。
20日は空気が澄みきった久しぶりの秋晴れで、午後思い立って護国寺まで足をのばした。ときは秋彼岸。大山総裁と梶原先生・篤子夫人の墓参り。先ず大山総裁の墓石に水を注ぎ手を合わせた。「空手バカ一代 雲を得て龍となり 空手の父となる」石碑に刻まれた文字を読み返す。
総裁のお墓から下ると、梶原先生と篤子さんが眠る高森家の墓前に出る。講談社を正面に見る位置である。今年4月逝去した夫人の卒塔婆は、生々しさを残していた。総裁と同じように石塔に、お水をたむけた。花が絶えることなくあり、華やかなことを好む夫人に相応しいと思った。手を合わせると時が止った。
21日午後は、元日本スポーツ出版社竹内宏介社長の墓参に調布まで出掛けた。”ミスターゴング”のプロレス博士である。衝動的に会いたくなった。調布駅から「調布霊園」へのバスを間違えてウロウロした。
これがために、繁子夫人に霊園を出ようとしたらバッタリお会いした。故人がそう仕組んだのかも知れない。間違わなかったら、当然会えなかった。人生万事塞翁が馬。こうして、日頃気にかけている人の御参りが出来た。動き出した私のライフワークへの、この御三方はパワーとなる。
[今週の俳句もどき]
石塔に てふてふ睦 秋彼岸(高森家墓前にて)
こうろぎや 本に留まり 長き夜
鰯雲 鰹雲連れ 散歩哉
昭太郎
大山総裁の「空手バカ一代」の文言が彫られた石碑

高森家の墓、向って左に辞世の
「吾命 珠の如くに慈しみ 天命尽くば 珠と砕けん」の石碑。

護国寺内の水辺に咲く「まんじゅしゃげ」

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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■[新種目] 野球、ソフトボールに空手有力
~大山倍達総裁の気概・矜持を忘れずに~
■[唱歌] "里の秋"の誕生秘話
~戦時中の歌詞と現在の違い~
~戦火に咲いた澄み切った歌~
■[天候] シルバーウィークにしたこと
~護国寺に大山総裁と高森家の墓に御参り~
[今週の俳句もどき]
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[新種目] 野球、ソフトボールに空手有力
大山総裁の気概と矜持を忘れずに
東京五輪の新種目枠に「野球」「ソフトボール」に次いで「空手」が有力らしい。森喜朗大会組織委員長が公の場で公言したのだから間違いあるまい。正式決定は、来年の8月、IOC総会で採用種目が決まる。
目出度い話だが一抹の心配もある。極真は松井派の「極真会館」と緑派の「新極真」がありその他にも盧山初男館長の「極真館」などもあり、決まったら決まったで主導権争いで揉めないだろうか。
でルールは?「寸止め」と「型」か、所謂フルコンタクト・ルール(直接打撃)ではないと予測するが。どう対応するのだろう。
緑派は五輪に向かって早くから手を打ち、各流派を纏めて連合体を構築した。遅れたかに見えた松井派も、最大組織「全空連」(笹川暁会長)と手を結んだ。
大型提携だ、空手界が仲良くなることは結構。大山総裁がご生存なら、この時局にどう出たであろう。いずれにせよ、東京五輪の新種目に決まった暁には、極真も新極真もあるまい。文字通り空手界の大同団結ということになる。
主導権争いなどはコップ中の嵐、要はどんな事態になっても、大山総裁の気概と矜持をいつまでも忘れないで欲しいものだ。英明な松井館長と緑代表であればそんな心配は無用ということだろうが。
[唱歌] "里の秋"の誕生秘話
戦時中の歌詞と現在の違い
18日昼、誘われて渋谷区敬老大会(渋谷公会堂)に行った。二部でボニージャックスが出演するのが目当て、ナマで鑑賞するのは初めてだが、行った甲斐があった。
45分のショーだったが、歌の合間に唱歌が生まれた背景を説明してくれる。その一言が歌に深みを増した。例えば、お馴染みの「里の秋」は原題が「星月の夜」で太平洋戦争最中の昭和17年に作られたと。
なるほど調べたら、よくわかった。作詞・斉藤信夫、作曲・海沼実。戦地の慰問文として書かれたもので、従って、一、二番は現在と同じだが、三、四番になると詞も軍事色が濃い。
三番の歌詞;
「きれいなきれいな 椰子の島 しっかり護ってくださいと
ああ父さんのご武運を 今夜もひとりで祈ります」
さもあらんイケイケ進軍の時代だもん。
下が現在の歌詞;
「さよならさよなら 椰子の島 お船にゆられて帰られる
ああとうさんよご無事でと 今夜も母さんと祈ります」
と、一転、外地からの引揚者を待つ家族の心情あふれる詞に変わっている。
終戦の年の12月14日午後1時からNHKは、ラジオ番組「外地引上げ同胞激励のための午後」を組むに当たり「星月の夜」をテーマ音楽に採用。但し三番と四番の詞を変えることを作曲者の海沼に要請した。
戦火に咲いた澄み切った歌
海沼は作詞者の斉藤を呼んで、急遽、三番四番の詞を作ってもらう。題名も「星月の夜」から「里の秋」に変更した。そして、当時無名の川田正子にこれを歌わせたら忽ち大反響、1回こっきりの番組だったものが、長く続いたという。(参考資料インターネット)
因みに海沼実は、「音羽ゆりかご会」の創始者である。
もう一つ、「若葉」(作詞・松永みやお、作曲・平岡均之)は、昭和17年の国民学校四学年の文部省唱歌。
「あざやかなみどりよ あかるいみどりよ 鳥居をつつみ わら屋をかくしかをるかをる わかばがかをる」(一番)二番までしかないとても短い歌だ。
戦火のなかで、かくも澄み切った賛美歌のごとき歌が生まれたのは驚きに堪えない。勤労動員された軍国少年少女たちは、この唱歌に一時の心の安らぎを覚えたのではあるまいか。歌は世につれ、世は歌につれと申すが、何だか涙が浮かんだボニージャックスであった。
[天候] シルバーウィークにしたこと
護国寺に大山総裁と高森家の墓に御参り
先週は関東地方も雨の多い日が続いた。金曜日(18日)は珍しく日が差したら、なんと梢でミンミン蝉が一匹甲高く鳴いていた。直ぐまた夕刻雨。果たしてあの蝉は短い寿命を全うできたであろうか。
街にはコスモスが雨に揺れ、金木犀が刺激的な芳香を発散して、秋の気配はいやが上にも高まる。雨の朝、静まり返った公園を散歩したら、枯葉が晩秋のように散った。もの思う秋、雨の散歩も心に浸みる。
20日は空気が澄みきった久しぶりの秋晴れで、午後思い立って護国寺まで足をのばした。ときは秋彼岸。大山総裁と梶原先生・篤子夫人の墓参り。先ず大山総裁の墓石に水を注ぎ手を合わせた。「空手バカ一代 雲を得て龍となり 空手の父となる」石碑に刻まれた文字を読み返す。
総裁のお墓から下ると、梶原先生と篤子さんが眠る高森家の墓前に出る。講談社を正面に見る位置である。今年4月逝去した夫人の卒塔婆は、生々しさを残していた。総裁と同じように石塔に、お水をたむけた。花が絶えることなくあり、華やかなことを好む夫人に相応しいと思った。手を合わせると時が止った。
21日午後は、元日本スポーツ出版社竹内宏介社長の墓参に調布まで出掛けた。”ミスターゴング”のプロレス博士である。衝動的に会いたくなった。調布駅から「調布霊園」へのバスを間違えてウロウロした。
これがために、繁子夫人に霊園を出ようとしたらバッタリお会いした。故人がそう仕組んだのかも知れない。間違わなかったら、当然会えなかった。人生万事塞翁が馬。こうして、日頃気にかけている人の御参りが出来た。動き出した私のライフワークへの、この御三方はパワーとなる。
[今週の俳句もどき]
石塔に てふてふ睦 秋彼岸(高森家墓前にて)
こうろぎや 本に留まり 長き夜
鰯雲 鰹雲連れ 散歩哉
昭太郎
大山総裁の「空手バカ一代」の文言が彫られた石碑

高森家の墓、向って左に辞世の
「吾命 珠の如くに慈しみ 天命尽くば 珠と砕けん」の石碑。

護国寺内の水辺に咲く「まんじゅしゃげ」

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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常総市の惨状/「ゴン格」創刊当時の大山倍達総裁との交流/他
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■[大雨] 常総市の惨状
~リアルタイムで見る地獄絵~
~人間の無力、自然の力~
■[空手] 大山倍達総裁の追憶
~「空手世界大会」2団体開催に思う~
~~
[今週の俳句もどき]
--------------------------------------------
[大雨] 常総市の惨状
リアルタイムで見る地獄絵
テレビは一種邪悪なものだ、つくづく感じる。我々は常総市が洪水に舐めつくされる、その残酷な現実を逐一リアルタイムで見る事が出来る。
まるでドラマを見るように、地獄絵を茶の間で共有した。いまにも押し流されようとする家屋の二階からタオルを振る人、電柱に抱きつき助けを求める男性、やがてヘリコプターが来て、救い出す光景に「よかった、よかった」と胸を撫で下ろす。
人間の無力、自然の力
何のことはない。高みの見物だ。被災者に申し訳ない。すさまじい濁流、自然の反乱の前に人間は何と無力なものよ。明日は吾身、私は慄然とした。お見舞いの言葉も虚しい。
一衣帯水、街を覆った惨状の明くる日は、悪夢から覚めた空に、透き通るような秋晴れ。天の気まぐれ。そして土曜の早朝は、東京湾で地震、調布市では震度5だった。いよいよそこまで来たか!続いて阿蘇山も噴火、地球の堪忍袋の緒が切れた。
それにしても水害被災地に空き巣泥棒が横行しているという。とんでもない悪行で、こんな奴らは極刑にすべきだ。被災地の人々の苦しみを知れ!畜生にも劣る奴よ!
[空手] 大山倍達総裁の追憶
「空手世界大会」2団体開催に思う
極真空手の創始者大山倍達総裁がお亡くなりになってもう21年。総裁亡き後の極真は、目を覆うばかりの分裂を重ね今日に到っている。
分裂した中で、2大組織といわれるのが松井章圭氏の極真会館と緑健児氏の新極真。両団体は相次いでこの秋世界大会を開催する。新極真は10月31~11月1日、極真会館は11月20日~22日で、場所も共に同じ東京体育館。
同体育館は、総裁時代から全日本も世界大会も連綿と大会を開いてきた。いわば極真にとっての聖地なのだ。愛弟子が共に「世界大会」と称して相争う現象を総裁は、草葉の陰でさぞ嘆いているのでは。
私は総裁の死を以て、極真空手とは決別したが「極真世界大会」の看板を千駄ヶ谷駅の車窓から見つけて、何故か大山総裁時代が脳裏を過った。
同総裁最後の第5回世界大会(1991年)では晴れがましい厚遇に預かった。会場に入り、総裁に挨拶に行くと、「私の後ろに来なさい。」といって真後ろの役員席を用意してくれた。
加えてお昼も、一度御一緒した新宿十二社にある韓国料亭仕立ての豪華な弁当を賜った。役員席には錚々たる大山総裁人脈が顔を揃い(有名な侠客も)私は、萎縮したものだ。
「ゴング格闘技」創刊当時の総裁との交流
「ゴング格闘技」創刊当時の総裁との交流
因みにこの大会で優勝したのが、いま新極真のリーダー緑健児。松井圭章氏(後の極真会館長)はテレビ解説で演武も披露した。皮肉なものだ、時代は回る。
総裁とは「ゴング格闘技」の創刊に当り、「大山倍達の空手講座」を何とか誌面で実現したく私は毎週のように総裁室に尋ねた。これを機に総裁と親しくなった。
黒崎健時師範の連載読み物もスタートしていて、大山総裁が承諾してくれれば「ゴング格闘技」は、まさに極真の伝説の二人が誌面を飾る。
ところが問題があった。黒崎先生が誌上で連載をしていることに総裁は難色を示した。「キミ~、黒崎と同じ雑誌に出るのは、嫌だよ。弟子たちも反対するよ~。」やんわりとNOを突き付けられた。言外に「黒崎を外すならやってもいい。」のニュアンスであったが、それは出来ない。困った。
黒崎師範は、元はといえば総裁の弟子にあたる。当時、空手からキックボクシングの世界に進出、あの藤原敏男を育て上げ、かつ極真傘下のウィリー・ウイリアムスをアントニオ猪木と異種格闘技戦で戦わせたのだ。
これにドッキングしたのが、総裁とは刎頸の友であった「空手バカ一代」の劇画作家、梶原一騎先生。面白いはずがない。この試合を期に、梶原先生と総裁の間は冷めて行った。男の別れ、察するに総裁は寂しかったはずだ。
何はともあれ、私は諦めず説得を続けた。「総裁は総裁です。黒崎先生とは別に考えてください。格闘技ファンのためです。是非お願い致します。」この繰り返し。
通ううちに総裁の心は溶けてきた。不憫に思ったのだろう。或る日「他ならぬ舟木編集長の頼みだからしょうがないか。」と、にっこり笑って承諾して頂いた。こうして「”ゴットハンド”の空手講座」は実現を見た。
大山倍達総裁と黒崎健時師範の両雄が同じ雑誌の誌面で初めて並び立った、記念すべき出来事だった。梶原先生の実弟、真樹久佐夫さん(空手家&小説家)は「表の大山、裏の黒崎」と評する。その訳を後日綴りたい。
今回はたまたま見た「空手世界大会」(新極真)の看板を目にして、感じたことを綴りました。両団体には大会の御成功をお祈りいたします。
[今週の俳句もどき]
秋しぐれダンスダンスの落葉哉
アサガオの揺れる日の秋袷(あきあはせ)
鶏頭の紅に競うや子の帽子
昭太郎
朝鮮アサガオが咲いた!

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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■[大雨] 常総市の惨状
~リアルタイムで見る地獄絵~
~人間の無力、自然の力~
■[空手] 大山倍達総裁の追憶
~「空手世界大会」2団体開催に思う~
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[今週の俳句もどき]
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[大雨] 常総市の惨状
リアルタイムで見る地獄絵
テレビは一種邪悪なものだ、つくづく感じる。我々は常総市が洪水に舐めつくされる、その残酷な現実を逐一リアルタイムで見る事が出来る。
まるでドラマを見るように、地獄絵を茶の間で共有した。いまにも押し流されようとする家屋の二階からタオルを振る人、電柱に抱きつき助けを求める男性、やがてヘリコプターが来て、救い出す光景に「よかった、よかった」と胸を撫で下ろす。
人間の無力、自然の力
何のことはない。高みの見物だ。被災者に申し訳ない。すさまじい濁流、自然の反乱の前に人間は何と無力なものよ。明日は吾身、私は慄然とした。お見舞いの言葉も虚しい。
一衣帯水、街を覆った惨状の明くる日は、悪夢から覚めた空に、透き通るような秋晴れ。天の気まぐれ。そして土曜の早朝は、東京湾で地震、調布市では震度5だった。いよいよそこまで来たか!続いて阿蘇山も噴火、地球の堪忍袋の緒が切れた。
それにしても水害被災地に空き巣泥棒が横行しているという。とんでもない悪行で、こんな奴らは極刑にすべきだ。被災地の人々の苦しみを知れ!畜生にも劣る奴よ!
[空手] 大山倍達総裁の追憶
「空手世界大会」2団体開催に思う
極真空手の創始者大山倍達総裁がお亡くなりになってもう21年。総裁亡き後の極真は、目を覆うばかりの分裂を重ね今日に到っている。
分裂した中で、2大組織といわれるのが松井章圭氏の極真会館と緑健児氏の新極真。両団体は相次いでこの秋世界大会を開催する。新極真は10月31~11月1日、極真会館は11月20日~22日で、場所も共に同じ東京体育館。
同体育館は、総裁時代から全日本も世界大会も連綿と大会を開いてきた。いわば極真にとっての聖地なのだ。愛弟子が共に「世界大会」と称して相争う現象を総裁は、草葉の陰でさぞ嘆いているのでは。
私は総裁の死を以て、極真空手とは決別したが「極真世界大会」の看板を千駄ヶ谷駅の車窓から見つけて、何故か大山総裁時代が脳裏を過った。
同総裁最後の第5回世界大会(1991年)では晴れがましい厚遇に預かった。会場に入り、総裁に挨拶に行くと、「私の後ろに来なさい。」といって真後ろの役員席を用意してくれた。
加えてお昼も、一度御一緒した新宿十二社にある韓国料亭仕立ての豪華な弁当を賜った。役員席には錚々たる大山総裁人脈が顔を揃い(有名な侠客も)私は、萎縮したものだ。
「ゴング格闘技」創刊当時の総裁との交流
「ゴング格闘技」創刊当時の総裁との交流
因みにこの大会で優勝したのが、いま新極真のリーダー緑健児。松井圭章氏(後の極真会館長)はテレビ解説で演武も披露した。皮肉なものだ、時代は回る。
総裁とは「ゴング格闘技」の創刊に当り、「大山倍達の空手講座」を何とか誌面で実現したく私は毎週のように総裁室に尋ねた。これを機に総裁と親しくなった。
黒崎健時師範の連載読み物もスタートしていて、大山総裁が承諾してくれれば「ゴング格闘技」は、まさに極真の伝説の二人が誌面を飾る。
ところが問題があった。黒崎先生が誌上で連載をしていることに総裁は難色を示した。「キミ~、黒崎と同じ雑誌に出るのは、嫌だよ。弟子たちも反対するよ~。」やんわりとNOを突き付けられた。言外に「黒崎を外すならやってもいい。」のニュアンスであったが、それは出来ない。困った。
黒崎師範は、元はといえば総裁の弟子にあたる。当時、空手からキックボクシングの世界に進出、あの藤原敏男を育て上げ、かつ極真傘下のウィリー・ウイリアムスをアントニオ猪木と異種格闘技戦で戦わせたのだ。
これにドッキングしたのが、総裁とは刎頸の友であった「空手バカ一代」の劇画作家、梶原一騎先生。面白いはずがない。この試合を期に、梶原先生と総裁の間は冷めて行った。男の別れ、察するに総裁は寂しかったはずだ。
何はともあれ、私は諦めず説得を続けた。「総裁は総裁です。黒崎先生とは別に考えてください。格闘技ファンのためです。是非お願い致します。」この繰り返し。
通ううちに総裁の心は溶けてきた。不憫に思ったのだろう。或る日「他ならぬ舟木編集長の頼みだからしょうがないか。」と、にっこり笑って承諾して頂いた。こうして「”ゴットハンド”の空手講座」は実現を見た。
大山倍達総裁と黒崎健時師範の両雄が同じ雑誌の誌面で初めて並び立った、記念すべき出来事だった。梶原先生の実弟、真樹久佐夫さん(空手家&小説家)は「表の大山、裏の黒崎」と評する。その訳を後日綴りたい。
今回はたまたま見た「空手世界大会」(新極真)の看板を目にして、感じたことを綴りました。両団体には大会の御成功をお祈りいたします。
[今週の俳句もどき]
秋しぐれダンスダンスの落葉哉
アサガオの揺れる日の秋袷(あきあはせ)
鶏頭の紅に競うや子の帽子
昭太郎
朝鮮アサガオが咲いた!

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五輪 武藤事務総長の会見は醜態/書泉ブックマートの閉店/他
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■[エンブレム] パクリの後始末
~武藤事務総長の会見は醜態~
~組織委員会役員は総退陣せよ~
■[書店] 神保町「書泉ブックマート」の閉店
~若者の読書離れが怖い~
~読書をすれば人生が見えてくる~
■[W杯女子バレー] 日本の弱点と課題が見えた
~対米国戦、パワーの差は歴然~
[今週の俳句もどき]
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[エンブレム] パクリの後始末
武藤事務総長の会見は醜態
新国立競技場に続き五輪エンブレムまで白紙になった。2020年東京オリンピックは、どこまでもケチが付き纏う。大会組織委員会は何の対策も取らず事態を深刻にしてしまった。誰がみても明白なのに、誰一人責任を取らない。呆れた組織だ。
武藤敏郎事務総長のエンブレム取り下げの記者会見にしても、まるで他人事のような経過説明に終始、謝罪の一言もない。ぺらぺらと妙にふてぶてしくて、さすが元財務省事務次官だ。嫌な人種だね。偉そうに。
佐野研二郎氏は、エンブレム取り下げの理由を「模倣ではないが、自分や家族に対する誹謗、中傷が続くほか、五輪のイメージに悪影響を与えるから。」と、これまた体よく幕を引いた。
あれが模倣ではないか!結果国は6000万円近くの損失を蒙った。やれやれ、競技場でも巨額の無用の損失、国民だけがバカをみる。
組織委員会役員は総退陣せよ
IOC(国際オリンピック委員会)からも組織委員会に早くから「似たものがあるから注意するように」と警告を受けていた。にも拘らずだ、強引に佐野エンブレムを押し通そうとしたら、パクリ累々噴出で慌てた。
組織委員会もさればと「このままでは国民の理解は得られない」と、要は白紙撤回を「国民」のせいにした。更に醜態が判明した。何と佐野氏の原案を同委員会は、極秘に手直ししていたのだ。擬装工作である。
何のことはない、やばいと知っていたから、ところどころ微妙にデザインを変えた。それが最終的なこの度のエンブレム。これはまさしく確信犯だ。同委員会も佐野氏と同罪である。
この際大会組織委員なるもの、森喜朗会長を筆頭に総退陣すべきだ。「新しい酒は新しい酒袋に盛れ」との諺があるではないか。大和心とは「潔さ」にある。
[書店] 神保町「書泉ブックマート」の閉店
若者の読書離れが怖い
格闘技の書籍やDVDなど豊富な品揃いで人気のあった神保町の「書泉ブックマート」が9月末で閉店になる。本の町からまた一つ歴史が消えるのは、残念なことだ。特に私のように本作りを生業(なりわい)として長年生きて来た身にとっては、寂しい。
全国のあちこちで大型書店が姿を消す。つい7月末には池袋の名物「リブロ池袋本店」が店仕舞い、池袋にニューアカデミズムの灯をともして、30年…昭和は遠くなりにけりだ。
ネット文化に押され特に若者の読書離れが止らないという。恐ろしいことだ。私など本がなければ一日も耐えられない。今併読しているのは、サマセット・モームの「人間の絆」とスタンダール「赤と黒」。
読書をすれば人生が見えてくる
「人間の絆」は文庫本で五冊、長編だ。倅が読み捨てたものを初読していて、足が不具な主人公フィリップが、不幸に見舞われながらも、何故もこんなに人がいいんだろうと、読む程に人間性に惹かれていくのである。
「赤と黒」は所謂恋愛心理小説といわれるが、なによりもその文章の簡潔さとスピード感がいい。遠い昔読んだ記憶があるが、筋書きは忘れた。だから初読と同じ、ジュリアンとレナール夫人の恋の描写は刻々変化して引き込まれる。読書とは「ときめき」也。
電車の中で本を読む人を見かけるとホッとする。食欲の秋、読書の秋。秋涼の中で、本を読もう。ずっしりと人生が見えてくる。
[W杯女子バレー] 日本の弱点と課題が見えた
対米国戦、パワーの差は歴然
日本で開かれている女子W杯バレーボール選手権、来年のリオデジャネイロへの出場権を賭けた、米国VS日本の試合をテレビで見た。そして日本の弱点と課題が見えた。
1-3で敗れた試合、1セットを先取した日本が期待をもたせたが、なんの、米国はその後3セットを連取して日本を圧倒した。1セットは負けたが米国は必ず逆襲する、と私は睨んだがその通りになった。
ジャンプ力、パワーが明らかに違い、スパイクの威力はセットを追うごとに熾烈を極めて、もう日本は防戦一方になった。力の差歴然、破壊力が桁外れ。戦略を根本から変える必要に迫られる。
身体能力に差がある相手に、正攻法で渡り合うのは自殺行為に等しい。日本人の持つ器用さを武器にした、変幻自在の攻撃を編みだす必要があろう。敵を混乱の渦中に落し込んで、リズムを崩す。崩れ溺れた敵に攻撃を仕掛ける。
そのフォーメーションを何パターンも持つ。極めて険しい道だが、女子バレーの復活の道は発想の転換だ。どっしりとして、信頼される絶対的なエースの育成も必要不可欠だ。幸い若い伸び盛りの選手が揃う。5年後東京五輪が照準とする。十分時間はある。
キックボクシングの藤原敏男さんは、ムエタイ選手のリズム(音楽に合わせて試合する)を崩すことを主眼に、来る日も来る日もフットワークを稽古した。遂にその完成をみて、ムエタイ500年の頂点に立った。
恩師黒崎健時師範が編み出したものだ。他人と同じことを遣っていては、勝利を手にすることはできない。何事も創意&工夫で、道は開ける。私は「東洋の魔女」の再来を待望する。とまあ、素人考えだけれど。
[今週の俳句もどき]
風鐸の落葉に抱かれ子守唄
天高く馬いななきて蠅滑り
風鈴や竿に忘れしすすき梅雨
昭太郎
秋しぐれ 渋谷区スポーツセンター前の通り。

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■[エンブレム] パクリの後始末
~武藤事務総長の会見は醜態~
~組織委員会役員は総退陣せよ~
■[書店] 神保町「書泉ブックマート」の閉店
~若者の読書離れが怖い~
~読書をすれば人生が見えてくる~
■[W杯女子バレー] 日本の弱点と課題が見えた
~対米国戦、パワーの差は歴然~
[今週の俳句もどき]
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[エンブレム] パクリの後始末
武藤事務総長の会見は醜態
新国立競技場に続き五輪エンブレムまで白紙になった。2020年東京オリンピックは、どこまでもケチが付き纏う。大会組織委員会は何の対策も取らず事態を深刻にしてしまった。誰がみても明白なのに、誰一人責任を取らない。呆れた組織だ。
武藤敏郎事務総長のエンブレム取り下げの記者会見にしても、まるで他人事のような経過説明に終始、謝罪の一言もない。ぺらぺらと妙にふてぶてしくて、さすが元財務省事務次官だ。嫌な人種だね。偉そうに。
佐野研二郎氏は、エンブレム取り下げの理由を「模倣ではないが、自分や家族に対する誹謗、中傷が続くほか、五輪のイメージに悪影響を与えるから。」と、これまた体よく幕を引いた。
あれが模倣ではないか!結果国は6000万円近くの損失を蒙った。やれやれ、競技場でも巨額の無用の損失、国民だけがバカをみる。
組織委員会役員は総退陣せよ
IOC(国際オリンピック委員会)からも組織委員会に早くから「似たものがあるから注意するように」と警告を受けていた。にも拘らずだ、強引に佐野エンブレムを押し通そうとしたら、パクリ累々噴出で慌てた。
組織委員会もさればと「このままでは国民の理解は得られない」と、要は白紙撤回を「国民」のせいにした。更に醜態が判明した。何と佐野氏の原案を同委員会は、極秘に手直ししていたのだ。擬装工作である。
何のことはない、やばいと知っていたから、ところどころ微妙にデザインを変えた。それが最終的なこの度のエンブレム。これはまさしく確信犯だ。同委員会も佐野氏と同罪である。
この際大会組織委員なるもの、森喜朗会長を筆頭に総退陣すべきだ。「新しい酒は新しい酒袋に盛れ」との諺があるではないか。大和心とは「潔さ」にある。
[書店] 神保町「書泉ブックマート」の閉店
若者の読書離れが怖い
格闘技の書籍やDVDなど豊富な品揃いで人気のあった神保町の「書泉ブックマート」が9月末で閉店になる。本の町からまた一つ歴史が消えるのは、残念なことだ。特に私のように本作りを生業(なりわい)として長年生きて来た身にとっては、寂しい。
全国のあちこちで大型書店が姿を消す。つい7月末には池袋の名物「リブロ池袋本店」が店仕舞い、池袋にニューアカデミズムの灯をともして、30年…昭和は遠くなりにけりだ。
ネット文化に押され特に若者の読書離れが止らないという。恐ろしいことだ。私など本がなければ一日も耐えられない。今併読しているのは、サマセット・モームの「人間の絆」とスタンダール「赤と黒」。
読書をすれば人生が見えてくる
「人間の絆」は文庫本で五冊、長編だ。倅が読み捨てたものを初読していて、足が不具な主人公フィリップが、不幸に見舞われながらも、何故もこんなに人がいいんだろうと、読む程に人間性に惹かれていくのである。
「赤と黒」は所謂恋愛心理小説といわれるが、なによりもその文章の簡潔さとスピード感がいい。遠い昔読んだ記憶があるが、筋書きは忘れた。だから初読と同じ、ジュリアンとレナール夫人の恋の描写は刻々変化して引き込まれる。読書とは「ときめき」也。
電車の中で本を読む人を見かけるとホッとする。食欲の秋、読書の秋。秋涼の中で、本を読もう。ずっしりと人生が見えてくる。
[W杯女子バレー] 日本の弱点と課題が見えた
対米国戦、パワーの差は歴然
日本で開かれている女子W杯バレーボール選手権、来年のリオデジャネイロへの出場権を賭けた、米国VS日本の試合をテレビで見た。そして日本の弱点と課題が見えた。
1-3で敗れた試合、1セットを先取した日本が期待をもたせたが、なんの、米国はその後3セットを連取して日本を圧倒した。1セットは負けたが米国は必ず逆襲する、と私は睨んだがその通りになった。
ジャンプ力、パワーが明らかに違い、スパイクの威力はセットを追うごとに熾烈を極めて、もう日本は防戦一方になった。力の差歴然、破壊力が桁外れ。戦略を根本から変える必要に迫られる。
身体能力に差がある相手に、正攻法で渡り合うのは自殺行為に等しい。日本人の持つ器用さを武器にした、変幻自在の攻撃を編みだす必要があろう。敵を混乱の渦中に落し込んで、リズムを崩す。崩れ溺れた敵に攻撃を仕掛ける。
そのフォーメーションを何パターンも持つ。極めて険しい道だが、女子バレーの復活の道は発想の転換だ。どっしりとして、信頼される絶対的なエースの育成も必要不可欠だ。幸い若い伸び盛りの選手が揃う。5年後東京五輪が照準とする。十分時間はある。
キックボクシングの藤原敏男さんは、ムエタイ選手のリズム(音楽に合わせて試合する)を崩すことを主眼に、来る日も来る日もフットワークを稽古した。遂にその完成をみて、ムエタイ500年の頂点に立った。
恩師黒崎健時師範が編み出したものだ。他人と同じことを遣っていては、勝利を手にすることはできない。何事も創意&工夫で、道は開ける。私は「東洋の魔女」の再来を待望する。とまあ、素人考えだけれど。
[今週の俳句もどき]
風鐸の落葉に抱かれ子守唄
天高く馬いななきて蠅滑り
風鈴や竿に忘れしすすき梅雨
昭太郎
秋しぐれ 渋谷区スポーツセンター前の通り。

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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バンコクで起きた爆発事故/或る日突然軍港めぐり/他
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■[テロ] バンコクで起きた爆発事故
~無差別テロは何処でも起こり得る~
■[軍港] いずも、イージス艦を見た!
~或る日突然横須賀「軍港めぐり」~
~海の最強忍者ハイテク潜水艦~
~日本は世界2位のイージス艦保有国~
[今週の俳句もどき]
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[テロ] バンコクで起きた爆発事故
無差別テロは何処でも起こり得る
8月17日、タイ・バンコク中心部で起きた爆発事故は、20人の死者と130人の負傷者を出した。その中に日本人の負傷者も一人含まれている。
何とも痛ましい無差別テロだ。イラワン廟の前の路上で事は起きた。私もよく知っている場所だ。犯人と思しき男が捕えられたが、動機に諸説がありまだ真相は明らかではない。
タイは私の第二の故郷である。ムエタイの取材や観光でかれこれ100回を越す渡航歴がある。タイ人の友人も沢山いる。そんな愛する都がテロによって血で染められたとあっては、他人事ではない。
タイは日系企業も沢山進出して、邦人も6万5千人ほど住んでいる。あの穏やかな国で起きた今回の事件は、世の中が複雑に入り組む今日、何処でも起り得る。宗教間の争い、人種の対立、怨恨など簡単に人を殺す時代。全く物騒な世の中になったものだ。
死は避けられないが、バンコクで起きたテロなどで私は死にたくない。でローマ人は生前自分の墓石に言葉を書く風習があった。その代表的なのがこの言葉、「次はお前の番だ!」
墓参りに来た人はさぞドキッとしたろうね。ユーモラスな一言に人生の教訓ありだ。ローマ人は偉い。だから明日は吾身と考え、「一日一生」で生きる。
[軍港] いずも、イージス艦を見た!
或る日突然横須賀「軍港めぐり」
28日は高校時代からの無二の親友F君を訪ねて横須賀まで出向いた。当日は新宿の東京医大で定期健診(脳梗塞)があり、その後はフリーだからとF君に申し出たものだ。
F君は神奈川の県立O高の教頭を最後に定年退職して、悠々自適の生活を送っている。学生時代はW大で剣道部に所属していた。いまは「居合道」が生活の一部になっているという。因みに腕前は五段。
京浜急行横須賀中央駅待ち合せした。会うや否や彼は「ちょっと島めぐりしない?」と言い出した。40~50分の行程だというので、何だか解らぬままに誘いに乗ったら、それが思わぬ体験をもたらした。
「汐入駅」に逆戻りして下車したところが、目の前が海、横須賀港。そこには「軍港めぐり」の旗が風になびいていた。島めぐりとはこれだったのだ、やっと私は得心して、急に興味が湧き出た。
海の最強忍者ハイテク潜水艦
観光船が出ると直ぐ右側に広大な米海軍基地。海軍のような純白の制服を着たガイドさんが、甲高い声で説明を始める。てきぱきとしていて、目に清(さや)か恰好いい。
進むと左手には迫力満点の海上自衛隊護衛艦「いずも」の偉容が迫る。反対側は米海軍基地、潜水艦が黒い姿を露わにしているのが見える。すかさず潜水艦の説明。新旧艦の違い(旧型は船尾の突き出た羽が1枚、新型は2枚)は初めて知った。ヒデキ感激!
それにも増して「海自の潜水艦でも、潜水艦だけは米軍基地に停泊する決まりになっている。」のくだりには驚いた。高度な機密を米軍と共有しているからなのだろうかと訝ったら、何のことはない。後で知ったことだが、海自の横須賀基地には潜水艦用の桟橋がないからだった。
因みに最近の潜水艦は「海の忍者」といわれる、ハイテク技術で装備され、人工衛星でも捜すのが難しいとのことである。日本は現在16隻を保有しているが、中国の海洋進出を睨んで22隻に増やすとは新聞で知った。巨大な軍艦10隻に、1隻で事足りるというから近代の潜水艦は、最強の兵器だ。
日本は世界2位のイージス艦保有国
米海軍基地にはまた、数隻のイージス艦が寄港していた。勿論初めて見るもので、ガイドさんの説明によれば甲板の塔に四角い鉄板のようなものが貼り付けてあるのが、全てイージス艦なのだと。この鉄板がセンサーの役目を果たし、飛来する弾道ミサイルをキャッチするという。
日本は6隻のイージス艦を保有していて、これは世界第2位の保有数だといわれる。日本の守りはいまやイージス艦に託されているそうだ。イージス艦の保有数も初めて分かった。国の守りは静かに強化されているのだ。
イージス艦は兎に角凄い。何とどのミサイルが危険かを瞬時に分析、危険なものから順に撃ち落していくらしい。そこまで進化しているとは、想像を越えていた。私は来た物は何でも一斉にやっつけるものと思っていたのである。
近代戦争とは、差し詰めボタン戦争で、電子技術の優劣が勝利の帰趨を決めるのだ、と今更ながら納得した。いや~為になる軍港めぐりであった。一周大人1400円也、貴方も如何ですか。F君、有難う。お誘いに素直に従って良かった。まさに「馬には乗ってみろ、人には添ってみろ。」だ。貴重な体験であった。
[今週の俳句もどき]
秋めきて月の明りや終電車
新涼の瓜の甘さや空の青
空を佩く雲絹のごと広がりぬ
昭太郎
横須賀軍港、左に護衛艦「いずも」の巨体。全長500㍍!

日本のイージス艦。奥174は金剛型護衛艦「きりしま」

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■[テロ] バンコクで起きた爆発事故
~無差別テロは何処でも起こり得る~
■[軍港] いずも、イージス艦を見た!
~或る日突然横須賀「軍港めぐり」~
~海の最強忍者ハイテク潜水艦~
~日本は世界2位のイージス艦保有国~
[今週の俳句もどき]
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[テロ] バンコクで起きた爆発事故
無差別テロは何処でも起こり得る
8月17日、タイ・バンコク中心部で起きた爆発事故は、20人の死者と130人の負傷者を出した。その中に日本人の負傷者も一人含まれている。
何とも痛ましい無差別テロだ。イラワン廟の前の路上で事は起きた。私もよく知っている場所だ。犯人と思しき男が捕えられたが、動機に諸説がありまだ真相は明らかではない。
タイは私の第二の故郷である。ムエタイの取材や観光でかれこれ100回を越す渡航歴がある。タイ人の友人も沢山いる。そんな愛する都がテロによって血で染められたとあっては、他人事ではない。
タイは日系企業も沢山進出して、邦人も6万5千人ほど住んでいる。あの穏やかな国で起きた今回の事件は、世の中が複雑に入り組む今日、何処でも起り得る。宗教間の争い、人種の対立、怨恨など簡単に人を殺す時代。全く物騒な世の中になったものだ。
死は避けられないが、バンコクで起きたテロなどで私は死にたくない。でローマ人は生前自分の墓石に言葉を書く風習があった。その代表的なのがこの言葉、「次はお前の番だ!」
墓参りに来た人はさぞドキッとしたろうね。ユーモラスな一言に人生の教訓ありだ。ローマ人は偉い。だから明日は吾身と考え、「一日一生」で生きる。
[軍港] いずも、イージス艦を見た!
或る日突然横須賀「軍港めぐり」
28日は高校時代からの無二の親友F君を訪ねて横須賀まで出向いた。当日は新宿の東京医大で定期健診(脳梗塞)があり、その後はフリーだからとF君に申し出たものだ。
F君は神奈川の県立O高の教頭を最後に定年退職して、悠々自適の生活を送っている。学生時代はW大で剣道部に所属していた。いまは「居合道」が生活の一部になっているという。因みに腕前は五段。
京浜急行横須賀中央駅待ち合せした。会うや否や彼は「ちょっと島めぐりしない?」と言い出した。40~50分の行程だというので、何だか解らぬままに誘いに乗ったら、それが思わぬ体験をもたらした。
「汐入駅」に逆戻りして下車したところが、目の前が海、横須賀港。そこには「軍港めぐり」の旗が風になびいていた。島めぐりとはこれだったのだ、やっと私は得心して、急に興味が湧き出た。
海の最強忍者ハイテク潜水艦
観光船が出ると直ぐ右側に広大な米海軍基地。海軍のような純白の制服を着たガイドさんが、甲高い声で説明を始める。てきぱきとしていて、目に清(さや)か恰好いい。
進むと左手には迫力満点の海上自衛隊護衛艦「いずも」の偉容が迫る。反対側は米海軍基地、潜水艦が黒い姿を露わにしているのが見える。すかさず潜水艦の説明。新旧艦の違い(旧型は船尾の突き出た羽が1枚、新型は2枚)は初めて知った。ヒデキ感激!
それにも増して「海自の潜水艦でも、潜水艦だけは米軍基地に停泊する決まりになっている。」のくだりには驚いた。高度な機密を米軍と共有しているからなのだろうかと訝ったら、何のことはない。後で知ったことだが、海自の横須賀基地には潜水艦用の桟橋がないからだった。
因みに最近の潜水艦は「海の忍者」といわれる、ハイテク技術で装備され、人工衛星でも捜すのが難しいとのことである。日本は現在16隻を保有しているが、中国の海洋進出を睨んで22隻に増やすとは新聞で知った。巨大な軍艦10隻に、1隻で事足りるというから近代の潜水艦は、最強の兵器だ。
日本は世界2位のイージス艦保有国
米海軍基地にはまた、数隻のイージス艦が寄港していた。勿論初めて見るもので、ガイドさんの説明によれば甲板の塔に四角い鉄板のようなものが貼り付けてあるのが、全てイージス艦なのだと。この鉄板がセンサーの役目を果たし、飛来する弾道ミサイルをキャッチするという。
日本は6隻のイージス艦を保有していて、これは世界第2位の保有数だといわれる。日本の守りはいまやイージス艦に託されているそうだ。イージス艦の保有数も初めて分かった。国の守りは静かに強化されているのだ。
イージス艦は兎に角凄い。何とどのミサイルが危険かを瞬時に分析、危険なものから順に撃ち落していくらしい。そこまで進化しているとは、想像を越えていた。私は来た物は何でも一斉にやっつけるものと思っていたのである。
近代戦争とは、差し詰めボタン戦争で、電子技術の優劣が勝利の帰趨を決めるのだ、と今更ながら納得した。いや~為になる軍港めぐりであった。一周大人1400円也、貴方も如何ですか。F君、有難う。お誘いに素直に従って良かった。まさに「馬には乗ってみろ、人には添ってみろ。」だ。貴重な体験であった。
[今週の俳句もどき]
秋めきて月の明りや終電車
新涼の瓜の甘さや空の青
空を佩く雲絹のごと広がりぬ
昭太郎
横須賀軍港、左に護衛艦「いずも」の巨体。全長500㍍!

日本のイージス艦。奥174は金剛型護衛艦「きりしま」

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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興南・我喜屋監督は教育者の亀鑑/東京五輪エンブレム騒動/他
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■[甲子園] 100年目の甲子園はドラマに満ちて
~一瞬の夏、一球の夏~
■[盗作] 東京五輪エンブレム騒動
~疑惑は広がるばかり~
~デザインは単純明快なものを~
■[酒] 酒は天下の美禄なり
~熱燗が恋しくなる季節~
[今週の俳句もどき]
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[甲子園] 100年目の甲子園はドラマに満ちて
一瞬の夏、一球の夏
100年の節目の夏の高校野球は、東海大相模の45年振りの優勝で幕を閉じた。投打にバランスが取れていて、私は素人なりに同校が優勝候補と先般この項で綴った。その通りになった。左の小笠原、右の吉田二人の本格派投手の存在が大きかった。
準優勝の仙台育英は、佐藤投手一人で投げ切った。一度は同点に追いついたが、追加点を奪えず敗れた。東北に紫紺の優勝旗を、の夢は今年も叶えられず、恰も天下を睨みながら遂ぞ野望ならなかった、伊達政宗に通じるものがある。
一瞬の夏、一球に歓喜と涙あり。今年も幾多のドラマティックなシーンを見せてくれたが、私が特に印象深かったのは沖縄・興南の戦いぶりだった。
準々決勝の対関東一戦は、8回まで3-3の息詰まる攻防で、勝敗の帰趨、女神はどちらに転ぶのか私は固唾を呑んで見守った。興南の二年生左腕比屋根投手は、決して頑健とは見えない体から、独特のトルネード投法で強打の関東一打線を喰い止めていた。
そして9回二死、バッターはオコエ。私は何だか打つ予感がした。ベンチはもしかすると敬遠策に出るのでは、そう思った。
しかし興南は勝負に出た。比屋根投手の内角を突いた渾身の直球は、オコエの一振りに左翼席に消えた。2点決勝本塁打。その裏興南も1点あげ粘りを見せた。だが逆転できずに4-5で敗れ去った。
堂々勝負しての結末、バットを放り投げガッツポーズのオコエ、天を仰ぎ「やられた」とばかり苦笑いを見せる比屋根投手、明暗の中に高校生の純粋無垢なスポーツマンシップを見た思いがした。
興南・我喜屋監督は試合後に言った。「(オコエを)敬遠する手もあったが、全国を代表する打者と勝負させたかった。全力でやり、全力で打たれた。悔いはない。」(朝日新聞) どうです、この言葉、痺れます。
星稜・松井秀喜を5連続敬遠した明徳義塾指導者とは流石に格が違う。我喜屋監督こそは「グランドは教育の場」を実践した仰ぐべき指導者だ。かくてオコエはヒーローとなった。
試合中、テレビで垣間見るに我喜屋監督は選手を叱咤激励することもなく淡々と指揮を執る。心中はさぞ格闘があるだろうけど、表情を表に出さず、そこには孤高の品格が漂っていた。
さもあらん、同氏は、興南中・高の理事長&校長である。校長が高校野球の指導者というのは、私の知る限り興南高だけである。
「己を律して乱れず」まさしく教育者の亀鑑(きかん=かがみ)、さような監督に率いられる興南の選手諸君は幸せである。清々しさの残るチームと監督であった。高校野球の神髄はここにある。
[盗作] 東京五輪エンブレム騒動
疑惑は広がるばかり
先般私はこの項で佐野研二郎氏(43)の東京五輪エンブレムが、パクリ(盗作)ではないかと書いた。そのほとばりが冷めぬのに、サントリーのトートバックが、30点のうち8点が盗作であることが発覚した。
制作はこれまた佐野氏の事務所である。桝添東京都知事は「エンブレムのイメージすら悪化しかねない」と懸念している。
疑惑のデパートの主がデザインするエンブレムを国民も企業も胸を張って使用できるであろうか。加えてベルギーのデザイナーは、「盗用」であるとして、もし使用すれば一回毎に5万ユーロ(690万円)のパテント料を請求する訴えを起こした(ハフィントンポスト)という。
デザインは単純明快なものを
裁判になれば長期におよびその間エンブレムは使用できない。ケチのついたこのようなエンブレム、この際バッサリ切り捨て、再度公募したらいい。
そもそも佐野エンブレムは、暗すぎるし躍動感がない。1964年東京五輪の亀倉雄策デザインは、分かり易くインパクトがあった。つまり後々まで印象に残るものがいい作品だ。
例えばこんな図柄はどうなの?「青空バックに富士山が聳え起ち、その下に金色の五輪マーク2020TOKYO」屁理屈こねて、何も難しくする必要なんかない。これなら外国人にも明解だ。Zapp!(デザイン会社)の白金社長、作ってみて!
[酒] 酒は天下の美禄なり
熱燗が恋しくなる季節
24日は台風の余波で涼しい朝を迎えた。あの猛暑が嘘のように一足跳びの秋到来。そういえば公園のハナミズキも知らぬ間に薄らと紅葉が始まり、鈴懸の葉も色褪せてきた。
そろそろ熱燗が美味しい季節になる。私はぬるめの燗が好みである。それには「黒牛」(くろうし=和歌山の酒造)が最適。「酒は天下の美禄なり」(貝原益軒)。ますます旧い友人が恋しくなる。酒は思い出を呼び友を呼ぶ。
われもなく冷たき 闇に沈むらむ。
つかぬ間の 夏の光よ、
いざさらば。
(ボードレール「悪の華」秋の歌)
[今週の俳句もどき]
湧く雲や歓喜と悲鳴連れて去り
凌霄花(のうぜんか)散りゆく先や虫の声
秋暑し風鈴の音や路地灯り
昭太郎
夏も終わり畑も片付け、トマトがくたびれ果て残る。
手前、薩摩芋。

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■[甲子園] 100年目の甲子園はドラマに満ちて
~一瞬の夏、一球の夏~
■[盗作] 東京五輪エンブレム騒動
~疑惑は広がるばかり~
~デザインは単純明快なものを~
■[酒] 酒は天下の美禄なり
~熱燗が恋しくなる季節~
[今週の俳句もどき]
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[甲子園] 100年目の甲子園はドラマに満ちて
一瞬の夏、一球の夏
100年の節目の夏の高校野球は、東海大相模の45年振りの優勝で幕を閉じた。投打にバランスが取れていて、私は素人なりに同校が優勝候補と先般この項で綴った。その通りになった。左の小笠原、右の吉田二人の本格派投手の存在が大きかった。
準優勝の仙台育英は、佐藤投手一人で投げ切った。一度は同点に追いついたが、追加点を奪えず敗れた。東北に紫紺の優勝旗を、の夢は今年も叶えられず、恰も天下を睨みながら遂ぞ野望ならなかった、伊達政宗に通じるものがある。
一瞬の夏、一球に歓喜と涙あり。今年も幾多のドラマティックなシーンを見せてくれたが、私が特に印象深かったのは沖縄・興南の戦いぶりだった。
準々決勝の対関東一戦は、8回まで3-3の息詰まる攻防で、勝敗の帰趨、女神はどちらに転ぶのか私は固唾を呑んで見守った。興南の二年生左腕比屋根投手は、決して頑健とは見えない体から、独特のトルネード投法で強打の関東一打線を喰い止めていた。
そして9回二死、バッターはオコエ。私は何だか打つ予感がした。ベンチはもしかすると敬遠策に出るのでは、そう思った。
しかし興南は勝負に出た。比屋根投手の内角を突いた渾身の直球は、オコエの一振りに左翼席に消えた。2点決勝本塁打。その裏興南も1点あげ粘りを見せた。だが逆転できずに4-5で敗れ去った。
堂々勝負しての結末、バットを放り投げガッツポーズのオコエ、天を仰ぎ「やられた」とばかり苦笑いを見せる比屋根投手、明暗の中に高校生の純粋無垢なスポーツマンシップを見た思いがした。
興南・我喜屋監督は試合後に言った。「(オコエを)敬遠する手もあったが、全国を代表する打者と勝負させたかった。全力でやり、全力で打たれた。悔いはない。」(朝日新聞) どうです、この言葉、痺れます。
星稜・松井秀喜を5連続敬遠した明徳義塾指導者とは流石に格が違う。我喜屋監督こそは「グランドは教育の場」を実践した仰ぐべき指導者だ。かくてオコエはヒーローとなった。
試合中、テレビで垣間見るに我喜屋監督は選手を叱咤激励することもなく淡々と指揮を執る。心中はさぞ格闘があるだろうけど、表情を表に出さず、そこには孤高の品格が漂っていた。
さもあらん、同氏は、興南中・高の理事長&校長である。校長が高校野球の指導者というのは、私の知る限り興南高だけである。
「己を律して乱れず」まさしく教育者の亀鑑(きかん=かがみ)、さような監督に率いられる興南の選手諸君は幸せである。清々しさの残るチームと監督であった。高校野球の神髄はここにある。
[盗作] 東京五輪エンブレム騒動
疑惑は広がるばかり
先般私はこの項で佐野研二郎氏(43)の東京五輪エンブレムが、パクリ(盗作)ではないかと書いた。そのほとばりが冷めぬのに、サントリーのトートバックが、30点のうち8点が盗作であることが発覚した。
制作はこれまた佐野氏の事務所である。桝添東京都知事は「エンブレムのイメージすら悪化しかねない」と懸念している。
疑惑のデパートの主がデザインするエンブレムを国民も企業も胸を張って使用できるであろうか。加えてベルギーのデザイナーは、「盗用」であるとして、もし使用すれば一回毎に5万ユーロ(690万円)のパテント料を請求する訴えを起こした(ハフィントンポスト)という。
デザインは単純明快なものを
裁判になれば長期におよびその間エンブレムは使用できない。ケチのついたこのようなエンブレム、この際バッサリ切り捨て、再度公募したらいい。
そもそも佐野エンブレムは、暗すぎるし躍動感がない。1964年東京五輪の亀倉雄策デザインは、分かり易くインパクトがあった。つまり後々まで印象に残るものがいい作品だ。
例えばこんな図柄はどうなの?「青空バックに富士山が聳え起ち、その下に金色の五輪マーク2020TOKYO」屁理屈こねて、何も難しくする必要なんかない。これなら外国人にも明解だ。Zapp!(デザイン会社)の白金社長、作ってみて!
[酒] 酒は天下の美禄なり
熱燗が恋しくなる季節
24日は台風の余波で涼しい朝を迎えた。あの猛暑が嘘のように一足跳びの秋到来。そういえば公園のハナミズキも知らぬ間に薄らと紅葉が始まり、鈴懸の葉も色褪せてきた。
そろそろ熱燗が美味しい季節になる。私はぬるめの燗が好みである。それには「黒牛」(くろうし=和歌山の酒造)が最適。「酒は天下の美禄なり」(貝原益軒)。ますます旧い友人が恋しくなる。酒は思い出を呼び友を呼ぶ。
われもなく冷たき 闇に沈むらむ。
つかぬ間の 夏の光よ、
いざさらば。
(ボードレール「悪の華」秋の歌)
[今週の俳句もどき]
湧く雲や歓喜と悲鳴連れて去り
凌霄花(のうぜんか)散りゆく先や虫の声
秋暑し風鈴の音や路地灯り
昭太郎
夏も終わり畑も片付け、トマトがくたびれ果て残る。
手前、薩摩芋。

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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評価できる70年談話/南・東シナ海波高し/他
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■[談話] 戦後70年安倍総理談話
~評価できる談話の中身~
~子や孫に謝罪は理不尽~
■[論争] 南・東シナ海波高し
~かくて中国はシーレーンを構築した~
~抗議はすれど手が出ない~
[今週の俳句もどき]
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[談話] 戦後70年安倍総理談話
評価できる談話の中身
折りある毎に安倍総理は先の大戦を「侵略か否かは後の歴史家に委ねる」と言っていただけに、所謂村山談話を継承しないのではと大方の人は危惧したけれど、「殖民地支配」「侵略」「お詫び」の文字は明記していた。韓国も中国も正面切って文句は言えないだろう。
戦後70年安倍談話は、閣議決定で正式に出されたものだ。総理の意に反する文言もあったろうが、ここは小異を捨て大同に就いた節がある。何事も双方が100%満足する解決法などありはしない。私は評価する。
中でも「あの戦争に何の関わりのない私たちの子や孫その先の世代の子供たちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」の下りは、安倍談話で最も輝く箇所だ。よくぞ言ってくれた。
子や孫に謝罪は理不尽
祖父や親父の不始末の尻拭いを何故子供が背負わなくてはならないのか、これはどう考えても可笑しい。歴史に向き合い、過去の痛みを共有し、大戦に学ぶのは当然にしても、子や孫たちに謝罪の宿命を背負わせるのは、理不尽とうものだ。
もう謝罪の談話も終わりにしたら。中韓も、今回の談話を良しとして、歴史認識問題に一区切り付ける方が賢明だろう。「魚心あれば水心あり」分かり合う心が大切だ。
中韓は過去の蟠(わだかま)りをこの際棄て、未来に舵を切る思慮があっていい。いつまでも謝罪の一言半句に拘っていては、未来は拓けない。善隣友好こそが平和の鍵。
[論争] 南・東シナ海波高し
かくて中国はシーレーンを構築した
安全保障法案は、混迷を深めるばかりだが、中国の海洋進出は一体どうなるんだろうか。中国を徒に刺激すまいと思慮遠慮なのか、正面切って国会で議論されない。中国首脳はさぞニンマリしていることだろう。
戦後70年の総理談話には何かと難癖を付け、日本の政局を揺さぶり、その裏では着々と海洋進出を謀る。東シナ海では日中中間線上のガス田開発は「共同で遣る」(2008年合意)はずだったのに、16基のガス田をあっという間に造り、全てにヘリポートが完備されていた。
何のことはない、軍事目的だった。日本国はこれを知っていながら中国の反論を畏れ公表しなかった。外交がかくも堕落していたとは情けない。
抗議はすれど手が出ない
南沙諸島はベトナム、比国の猛抗議も中国には蛙の顔にしょんべん、島々の浅瀬を手当たり次第埋め立て、強固な軍事基地化。声を上げども、どこも軍事大国中国には手が出せない。「力は正義なり」か。
かくして南東シナ海は中国の制海権、シーレーンが完成した。例えれば「海の万里の長城」、尖閣諸島も沖縄本島も手を伸ばせばいつでも手が届く距離。まさしく切歯扼腕(せっさやくわん)。
さて、民主党も共産党も中国のこの横暴にどう向き合うのか。アメリカの後ろ盾が有ればこそ、中国の抑止力になっていることは自明の理であり、現実である。
こういう成り行きに当然、我が国は沖縄諸島の守りを強化する、軍備費も大幅に増やすことになる。自然の成り行きだ。
皮肉なことに日本の軍備拡大に寄与しているのは、実は中国なのだ。故に「日本は軍国化している」の中国のプロパガンダ(宣伝活動)は、的外れである。
[今週の俳句もどき]
終戦忌御言葉流れ雲の果て
手花火の闇に熔けたる送り盆
蝉しぐれ声を搾って第九哉
昭太郎
猛暑のなかにも何となく秋が漂う

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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■[談話] 戦後70年安倍総理談話
~評価できる談話の中身~
~子や孫に謝罪は理不尽~
■[論争] 南・東シナ海波高し
~かくて中国はシーレーンを構築した~
~抗議はすれど手が出ない~
[今週の俳句もどき]
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[談話] 戦後70年安倍総理談話
評価できる談話の中身
折りある毎に安倍総理は先の大戦を「侵略か否かは後の歴史家に委ねる」と言っていただけに、所謂村山談話を継承しないのではと大方の人は危惧したけれど、「殖民地支配」「侵略」「お詫び」の文字は明記していた。韓国も中国も正面切って文句は言えないだろう。
戦後70年安倍談話は、閣議決定で正式に出されたものだ。総理の意に反する文言もあったろうが、ここは小異を捨て大同に就いた節がある。何事も双方が100%満足する解決法などありはしない。私は評価する。
中でも「あの戦争に何の関わりのない私たちの子や孫その先の世代の子供たちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」の下りは、安倍談話で最も輝く箇所だ。よくぞ言ってくれた。
子や孫に謝罪は理不尽
祖父や親父の不始末の尻拭いを何故子供が背負わなくてはならないのか、これはどう考えても可笑しい。歴史に向き合い、過去の痛みを共有し、大戦に学ぶのは当然にしても、子や孫たちに謝罪の宿命を背負わせるのは、理不尽とうものだ。
もう謝罪の談話も終わりにしたら。中韓も、今回の談話を良しとして、歴史認識問題に一区切り付ける方が賢明だろう。「魚心あれば水心あり」分かり合う心が大切だ。
中韓は過去の蟠(わだかま)りをこの際棄て、未来に舵を切る思慮があっていい。いつまでも謝罪の一言半句に拘っていては、未来は拓けない。善隣友好こそが平和の鍵。
[論争] 南・東シナ海波高し
かくて中国はシーレーンを構築した
安全保障法案は、混迷を深めるばかりだが、中国の海洋進出は一体どうなるんだろうか。中国を徒に刺激すまいと思慮遠慮なのか、正面切って国会で議論されない。中国首脳はさぞニンマリしていることだろう。
戦後70年の総理談話には何かと難癖を付け、日本の政局を揺さぶり、その裏では着々と海洋進出を謀る。東シナ海では日中中間線上のガス田開発は「共同で遣る」(2008年合意)はずだったのに、16基のガス田をあっという間に造り、全てにヘリポートが完備されていた。
何のことはない、軍事目的だった。日本国はこれを知っていながら中国の反論を畏れ公表しなかった。外交がかくも堕落していたとは情けない。
抗議はすれど手が出ない
南沙諸島はベトナム、比国の猛抗議も中国には蛙の顔にしょんべん、島々の浅瀬を手当たり次第埋め立て、強固な軍事基地化。声を上げども、どこも軍事大国中国には手が出せない。「力は正義なり」か。
かくして南東シナ海は中国の制海権、シーレーンが完成した。例えれば「海の万里の長城」、尖閣諸島も沖縄本島も手を伸ばせばいつでも手が届く距離。まさしく切歯扼腕(せっさやくわん)。
さて、民主党も共産党も中国のこの横暴にどう向き合うのか。アメリカの後ろ盾が有ればこそ、中国の抑止力になっていることは自明の理であり、現実である。
こういう成り行きに当然、我が国は沖縄諸島の守りを強化する、軍備費も大幅に増やすことになる。自然の成り行きだ。
皮肉なことに日本の軍備拡大に寄与しているのは、実は中国なのだ。故に「日本は軍国化している」の中国のプロパガンダ(宣伝活動)は、的外れである。
[今週の俳句もどき]
終戦忌御言葉流れ雲の果て
手花火の闇に熔けたる送り盆
蝉しぐれ声を搾って第九哉
昭太郎
猛暑のなかにも何となく秋が漂う

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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ああ、栄冠は君に輝く/旧盆の頃になると思うこと/他
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■[夏甲子園] ああ、栄冠は君に輝く
~印象に残る100年目の大会~
~出色の選手宣誓~
■[夏甲子園②] 注目選手×2
~清宮、オコエの両逸材~
■[猛暑日] 夏の花々咲き乱れ
~旧盆の頃になると思うこと~
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[夏甲子園] ああ、栄冠は君に輝く
印象に残る100年目の大会
100年目の夏の高校野球(第97回)が、6日開幕した。夏は「栄冠は君に輝く」(作詞・加賀大介)が入場行進で、このメロディーが球場に鳴り渡ると、高校野球の夏が来たんだな、と特別な感じがする。不朽の名曲であるが、原曲の歌手が伊藤久男(イヨマンテの夜)とは驚いた。原曲は軍歌調だが、いまの関西吹奏楽&関西合唱両連盟のものは実に爽やかでいい。
因みに作曲者は古関裕而(ゆうじ)、福島県立福島商業OBだから、東北新幹線福島駅の発車メロディは勿論「栄冠は君に輝く」だ。「君の名は」「紺碧の空」(早稲田大学)「鐘の鳴る丘」など、また阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」もである。古関のヒット曲は浜の真砂のように多い。生涯作曲数は5000曲!
1964年の東京・オリンピック・マーチも同氏の作である。勇壮な、それでいて軽快なリズムは、選手団の入場行進の勇姿と共に、いまなお私の脳裏に焼き付いている。
さて、100年前の第1回大会の優勝校京都二中の後身、京都府立鳥羽高校が、今大会15年振りに100年目の記念大会出場できたのは、何とも劇的だ。
出色の選手宣誓
選手宣誓の栄誉を担った同校梅谷成悟主将の「次の100年を担う者として、8月6日の意味を胸に刻み甲子園で躍動することを誓います。」は、適度に間を置いた、ソフトな語り口で記念大会に相応しく格調があり、過去に類を見ないものだった。
感銘を受けたといえば、早実OBでプロ野球ソフトバンクホークス球団会長王貞治さん(75)のプロ野球人初の始球式も味のあるものだった。現役時代は右投げ左打ちの王さんが、左から投げた白球は、見事ストライク。やっぱりプロは凄いや。
残酷なようだが、炎天下に若者のひたむきなプレーを見るとやはり心が洗われる。この日は広島に原爆が投下されて70年、高校野球が始まって100年、節目の大会の記憶に残る開幕式であった。
[夏甲子園②] 注目選手×2
清宮、オコエの両逸材
早実の1年生清宮幸太郎内野手が魅力だ。何といってもその長打力は怪童中西太(元西鉄ライオンズ)を彷彿させる。打球が鋭い。現段階では中距離バッターに私は思えるのだが。
今大会は勿論だが、順調に成長してプロ野球を背負うスラッガーになって欲しいものだ。騒がれ過ぎてプレッシャーに押しつぶされるのが無きように願いたい。清原、松井クラスの逸材かの議論は、時期尚早だ。3年間の成長過程を熱視する。
関東一のオコエ瑠偉(3年)外野手も攻守走のリードオフマン。ナイジュリア人の父と日本人の母の間に生まれて、その野性的で身体能力の高さは、即プロ向きで今年のドラフトでは引っ張りだこになるだろう。
上田西の草海光貴投手もテンポの良い投法で日大宮崎を完封した。あるいは磐城高・田村隆寿投手(”小さな巨人”といわれS46年夏準優勝)の再来で、旋風を巻き起こすかも知れない。
全試合私もテレビ観戦している訳ではないので、相当怪しい評価である。それでも私の今大会優勝予想は、5日目を終えてまだ登場していない東海大相模であるが。甲子園には魔物が棲むというから何が起こるかわからない。
[猛暑日] 夏の花々咲き乱れ
旧盆の頃になると思うこと
ブーゲンビリア、凌霄花(のうぜんかずら)、芙蓉(ふよう)、百日紅(さるすべり)、夾竹桃(きょうちくとう)等々、8日続きの猛暑日(35度以上)にも負けずに旺盛なエネルギーを発散している。夏の花々は炎天に良く似合う。
今週末は旧盆、故郷への帰省移動がピークを迎える。私も墓参りに帰らねばと思いつつ、もう数年故郷に足が向かない。年のせいで何かと億劫になってきた。
福島県の緑連なる阿武隈山中の山村、人口約4000人、山紫水明な鮫川というのが私の生まれ育ったところ。老齢と共に薄れ行く記憶だが、少年期の想い出は驚くほど鮮明だ。
なかでも、母のことはよく夢に出てくる。母が眠る舟木家の墓は、山を切り拓い山頂にある。村を見渡すような墓地もいまでは道路が整備され、車ですぐ近くまで行くことができる。母は83才で鬼籍に入った。
大学に入るまでのアルバイトの明け暮れと、編集者になってからは、忙しさにかまけて、お袋には恩返しらしきものは何もできなかったのが心残り。「墓石には布団は掛けられない」まさにだ、孝行したくても親はなし。
母に引き換え、50才で早死にした親父のことは、夢に出てくるのは稀である。親父とは影の薄い存在である。我が倅も私の死後はそのようになるだろう。彼は、何歳になっても相談事は家内、母と子は体内からの付き合いなんだから、結びつきが強いのも当然か。
拙宅の近所のマンション駐車場に毎年巣を造るツバメ、
今年も二羽のヒナが生まれた。そろそろ巣立ちか。
連日の猛暑に敢然と咲く夾竹桃は炎天下に良く似合う。

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■[夏甲子園] ああ、栄冠は君に輝く
~印象に残る100年目の大会~
~出色の選手宣誓~
■[夏甲子園②] 注目選手×2
~清宮、オコエの両逸材~
■[猛暑日] 夏の花々咲き乱れ
~旧盆の頃になると思うこと~
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[夏甲子園] ああ、栄冠は君に輝く
印象に残る100年目の大会
100年目の夏の高校野球(第97回)が、6日開幕した。夏は「栄冠は君に輝く」(作詞・加賀大介)が入場行進で、このメロディーが球場に鳴り渡ると、高校野球の夏が来たんだな、と特別な感じがする。不朽の名曲であるが、原曲の歌手が伊藤久男(イヨマンテの夜)とは驚いた。原曲は軍歌調だが、いまの関西吹奏楽&関西合唱両連盟のものは実に爽やかでいい。
因みに作曲者は古関裕而(ゆうじ)、福島県立福島商業OBだから、東北新幹線福島駅の発車メロディは勿論「栄冠は君に輝く」だ。「君の名は」「紺碧の空」(早稲田大学)「鐘の鳴る丘」など、また阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」もである。古関のヒット曲は浜の真砂のように多い。生涯作曲数は5000曲!
1964年の東京・オリンピック・マーチも同氏の作である。勇壮な、それでいて軽快なリズムは、選手団の入場行進の勇姿と共に、いまなお私の脳裏に焼き付いている。
さて、100年前の第1回大会の優勝校京都二中の後身、京都府立鳥羽高校が、今大会15年振りに100年目の記念大会出場できたのは、何とも劇的だ。
出色の選手宣誓
選手宣誓の栄誉を担った同校梅谷成悟主将の「次の100年を担う者として、8月6日の意味を胸に刻み甲子園で躍動することを誓います。」は、適度に間を置いた、ソフトな語り口で記念大会に相応しく格調があり、過去に類を見ないものだった。
感銘を受けたといえば、早実OBでプロ野球ソフトバンクホークス球団会長王貞治さん(75)のプロ野球人初の始球式も味のあるものだった。現役時代は右投げ左打ちの王さんが、左から投げた白球は、見事ストライク。やっぱりプロは凄いや。
残酷なようだが、炎天下に若者のひたむきなプレーを見るとやはり心が洗われる。この日は広島に原爆が投下されて70年、高校野球が始まって100年、節目の大会の記憶に残る開幕式であった。
[夏甲子園②] 注目選手×2
清宮、オコエの両逸材
早実の1年生清宮幸太郎内野手が魅力だ。何といってもその長打力は怪童中西太(元西鉄ライオンズ)を彷彿させる。打球が鋭い。現段階では中距離バッターに私は思えるのだが。
今大会は勿論だが、順調に成長してプロ野球を背負うスラッガーになって欲しいものだ。騒がれ過ぎてプレッシャーに押しつぶされるのが無きように願いたい。清原、松井クラスの逸材かの議論は、時期尚早だ。3年間の成長過程を熱視する。
関東一のオコエ瑠偉(3年)外野手も攻守走のリードオフマン。ナイジュリア人の父と日本人の母の間に生まれて、その野性的で身体能力の高さは、即プロ向きで今年のドラフトでは引っ張りだこになるだろう。
上田西の草海光貴投手もテンポの良い投法で日大宮崎を完封した。あるいは磐城高・田村隆寿投手(”小さな巨人”といわれS46年夏準優勝)の再来で、旋風を巻き起こすかも知れない。
全試合私もテレビ観戦している訳ではないので、相当怪しい評価である。それでも私の今大会優勝予想は、5日目を終えてまだ登場していない東海大相模であるが。甲子園には魔物が棲むというから何が起こるかわからない。
[猛暑日] 夏の花々咲き乱れ
旧盆の頃になると思うこと
ブーゲンビリア、凌霄花(のうぜんかずら)、芙蓉(ふよう)、百日紅(さるすべり)、夾竹桃(きょうちくとう)等々、8日続きの猛暑日(35度以上)にも負けずに旺盛なエネルギーを発散している。夏の花々は炎天に良く似合う。
今週末は旧盆、故郷への帰省移動がピークを迎える。私も墓参りに帰らねばと思いつつ、もう数年故郷に足が向かない。年のせいで何かと億劫になってきた。
福島県の緑連なる阿武隈山中の山村、人口約4000人、山紫水明な鮫川というのが私の生まれ育ったところ。老齢と共に薄れ行く記憶だが、少年期の想い出は驚くほど鮮明だ。
なかでも、母のことはよく夢に出てくる。母が眠る舟木家の墓は、山を切り拓い山頂にある。村を見渡すような墓地もいまでは道路が整備され、車ですぐ近くまで行くことができる。母は83才で鬼籍に入った。
大学に入るまでのアルバイトの明け暮れと、編集者になってからは、忙しさにかまけて、お袋には恩返しらしきものは何もできなかったのが心残り。「墓石には布団は掛けられない」まさにだ、孝行したくても親はなし。
母に引き換え、50才で早死にした親父のことは、夢に出てくるのは稀である。親父とは影の薄い存在である。我が倅も私の死後はそのようになるだろう。彼は、何歳になっても相談事は家内、母と子は体内からの付き合いなんだから、結びつきが強いのも当然か。
拙宅の近所のマンション駐車場に毎年巣を造るツバメ、
今年も二羽のヒナが生まれた。そろそろ巣立ちか。
連日の猛暑に敢然と咲く夾竹桃は炎天下に良く似合う。

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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夏に鍛える!キックの鉄人・藤原敏男さんと暑気払い/東海大相模小笠原投手に括目/他
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■[五輪] 今度はエンブレムに盗作の疑い
~ケチが付き纏う東京五輪~
~エンブレムも白紙にすべきだ~
■[猛暑] 夏に鍛える!
~キックの鉄人・藤原敏男さんと暑気払い~
~労働の恩恵を噛締める~
■[夏の高校野球] この選手を見逃すな①
~東海大相模小笠原投手に括目~
[今週の俳句と俳句もどき]
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[五輪]今度はエンブレムに盗作の疑い
ケチが付き纏う東京五輪
どうも2020年の東京五輪にはケチが付き纏う。今度は五輪エンブレムが、ベルギーにあるリエージュ劇場(Theatre De Liege)のロゴマークと酷似していると、デザイナーのオリビエ・ドビさんが、国際オリンピック委員会(IOC)に著作権の侵害に当たるとして使用差し止めを申し立てしたそうな。
もう一つそっくりなのはスペインのデザイナーが東日本大震災の復興支援に作られたロゴとその配色が著しく似ていると、これまた問題になっている。確かに双方とも似ている、似ているというよりは、私にはどう見てもパクリ(盗作)としか思えない。
制作者はグラフィックデザイナー佐野研二郎氏。こんな物議をかもしている模倣ロゴを世紀の大会に、知らん顔して掲げるとしたら、「おもてなし」の心も泣くというものだ。佐野氏は有名なデザイナーらしいが、プロの矜持があるのなら、自ら取り下げた方がいい。
それにしても、外国の有名な劇場や東日本大震災の復興支援キャンペーンに使われたロゴを見抜けなかったデザイン採用担当者の無能ぶりには驚くばかりだ。
エンブレムも白紙にすべきだ
新国立競技場の場合と同様、チェック機関が全く作用してない。因みに新国立競技場は白紙になったが、このデザイン料の一部として、ザハ・ハディド女史(イラン人=英国籍)の事務所に既に約60億円払い込んでいる。今後慰謝料など含め幾ら払うのか、税金の無駄遣いも甚だしい。
北京五輪のロゴは漢字をデフォルメした如何にも中国という質の高いもので、私はなるほどと感心したものだ。全ての文化は模倣から学び成長するものだから、多少は似通う点があってもそれは許容範囲というものだ。
が、他人のデザインをトレースしたかのようなものは論外で、佐野氏はどう正統性を主張するのか、公開の場で自身の声を聴きたいものである。エンブレムは大会の象徴、胸を張って掲げられるものでなくてはならない。これも白紙に戻せ~!
[猛暑]夏に鍛える!
キックの鉄人・藤原敏男さんと暑気払い
夏は暑く、冬は寒くある方がいい。2日、日曜日は12時半に三ノ輪まで地下鉄に揺られ出向いた。連日続く猛暑日で最寄りの駅に辿り着くまでに汗びっしょり。
三ノ輪は藤原ジムの在るところ、キックの鉄人・藤原敏男さんが住む。暑気払いを遣ろうということで、私ともう一方元岡村プロモーション社員堀内さんが駆けつけた。
日曜日は12時から開店している居酒屋「満天」が想い出を語る場所になった。私は当日腹の具合が芳しくなく焼酎のお湯割りを1杯しか飲まなかったが、共通の話題で盛り上がった。現在藤原会長は、ジムを後輩に譲り名誉職にある。
気楽に老後を送っていると思っていたら、どうして移動式クレーン免許を取得して、地盤改良の仕事に携わっているという。人生、幾つになっても挑戦だ。彼の生きざまに敬服する。
どうりで、精悍な風貌になった。「現場では作業着の中は汗が滝のように流れ、長靴に水がポタンポタン溜まる、お蔭で現在の体重は62㌔ですよ。」まさに、男子三日会わざれば括目して見よ、だ。
労働の恩恵を噛締める
私もこの暑い中、2週間ばかり友人経営の駐車場の片付け清掃を遣らせてもらった。全身汗びっしょり。午前中2時間位の作業が終わりシャワーを浴びると生き返る。
サッパリして、ソーメンを喰う。そして昼寝のあとは、読書と書きもの。この達成感たるややっぱり汗を流した賜物だ。体が締まった感じがする。こんな体験何年ぶりだろう。労働の恩恵を久しぶりに噛締めた。
脳梗塞を心配して家内に叱られたが、そこは日頃のラジオ体操、畑の野良仕事で鍛えてある。水分補給も怠りない。夏に鍛える、とはいい言葉である。暑い盛りに旧友と会う、来し方を語る。「人生後半戦が面白い」だね。藤原さん、堀内さん、有難う!また。
[夏の高校野球]この選手を見逃すな①
東海大相模小笠原投手に括目
私が注目する選手は、東海大相模の小笠原慎之介投手。左腕、マックス150㌔の速球と打者のタイミングを外す投球術は卓越している。フォームも無理がなく安定している。よって制球もよい。
神奈川県大会4試合で27回投げて1失点、30三振は見事。あの名将渡辺監督率いる横浜が、為す術もなく敗れた。可能性として、あの松坂やマー君、桑田などに匹敵する投手になるかもしれぬ、と私は密かに期待する。
大貫忍(元キックボクサー=現会社役員)は巨人原監督と同級生で、東海大相模の当時の応援団長。OBでよかったね、私も友人の誼(よしみ)で同校を応援するよ。グッドラック!
[今週の俳句と俳句もどき]
[俳句]槐(エンジュ)の花に寄せて
注:槐、中国原産の落葉樹、夏沢山の白い小さな花を咲かせる。葉は細長い。公園や街路樹に見られる。(下に写真有)
弾みつつ槐の花の降つてをり
高木丁二
花こぼす槐の下に歩をかへす
田中菊坂
山峡や投網のごと花火散り
槐花やぽとりと落ちて暮れなずむ
昭太郎
公園に咲き誇る槐の花

藤原さん、堀内さんと暑気払い
DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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■[五輪] 今度はエンブレムに盗作の疑い
~ケチが付き纏う東京五輪~
~エンブレムも白紙にすべきだ~
■[猛暑] 夏に鍛える!
~キックの鉄人・藤原敏男さんと暑気払い~
~労働の恩恵を噛締める~
■[夏の高校野球] この選手を見逃すな①
~東海大相模小笠原投手に括目~
[今週の俳句と俳句もどき]
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[五輪]今度はエンブレムに盗作の疑い
ケチが付き纏う東京五輪
どうも2020年の東京五輪にはケチが付き纏う。今度は五輪エンブレムが、ベルギーにあるリエージュ劇場(Theatre De Liege)のロゴマークと酷似していると、デザイナーのオリビエ・ドビさんが、国際オリンピック委員会(IOC)に著作権の侵害に当たるとして使用差し止めを申し立てしたそうな。
もう一つそっくりなのはスペインのデザイナーが東日本大震災の復興支援に作られたロゴとその配色が著しく似ていると、これまた問題になっている。確かに双方とも似ている、似ているというよりは、私にはどう見てもパクリ(盗作)としか思えない。
制作者はグラフィックデザイナー佐野研二郎氏。こんな物議をかもしている模倣ロゴを世紀の大会に、知らん顔して掲げるとしたら、「おもてなし」の心も泣くというものだ。佐野氏は有名なデザイナーらしいが、プロの矜持があるのなら、自ら取り下げた方がいい。
それにしても、外国の有名な劇場や東日本大震災の復興支援キャンペーンに使われたロゴを見抜けなかったデザイン採用担当者の無能ぶりには驚くばかりだ。
エンブレムも白紙にすべきだ
新国立競技場の場合と同様、チェック機関が全く作用してない。因みに新国立競技場は白紙になったが、このデザイン料の一部として、ザハ・ハディド女史(イラン人=英国籍)の事務所に既に約60億円払い込んでいる。今後慰謝料など含め幾ら払うのか、税金の無駄遣いも甚だしい。
北京五輪のロゴは漢字をデフォルメした如何にも中国という質の高いもので、私はなるほどと感心したものだ。全ての文化は模倣から学び成長するものだから、多少は似通う点があってもそれは許容範囲というものだ。
が、他人のデザインをトレースしたかのようなものは論外で、佐野氏はどう正統性を主張するのか、公開の場で自身の声を聴きたいものである。エンブレムは大会の象徴、胸を張って掲げられるものでなくてはならない。これも白紙に戻せ~!
[猛暑]夏に鍛える!
キックの鉄人・藤原敏男さんと暑気払い
夏は暑く、冬は寒くある方がいい。2日、日曜日は12時半に三ノ輪まで地下鉄に揺られ出向いた。連日続く猛暑日で最寄りの駅に辿り着くまでに汗びっしょり。
三ノ輪は藤原ジムの在るところ、キックの鉄人・藤原敏男さんが住む。暑気払いを遣ろうということで、私ともう一方元岡村プロモーション社員堀内さんが駆けつけた。
日曜日は12時から開店している居酒屋「満天」が想い出を語る場所になった。私は当日腹の具合が芳しくなく焼酎のお湯割りを1杯しか飲まなかったが、共通の話題で盛り上がった。現在藤原会長は、ジムを後輩に譲り名誉職にある。
気楽に老後を送っていると思っていたら、どうして移動式クレーン免許を取得して、地盤改良の仕事に携わっているという。人生、幾つになっても挑戦だ。彼の生きざまに敬服する。
どうりで、精悍な風貌になった。「現場では作業着の中は汗が滝のように流れ、長靴に水がポタンポタン溜まる、お蔭で現在の体重は62㌔ですよ。」まさに、男子三日会わざれば括目して見よ、だ。
労働の恩恵を噛締める
私もこの暑い中、2週間ばかり友人経営の駐車場の片付け清掃を遣らせてもらった。全身汗びっしょり。午前中2時間位の作業が終わりシャワーを浴びると生き返る。
サッパリして、ソーメンを喰う。そして昼寝のあとは、読書と書きもの。この達成感たるややっぱり汗を流した賜物だ。体が締まった感じがする。こんな体験何年ぶりだろう。労働の恩恵を久しぶりに噛締めた。
脳梗塞を心配して家内に叱られたが、そこは日頃のラジオ体操、畑の野良仕事で鍛えてある。水分補給も怠りない。夏に鍛える、とはいい言葉である。暑い盛りに旧友と会う、来し方を語る。「人生後半戦が面白い」だね。藤原さん、堀内さん、有難う!また。
[夏の高校野球]この選手を見逃すな①
東海大相模小笠原投手に括目
私が注目する選手は、東海大相模の小笠原慎之介投手。左腕、マックス150㌔の速球と打者のタイミングを外す投球術は卓越している。フォームも無理がなく安定している。よって制球もよい。
神奈川県大会4試合で27回投げて1失点、30三振は見事。あの名将渡辺監督率いる横浜が、為す術もなく敗れた。可能性として、あの松坂やマー君、桑田などに匹敵する投手になるかもしれぬ、と私は密かに期待する。
大貫忍(元キックボクサー=現会社役員)は巨人原監督と同級生で、東海大相模の当時の応援団長。OBでよかったね、私も友人の誼(よしみ)で同校を応援するよ。グッドラック!
[今週の俳句と俳句もどき]
[俳句]槐(エンジュ)の花に寄せて
注:槐、中国原産の落葉樹、夏沢山の白い小さな花を咲かせる。葉は細長い。公園や街路樹に見られる。(下に写真有)
弾みつつ槐の花の降つてをり
高木丁二
花こぼす槐の下に歩をかへす
田中菊坂
山峡や投網のごと花火散り
槐花やぽとりと落ちて暮れなずむ
昭太郎
公園に咲き誇る槐の花

藤原さん、堀内さんと暑気払い
DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
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五輪組織委員長に桝添東京都知事を/ジンライムの流行った頃/他
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■[新国立競技場]顔触れの一新図れ
~五輪組織委員長に桝添東京都知事を~
~森組織委員長は裸の王様だ~
■[酒]ジンライムの流行った頃
~恋の季節とジンライムの夏の想い出~
■[八百長]東芝の粉飾決算
~「めざし」の土光会長が草葉の陰で泣いている~
[今週の俳句もどき]
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[新国立競技場]顔触れの一新図れ
五輪組織委員長に桝添東京都知事を
前週に引き続き新国立競技場の問題に触れたい。白紙に戻ったのは歓迎だが、推進するメンバーも業者も一新しなければまた同じ木阿弥となる。
混乱を招いた当事者は須(すべか)らく外して、勿論文部科学省下村大臣も辞任すべきだし諸悪の根源として噂に上っている日建設計、竹中工務店、電通は論を待たない。
「儲かるから値段をどんどん高くしよう」と建築費を釣り上げたそうな、それが本当なら言語道断、甘い蜜に群がった業者を徹底的に洗い出し、今後一切関係を断ち切る、これが前提。長年のしがらみをいまこそ断ち切るチャンスぞ。
日本スポーツ振興センター(JSC)河野一郎理事長、国際デザインコンクール安藤忠雄審査委員長も身を引いて頂くのが自然。
森組織委員長は裸の王様だ
五輪組織委員長森喜朗元総理も例外ではない。森さんは潔く身を引くべきだ。元総理、アマチュア競技のボスとあって森さんに物申す人はなく、いまや裸の王様、哀れ晩節を汚す。老兵は消え去るのみ。桝添東京都知事が後継なら適任じゃないか。いいと思うが。
混乱を招いた責任者の処分は当然だ、それがなければうやむのや中で最スタート、過ちは二度起こる。第三者委員会なるものがどういう結論を導き出すのか、注意深く見守りたい。五輪まであと5年、短しされど長い。清新なスタートを切るには丁度良いタイミングである。
[酒]ジンライムの流行った頃
恋の季節とジンライムの夏の想い出
夏が来~れば思い出す~。それはジンライムです。昭和45年~46年の約2年間、当時私はアルバイトで目黒駅前の「オーシャン」というパブバーでボーイとして働いていた。
夏になるとジンライムが流行った。ジンをベースにライムを注ぎ氷を入れて飲む。ジンはイギリスのゴードンだった。馴染みの客に小学校の先生がいた。5時半頃いつも判で押したように姿を現した。カウンターに着くとバーテンは「ジンライムですね」と決まって出した。
先生の横にはこれまた常連のドレメの学生が座わると、彼氏だったバーテンは黙って同じものをカウンターに滑らした。ボーイの私は挨拶方々、料理のオーダーを伺いながら、それとなく伝票をチェックした。彼女の飲み代は二回に一回は、記入していなかった。
私と彼とは一番仲がよかったので、私も見て視ぬ振りをした。一息つくと先生が小銭を出して「あれ、掛けろよ。」と彼女に渡す。
彼女はジュークボックスに真っ直ぐ駆けて行くと、ピンキー(小指)&キラーズ(殺し屋)「恋の季節」を掛けた。あたかも店のテーマソングの如く何度も流れた。「恋の季節」大流行したものだ。
22日は家族で近所のタイ・レストランに行った。久しぶりでジンライムを飲んだ。昔が甦った。もうかれこれ半世紀前の青雲の志を抱いていた頃の想い出。フリーライターの駆け出しの頃である。学生時代は色んなバイトをしたが、一番楽しかった。汗と涙と音楽と、風と共に去った、青春遥かなり。
[八百長]東芝の粉飾決算
「めざし」の土光会長が草葉の陰で泣いている
世界に冠たる大東芝が、事もあろうに利益水増しを三代の社長に渡って行い、その額は何と1518億!儲けのないものをさも儲かったように見せかけた、これって八百長だ。投資家もまんまと騙され続けた。八百長を見抜けない、経済評論家なんて、だから当てに出来ない。
草葉の陰で「めざし」の土光敏夫(元経団連会長、東芝中興の祖)さんもさぞ泣いているだろう。創業111年輝かしい歴史に汚点を付けた。高学歴の経営者よ、大学で何を学んだ。社長役員、これに連座した者全て、塀の中にぶち込んで5~6年臭い飯でも食わせた方がいい。
[今週の俳句もどき]
雲一つ蚯蚓(ミミズ)這い出て行き倒れ
空蝉や掌(てのひら)に包む珠(たま)のごと
昭太郎
26日、猛暑の中の代々木上原盆踊り大会。
家内と共に小一時間程で暑さのため退散した。

25日、朝の路地栽培からの収穫。大葉、ミョウガも。

祝!!具志堅用高氏殿堂入り!!
DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
※一時品切れのお知らせ※
『カンムリワシ具志堅用高』第2部[燃焼]は好評につき現在2015年7月28日現在売り切れとなっております。販売再開の際はネットでお知らせ致します。
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■[新国立競技場]顔触れの一新図れ
~五輪組織委員長に桝添東京都知事を~
~森組織委員長は裸の王様だ~
■[酒]ジンライムの流行った頃
~恋の季節とジンライムの夏の想い出~
■[八百長]東芝の粉飾決算
~「めざし」の土光会長が草葉の陰で泣いている~
[今週の俳句もどき]
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[新国立競技場]顔触れの一新図れ
五輪組織委員長に桝添東京都知事を
前週に引き続き新国立競技場の問題に触れたい。白紙に戻ったのは歓迎だが、推進するメンバーも業者も一新しなければまた同じ木阿弥となる。
混乱を招いた当事者は須(すべか)らく外して、勿論文部科学省下村大臣も辞任すべきだし諸悪の根源として噂に上っている日建設計、竹中工務店、電通は論を待たない。
「儲かるから値段をどんどん高くしよう」と建築費を釣り上げたそうな、それが本当なら言語道断、甘い蜜に群がった業者を徹底的に洗い出し、今後一切関係を断ち切る、これが前提。長年のしがらみをいまこそ断ち切るチャンスぞ。
日本スポーツ振興センター(JSC)河野一郎理事長、国際デザインコンクール安藤忠雄審査委員長も身を引いて頂くのが自然。
森組織委員長は裸の王様だ
五輪組織委員長森喜朗元総理も例外ではない。森さんは潔く身を引くべきだ。元総理、アマチュア競技のボスとあって森さんに物申す人はなく、いまや裸の王様、哀れ晩節を汚す。老兵は消え去るのみ。桝添東京都知事が後継なら適任じゃないか。いいと思うが。
混乱を招いた責任者の処分は当然だ、それがなければうやむのや中で最スタート、過ちは二度起こる。第三者委員会なるものがどういう結論を導き出すのか、注意深く見守りたい。五輪まであと5年、短しされど長い。清新なスタートを切るには丁度良いタイミングである。
[酒]ジンライムの流行った頃
恋の季節とジンライムの夏の想い出
夏が来~れば思い出す~。それはジンライムです。昭和45年~46年の約2年間、当時私はアルバイトで目黒駅前の「オーシャン」というパブバーでボーイとして働いていた。
夏になるとジンライムが流行った。ジンをベースにライムを注ぎ氷を入れて飲む。ジンはイギリスのゴードンだった。馴染みの客に小学校の先生がいた。5時半頃いつも判で押したように姿を現した。カウンターに着くとバーテンは「ジンライムですね」と決まって出した。
先生の横にはこれまた常連のドレメの学生が座わると、彼氏だったバーテンは黙って同じものをカウンターに滑らした。ボーイの私は挨拶方々、料理のオーダーを伺いながら、それとなく伝票をチェックした。彼女の飲み代は二回に一回は、記入していなかった。
私と彼とは一番仲がよかったので、私も見て視ぬ振りをした。一息つくと先生が小銭を出して「あれ、掛けろよ。」と彼女に渡す。
彼女はジュークボックスに真っ直ぐ駆けて行くと、ピンキー(小指)&キラーズ(殺し屋)「恋の季節」を掛けた。あたかも店のテーマソングの如く何度も流れた。「恋の季節」大流行したものだ。
22日は家族で近所のタイ・レストランに行った。久しぶりでジンライムを飲んだ。昔が甦った。もうかれこれ半世紀前の青雲の志を抱いていた頃の想い出。フリーライターの駆け出しの頃である。学生時代は色んなバイトをしたが、一番楽しかった。汗と涙と音楽と、風と共に去った、青春遥かなり。
[八百長]東芝の粉飾決算
「めざし」の土光会長が草葉の陰で泣いている
世界に冠たる大東芝が、事もあろうに利益水増しを三代の社長に渡って行い、その額は何と1518億!儲けのないものをさも儲かったように見せかけた、これって八百長だ。投資家もまんまと騙され続けた。八百長を見抜けない、経済評論家なんて、だから当てに出来ない。
草葉の陰で「めざし」の土光敏夫(元経団連会長、東芝中興の祖)さんもさぞ泣いているだろう。創業111年輝かしい歴史に汚点を付けた。高学歴の経営者よ、大学で何を学んだ。社長役員、これに連座した者全て、塀の中にぶち込んで5~6年臭い飯でも食わせた方がいい。
[今週の俳句もどき]
雲一つ蚯蚓(ミミズ)這い出て行き倒れ
空蝉や掌(てのひら)に包む珠(たま)のごと
昭太郎
26日、猛暑の中の代々木上原盆踊り大会。
家内と共に小一時間程で暑さのため退散した。

25日、朝の路地栽培からの収穫。大葉、ミョウガも。

祝!!具志堅用高氏殿堂入り!!
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