総理の資質が問われる偏向出演/具志堅さん祝賀会・人格はパーティに表れる/他
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■[テレビ] 総理の資質が問われる偏向
~安倍総理のお気に入りのテレビ局~
~偏向を逆手に取れ!~
■[心得] 具志堅さんの祝賀会で目にしたこと
~人格はパーティに表れる~
~何気ない仕草に見えるもの~
■[フィギュア] GP中国杯で優勝
~真央一年ぶりの国際大会で見たもの~
[今週の俳句もどき]
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[テレビ] 総理の資質が問われる偏向
安倍総理のお気に入りのテレビ局
安倍総理は殊の外フジテレビが好きなようです。7月20日には「みんなのニュース」に出演、安保法制について語り、11月2日には、日中韓首脳会談を終え帰国するや、同局BS「プライムニュース」に緊急生出演して会談の成果を強調していました。
NHKなどをさて置き、BSフジの番組に出演することにどんな意義があるのでしょうか。また、9月4日には飛行機で大阪を訪れて、よみうりテレビ「情報ライブミヤネヤ」「そこまで言って委員会NP」の2本の情報バラエティ番組に梯子出演、東京にとんぼ返りしました。
大事な国会審議をさて置いてまで一国の総理大臣が行く緊急性があったのでしょうか。フジテレビは産経新聞系列、よみうりテレビは、読売新聞系列。安倍総理にとっては、この2紙とその系列テレビ局は、特にお気に入りのドンがいるようです。
偏向を逆手に取れ!
安倍政権に、心地よい記事を書いてくれるからなのでしょうか。己の信条に合わないマスメディアは、出演しない方針らしい。朝日新聞系(テレビ朝日)と毎日新聞系(TBS)は完全無視です。これは偏向だ。一国の宰相が取るべき態度ではない。器量が小さ過ぎる。
私などは、安倍総理が出演しないテレビ局だからニュースを信用する、のですが。テレビ朝日もTBSもこれからは逆手を取り「総理が出演しないテレビ局です!」を売り物にしたらどうですか。時の権力者に媚を売らない、嫌われる、は少なくとも真っ当なマスコミの証拠です。
[心得] 具志堅さんの祝賀会で目にしたこと
人格はパーティに表れる
既報した10月29日の具志堅さんの「国際ボクシング殿堂入り」祝賀会で思うところがあり、くどいかも知れませんが、少し綴ります。
結婚式と違って、各種パーティの参加者は式の途中で櫛の歯が抜けたように帰るのが普通です。私もしばしばそうしています。当り前のことですが、今回は最後の中締めまでいました。
具志堅さんの歴史的な祝賀パーティですから私にとっては至極当然のことですが、印象に残ったのがメインテーブルにいらしたミズノスポーツ水野正人会長でした。12人の席が、中締めの時には水野会長ただ独りになってしまいました。だから目立ちました。
水野会長は御周知のように創業家の三代目、五輪招致委員会副理事長で、2020年の東京五輪招致では”陰の立役者”といわれるほど、その働きは関係者が一様に認めるところでした。
何しろ水野会長は、IOC総会の投票で1回目の42票、2回目に60票獲得を事前に予測していて、周囲を驚かせたという。これは水野会長の各国のIOC委員との人脈の深さを物語るエピソードである。(現代ビジネス-isMediaより)
御曹司は兎角ひ弱なものですが、水野会長は一本筋が通っているな、と感じました。多忙な方がパーティを最後まで見守るということは、簡単なようで実は忍耐と努力を要します。
来賓挨拶で会長は「うち(ミズノ)で初めて売り出したスーパースターのウェアが、具志堅さんを起用したコマーシャルが評判になり、売れに売れました。」と現役時代を振り返り改めて、感謝の気持ち述べていました。
何気ない仕草に見えるもの
人はかくあるべし、です。私事で恐縮ですが、不肖私の結婚披露宴で、乾杯の音頭を取ってくださった寺内大吉さんがやはりそうでした。
寺内先生(故人)は、当時大吉寺住職(最後は増上寺第87代法主)、直木賞作家、スポーツライター、TBSキックボクシング解説者等々と多彩な顏を持ち、多忙に関わらず、3時間半の長時間を最後まで残っていてくださった。
水野会長にしろ寺内先生にしろやはり事を為す人はどこか凡人とは違う。人生も残り僅かになって、他人の何気ない仕草、慈愛というもがことさらに身に浸みる晩秋、この頃です。
[フィギュア] GP中国杯で優勝
真央一年ぶりの国際大会で見たもの
浅田真央(25)が約1年ぶりの国際大会(GP中国杯)復帰初戦で優勝を飾った。ショートプログラム(SP)のリードがものをいって、フリーでは乱れ3位だったが逃げ切った。
やはりタダものでではない。あのソチの感涙から1年のブランク、ふっくらとして少女から乙女に成長して、演技力にも艶が出てきた。
私はソチを最後に引退を勧めるとこの欄で書いた。いまでも変わらない。それは過酷な競技の重圧から解放されて、一般社会人として新しい人生を送ってもらいたかったから他ありません。
次の冬季五輪は2018年2月、韓国平昌。真央さんは、27才になる。先のソチの優勝者は男女とも20才そこそこであった。当時、男子・羽生結弦(20)、ソトニコワ(18)である。過激で華麗な氷上の演技をスピーディに熟(こな)すのには、やはり若さが武器だ。
真央さんが年齢の壁を突き破り進む先は、謂わば針の蓆が横たわる。そんな艱難を厭わず現役復帰を果たした浅田真央。その不退転の覚悟に私は敬意を表したい。
[今週の俳句もどき]
浮華の世や枯葉さらばと潔し
霜月や落葉踏む音せかせたる
晩秋の甕のメダカや沈みおり
昭太郎
公園の欅(けやき)も紅葉して絶え間なく散る落葉。
晩秋の気配そこかしこ。
DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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■[テレビ] 総理の資質が問われる偏向
~安倍総理のお気に入りのテレビ局~
~偏向を逆手に取れ!~
■[心得] 具志堅さんの祝賀会で目にしたこと
~人格はパーティに表れる~
~何気ない仕草に見えるもの~
■[フィギュア] GP中国杯で優勝
~真央一年ぶりの国際大会で見たもの~
[今週の俳句もどき]
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[テレビ] 総理の資質が問われる偏向
安倍総理のお気に入りのテレビ局
安倍総理は殊の外フジテレビが好きなようです。7月20日には「みんなのニュース」に出演、安保法制について語り、11月2日には、日中韓首脳会談を終え帰国するや、同局BS「プライムニュース」に緊急生出演して会談の成果を強調していました。
NHKなどをさて置き、BSフジの番組に出演することにどんな意義があるのでしょうか。また、9月4日には飛行機で大阪を訪れて、よみうりテレビ「情報ライブミヤネヤ」「そこまで言って委員会NP」の2本の情報バラエティ番組に梯子出演、東京にとんぼ返りしました。
大事な国会審議をさて置いてまで一国の総理大臣が行く緊急性があったのでしょうか。フジテレビは産経新聞系列、よみうりテレビは、読売新聞系列。安倍総理にとっては、この2紙とその系列テレビ局は、特にお気に入りのドンがいるようです。
偏向を逆手に取れ!
安倍政権に、心地よい記事を書いてくれるからなのでしょうか。己の信条に合わないマスメディアは、出演しない方針らしい。朝日新聞系(テレビ朝日)と毎日新聞系(TBS)は完全無視です。これは偏向だ。一国の宰相が取るべき態度ではない。器量が小さ過ぎる。
私などは、安倍総理が出演しないテレビ局だからニュースを信用する、のですが。テレビ朝日もTBSもこれからは逆手を取り「総理が出演しないテレビ局です!」を売り物にしたらどうですか。時の権力者に媚を売らない、嫌われる、は少なくとも真っ当なマスコミの証拠です。
[心得] 具志堅さんの祝賀会で目にしたこと
人格はパーティに表れる
既報した10月29日の具志堅さんの「国際ボクシング殿堂入り」祝賀会で思うところがあり、くどいかも知れませんが、少し綴ります。
結婚式と違って、各種パーティの参加者は式の途中で櫛の歯が抜けたように帰るのが普通です。私もしばしばそうしています。当り前のことですが、今回は最後の中締めまでいました。
具志堅さんの歴史的な祝賀パーティですから私にとっては至極当然のことですが、印象に残ったのがメインテーブルにいらしたミズノスポーツ水野正人会長でした。12人の席が、中締めの時には水野会長ただ独りになってしまいました。だから目立ちました。
水野会長は御周知のように創業家の三代目、五輪招致委員会副理事長で、2020年の東京五輪招致では”陰の立役者”といわれるほど、その働きは関係者が一様に認めるところでした。
何しろ水野会長は、IOC総会の投票で1回目の42票、2回目に60票獲得を事前に予測していて、周囲を驚かせたという。これは水野会長の各国のIOC委員との人脈の深さを物語るエピソードである。(現代ビジネス-isMediaより)
御曹司は兎角ひ弱なものですが、水野会長は一本筋が通っているな、と感じました。多忙な方がパーティを最後まで見守るということは、簡単なようで実は忍耐と努力を要します。
来賓挨拶で会長は「うち(ミズノ)で初めて売り出したスーパースターのウェアが、具志堅さんを起用したコマーシャルが評判になり、売れに売れました。」と現役時代を振り返り改めて、感謝の気持ち述べていました。
何気ない仕草に見えるもの
人はかくあるべし、です。私事で恐縮ですが、不肖私の結婚披露宴で、乾杯の音頭を取ってくださった寺内大吉さんがやはりそうでした。
寺内先生(故人)は、当時大吉寺住職(最後は増上寺第87代法主)、直木賞作家、スポーツライター、TBSキックボクシング解説者等々と多彩な顏を持ち、多忙に関わらず、3時間半の長時間を最後まで残っていてくださった。
水野会長にしろ寺内先生にしろやはり事を為す人はどこか凡人とは違う。人生も残り僅かになって、他人の何気ない仕草、慈愛というもがことさらに身に浸みる晩秋、この頃です。
[フィギュア] GP中国杯で優勝
真央一年ぶりの国際大会で見たもの
浅田真央(25)が約1年ぶりの国際大会(GP中国杯)復帰初戦で優勝を飾った。ショートプログラム(SP)のリードがものをいって、フリーでは乱れ3位だったが逃げ切った。
やはりタダものでではない。あのソチの感涙から1年のブランク、ふっくらとして少女から乙女に成長して、演技力にも艶が出てきた。
私はソチを最後に引退を勧めるとこの欄で書いた。いまでも変わらない。それは過酷な競技の重圧から解放されて、一般社会人として新しい人生を送ってもらいたかったから他ありません。
次の冬季五輪は2018年2月、韓国平昌。真央さんは、27才になる。先のソチの優勝者は男女とも20才そこそこであった。当時、男子・羽生結弦(20)、ソトニコワ(18)である。過激で華麗な氷上の演技をスピーディに熟(こな)すのには、やはり若さが武器だ。
真央さんが年齢の壁を突き破り進む先は、謂わば針の蓆が横たわる。そんな艱難を厭わず現役復帰を果たした浅田真央。その不退転の覚悟に私は敬意を表したい。
[今週の俳句もどき]
浮華の世や枯葉さらばと潔し
霜月や落葉踏む音せかせたる
晩秋の甕のメダカや沈みおり
昭太郎
公園の欅(けやき)も紅葉して絶え間なく散る落葉。
晩秋の気配そこかしこ。
DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
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