評価できる70年談話/南・東シナ海波高し/他
--------------------------------------------
■[談話] 戦後70年安倍総理談話
~評価できる談話の中身~
~子や孫に謝罪は理不尽~
■[論争] 南・東シナ海波高し
~かくて中国はシーレーンを構築した~
~抗議はすれど手が出ない~
[今週の俳句もどき]
--------------------------------------------
[談話] 戦後70年安倍総理談話
評価できる談話の中身
折りある毎に安倍総理は先の大戦を「侵略か否かは後の歴史家に委ねる」と言っていただけに、所謂村山談話を継承しないのではと大方の人は危惧したけれど、「殖民地支配」「侵略」「お詫び」の文字は明記していた。韓国も中国も正面切って文句は言えないだろう。
戦後70年安倍談話は、閣議決定で正式に出されたものだ。総理の意に反する文言もあったろうが、ここは小異を捨て大同に就いた節がある。何事も双方が100%満足する解決法などありはしない。私は評価する。
中でも「あの戦争に何の関わりのない私たちの子や孫その先の世代の子供たちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」の下りは、安倍談話で最も輝く箇所だ。よくぞ言ってくれた。
子や孫に謝罪は理不尽
祖父や親父の不始末の尻拭いを何故子供が背負わなくてはならないのか、これはどう考えても可笑しい。歴史に向き合い、過去の痛みを共有し、大戦に学ぶのは当然にしても、子や孫たちに謝罪の宿命を背負わせるのは、理不尽とうものだ。
もう謝罪の談話も終わりにしたら。中韓も、今回の談話を良しとして、歴史認識問題に一区切り付ける方が賢明だろう。「魚心あれば水心あり」分かり合う心が大切だ。
中韓は過去の蟠(わだかま)りをこの際棄て、未来に舵を切る思慮があっていい。いつまでも謝罪の一言半句に拘っていては、未来は拓けない。善隣友好こそが平和の鍵。
[論争] 南・東シナ海波高し
かくて中国はシーレーンを構築した
安全保障法案は、混迷を深めるばかりだが、中国の海洋進出は一体どうなるんだろうか。中国を徒に刺激すまいと思慮遠慮なのか、正面切って国会で議論されない。中国首脳はさぞニンマリしていることだろう。
戦後70年の総理談話には何かと難癖を付け、日本の政局を揺さぶり、その裏では着々と海洋進出を謀る。東シナ海では日中中間線上のガス田開発は「共同で遣る」(2008年合意)はずだったのに、16基のガス田をあっという間に造り、全てにヘリポートが完備されていた。
何のことはない、軍事目的だった。日本国はこれを知っていながら中国の反論を畏れ公表しなかった。外交がかくも堕落していたとは情けない。
抗議はすれど手が出ない
南沙諸島はベトナム、比国の猛抗議も中国には蛙の顔にしょんべん、島々の浅瀬を手当たり次第埋め立て、強固な軍事基地化。声を上げども、どこも軍事大国中国には手が出せない。「力は正義なり」か。
かくして南東シナ海は中国の制海権、シーレーンが完成した。例えれば「海の万里の長城」、尖閣諸島も沖縄本島も手を伸ばせばいつでも手が届く距離。まさしく切歯扼腕(せっさやくわん)。
さて、民主党も共産党も中国のこの横暴にどう向き合うのか。アメリカの後ろ盾が有ればこそ、中国の抑止力になっていることは自明の理であり、現実である。
こういう成り行きに当然、我が国は沖縄諸島の守りを強化する、軍備費も大幅に増やすことになる。自然の成り行きだ。
皮肉なことに日本の軍備拡大に寄与しているのは、実は中国なのだ。故に「日本は軍国化している」の中国のプロパガンダ(宣伝活動)は、的外れである。
[今週の俳句もどき]
終戦忌御言葉流れ雲の果て
手花火の闇に熔けたる送り盆
蝉しぐれ声を搾って第九哉
昭太郎
猛暑のなかにも何となく秋が漂う

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
Upper Official Siteへ
■[談話] 戦後70年安倍総理談話
~評価できる談話の中身~
~子や孫に謝罪は理不尽~
■[論争] 南・東シナ海波高し
~かくて中国はシーレーンを構築した~
~抗議はすれど手が出ない~
[今週の俳句もどき]
--------------------------------------------
[談話] 戦後70年安倍総理談話
評価できる談話の中身
折りある毎に安倍総理は先の大戦を「侵略か否かは後の歴史家に委ねる」と言っていただけに、所謂村山談話を継承しないのではと大方の人は危惧したけれど、「殖民地支配」「侵略」「お詫び」の文字は明記していた。韓国も中国も正面切って文句は言えないだろう。
戦後70年安倍談話は、閣議決定で正式に出されたものだ。総理の意に反する文言もあったろうが、ここは小異を捨て大同に就いた節がある。何事も双方が100%満足する解決法などありはしない。私は評価する。
中でも「あの戦争に何の関わりのない私たちの子や孫その先の世代の子供たちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」の下りは、安倍談話で最も輝く箇所だ。よくぞ言ってくれた。
子や孫に謝罪は理不尽
祖父や親父の不始末の尻拭いを何故子供が背負わなくてはならないのか、これはどう考えても可笑しい。歴史に向き合い、過去の痛みを共有し、大戦に学ぶのは当然にしても、子や孫たちに謝罪の宿命を背負わせるのは、理不尽とうものだ。
もう謝罪の談話も終わりにしたら。中韓も、今回の談話を良しとして、歴史認識問題に一区切り付ける方が賢明だろう。「魚心あれば水心あり」分かり合う心が大切だ。
中韓は過去の蟠(わだかま)りをこの際棄て、未来に舵を切る思慮があっていい。いつまでも謝罪の一言半句に拘っていては、未来は拓けない。善隣友好こそが平和の鍵。
[論争] 南・東シナ海波高し
かくて中国はシーレーンを構築した
安全保障法案は、混迷を深めるばかりだが、中国の海洋進出は一体どうなるんだろうか。中国を徒に刺激すまいと思慮遠慮なのか、正面切って国会で議論されない。中国首脳はさぞニンマリしていることだろう。
戦後70年の総理談話には何かと難癖を付け、日本の政局を揺さぶり、その裏では着々と海洋進出を謀る。東シナ海では日中中間線上のガス田開発は「共同で遣る」(2008年合意)はずだったのに、16基のガス田をあっという間に造り、全てにヘリポートが完備されていた。
何のことはない、軍事目的だった。日本国はこれを知っていながら中国の反論を畏れ公表しなかった。外交がかくも堕落していたとは情けない。
抗議はすれど手が出ない
南沙諸島はベトナム、比国の猛抗議も中国には蛙の顔にしょんべん、島々の浅瀬を手当たり次第埋め立て、強固な軍事基地化。声を上げども、どこも軍事大国中国には手が出せない。「力は正義なり」か。
かくして南東シナ海は中国の制海権、シーレーンが完成した。例えれば「海の万里の長城」、尖閣諸島も沖縄本島も手を伸ばせばいつでも手が届く距離。まさしく切歯扼腕(せっさやくわん)。
さて、民主党も共産党も中国のこの横暴にどう向き合うのか。アメリカの後ろ盾が有ればこそ、中国の抑止力になっていることは自明の理であり、現実である。
こういう成り行きに当然、我が国は沖縄諸島の守りを強化する、軍備費も大幅に増やすことになる。自然の成り行きだ。
皮肉なことに日本の軍備拡大に寄与しているのは、実は中国なのだ。故に「日本は軍国化している」の中国のプロパガンダ(宣伝活動)は、的外れである。
[今週の俳句もどき]
終戦忌御言葉流れ雲の果て
手花火の闇に熔けたる送り盆
蝉しぐれ声を搾って第九哉
昭太郎
猛暑のなかにも何となく秋が漂う

DVD『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
Upper Official Siteへ