アクシズからの使者 その2
前回の塗装法で、軽く質問を受けたんでお答えしときます。
で、この写真のように塗装をランナー単位で行うとき、ゲート処理などはどうするかっていうお話です。
僕がこういう塗装法をするのは、ただひとつ!
スプレー缶のコストがバカにならないからです。
なので、無駄なく一気に塗装を済ますために、バリ取りや目立つパーティイングラインを大まかに処理したあとにやります。
で、その後の処理なんですが、モチロン部品を切り離したあと、ゲート処理をします。
だいたいデザインナイフで肉眼ではわからないくらいまで削るっていう感じっすね。そして、ゲートは塗装します。
たとえば、この白パーツはガンダムスプレーの01白で塗装しましたが、右の写真にご注目!じつは、同じ色のビン塗料を持ってまして、それをゲート部分にチョイチョイと塗って終了です。
で、ビン塗料に該当する色が存在しない場合は、左の写真のようにスプレーのフタの中に塗料を噴射して使います.
ただし、この方法はつやけし色では不可です。.タミヤでもクレオスでも、つや消し色が気持ちよく光沢色になっちゃいます。
まあ、できるだけビン塗料を揃えておくのに越したことはありませんね。
さて、白パーツは、このあとホワイトパールを吹いて真珠的な雰囲気を出します。これが、結構乾きにくい塗料なんですよね。ちなみに、Wガンダム0指定色なんですけど、あまり合わないような気が・・・・・・
乾くのを待つ間、暇つぶしにいつも上がれないソリティアなんかやってみると・・・・・
「お、あがってる!」
こりゃいいことあるかもしれませんね(笑)
さて、前回はハマーン様の塗装が終わりましたので、キュベレイのコクピットまわりを塗装しちゃいます.。
ZZの最終回「戦士再び」を見つつ、コクピットの色を確認します。まあ、シートが茶色、周辺が暗緑色、外壁が青っていう感じですね。というわけで、塗っちゃいます。
青部分は、どうせムラになるんで、まあ適当。外から見りゃ空っぽく見えるんでよしとしましょう。
で、キュベレイで許せないのは、パーツの色分けがかなりいい加減なことですね.例えばこのパーツ。
左側のパーツの成型色はピンクなんですけど、ご覧のようにほんのちょっとピンク部分があるだけです。
しかも、この塗り分けはスプレーが使いにくいんで筆塗りするはめになりました.。最初から、パーツを分けといて欲しいっすね。
とまあ、今日は各パーツの塗り分けが激しかったんで、できたのはここまで。なんとか明日は胴体くらいまでいきたいですね。
アクシズからの使者 その1
では、MGキュベレイの制作を始めま~す!
まずは、恒例のランナーチェックと基本塗装から開始です。まずは、ランナーの数を数えるところから・・・・・。
え~、17枚!これじゃあ、ジ・オと大差ないじゃない!たかが4枚差です。では、グチグチしないで、チェックを始めましょう。
まずは、ピンクと青系のランナーを中心に、あら、ハマーン様!白ランナーじゃないんですね。これは、あなたに白サフをかけるとことから始まりますか・・・・。
続いて、グレーのランナーですが、意外と枚数が少ないですね.。ていうことは、今回は黒鉄色の消費量はどうやら2缶以内に抑えられそうです。(-^□^-)
続いて、白ランナーは4枚。今回は、ホワイトパールに仕上げようと企んでいるんで、こいつらの塗装は部品単位で後回しです。
しっかし、成型色からしてホワイトパールですか。安易だな~。これじゃあ、塗装人口が減るのも当たり前か・・。
えっ、塗装後回しの理由ですか?
ホワイトパールに仕上げようとすると、白とパール素材のスプレーを重ね吹きする必要があるからです。これは、タミヤ・クレオスどちらを選んでも、発生します。
基本塗装(ようするにランナーごとのスプレーがけ)をざっくりと済ませるわけですが、不用意な色の部分があると困りますので、資料をもとにチェックします。
ガンダムファンならこのくらいの資料は持っています!
かの、
「まいける・George・らりるほ~さん」
もご推薦の資料たちでございます。
そこで、早速発見!ショルダーバインダーの裏側なんですけど、実は赤かったりするんですよね。
そこで、表側は置いといて、早速裏だけメタリックレッドを吹いときます。
メタリックレッドにした理由ですか?まあ、好みです(笑)
ハマーン様の機体ですから、アニメ設定を外さない範囲で、できるだけ派手に仕上げてみようかと・・・・。
なお、裏塗装時は、穴の部分を表からセロテープでふさいだだけという安易なマスキングです。それでも、ほんの僅かはみ出しただけなんで、あとでシンナーで磨くなりサフふくなりしてごまかします。


そして、いつものようにポリキャップなどのポリエチレンのランナーには、メタルプライマーをぶっかけて、黒鉄色で塗装します。
なんやらかんやらで、白以外の基本塗装は完了でございます。
と、ここまで来たらいつでも工作開始ですが・・・・・・・。
ハマーン様の塗装が最初でしょ!
いや~、パプテマス・シロッコとちがって、3色で済むから楽って言えば楽でしたね.。
で、もうひとつ、立ちハマーン様のフィギュアもありましたが、これは本体ができたら、気が向けば作ります。
なんせ、キュベレイも、もはやオールドタイプのMGですから、なんせ立ちフィギュアに台座がない!
設計図ではぬけぬけと
「好きなところに飾ってください」ってかいてますが、
どうやって飾るんじゃい!!
過去の足跡3 ジムカスタム(エウーゴ仕様)
RGM-79N ジムカスタムといいますと、OVA機動戦士ガンダム0083で鮮烈なイメージを残したMSですね。
よく、バニング大尉の爆死シーンが夢にでることもあるくらい、僕の好きなMSです。
しかし、ガンプラはZシリーズのMGしか作らないと決めていた僕にとって、なかなか手を出せず、困っていたのですが・・・・。
ある日、劇場版Zガンダム3のDVDを見ていたところ、50分45秒頃に、左のシーンを発見しました.。
さすが富野さん、ジムカスを登場させてくれていたんですね(笑)
そこで、プラモショップやリサイクルショップを走りまわって、MGキットを発見!(ていうか、MGしか出とらん!)
さっそうと、つくりはじめたわけです.
ただ、このキットは1999年発売ですから、かなりの改造が必要と心に決めて、今年の6月に例のY電機での展示を意図として作成しました.
以下、その当時の写真です.。
で、こんな掲示物も作ったりしてました.。
このキットは、僕にとってエポック的な存在でした。
にもかかわらず、まともな改造は初めてだったんで、なかなかうまくいかずに苦しみ、致命的なミスを犯したまま、完成日には展示へと旅立ち、そのまましばらくは放ったらかしになってしまいます。
かなり、そのミスは実は引っかかっていたんですよね・・・・。
しかも、投稿したとあるサイトでは、これが僕のベスト作品だといってくれる少年まで現れて、本人的には「むむむっ」と思いながら、次々と新作を手がけてきました。
でも、もう限界です。ここで、彼をリニューアルしなければと、ジ・オ作成後に2日かけて手直ししました。
問題点と、修復箇所はここです!
じつは、膝裏の動力パイプをアルミメッシュで置き換えたのですが、固定がうまく工作できなかったんです。今回の改修で、その部分をスプリングに置き換えることによって、なんとか体裁を整えられました.。
また、ただそれだけでは面白く無いので、外装をすべて外してシャドーを入れてみました.。
だいぶイメージが、ジムカスタムらしくなったんで、苦労したかいがあったなって、ホッとしています。
ちなみに、MGジムカスタムから、どこを改修したかをまとめておきます.
(1)左の写真のように、手をファーストガンダムOYW版のものに5指独立可動工作後に組み込んでます.余計な工作なしで、はまったのでラッキーでした.
なお、ビームライフルはネモの流用です.そのため、ファーストガンダムOYW版の手じゃないと保持力が弱まるんです.
(2)同じく左の写真のように、シールドラッチをガンダムMk-Ⅱ2.0のモノを組み込みました.これも、そのままつきます.
(3)MGカスタム・クゥエルの定番工作、足首のシリンダーをプラパイプで付け加えています.
パイプには、アルミテープをまいてあります。(上の写真参照)
(4)前述のように、動力パイプの差し替え。および、フロントアーマーの形状をGP01風に改造(だって、エウーゴだから)。
(5)腰部サイドアーマーに、点検バルブ口を埋め込み。Oボルトの2mmを使用。
(6)頭部のアンテナを折れない程度に細くみがく。
とまあ、僕としてはけっこう手のかかったMGなんですね。
なお、今回こいつにシャドーをしようと思ったのは、元々の塗装色が光沢色ばかりだったので、しあげにTOPコート半光沢を全体に吹いていたからです。
まあ、半光沢とガンダムリアルタッチマーカーの相性をチェックしたかったっていうわけです。
結果、リアルタッチマーカーは、基本つや消しで使用ですが、半光沢の方が意外に扱いやすかったですね。
これは思わぬ発見でした。
では、次回作の予告です!
ついに来ました、キュベレイです!ZシリーズのMGも残すところ2キットになりました.。
こいつをつくると、あとは百式を残すのみです。
デジラマもZとのカラミや、ジオとのカラミなどいろいろとイメージが膨らみます.
ただ、この機体にはシャドーは似合わないはネックですね。
ホワイトパールで仕上げるのが今回のテーマです。
では、次回からキュベレイ製作日記参ります.
俗物が~~~
家電量販店Y電機からわかるガンプラ事情 その5
さて、展示を縮小せざるを得なかった理由はなんだったのか。Y電機の上層部は、次のようなことをK氏に通告したそうです。
(1)店の所有物ではないキットを展示するのはおかしい。管理上の問題もあるし、金品的なもの展示者を要求されたら困る。
※右の写真のK店の場合は、所属店員が作成したものなのでOKなのです。
ちなみに、前回のK氏の作成キットは、見本として店舗に分配されたもので、必要以上に手をかけることが禁止されているそうです。
(2)そもそも、店は商品を置く場所であってショールームではない。商品スペースを割いてまで、プラモを展示することはおかしい。
(3)お客の手を借りてまで、たかがプラモデルの売上を伸ばしたいのか?
まあ、(1)に関しては、僕の考えは前回述べたとおりなんでそれはそれなんですが、問題は(2)と(3)ですね。
自動車ディーラーのショールームから、展示車がなくなったら売上に大きな影響を与えるのは火を見るより明らかなことです。
ガンプラもといプラモデルは、完成したものをイメージ化することによってどれだけ購買意欲を喚起するか、それが上層部にわかっていません。
で、一番ワケ分からんのは、(3)ですね。商売なんですから、少しでも売上貢献を考えて策を講じるのは当然のことじゃないですか。僕が経営者なら、そういう発想を持つ社員はありがたいですよ。
結局、家電メインの商品構成の中で、少しでも自分の部署の売上を伸ばそうとしている一店員の努力を評価しようとはしない企業としての姿勢、これでは勤労意欲もなえるのではないでしょうか。
ハッキリと申し上げますが、Y電機という企業はガンプラ部門をまるで重視してないと思わざるをえないのです。上記の内容からも、企業としての姿勢に疑問符は十分につきますし、他にも理由はあります。
そのほかの理由は、以下のとおりです。
まず、商品の発注管理がずさんであること。家電なら売れ筋などのリサーチを十分に行なっているにもかかわらず、ガンプラにはそれが微塵も感じられないのです。
一例として、僕の行動半径にある4店舗では、余剰在庫としてすべての店で大量のMG G-3ガンダムを抱えて悩んでいます。購買層のリサーチをしっかりしていれば、このキットがそれほど売れ筋でないことぐらい僕でもわかります。
また、小物関係もリサーチ不足です。この写真のマスキングテープ、M堂のものですが、ちょっとでも詳しいモデラーならこんなもん買いません。
マスキングテープは、ホコリが付きにくいタミヤのケース付きを買うのがいわばモデラーの常識です。
それがわからない商品管理では、売上が伸びるわけないでしょう。
さらに、家電屋ゆえの悲しさで、再販キットに対する意識が低いことも嘆かわしいことです。新製品は、何でも売れると思い、問屋から過剰に入荷させても、ファンの多いキットの再販は、それほど積極的ではない。
バンダイのHPで再販リストを確認して、再販物を予約しようとしても入荷するかどうかは上層部のさじ加減で、店単位では動けない。
これでは、リピーターをつくることはもちろん、口コミ的な新規層の発掘も難しいですね。
ある意味、Bカメラのほうが商品のラインナップはうまいと思います。
そして、Bカメラのように、商品知識に長けた店員をコーナーごとに上手に配置しているわけではないこと。
東京に住む妹夫婦は、Y電機行くならBカメラで買うと言ってます。理由は、Bカメラの店員は、親切でなんでも答えてくれるから。とのことです。
家電のような商品寿命の長い商品ばかり扱っていると、リピーターの存在を軽視するのは仕方ないことです。しかし、ガンプラユーザーは、リピーターが多いのですよ。
Y電機のような見せかけだけのプラモコーナーを持つ店がはびこると、この市場はますます細くなるような危惧を感じるのは私だけでしょうか。
現状、まともなプラモ専門店はどんどん店を閉めているのですから・・・。
だから、プラモ市場の恒久化のためにも、Y電機にはもっとガンバッテ欲しいと思うのです。
「感謝と信頼で強い企業を目指す」なら、なおさらです。
初回にも書きましたように、いい形は出来ているんで、もっとガンプラユーザーの心を理解してもらいたいものです。
長期拝読ありがとうございました。次回からまた、キットの話へ戻ります。
※なお、今回のシリーズで掲載した店舗内の写真は、すべて許可を得て撮影しています。
家電量販店Y電機からわかるガンプラ事情 その4
僕の行動範囲に存在するY電機は4店舗ありますが、その中で、作成キットを展示しているのは当初K店のみでした。
次の写真は、そのK店の展示です。
ガンプラを買いにきた人たちは、この展示の前でほぼ脚を止めています。僕的には、この百式がお気に入りで、「いつかはこんな感じで作れたらな~」なんて思ってます。
そうです。展示ってそういう効果があるんですよね。作成意欲をわかせて購買意欲を喚起させたり、キットの全体像をわからせたりするんです。
とくに、ジ・オみたいに箱が巨大なキットだと出来上がりの大きさがどうなるか箱だけでは分かりにくいですよね。現物があれば、大きさもわかるんです。
というわけで、僕のキットを中心にA店でもプラモの展示を始めました。最初に展示したのはこいつです。
展示した3日後、偶然にもHGスーパーガンダムがA店に5箱入荷しました。
すると、なんと!パタパタパタっと1週間で完売したんです。しかも、Gディフェンサーに施した改造部品まで、ついでに売れたそうです。
新商品ではない再販キットがこんなペースで売れるのはかなり異例ということでした.。
そこで、ある程度在庫数をみながら展示キットを選ぶように考え、ブログ仲間のクゥ氏にHGマスラオの展示をお願いしました。
それまではマスラオはいわば不良在庫で、売れずに15箱はあったんですが、展示後に一気に10箱くらいは売れていきました。
K氏の戦略は、うまくいき、その月は前年比の売上を大幅にアップさせたのです。
そして、ぼくも次のような掲示物をつくって、協力していきました。
なお、この作品展示関連の動きに関しては、僕自身は一切の金銭的報酬は受け取っていませんし、受け取る気もないのです。
僕にとっては、展示してもらえるだけでいいのですよ。
自分の作ったキットが、不特定多数の人に見られるということは、キットをつくるときにそれを意識するようになります。
それが、自分のレベルアップへとつながることが大切なのです。おそらく、クゥ氏も同じ考えだろうと思います。
まあ、ガンプラ作りという趣味が結果として、自分を含めて誰かの役に立つということが楽しいのですよね。
がしかし、いろいろ考えてやったA店の展示の現状は、右の写真のようになってしまいました。
展示されているのは、見本品をK氏が素組みで作ったMGシャアザク、HGガンダムZZ、そして僕がK氏にプレゼントしたSD関羽ガンダムだけという寂しい状況です。
K氏の名誉のために書きますが、彼はプラモ作りは結構上手です。しかし、Y電機上層部の方針のため、素組みでつくらざるを得なかったのです。
そのY電機上層部の方針が、商売の素人の僕から見てもおかしいことばかりなのです・・・・・・。
家電量販店Y電機からわかるガンプラ事情 その3
最初にちょっと、ガンプラの歴史です。
今年は、皆さんご存知のようにガンプラ誕生30周年の年です。
あの80年代初頭の強烈なガンプラブームを生み出した伝説の300円モナカキットは、ご存知でしょうか。
色は一色のみのキットでしたので、アニメの色合いを再現するために、皆、塗装術を覚え、道具を揃えていったのです。
その後、ブームの沈静化とともに、初期の購買層は歳を取り、仕事に謀殺される忙しい年代となっていきます。
そういった、高年齢の購買層をガンプラに戻すために開発されたシリーズが、マスターグレード(MG)なのです。
MGは、バンダイが研究や試行錯誤を重ねた色プラ・スナップフィットなどの作りやすさと高クオリティを同居させた商品となり、狙い通り、高年齢の購買層を発掘することに成功します。
ですが、MGは1995年という、バブル経済崩壊後の不況下で売り出されたことが、プラモに対する認識を変えていくことにつながっていくのは皮肉なことです。
さて、前回にお話にあったY電機の店員K氏は、自分の担当するAV玩具コーナーの売上をどのようにアップさせたらいいか、日々試行錯誤している熱心な方です。
何回かY電機A店を訪れるうちに、
「塗料があまり売れないんですよね。」
というボヤキを聞きました。
実は、それがMGのもたらした負の部分なんです。以前のコラムにも書いたようにMG購入層の5割は、超素組み。つまり、ただ組み立てるだけなんで塗装なんか必要ないんです。
そのうえ、塗装したくても塗料を置いている小規模なプラモ専門店は不況の影響でどんどん店をたたんでいきます。結局、プラモはプラモしか置かない大規模小売店で買うしかなくなるので、塗装をしなくてもいい色プラキットばかりが売れたのです。
Y電機がプラモ小物を充実させてきたのは、その風潮が定着しかかった頃のこと。
塗装に気が向かない消費者ばかりでは、悩むのは当然のことです。
僕としても、3000円以上する高額なキットを、何もせずにただ組み上げるだけという風潮に嫌気がさしていたんで、2人の考えは一致しました。
僕の作ったMk-Ⅱをかなり気に入ってくれたK氏から発案され、塗装に対する興味を盛り上げれればと、次のようなものもついでに作りました。
塗料コーナー横に貼ってもらった、注意事項なんですが、この1枚があるかどうかで、店としての本気度がわかると思います.
こういった、細かな動きは功を奏し、塗料などの商品が徐々に動くようになっていきます。
そして、K氏は次の段階の戦略を思いつき、実行にうつしていくのです。
何かっていいますと、現物の展示です。
これが、結果として何をもたらしたか・・・。
次回です。
家電量販店Y電機からわかるガンプラ事情 その2
では、前回の続きの話、Y電機とのお付き合いについてです。
僕が、Y電機で初めて買ったキットはといいますと、右の写真のMk-Ⅱです。
3月の下旬にガンプラ道に復帰する際、どうしても作りたかったキットなわけなんですが、そこは10年
ぶりの復帰なんで細心の注意を払って活動を開始したいと考えていました。
そこで、キットを見たときにふと疑問。テープでがっちりと箱を開けられないようになっていたんですね~。
昔気質の僕にとって、プラモを買うときにはランナーの欠品やバリの状況、パーツの不備を確認してから買うのは当たり前のことだったんで、このような陳列は納得できませんでした。
そこで、コーナー主任の店員さんを捕まえて、一言・・・・・・
「これ買うからさ、中をチェックさせてもらえない?」
店員さんは、一瞬たじろぎましたが、向き直り、
「わかりました.店のルールとしてはダメなんですが、お客さんはしっかりしたモデラーのようなので、見てください。」
と、対応したのです。
このときの店員さんが今でも懇意にしているK氏ですが、そのカラミはここでは書きません。
で、何が言いたいのかっていいますと、Y電機の企業としてのプラモに対する対応は、家電製品と同じ感覚っていうことなのです。
家電製品は、保証書が箱についていて、商品に対する問題点は売った店舗ではなくメーカーに対応させる形ですよね。まあ、店としてはうまく勧めて売れば、商品の不備はメーカー任せっていうのがパターンです。
でも、プラモはそんな買い方しませんよね。買ったらすぐ作りたいから、その場で不備をチェックする商品なんですよ。
つまり、Y電機に限らずBカメラなどの家電量販店が幅を利かすようになったことで、プラモは売り方が変わってきたのです。
だから、バンダイなんかはお客様相談センターの対応力をアップさせています。が、不備部品の到着には1週間はかかりますんで、モジベーションを維持するのはなかなかきつかったりします。
そもそも、Y電機にしてもBカメラにしても、所詮は家電量販店。つまり、プラモはついでの商品っていう位置づけなんですよね。
だから、多くの大規模小売店では、プラモは売っても周辺の塗料などの小物をとり扱わないのかもしれません。そこに、バンダイの戦略がからまって、プラモ市場は混迷していったのではないかと・・・・・・・。
家電量販店Y電機からわかるガンプラ事情 その1
北海道札幌市在住の僕がガンプラを買う場所はっていいますと、プラモ専門店というケースはほぼなく、リサイクルショップか家電量販店Y電機のいずれかです。
リサイクルショップの場合、未開封品で定価の3割引であることと金型が新しい時期の成形キットであることを狙っていますが、求める商品に出会う可能性がそれほど高くないのがネックです。
そこで、おもにY電機を利用するわけなんですが、家電量販店の玩具コーナーなどと侮ってはいけません。
店舗によって品揃えには差はありますが、ガンダム関係のプラモ・HCMなどは「ガンダム」という名の1つのコーナーになっています。
しかも、Y電機の共通方針として「HGモデルとMGモデルは分けて陳列する」というのがありますので、上の写真のように、完全に別ブロックになっています。
また、塗料・工具類も専門店ほど多くはないですが、ある程度のものは揃っていますし、なんといってもこれが嬉しい!
コトブキヤやWAVEの改造パーツが一通り揃っているんですよね。
しかも、プラモだけでなく、こういった小物すべてがおよそ3割引なんです。
しかも、ポイント10%付いたりするから、ある程度たまると小物はポイントでまかなえます。
近場のTザラスとかイオン系の大型店の玩具コーナーでは、こういった小物はほぼおいてませんし、あっても種類はごく僅かです。
また、プラモ専門店の場合、キット自体は値引きしていても小物は定価というケースがほとんどなので、僕レベルにはかなり使い勝手のよいお店なんです。
ちなみに、僕の行動エリアにはA店、K店、T店、N店の4店舗のY電機がありますが、どこでも小物類の品揃えは大差ありません。
ということは、Y電機の上層部がモデラーに理解があって、品揃えをしているっていうことになりますね。
と、ここまでY電機の宣伝のような記事になりましたが、すべてに満足しているわけではありません。
Y電機とのお付き合いを通して、ガンプラ市場の問題点が様々みえてきました。
・・・・・・・しばらく、この話続きます。
宇宙を駆ける・・・・ その3
【続報】ジ・オの体重測定しました。マジで、600gありま~す!
写真を拡大して、針見てご確認ください!
まあ、これじゃあアクションベースはむりだわね(笑)
ちなみに通常のガンダムタイプはおよそ200gくらいですから、実に3倍の重さです。
展示とかオフ会で持ち出すとなったら苦労することは必至ですな。
さてさて、いかにHG初挑戦とはいえ、こんなところでもたつくわけ にはいきません。昨晩から怒涛の製作開始してます。
昨晩の段階で、ここまで終了!
MGなら、半光沢塗装で終了しますが、筆塗りの塗り分けがある関係で、TOPコートつや消しを吹いて、ジ・オとのバランスを取るようにしています。
もう、白パーツは一気にゲート処理、墨入れ、TOPコート吹き、シャドウまでやってしまいました。組み上げるときに、混乱したのは言うまでもないですが(笑)。
そして、脚の内側です.MGに準拠したモールドを入れるべく、WEVEさんのUバーニャ角から切りだして、貼りつけちゃいました。
小さなパーツの時は、下手にスジ彫りプラ板を使うより、このほうが手っ取り早いですね。
あと、前回のジ・オでもやったようにカラーリングシールを自分の好みの色に塗ってからはります。
シールの黄色は、メタリックぽいので僕はあえて、黄橙色に塗り替えています。
えっ、その他のシールですか?
今回は、ウエーブライダー固定でつくるんで、まあ、ゴミですね(笑)
では、Zガンダムのウエーブライダーができましたんで、御覧ください。
HGは、MGのver.1.0に比べて、ウエーブライダーの形状は美しいです。まあ、2.0だとほぼ同等ですけど・・・・。
MGのZガンダムは、1.0がカトキハジメ氏がコンセプトデザインですが、あまりにも作中のイメージと離れすぎていたんで、完全変形以外は見るべきもののないキットでした。
2.0になって、初めてZガンダムがキット化されたかなって僕的には思っています。
では、なんとか間に合いました。デジラマ編です。
(1)最終決戦直前(劇場版「星の鼓動は愛」より)
ビームソードを弓形にするのが難しかったっすね。
(2)Zの突進①(劇場版・TV版ラストバトル)
バックがジュピトリスでないのはご愛嬌(笑)。だって、ジュピトリスのこの部分の画像は探したんすけど、ないっす! どっかの謎の戦艦の画像です。
きっと、パプテマス・シロッコ(っていうかジュピトリス)からの目線だと、動かないジ・オをしりめに、こんな感じでZが突進してくるんでしょうね。シロッコ様、ご愁傷さまです(笑)。
ふう、これで長かったジ・オ編が終了です。ではまた、次回作にご期待(?)ください.・・・(って、期待している人いるんかな~?)
宇宙を駆ける・・・・ その2
ではでは、HGのZガンダム作成開始です.まずは、塗り分けが必要なウエーブライダーパーツを銀で下塗りします。
銀は、隠蔽力が強いんで、サフを吹かなくていいときはこれで十分です。
あと、例によって、ポリキャップをメタルプライマー塗ったあとに黒鉄色で塗っときます。HGなんで、どこで露出するかわかりませんから。
で、赤と白で塗り分けます。そして、MGと比べると見劣りする部分を、WAVEさんのZバーニャ角で置き換えてみます。
あっった!!!!
しまった、最後の部品を飛ばしてしまった!買ってこなきゃ(汗)
とは言いつつ、これから仕事だし~。明日にはなんとか完成させよ・・・・・。
とまあ、中身がない今日の更新です。明日は、その分やりますんでよろしく!