SNS映えるグッズの提案
「ジャンボ餃子!」とか、「4人前オムライス!」とか。
あのサイズ感を伝えたくて写真を撮るとき、「ほら、スマホがこんなにちっさい!」とか言って、料理のとなりにスマホを並べたくなりますよね。
でも、写真を撮るのはスマホ…横に並べたいのもスマホ…これでは肝心の写真が撮れませんね?
スマホを並べて撮って料理の大きさを伝えたいのに、、並べてしまうと写真が撮れない、、あぁ、スマホと料理が並んだこの状態をカメラに収めたいっ…!自分の目でシャッターが切れればいいのにぃ、、!!
SNS最盛期の現代、こんな葛藤に遭遇する若者はきっと星の数でしょうか。
安心してください。
わたくし、そんな悩める「映えマニア」にうってつけの新商品を思いついてしまいました。
市場の皆様の反応が良いようでしたら、クラウドファンディングで資金を募り、わたくし、それを商品化しようと考えております。
さっそく、その商品について提案させていただきます。
ズバリ、それはスマホと同じサイズ・形をした「擬似スマホ」です。
これなら、爆盛り料理の横にその「擬似スマホ」を置いて、心置きなく実際のスマホで映え写真をバシバシと撮影できるわけです。
え?特大料理の撮影のためだけに普段からソレを持ち歩くのはジャマにならないかって?
もちろんそのあたりも、ご安心頂いて構いません。わたくしが考案した「擬似スマホ」は、普段は持ち歩きに便利なよう、スマホ本体に取り付けられるようになっております。
軽量化と、撮影の際の取り外しやすさを考慮し、素材はゴム製・樹脂製とユーザーの好みに合わせて選べるようにいたします。
また、完全に同じサイズにしてしまうと取り付けが難しくなってしまうため、ユーザーがお使いのスマホよりも一回りサイズを大きくし、スマホ本体をすっぽり覆うような形状を考えております。
そのため、普段はスマホ本体+擬似スマホ分の厚み程度で済むため、持ち運びの際にもストレスがかかりません。
構造の話を補足しますと、擬似スマホが本体の画面まで覆ってしまうと不便ですし、取り外し方法も複雑になることから、ディスプレイ側は空洞とし、「ユーザーが画面を見る」「画面にタッチする」といった普段の操作を行えるように配慮しております。
また、わたくしが行ったマーケティングのなかではこのようなお声も聞くことができました。
それは、「僕らは常に巨大料理の写真だけを撮っているわけじゃない。その擬似スマホを本体に着けてしまうと、普段の写真を撮るときにカメラのレンズが隠れて撮影ができない」というものでした。
これはわたくしも盲点だったのですが、すぐさま設計を見直し、スマホ本体のカメラレンズにあたる部分にも空洞を設けることで、普段の撮影を支障をきたさず行っていただけるようになりました。
このクイックレスポンスが、わたくしの強みでもあります。お客様のニーズを汲み取った製品作りというものが、今ほんとうにこの社会で求められていることだと感じます。
さらにこの商品の特徴はそれだけではないのです。
スマホ本体をすっぽり覆う構造と、ゴムもしくは樹脂という素材の特性を活かし、なんとスマホ本体を衝撃や傷などから保護することに成功したのです!
本来の用途とは異なるのですが、ひとつの目的を果たすために、ユーザーが抱える別の課題に対しても新しいソリューションを提供することができたというのは、開発者としては冥利に尽きます。
以上、簡単な説明ではありましたが、この商品は必ずや現代の若者、とりわけ「映えない写真はSNSに上げるな」という強迫観念にかられている、彷徨える彼らに快適性と大きな満足感を与えることができると信じております。
それだけにとどまらず、スマホを衝撃から守りたいと考えている、すべてのスマホユーザーに絶大な安心感をご提供することができると考えております。
是非とも商品化に向けて、具体的なプロセスをドライブしていきたいと計画しておりますので、皆様の率直な御指導・愛のある御鞭撻のほどをご教授できれば誠に幸いに存じます。
スマホを覆う「擬似スマホ」。まったく新しい価値を提供します。
つきましては、
え、?
もうすでに商品化されてるって?
これが「実用新案」の良い例です。(んなわけない)
Finally Freeを和訳してみます【完結】
Finally Free
Hypnotherapist:
睡眠療法士:
"You are once again surrounded by a brilliant white light.
“あなたは再び輝く光に満たされる
Allow the light to lead you away from your past and into this lifetime.
光のゆくままにこの人生を生きてごらん
As the light dissipates you will slowly fade back into consciousness remembering all you have learned.
光が消えたときあなたの意識は徐々に戻り、見聞きしたことも覚えているだろう
When I tell you to open your eyes you will return to the present, feeling peaceful and refreshed.
私が瞳を開けてと言ったらあなたは現実世界に戻る、精神状態は完全に良くなる
Open your eyes, Nicholas."
さぁ瞳を開けて、ニコラス”
The Miracle:
ミラクル:
Friday evening
金曜の夜
The blood still on my hands
手はまだ血で汚れている
To think that she would leave me now
彼女は私を独りにした
For that ungrateful man
あんな男のために
Sole survivor
ただ独り生き残ってしまった
No witness to the crime
目撃者は誰もいない
I must act fast to cover up
罪を隠し通さねば
I think that there's still time
大丈夫、まだ時間はある
He'd seem hopeless and lost with this note
彼は希望を失いこのメモを残したはずだ
They'll buy into the words that I wrote
皆私の書くこの文章を信じるだろう
"This feeling inside me
“おれのこの気持ち
Finally found my love, I've finally broke free
やっと愛を見つけた、僕は自由だ
No longer torn in two
もう離れることはない
I'd take my own life before losing you"
君を失ってしまう前におれはこの命を捨て去ろう”
Victoria:
ビクトリア:
Feeling good this Friday afternoon
すてきな気持ち 金曜の午後
I ran into Julian
私はジュリアンに会いに行く
Said we'd get together soon
私たちは一緒になれるの
He's always had my heart
彼はいつだって私を閉じこめておきたいのね
He needs to know
諦めてほしい
I'll break free of the Miracle
私はもうミラクルに囚われないわ
It's time for him to go
別れの時がきたのよ
This feeling inside me
私のこの気持ち
Finally found my love, I've finally broke free
やっと愛を見つけられた、私は自由
No longer torn in two
もう離れることはない
He'd kill his brother if he only knew
彼が知ったらきっと自分の弟を殺してしまうわ
Their love renewed
彼らの愛は生まれ変わった
They'd rendezvous
彼らは密かに会った
In a pathway out of view
人目につかぬよう
They thought no one knew
誰にも知られていないと思っていた
Then came a shot out of the night
そのときあの夜の銃声が鳴った
The Sleeper:
スリーパー:
One last time
最後にもう一度
We'll lay down today
私たちは眠りにつく
One last time
最後にもう一度
Until we fade away
消え去ってしまう前に
One last time
最後にもう一度
We'll lay down today
私たちは眠りにつく
One last time
最後にもう一度
We fade away
もういかなくちゃ
As their bodies lie still
彼らの体はまだ横たわっている
And the ending draws near
終わりの時は近づく
Spirits rise through the air
魂は体を抜け宙を漂う
All their fears disappear, it all becomes clear
恐怖は消え、すべてがはっきりとした
A blinding light comes into view
眩い光に包まれる
An old soul exchanged for a new
古い魂は新しく生まれ変わる
A familiar voice comes shining through
懐かしい声がささやく
Nicholas:
ニコラス:
This feeling inside me
この気持ち
Finally found my life, I'm finally free
やっと自分の人生を見つけられた、僕は自由だ
No longer torn in two
もう離れることはない
I learned about my life by living through you
僕はあなたから命を受け継いだんだ
This feeling inside me
この気持ち
Finally found my life, I'm finally free
やっと自分の人生を見つけられた、僕は自由だ
No longer torn in two
もう離れることはない
Living my own life by learning from you
あなたから受け継いだ命を僕は生きる
We'll meet again my friend someday soon
またきっと会えるよね
CNN report:
CNNレポート:
"news in London, France, Russia and Italy have deleted their lead story, all anticipating the outcome of the man considered to be a member of American nobility.
“ロンドンやフランス、ロシア、イタリアなどのニュースでは、米国貴族の一員と思われる男の成果を期待する記事がすべて抹消されました。
And as you can imagine, as the skies have grown darker here over Washington, the mood has grown darker as well and people here are beginning to resign themselves to the possibility that they are witnessing yet another tragedy in a long string of misfortunes.
皆さんの想像に難くなく、ワシントンの空は暗く暗雲が立ちこめ、さらには人々は長い不幸のなかにもう一つの悲劇を目撃してしまうのです。
Reaction from everywhere, from Washington and certainly from around the world has guess..."
ワシントンや世界各国の反応が示しているのは恐らく…”
Hypnotherapist:
睡眠療法士:
"Open your eyes, Nicholas."
“瞳を開けるんだ、ニコラス”
Nicholas:
ニコラス:
"AAAH!"
“あああっ!”
久しぶりにブログを確認したところ、前回更新が2015年11月。。。なんと驚きの2年以上放置してしまいました。
せっかく途中まで読んでくださった方、Finally Freeを楽しみにしてくださっていた方、
ごめんなさい。
そしてお待たせしました!最終章!
長かった「Metropolis Part2 Scenes From A Memory」もとうとう終わりを迎えます。
前曲の感動的で優しい空気を叩き壊すラストの悲壮感・虚無感漂う終わり方。
初めて聴いた人は間違いなく「???え…うそやん…」とこぼしてしまう名曲です。
僕もこのアルバム初対面の時は「せっかく良い感じだったのにアンタ何してくれんじゃ」と悶絶したのを覚えています。
でも、これがDream Theaterなのです。この表現力。徹底した世界観。
楽曲としてはとてもまとまりの良いバランスを考えた構成だなー、と感じます。
終盤のドラムソロが気持ちいいのは当たり前ですが、ギターのフレージングも的確で、弾き過ぎていないのでストーリーに集中できます。
よく我慢したペトルーシ(最後の曲なのに)!!
あとは前半のビクトリアのセリフ「Feeling good this Friday afternoon~」あたりのリズム感好きです。
ビクトリアの高揚感と、それに潜む悲劇を暗示しているような短調の泣きメロディー。
良いです。ご飯が進みます。
ところでこの曲は作詞をドラムのポートノイが担当したようです。
ポートノイといえば最近の「激やせ」心配発言がよく聞かれますが、
よくよく考えると
これ(真ん中)が
こうなって、
こうなったんですよ、今。
そう、元の状態に戻っただけです。
ところであごの下についてるアレはコケの一種でしょうか。いつも気になります。
あのカラーリングを維持するの大変だろうなぁ…
てか、一枚目の写真。ペトさん完全別人ですね。マイアングが女子ってます。そして即クビになった幻の初代ボーカルが写ってます。
さて、物語にも触れましょう。
魂の輪廻に気づいたニコラス、最後の謎はビクトリアの死の真相です。
薄れゆくビクトリアの意識が教えてくれたのは、引き裂かれた無念の愛でした。
一方的に言い寄られていたミラクルを振り切り、
彼女は本当に愛する男性のもとへ向かいます。
それがミラクルの弟、ジュリアン(スリーパー?)。
自分を選んでくれなかったビクトリアを許すことができず、ミラクルは究極の手段を選んでしまうのです。
ビクトリアと自分の弟を殺害したミラクルは、あろうことか弟のポケットに遺書をねじこみ濡れ衣を着せます。
彼女の肉体は尽きることになりましたが、魂は離れ、やがてミラクルへ受け継がれます。
僕は、ビクトリアが真の愛を求め行動した時点で、彼女の魂は解き放たれ自由になっていたんだと思います。
そしてすべての夢から覚めたニコラスはクリニックから帰り、一人家でウィスキーを飲みます。
(あ、いや、ウィスキーとは限らないんだ。僕のイメージなんだ。音的には炭酸ではないのは確かなんだ。ワインでも麦茶でもいいんだ)
そのとき、睡眠療法士の「目を覚ませ」という言葉が聞こえます。
わぁぁぁあああ!はい、あとはご想像にお任せします。
この睡眠療法士がミラクルだという論をどこかで読んだ気がしますが、時間が空き過ぎて深い考察ができません。
最後なのに中途半端で申し訳ない。。
皆さんそれぞれの仮説で物語を読んでみるのも面白いと思います。
というわけで、とてつもなく時間がかかってしまいましたが、全ての訳(飛訳)を終えることができました。
改めて見返すと、「いちアーティストのいちアルバム」という括りでは語れない、深い作品だなと感じました。
個人的に夢には関心が高いので、夢の中で起きる不思議な体験というのも魅力的でした。
今後も気が向けばなにかを和訳してみようと思います。
ご清聴ありがとうございました!
Dream Theater ~メトロポリス~飛訳集(物語がわかるとさらに好きになる)
☆第一幕
1: Regression
☆第二幕
8: Home
10: One Last Time
12: Finally Free
The Spirit Carries Onを和訳してみます
Nicholas:
ニコラス:
Where did we come from?
僕たちはどこから来たんだろう
Why are we here?
どうしてここにいる
Where do we go when we die?
死んだあとはどこへ向かうのか
What lies beyond
これから何が起こるのか
And what lay before?
過去に何があったのか
Is anything certain in life?
たしかなものなどこの世に無いのか?
They say, "Life is too short,"
みんな言うよ“人生は短すぎる”
"The here and the now"
“今この人生だけ”
And "You're only given one shot"
“与えられるのはほんの一瞬だ”
But could there be more,
でもそれだけで終わりじゃない
Have I lived before,
僕たちは永遠に生きてきた
Or could this be all that we've got?
それともこれが僕らのすべてなのか
If I die tomorrow
もし僕が明日死んでも
I'd be allright
大丈夫
Because I believe
信じているから
That after we're gone
僕らが消えたあと
The spirit carries on
魂は生き続けると
I used to be frightened of dying
かつて僕は死を恐れいていた
I used to think death was the end
だって死はすべての終わりだろう
But that was before
でも今は違う
I'm not scared anymore
何も怖くないんだ
I know that my soul will transcend
魂は生まれ変わると気づいた
I may never find all the answers
きっとすべての答えを知ることはできない
I may never understand why
わからないことの方が多い
I may never prove
真実を知ったなどと
What I know to be true
見得を切ることもできない
But I know that I still have to try
でもきっと僕は諦めない
If I die tomorrow
もしも明日死んでしまっても
I'd be allright
大丈夫なんだ
Because I believe
だって信じているから
That after we're gone
たとえ僕らが消えても
The spirit carries on
魂は生き続けることを
Victoria:
ビクトリア:
"Move on, be brave
“さぁ、進みなさい
Don't weep at my grave
泣いている暇は無いわ
Because I am no longer here
私はお墓の中にはいないのよ
But please never let
でもひとつだけ
Your memory of me disappear"
私のことは忘れないで
Nicholas:
ニコラス:
Safe in the light that surrounds me
光の中に包まれている
Free of the fear and the pain
恐れも痛みもない
My questioning mind
僕の探究心が
Has helped me to find
最後に教えてくれた
The meaning in my life again
僕の命に意味があったと
Victoria's real
ビクトリアは確かに存在した
I finally feel
やっと感じることができた
At peace with the girl in my dreams
夢の中での平和な日々
And now that I'm here
僕はここにいる
It's perfectly clear
すべてがはっきりとした
I found out what all of this means
みんな意味があったんだ
If I die tomorrow
もう大丈夫
I'd be allright
明日死んだとしてもかまわない
Because I believe
信じているから
That after we're gone
僕らが消えたあとも
The spirit carries on
魂は生き続ける
はい。きました名曲。
今回の「Metropolis Part2 Scenes From A Memory」を和訳しようと思ったきっかけの曲でもあります。
ライブ版は特に、涙なしでは聴けない、Dream Theaterの殿堂入りの曲といってもいいでしょう。
歌詞の内容的に「千の○になって」的なイメージをもたれた方もいらっしゃると思いますが、
「Metropolis Part2」は1999年のリリース。
大丈夫、こちらが先です。
それと忘れてはいけないのが、サポートボーカルのテレサ・トマソン。

この方の声量はすごいですね。圧倒されます。
ライブ中肩を組んじゃうあたり、ラブたんの気の良さがうかがえてほほえましくなります。
ただなんとなく迫力のあるカップルだな~…とか勝手に想像しちゃいます(おい
いい曲多いのでぜひとも検索してみて下さい。
さて、ストーリーの方はといいますと、
ニコラスは再度夢の中にもぐり、ビクトリアの確かな手ごたえを感じました。
彼女はやはり生きていた、そしてその命は自分の魂に受け継がれている。
そう感じるとニコラスはもはや、死すら恐れることはなくなったのです。
魂はどこまでも消えることはないのだ、と。
大切なことに気づくことができたニコラスはいよいよ今度こそ最後の謎に迫ります。
次回、Metropolis Part2の最終幕です。
改めて、本当に壮大なストーリーですね、このアルバムは。
一本の映画を見ているような満足感があります。
では最後の更新をお楽しみに…。
ここまで2ヶ月かかってしまいましたね(´Д`;)
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