はくねつでんきゅう -2ページ目

映画見るの好きなので英語をちょっと分かるようにしたい『Passengers (2008)』

どうも僕です。

最近、映画熱が再燃しておりまして、ただダラダラと観るだけの日々に若干の罪悪感めいたものを覚えた次第でして、こんなものを考えてみました。

 

映画を使って、それとなく英語を勉強した気になろう!

 

以下、ちょっと前置き長くなってすみません。(どうぞ読み飛ばしてください)

僕は書籍を出すような英語の熟練度でもありませんし、英語ブログ!と張り切るほど英語に没頭しているわけでもありません。

レベルとしては、一般的な言い方だと中級くらい?と思います。外人の方とカンタ~ンな会話ができる程度で、仕事上英語を使う必要があるのですが、『いや、ちょっと、ビジネス英語はヤバいわ…』くらいです。

(伝わりましたでしょうか!)

そんな僕ですが、ひとつ印象的なエピソードがありまして、以前カリフォルニアに行った際にビーチに寄ったときのことです。

その日はまだ肌寒く、海に入る人はいなかったのですが、たった一人海から出てきた男がいました。その勇敢な男は髭もじゃのぽっちゃりしたオッサンで、海パン一丁で自分の車に戻っていくところでした。僕は当時、旅先でも必要な場合や仕事上避けられない場合をのぞき、ネイティブの方に英語で話しかける勇気がありませんでした。ただ、そのずぶ濡れのオッサンを見た瞬間に、「いや、お前おかしいやろwwww絶対寒いやろwww」と、自分の中のツッコミ衝動を抑えることができなくなり、思わず『Was it cold?笑笑』と話しかけていました。

(ちなみにその後オッサンは、「いや、めちゃ寒ぃよ」的な発言をしていました。なんなのあいつ?)

これは僕の中ではわりと大きな一歩で、語学を通じて自分の世界を広げることができた体験でした。そのとき広がった世界なんて、せいぜい十数メートルぐらいですが、その少しの広がりが自分には、宇宙が無限に広がるか如くに感じたのです。

 

長くなりましたが、語学は限りなく自分の世界を広げてくれるツールです。

それは、海外に住む!とか、英語を使って仕事をする!とか、たいそうなものだけでなく、日常のちょっとした瞬間に外国語を通じて海外に住んでいる人が見ているのと同じ景色を垣間見れることだと思います。

飛行機に乗って見知らぬ土地へ行くような、そういうワクワクする感覚で語学と向き合うことは、とても素敵なことだと思います。

なので僕は完ぺきな英語を求めるのではなくて、映画を見ながら知ってるフレーズが聞こえて「おおっ」と喜んだり、自分の好きな海外のアーティストが言ってることが少しだけわかったり、そんなちょこっと分かる英語を大事にしたいのです。

(いや、はい、仕事で使うからホントはそんなんじゃダメなんです…わかってます…頑張ります…今はそっとしといてください…すんません…)

そのため、この記事で扱う英語も、まったくもって完ぺきとは言えませんし、なんならわからないフレーズもありますし、教科書として見るとケガしますよ的なことが言いたかったわけです。

あ~、なんか英語って楽しいね~、っていうことを伝えたいがためのブログということにしてください!

 

本題に入ります!(やっと)

 

今回取り上げるのは、2008年公開の映画『Passengers』です。

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僕はハリウッド女優ではアン・ハサウェイ推しでして、SNSもフォローしてますが何言ってるかはいまいち分かってません(おい)。精力的な活動家で、国連の親善大使も務めていますよね。3年前くらいに育児休暇に関するスピーチもしていて、いろんなサイトでまとめられていますので、興味のある方は調べてみてください。きっと、この『Passengers』に出てくる主人公クレアの姉エマもこんな人間像なんだろうな、と想像したりしました。

 

作品をさっくり紹介しますと、大規模な飛行機事故で生き残った数名の被害者のカウンセリングを担当することになった主人公のクレア(アン・ハサウェイ)が、事故の原因が航空会社によって隠蔽されていることに疑念を持ち、真実を追い求めようとする、といったストーリーです。

とりあえずネタバレは避けますので、観たことない人は絶対見てほしい作品です。

僕が一番好きな映画は『インターステラー』なんですが(それもアン・ハサウェイやな)、この作品もアン様出演作の中ではかなり上位に来るくらい好きです。ほんと、観て!

 

今回は、今作の中でも、たまたまYoutubeに動画のあった屋上でのワンシーンを取り上げて、なんとなくしゃべっている内容をさらってみようと思います。

 

どんなシーンかというと、カウンセリングのためクレアは、飛行機事故の生存者であるエリック(パトリック・ウィルソン)の自宅を訪れますが、彼女はエリックが自宅の屋上に立っているのを発見します。クレアは高いところが苦手ながらもエリックのいる屋上に向かいます。そこで彼は、自分が過去に結婚式直前に婚約者を置いて逃げたエピソードを語りだし、人生における結婚への恐怖ついての価値観をクレアに話します。クレアも自分の恋愛について語り、患者とカウンセラーという関係から少し親密になる、という素敵なシーンです。ちなみに、エリックは事故のせいか「そう状態」ですので、訳のわからん言動をしますが許してやってください。あいつ、いいやつなんです。

 

  • さて、内容を踏まえたうえで動画を見てみましょう!

 

 

はい、いかがでしたでしょうか!

「エリック、お前、ええ加減にせぇよ」 とか言わないであげてください。

あいつ、いいやつなんですよ。

 

  • それではなんとなく聞き取った内容を以下に載せますので、これを見ながらもう一度動画を再生してみましょう!

                                                

クレア(以下C): Eric!? Uh... Eric, okay, get away from there, okay? What are you doing?

 

エリック(以下E): Come on now! Come on!

 

C: I’m not so good with heights.

 

E: 爆笑(なに笑とんねん)(ストーリー的にはよくやった)

 

(Claireが頑張って登っています)

 

E: All right?

 

C: No, I’m good. I’m fine here

 

E: Come on, come here, come on!

 

C: Eric! Eric! Stop it!

 

E: Oh, sorry. Okay. Here.

 

C: Do you hold me? (Do you have me?とも聞こえる?字幕では「離さないで」) Oh God, oh God, Jesus.

 

E: Stay there.

 

C: I’m good.

 

(椅子を置いて二人で座ります)

 

E: We can’t stay away each other, can’t we?

   So, what’s your sign?

 

C: 爆笑

 

E: I was almost married once.

   I bailed two days before the wedding.

 

C: That's... terrible.

 

E: Yeah.

   It was very painful for her.

   I was scared. You know why I was scared about commitment?

   The life becomes real.

   Not a plan, not even hope... Real.

   Your turn.

   Come on, give me something! Fair is fair. Tit for tat!

 

C: I have nothing to tell. I’ve never been close.

    Sometimes, they left me, sometimes I left them.

    There is no sad story... really.

 

E: That is very you.

    Concise, vague.

 

C: I don’t like that. I like clarity.

 

E: Clarity for Claire.

 

C: ???(字幕では「からかってばかり」)

 

E: Come on, this is miracle.     ??? sitting here?(字幕では「君とここにいるのは奇跡みたいだ」)

   That crash, it's like being born again.

 

C: Eric? Eric! Oh my god!! Eric! You…

 

E: What?

 

C: ???(字幕では「最悪!」だが聞き取れない。スラングの悪口を調べると、Fat-ass「豚野郎っ」というのがありますが、さすがにアン様はそんな汚いお言葉は言ってないと思いますが…)You, fXXX--(自粛)

 

E: (へっへっへ)(笑うな)(いいぞもっとやれ) Come on.

                                                  

 

「『???』って、聞き取れてない部分あるやんけーーー!!!!」

という盛大なツッコミが聞こえてきそうですが、はい、最初に言いましたよね!”英語がちょっと分かるブログ”です!!ガハハハハ!(ごめんなさい…)

気を取り直しまして、日本語の字幕の内容を付け加えますと、以下のようになります。

 

  • 日本語訳(字幕の内容)を付け加えて見てみましょう!

                                                

クレア(以下C): Eric!? Uh... Eric, okay, get away from there, okay? What are you doing?

 エリック!落ち着いて!下がって 何のマネ?

エリック(以下E): Come on now! Come on!

 来いよ 来いって

C: I’m not so good with heights.  (①)

 高いところは苦手で

E: 爆笑(なに笑とんねん)(ストーリー的にはよくやった)

 

(Claireが頑張って登っています)

 

E: All right?

 大丈夫?

C: No, I’m good. I’m fine here

 ダメ、ここが限界だわ

E: Come on, come here, come on!

 来いよ

C: Eric! Eric! Stop it!

 やめて!

E: Oh, sorry. Okay. Here.

 (ここは字幕はありません)

C: Do you hold me? (Do you have me?とも聞こえる?字幕では「離さないで」) Oh God, oh God, Jesus.

 離さないで やだ こわい!

E: Stay there.

 待ってろ

C: I’m good.

 (ここは字幕はありません)  (②)

(椅子を置いて二人で座ります)

 

E: We can’t stay away each other, can’t we?

   So, what’s your sign?

 僕たちにはお互いが必要だよ 星座は何?

C: 爆笑

 

E: I was almost married once.

   I bailed two days before the wedding.  (③)

 一度 結婚しかけた 式の二日前に逃げたんだ

C: That's... terrible.

 それって、、、最悪だわ

E: Yeah.

   It was very painful for her.

   I was scared. You know why I was scared about commitment?

   The life becomes real.

   Not a plan, not even hope... Real.

   Your turn.

   Come on, give me something! Fair is fair. Tit for tat!  (④)

 そうだね 彼女をひどく苦しめた 怖かったんだ

 結婚が恐ろしいのは 人生が現実になるから

 単なる計画や 夢や 希望ではなくて 現実になる

 君の番だ

 君の話をしろ 胸をさらけ出すんだろ?

C: I have nothing to tell. I’ve never been close.

    Sometimes, they left me, sometimes I left them.

    There is no sad story... really.

 話すことなんかないわ

 真剣な関係は一度も ふったり、ふられたり

 悲しい思い出も 特にないわ

E: That is very you.

    Concise, vague.

 君らしいよ 簡潔だけどあいまいだ

C: I don’t like that. I like clarity.

 違うわ 何事も明快なのが好き

E: Clarity for Claire.  (⑤)

 明快なクレア

C: ???(字幕では「からかってばかり」)

 からかってばかり

E: Come on, this is miracle.     ??? sitting here?(字幕では「君とここにいるのは奇跡みたいだ」)

   That crash, it's like being born again.

 君とここにいるのは奇跡みたいだ

 あの飛行機事故で まるで生まれ変わった気分だ

C: Eric? Eric! Oh my god!! Eric! You…

 エリック?やめて!なんてこと!

E: What?

 何だい?

C: ???(字幕では「最悪!」だが聞き取れない。スラングの悪口を調べると、Fat-ass「豚野郎っ」というのがありますが、さすがにアン様はそんな汚いお言葉は言ってないと思いますが…)You, fXXX--(自粛)

 あなたって最低!

E: (へっへっへ)(笑うな)(いいぞもっとやれ) Come on.

                                                  

 

これでだいぶ、音声を聞きながら話の内容が入ってくるようになったかと思います。こうなってくると楽しいですよね。大事なのは「全部聞き取ろうとしない」ことだと思います。正直、映画を使って真剣に効果のある語学学習ができるとは僕もあまり思わないので、どうせなら映画は楽しまなきゃ!というわけで、皆さんのペースで聞き取れるようになっていけばいいと考えています。

「最初は2時間の映画でフレーズを一つ聞き取れればオッケー!」

ぐらいのノリが大事です。僕も実際に最初はそうしていました。

 

では、せっかくなので上記のセリフたちの、気になる個所にコメントしていきたいと思います。

 

  • フレーズをチェックしてみましょう!

 

  ① 「~はにがて」という表現の「not good with ~」  

これは僕だけかもしれませんが、「~がにがて」と聞くととっさに、「not good at ~」が出てくると思います。

なんとなくこのシーンの表現で悟ったのは、

 

I'm not good at tennis.

 ぼく、テニス得意じゃないねん…。

I'm not good with horror movies.

 ぼく、ホラー映画得意じゃないねん…。

このように、at と with に微妙なニュアンスの違いがあるんだなということです。

「at」は、スポーツや楽器などの技量を表すときに使って、「with」は、反りが合わないというか、相性が悪いというときに使うみたいですね。

念のためネイティブの人に「高いところニガテ、は「at」「with」どっち?!」と聞いたところ、やはり圧倒的「with」だそうです。

ちなみに僕は I'm not good with heights, needles, enclosed places and giant objects.(高所恐怖症で先端恐怖症で閉所恐怖症で巨大物恐怖症!)です…生きるの大変…。

 

  ② 字幕のないフレーズこそ映画語学の醍醐味!  

これがある意味一番言いたいところなんですが、洋画を日本で上映する際に日本語の字幕がつけられるわけですが、一語一句字幕を付けたり、元のセリフに忠実に訳を付けたりすると、観ている僕ら日本人は頭から煙が出てきて映画どころではありません(音声よりも文字の方が情報のインプットに時間がかかるからですね)。

そのため、字幕ではストーリーを把握できるよう必要最低限の情報になるように、セリフが削ぎ落されるわけです。

英語が少しずつ聞き取れるようになってきてこの事実に気づいたとき、僕は世界が一気に広がった感覚になりました。映画を見るときは、皆様もぜひこのおトク体験を一緒にしてほしいと思います。

ちなみに、本作でも24分あたりのシーンで過去の飛行機事故の話題が出るのですが、場所がカリフォルニアだというノーマンのセリフが字幕では『沖合で』とだけ記載されていて、具体的な地名の情報はカットされていました。

こんなかんじで、字幕の情報だけで映画を見ると、得られる情報は”必要最低限”になるわけですね。実際のセリフはもっとたくさんの情報や細かいニュアンスがあります。その細かい情報もキャッチできるようになると、映画の楽しみが深まりますよね。僕もまだまだ聞き取れないのですが、ちょっとずつ、が楽しいんです。

 

  ③ 責任から逃げ出す「bail」              

結婚式の2日前に婚約者から逃げたエリック。なかなかのエピソードですね…。

この「逃げた」という表現は、ここでは「bail」が使われています。この単語は、名詞では「保釈」

保釈金」などの意味があり、動詞では「保釈してもらう」「(財政的な困難から)救い出す」「(困難な立場から)脱する」などの意味があります。

このシーンの場合、3つ目の「脱する」が当てはまるわけですが、同じ逃げるでも、シンプルな「escape」や「run away」とは異なる、重々しい印象がありますね。

Weblioさん(こちら)の例文でも、

 

bail out of a painful marriage

 つらい結婚生活から逃れる

とあり、このシーンと同じ用例があることが分かります。それにしても、この表現ってズバリ日本語ではありませんよね、、メインの意味が「保釈」なので、そんなつらい結婚生活もあるのだな…と、、エリック、そんなにいやだったのか…

 

  ④ フェアにいこうぜ「Fair is fair」/やり返せ「Tit for tat」 

頼んでもないのに身の上話をし始めたエリック(←言い方に悪意がある)、「次は君の番だよ」とクレアにも自分の話をさせようと仕掛けます。

ここでエリックが相手をあおるフレーズを2連発で繰り出すわけですが、そのひとつ目が、

Fair is fair!

 おたがいフェアにいこう

です。 省略して「Fair's fair」と書いたりもするみたいです。

直訳すると「公平は公平」。とにかくフェアにしましょう、というニュアンスになるわけですね。

これ、使うシチュエーションあるかな…あったら使ってみたいセリフです(笑)

 

二つ目は、

Tit for tat!

 しっぺ返し/売り言葉に買い言葉、など

です。正確に聞き取れなかったので、「tit for tap」みたいな感じでググってようやくこのフレーズを発見しました。僕が映画や外人さんの発言を聞いて、フレーズがぱっと浮かばないときはこの方法をよく使って未知の言葉回しを探索しています。訳の分からんフレーズが出てきたら、ギリギリ聞き取れる言葉を無理やり並べてググる!これがなかなかおススメの対処法です。

ちなみに、ロングマン辞書で見ると、この言い回しはもともと「Tip for tap」が変形したものらしく、「Tip」も「Tap」も「light blow(=軽い打撃)」という意味ですので、

ストリートファイターでいうと、

 ケン 「弱パンチ」(ビシッ)

 ダルシム 「(お、やったな)弱パンチ」(ビシッ)

ぐらいの感じです。

やられたことと同じことをやり返す、軽い小競り合いといったイメージですね。

 

  ⑤ 英語じゃないと伝わらないボケ。これも映画語学の醍醐味! 

「私は明快なのが好き」と言ったクレアに対してすかさず、「明快なクレア」と言ったエリック。これは日本語字幕だけ見るとボケなのかどうかすら分かりませんよね。

英語にすると、

Clarity for Claire.

 クラリティ(明快)なクレア

となって、エリックの気の利いたボケであることが分かります。

これも英語を意識して映画を楽しむ醍醐味の一つ、「英語じゃないと伝わらないボケに気づく」、です!

字幕を載せるプロの方々は日夜、こうした言語の違いによる伝わりにくさと戦って、なんとか日本人にも分かるように字幕を付けるため、奮闘されています。それでも字幕にしきれない、「ここ、わざわざボケが伝わらなくてもストーリー的には問題ないな」とやむなく切り捨てられていったボケたちが数多あるわけです。

そこを拾えたとしたら、これぞおトク体験ですよね。洋画を見る楽しさはこういうところにもあります。

ちなみにこのフレーズの「for」ですが、頭文字の説明にもよく使われていて、たとえば、

It's POS, P is for pizza, O is for orange and S is for space.

 それはPOSっていうんですけど、PはピザのP、OはオレンジのO、SはスペースのSです

という具合に、スペルを相手に伝えるときにこの「for」が使われます。電話口で自分の名前やメールアドレスを教えるときに便利なのですが、慣れてないと、「P is for....えーと、あのー、p...p...」と詰まってしまいそうですね笑

特にどの頭文字がどの単語で表現すると決まっているわけではありませんが、口頭で伝えて紛らわしくない単語が好まれるようです。

ところで、上の日本語訳を見て「これって、あれやん…」と思ったそこのあなた!

そうです、ドレミの歌の歌詞と同じですよね!だがしかし、ドレミの歌の英語歌詞を見ると、日本語歌詞のように「ドはドーナツのド」と言っていないことが分かります。英語版の方が「ほ~なるほど」と感心しますので、興味のある方は「ドレミの歌 英語」で検索してみてください。

 

 

まとめ

以上、今回は新たな試みで、映画のワンシーンを使って英語についてあれやこれやと話してみました。モチベーションが持続した場合には、本作品の別のシーンのフレーズについても解説してみたいと思います。

とにかく繰り返しになりますが、英語の映画を見るとき、「ちょっとでも聞き取れるとものすごく楽しくなる」という素敵な感覚を、一人でもたくさんの方に知っていただきたいな…と思いつつ、弱小ブログは本日はこの辺で幕を閉じます…笑

かなり長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

楽しい水曜日がやってきた

どうも私です。

 

これは素人ブログあるあるなんですが、数年放置したブログに、ふと気が向いて久しぶりに記事を投稿する際、

 

「あ~~〇年前の自分こんなこと書いてたんだな~」「やば、あの頃おれめっちゃ尖ってたなあ…w」等々の、もはや誰も興味のない『自己満振り返りコーナー』を開催してしまう事例をよく見かけますが、そのたびに自らのふんどしを締め直し、自分はそのような醜態はさらすまい、と胸に刻み込みながら日々の社会人生活に汗を流しているわけですが、

 

もちろん僕はそんな残念な行動はしないのですが、

こうして久しぶりのブログの冒頭にこのようなくだらない序章をねじ込んでいるあたり、

僕もさして上記のような方々と変わらないいわゆる一般的な素人ブロガーなわけであります。

 

この数年で、(おい結局振り返るのかよ)、僕の興味関心なども変遷をたどり、このブログの存在意義はどちらかといえば僕自身の趣味生活のアーカイブとして、言い換えればライフログのような機能を果たしていくのだな、と感じている次第でありますので、ちびちびとまたこうしてくだらないことを書き連ねに、Amebaの門をくぐりにやってこようと思います。大丈夫、それが素人ブログの良さだから。

 

さて僕の住んでいる地域ではようやく水曜どうでしょうの新作が放映されるようになり、北海道を中心とした『すでに先行して見れている抜け駆け野郎ども』の発言に対して耳をふさぎ、ネット情報も一切あさらず、先入観なしに視聴をスタートすることができております。

さぁ、今回はどんな企画なのか…!!!

 

もちろんこのブログで番組の感想を記したり、評論を繰り広げたりするつもりは毛頭ございませんので、またここで何かしら書きたいことがあったら、ブログという形でこのアーカイブに爪痕を残しにやってくる所存でございます。(あっ、素人ブログでよく見る締めのコトバだ…!これを言うとまた数年ブログが更新されないと言われているやつだ…!あぁかわいそうに・・・)

 

それでは、また近いうちに!!!(フラグ立てちゃった)

Untethered Angelを和訳してみます

Untethered Angel

 

You built this world around you, your universe

お前が作り上げたこの世界、お前の宇宙

In spite of best intentions, things could not be worse

強き志むなしく、事態は最悪

Chaos and fear left you hangin' by a thread

混沌と恐怖にまみれた日々

As you argue with the voice inside your head

頭の中の争いのとおりだろ

 

Untethered angel

引き裂かれた天使

Falling into darkness

闇に墜ちてゆく

Don't be afraid of letting go

このまま落ちていこう

Givin' up yourself won't set you free

諦めても自由にはなれない

 

Mistreatment and dismay, nightmares of wasted days

暴力に怯えただ過ぎ去る悪夢

Can't live your life this way, something needs to change

こんな日々、何か変えなくては

Healthy, accepting thoughts, intent on driving us

清純な思考、お前を駆り立てるもの

Avoidance at all costs, a painful thing to watch

犠牲はいらない、苦痛を捨て去れ

 

Fear can't live inside you

恐れはお前の中にない

Push you to the edge

生の淵を走れ

Face the fear within you

内なる恐怖に立ち向かえ

Wake up from the dead

死より目覚めよ

 

Untethered angel

引き裂かれた天使

Falling into darkness

闇に墜ちてゆく

Don't be afraid of letting go

恐れるな

Givin' up yourself won't set you free

諦めても自由にはなれない

Set you free

自由になれ

Untethered angel

引き裂かれた天使

Falling into darkness

闇に墜ちてゆく

Don't be afraid of letting go

このまま落ちていこう

Open your heart, be set free

心を解き放て

 

 

はい、お久しぶりです。Dream Theater歌詞の飛訳コーナーでございます。

先日公開されたこちら「Untethered Angel」は、来年2月22日にリリース予定の14枚目のアルバム『Distance Over Time』に収録される1曲目をシングルカットしたものです。

前作『The Astonishing』は、壮大なファンタジーストーリーを展開した意欲的な作品だったんですが、今作は所属レコード会社が変わったこともありまさに心機一転、彼らのルーツに立ち返る作品に仕上げたと、ペト様が鼻息荒く語っておられました。

 

しかも今回は異例の、アルバム制作時にメンバー全員がニューヨーク郊外のロッジ式スタジオを貸し切り、住み込みでセッションを繰り返しながら作曲!(ラブたんはお家帰らなくて大丈夫だったのでしょうか…?)したというのだから、その気合いたるや…

 

や、待って、何それめっちゃ楽しそうじゃん

 

いーなー、音楽のことだけ考えてメンバーと寝食共にして、バーベキューやって肉食ってビール飲んで、、、肉焼いて、ビール飲んで、、、

プログレ界の生ける神たちだからこそ許される所業。。うらやましいっす。

 

だって、こう来て…

こうだもの。

(↑手前に映ってるの女性かと思ったけど、マンジーニだよね?)

 

最近ますます髭が仙人みたいになって、上半身の肉体もバッキバキ(むっちむち?)なのに、率先して料理に参加するペト様…どこまで可愛いんだあなたは…。

 

さて、そろそろ曲の内容にも触れましょうか。

この曲はジョン・ペトルーシが作詞を担当しておりまして、相変わらずのクッサイかっこいい詞に仕上がっていますね。

 

曲の構成としてはアルバムの1曲目ということもあって、前作「The Astonishing」からのつながりを感じさせるイントロで始まり、曲の本編ではダークでロックなテイスト。彼らが原点に立ち返ったというだけあって、音から緊張感が伝わってきました。

ドラムがマンジーニさんに変わってるので、完全な原点というわけではなく、そのあたりは彼ら自身も化学反応を楽しんでいるように思えますね。というか、原点といっても初期のころの曲調に戻ったというわけではないんですよね。改めて『When Dream And Day Unite』聴き返してみても、あのなんともいえない爆発力はもう近年の作品では出せていないですよね。。バンドの初期衝動ってやつは、再現不可能ってことでしょう。でも今回の曲も耳にスッと入って好感持てました。

あと個人的には、2番のAメロ・Bメロの外したリズムが好きです。

 

洋楽の歌詞の和訳ってほんとに難しいんですけど、(むしろネイティブの人たちも内容わかって聞いてんのか?と問いたくなるくらい)、本楽曲は要約すると『暴力や強い力におびえる日々を送る人に向けたダークなメッセージ』といったところです。

”Falling into darkness”とか言っときながら、”Don't be afraid”と前向きな方向に持っていこうとするあたりが、Dream Theaterらしい応援ソング、と解釈しました。

もしかしたら、これがアルバムの1曲目なわけなので、2曲目以降さらにディープでカオスな音楽が待っていて、「大丈夫、一緒に深みに落ちていこうぜ」的な含みも持たせているのかも…。

 

というわけで、来年発売のニューアルバムが楽しみになる良い曲だと思います!

また日本にもお越しいただきたいものです。。

そして初めてご覧になった方、シアターの歌詞はほかにも訳(飛訳)してますので良かったら暇つぶしにご覧くださいまし。

https://ameblo.jp/under-lamp/theme-10085653712.html