子供の想いと母の葛藤 〜10歳の世界的バイオリニスト〜 | Seattle ⇆ London のカラフルな日々 ー アメリカ移住8年目 ー

Seattle ⇆ London のカラフルな日々 ー アメリカ移住8年目 ー

ロンドン大学大学院卒業。元女子アナ兼映画ライター。結婚16年目45歳主婦♡ドイツ駐在経て、2017年米国永住権取得しシアトル移住。今年9月英国メニューインスクール入学12歳violinistの娘と9歳サッカー少年の育児日記。ママ月1回渡英。HermèsとVCA好き!時々お買い物記録。

今日、娘が真剣な眼差しで食い入るように観ていた日本の番組🇯🇵


それがこちら💁🏻‍♀️
NHKの【クラシック音楽館〜次世代の挑戦者たち〜】でした。



以前、【娘が好きなプロバイオリニスト達♡】という記事にも書きましたが、娘が憧れて止まない、吉村妃鞠ちゃんの特集だったんです🎻



彼女の存在を知って注目し始めたのが6歳の時。娘と同じ年で、もう既に日本のコンクール🇯🇵では、1位を総ナメにしていて、バイオリンを習っている日本人の親の間では、かなり有名な存在になっているようでしたラブ


娘には、『○ちゃんと同じ年でこんなに上手な子が日本にいるよ🎻』と、娘にYouTubeを見せると、目を丸くして、『凄いねー‼️上手だねー‼️』と、とても刺激を受けたようで、以来、妃鞠ちゃんの活躍を母娘で憧れと尊敬の思いで見守っていましたおねがいスター


ベルギーのGrumiaux Competitionで最年少グランプリを受賞してからは、アメリカでもバイオリンの先生方や外国人ママ達から、日本人の天才バイオリニストの女の子について、話題が出るようになり、あれよあれよという間に日本が世界に誇るスーパーキッズ🎻になっていった妃鞠ちゃん飛び出すハート指差し


さぞかし、バイオリニストであるお母様が、積極的にプロバイオリニストへの道を勧めていらっしゃるのだろう…と思っていたのですが…真顔



今日、番組内でのお母様のインタビューを聞いて、その言葉に深い感銘を覚えましたぼけー


お母様が噛み締めるように、ゆっくりと紡ぎ出した言葉の一つ一つは、ご自身の裏打ちされた実体験からくるもので、物凄い重みと説得力がありました。


『実際、弦楽器やピアノは、プロになろうと思ったら、どれだけの努力をしなきゃいけないかというのがよく分かっていたから、プロにさせたいとか、バイオリンをさせたいとは、幼少の頃は全く思っていなかった』


『彼女の中で格闘とか、この年齢にしては大きな孤独とか、簡単に言葉では表せない時間を過ごしてきている。親としてみると、もっとゆっくりでもいいんじゃない?とか、もっと他にも色んな道があるよね?ということを考える瞬間は沢山あって、ただ彼女が実際、苦しみよりもやりたいことに夢中になっている。すごく意志が強いので、頑張ってみる?という感じですね』


お母様ご自身もバイオリニストとしてエリート街道を歩いて来られて、ご主人も音楽家という一家。そんな方でさえも、そして、何より妃鞠ちゃんのあの才能や成長速度を目の当たりにしてさえもなお、母親として、私と同じような葛藤を持たれていたことを知り、なんだか意外で、ジーンっ悲しいとしてしまいました。それだけ、立ちはだかる山が高く⛰険しいということだと強く感じましたし、ご自身が歩いて来られた道を娘が辿ることを憂慮されての母の思いだと感じました。


妃鞠ちゃんのお母様と私は、母親であるというたった一つの共通点だけしか見当りませんが滝汗、私も娘が3歳終わり頃からバイオリニストになりたいと言い始めた時、最初の3〜4年は話半分で、こんな道もあるよ…別にバイオリニストだけが仕事じゃないよ…と、折に触れて娘に伝えてきました。。。


私の場合は、音楽とは全く無縁な世界で生きてきたので、未知の領域過ぎて、どうサポートするべきかも分からず、あまりに自分にとって非現実的だったし、プロの音楽家に話を聞けば聞くほど、こんな茨城の道をわざわざ進まなくても…驚きあせるという逃げのような思いもありました。


でも、娘の夢は何年経っても全く変わらず、更に揺るぎないものへと変化したので、私や主人もとうとう覚悟を決めました。それが、娘が8歳の終わりです。



スズキメソードのお教室から、プロを目指す本格的なバイオリンスタジオに入門したのが2020年8月。もうすぐ2年が経とうとしています。まだプロになれるかどうかも分からない道をただひたすら、彼女は信じて突き進んでいます。本当に大丈夫かな?という母としての葛藤や心配は常に付き纏うものではあるけれど、子供の夢に寄り添って、サポートし応援出来るのは、最終的には親だけ。ならば、行けるところまで一緒に行ってみるしかないよねっ‼️看板持ち飛び出すハート


という気持ちで、今は全面的に娘の夢を応援していますおねがいスター妃鞠ちゃんとはあまりにも立っている次元が違うけれど、お母様の想いや妃鞠ちゃんの頑張っている姿を見て、同じ年の娘と重なるものを感じ、色々なことを考えさせられました。


妃鞠ちゃん、今年からカーティス音楽院に入学が決まったとのこと‼️びっくり✨👏10歳にして、アメリカ🇺🇸最難関の音大に留学なんて、もう何もかもか規格外に素晴らしい彼女のこれからが益々楽しみです❤️🥰







【番組やニュースを観た所感・エッセイ】