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~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

【CDについて】

作曲:モーツァルト

曲名:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K466 (33:08)

   ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K467 (29:29)
作曲:グルダ(p)、アバド指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1974年9月 ウィーン Musikverein Grosser Saal

CD:POCG-3918/9(レーベル:DG、販売:ポリグラム) 1/2CD

 

このCDはLPでも持っていたのですが、現在多くのLPは田舎の倉庫に眠っていて手元にないのと、なんとなく懐かしくなって、昨年Disk Unionで買っておいたものです。聴こう聴こうと思っているうちに時間が経ってしまいました。最近はどうかわかりませんが、きっとこれは名盤と言われていたものだろうなぁと思いつつ、久しぶりに聴いてみました(笑)。

 

【演奏について】

私は、アバドに関してはベルリンフィル就任前のイメージが強くて、標題音楽や管弦楽曲を颯爽と演奏する人という古いイメージのままなのです。それはきっと、ベルリンフィルに就任してからの交響曲とかあまり聴いていないからかもしれません。ただし、協奏曲の伴奏はすごくうまいというイメージを持っています。そういう意味でもこの音楽との再会を期待して聴きました。

 

第20番の序奏は、アバドらしく颯爽と始まります。基本は強弱のメリハリのあるはっきりした演奏で、導いていきます。そしてグルダのピアノが入ってきました。そのピアノの音はモーツァルトにしては厳しくシュールに感じましたが、アバドのオーケストラと融合して感動的な音楽へと変わっていきます。グルダのピアノの音はなかなかいいですね。硬質な輝くような音もありますが、実は全体の中でいろいろな音色が出てきているような気がしました。

 

第21番も同様です。第21番の場合、アバドの伴奏はピリスを独奏者に迎えたヨーロッパ室内管弦楽団の演奏もありますが、あちらの方がよりはっきりした演奏で、それと比べるとこちらはいくぶん大人しく感じました。その間20年の年月が経っているので、ピリスとの演奏はアバドの絶好調の時代ですね。このグルダ=アバドの演奏の第2楽章はとても美しいと思います。このグルダ盤は、私がこの曲を最初に聴いた時の演奏で、その時も印象に残りましたが、今聴くと、テンポをゆっくりにして、これ以上ないくらいに美しく演奏していますね。録音という意味でも最高の出来ではないでしょうか。

 

聴きどころというところで、第21番の第2楽章。ちょっとベタではありますが…。

 

【まとめ】

久しぶりにグルダ/アバドのモーツァルトを聴いて、なるほどといろいろ感じ入っているところです。今回聴いてみて、グルダのクールに輝くようなピアノがとても美しいと思いました。あと、全体的にインテンポとはっきり感じるくらいに演奏されていると思いました。アバドもそれほど主張せず卒のない演奏をしているところが、そういうイメージにつながったのかな?アバドのモーツァルトの伴奏は、ピリスとのものがとても良かったので、好印象を持っていますが、アバドの伴奏は、その前の若き時代も、2000年代に入ってからの晩年も、それぞれ微妙に違った印象を残すところが興味深いです。

 

このCDは2枚組だったので、もう一枚はまた後日。

 

購入:2023/04/17、鑑賞2024/09/07(再聴)

 

関連する過去記事より

 

 

 

 

 

 

ハイキングの記録です。

 

茨城県の笠間市は、関東平野の北部で筑波山のさらに東の方になりますが、ここに笠間十名山というのがあるようです。そのうち7つの山は、かつて登っていたことがあるので、コンプしてみようと思って、18切符を利用して歩きに行ってみました。

 

ただし、この時期の低山は暑い。というのは、最近9月入ったので、気分的にもいくらかマシなのですが、雨後の湿った環境で、山の中では大量の小虫が常にまとわりつき、断続的に蜘蛛の巣があるという超ハードな状況でした😱😱😱

 

今回初めて登った2つのピークは、この季節でもあり藪の中だったので、取り立ててどうという事は無かったのですが、早々と里の秋を感じる一日でした。従って、山頂よりは里の風景の写真などアップします。笠間十名山コンプまで、あと一つ😊

 

笠間周辺ののんびりした田園風景はとても好きです。

 

18切符は、あと一回使わないといけませんが、10日までどこかに行けるかなぁ…

 

 

今回最初に訪れた笠間の愛宕山は、山頂に愛宕神社があります。

ここは悪態祭りで有名らしいです🤣

 

山中は湿っぽくて、キノコが一気に育ったようです。これは、タマゴタケのようで、

毒々しい色😱ですが、どうやら食べられるということのようですね。

 

里から少し山の中に入ったところにある、滝入不動堂。滝を模した形になっていて、

なんか、ちょっとスゴイ感じでした。😆

 

里の秋は確実に近づいています。道の脇の畑にも、栗が立派に大きくなっていました。

 

麓の田んぼでは稲刈りが始まっています。愛宕山を背景した収穫の風景は、まさに日本の秋という感じでした。

 

記録・コース

9月5日(木)

JR常磐線岩間駅 8:51 → 愛宕山 → 乗越峠 → 鐘転山 → 乗越峠 → 館岸山ハイキングコース入口 → 館岸山 → 二十三夜塔 → 岩間駅 14:53

 

所要時間:05:33、距離:15.9km、累積標高差登り:632m、離籍標高差下り:637m

 

詳細記録はこちら ↓

 

 

【CDについて】

①作曲:ブラームス

 曲名:交響曲第3番ヘ長調 op90  (37:30)
②作曲:リヒャルト・シュトラウス

 曲名:交響詩「死と変容」 (22:28)

演奏:クナッパーツブッシュ指揮 ドレスデン・シュターツカペレ

録音:1956年11月4日①、1959年11月28日② ドレスデン シュターツ・テアター

CD:TWK-0003(レーベル:tahra、販売:タワーレコード)

 

クナッパーツブッシュのヒストリカルの鑑賞です。クナッパーツブッシュのCDは、どんな演奏だろうと、聴く前からワクワクします。とても期待感があります。

さて、ブラームスの交響曲第3番は、クナッパーツブッシュの十八番と言われていて、ベルリンフィルとの1943年録音が有名らしいです。私は、聴いたことがないので、是非一度聴いてみたいと思います。この1956年の録音は、まずとてもゆっくりと始まります。オーケストラがついていけるのかと心配してしまいましたが(笑)、とても雄大な演奏でした。

 

第三楽章がとても良かったです。はじめは、第一楽章や第二楽章ほどスローな感じはしないのですが、中間で少し静かに落ち着いて、最後はゆっくりと盛り上がっていきます。とても含蓄のある演奏だと思いました。

 

収録されているもう一曲の「死と変容」実は、こちらもすごく楽しみでした。そして期待通りの迫力のあるダイナミックな演奏でした。強烈なティンパニーの一打も印象的ですし、陶酔していくような弦楽の演奏が素晴らしいと思います。これは綺麗にという以上に、沸き上がる情感が宿っているような気がしました。とてもロマンティックでもあります。他のオーケストラでの演奏も聴いてみたくなりました。

 

1959年ドレスデンでの「死と変容」の音源です。

 

クナッパーツブッシュの演奏、良くも悪くも聴くのがとても楽しみなので、またどこかで見つけたら、是非聴いてみたいと思います。ヒストリカルの記事なので、本当は他のクナッパーツブッシュの演奏と比較したりとかできるといいのですけどね。そのあたりは素人なので、すみません…。

 

購入:2024/01/21、鑑賞:2024/09/06

 

関連する過去記事より

 

 

 

 

【LPについて】

①作曲:ファリャ

 曲名:歌劇「はかなき人生」 (63:31)

 配役・演奏:

   サルー…ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(s)

   祖母/第2の物売りの声…イネス・リバデネイラ(ms)

   カルメラ/第1及び第3の物売りの声…アナ・マリア・イグェラス(s)

   パコ…カルロス・コッスラ(t)

   サルヴァオール…ヴィクトール・デ・ナルケ(bs,br)

   歌手…ガブリエル・モレーノ(br)

   マヌエル/鍛冶屋の一人/陰の声…ホセ・マリア・イグェロ(t)

   行商人の声…フアン・デ・アンディア(t)

   サン・セバスチャン合唱団(合唱指揮:フアン・ゴロスティディ)
   スペイン国立管弦楽団
   ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

②作曲:グラナドス

 曲名:昔風のスペイン歌曲集(9曲) (17:33)

 演奏:ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(s)、ゴンサロ・ソリアーノ(p)

録音:①1965年1月 マドリード Instituto Ramiro De Maeztu

LP:EAC-47255/56 (レーベル:EMI)

 

【LPでオペラを聴く】

私の家にある、数少ないオペラ全曲盤のLPです。LP時代は学生時代と重なっているので、こういう箱モノはなかなか買えませんでした。ということで、久しぶりにオペラ全曲盤をLPで聴く時間…そうとう久しぶりですねぇ。あぁ、このLPの大きさの対訳書を見るのがとても懐かしい感触です。歳をとったので、字が大きいのがとてもありがたい。そして、広い範囲が見えるので、今どこをやっているのか追いやすいです(笑)。それに、とても短いオペラなので、オペラに慣れない私にも、とても馴染みやすかったのでした。

 

【曲について】

この「はかなき人生」は、ファリャの唯一のオペラと言ってもいいでしょう。他には人形芝居がありますが、人が演じるのはこの作品だけだと思います。構成は、2幕4場で、演奏時間も1時間強ととても短いもの。さらにその上、第1幕第2場はグラナダの日没を描いた、遠くに歌声だけが聞こえるだけの管弦楽演奏のみになっています。その他にも、単独でも演奏される間奏曲やスペイン舞曲も入っているので、実質的に人が歌うオペラの部分は半分くらいではないでしょうか。

 

この作品は1904年から1905年3月にかけて作曲され、1913年4月1日に初演されました。初演時はナンバーオペラという形でしたが、同年12月に、より連続的な音楽と、オーケストレーションを成熟させた現行版に変化し、パリのオペラ=コミック座で上演されています。これが、現在標準的に演奏される版で、ドビュッシーの影響による改訂とのことです。オペラと言いつつ、管弦楽を聴かせるという一面も持つ音楽でもあるのですね。この曲からは、第2幕の「間奏曲と舞曲」がよく単独で演奏されます。またクライスラーのヴァイオリンとピアノのための編曲もあります。


【あらすじと感想】
さて、対訳を見ながら聴いてみましょう。時は現代(20世紀初頭)、場所はグラナダです。


第1幕
アルバイシン(ジプシー)地区の午後から日没

若いジプシーのサルーは、熱烈に恋する裕福な許婚である、若者パコを待ち焦がれています。そして、パコがやってきて、サルーに愛を語ります。ところが、パコは同じ階級の女性と明日結婚式を挙げることになっており、サルーにはそのことは知らせていないのでした。

この事実を知った叔父サルヴァオールと祖母はこの事実を知り、サルヴァオールは結婚式に乗り込もうと考えます。

 

スタートから不安な雰囲気で始まります。身分違いの婚約や死についても語られ、悲劇であることがわかります。管弦楽がとても美しいです。スペインの情熱的な旋律と、パリで成熟した輝かしいファリャの音楽が見事でした。第2場はグラナダの夕景を管弦楽だけで表現します。ドビュッシーにもスペインに関する曲は多いですが、そういった当時のパリの流行の一つが伺えます。ロス・アンヘレスの声がとても凛々しく美しいのが印象的でした。


第2幕
市内の裕福な地域で、結婚式が行われている家の前
サルーはパコに理由を問いただそうと考えます。また、遠くからパコに自分の存在を示す恨みの歌を歌います。パコはこの歌を聴いて真っ青になり、披露宴に入って来たサルーとサルヴァオールに対し我を失って、サルーを知らないと否定し、追い出すよう命じます。傷ついたサルーは、パコに対する究極の軽蔑の表現として、彼の足元に倒れて死に、祖母がサルーの元に駆け付け、サルヴァオールはパコを刺して幕となります。

 

第2幕は披露宴のシーン。単独でも演奏される、有名な舞曲で始まります。アンセルメなどの録音で聴いていると、とても華やかな曲に聴こえますが、このオペラの中に入るとそれほど派手には表現されず、流れの中の美しい音楽を節度を以て演奏しているという印象でした。歌手役のモレーノによって歌われるスペインの歌がとてもいい味を出しています。第2幕の途中には間奏曲も入り、最後の修羅場へと向かいます。この最後の場面での、祖母の「サルー」と叫ぶ歌声が、最初に聴いた時から耳に残って離れないのです。とても印象的な場面で、最後は潔く幕が閉じられました。

 

アマゾン河口に位置するブラジルのベランにある平和劇場(Theatro da Paz)での公演の動画がありました。自分の持っている印象とは少し違う部分もありますが、大変美しい舞台だと思います。

 

クライスラー編曲のスペイン舞曲。パールマンによる演奏です。

 

【まとめ】

「はかなき人生」は、気軽に聴けて音楽がとても美しいオペラだと思います。上演機会は少ないようですが、YouTubeで見ると演奏会形式での動画などもありましたので、そこそこ演奏されているようです。器楽部分も多いので、それでも十分楽しめますね。スペイン舞曲の部分は、ヴァイオリン曲の他にも、ピアノ独奏版や管弦楽版など、スペインもののプログラムでは欠かせない曲になっています。春の祭典などと同じ時期に、20世紀初頭のパリで生まれた芸術の一つとして、興味深く楽しめる作品でもあると思いました。

 

あと、忘れていました。この2枚組LPには、1~3面にこの「はかなき人生」が、そして最後の4面にグラナドスの「昔風のスペイン歌曲集」が収められていました。男女の恋の歌が中心なので、内容的にもこの「はかなき人生」を聴いた後に補完するような雰囲気があり、また歌自体も珠玉の佳曲という感じで、ロス・アンヘレスのリリカルな声がとても良く楽しめます。とてもいい演奏であり、カプリングであると思います。

 

購入:不明、鑑賞:2024/09/06(再聴)

 

当ブログの記事からの過去の関連リンクです。

 

 

 

【CDについて】

①作曲:ブルックナー

 曲名:交響曲第4番変ホ長調 1878/80年第2稿ノヴァーク版 (64:05)
②作曲:ワーグナー

 曲名:歌劇「リエンツィ」序曲 (12:37)

演奏:シュタイン指揮 バンベルク交響楽団

録音:1987年10月①、1986年10月16-18日② バンベルク

CD:BVCC-38196(レーベル:RCA)

 

ブルックナーとマーラーの交響曲については、一時期たくさんいろいろな演奏を聴いて曲を知ろうと思ったので、手頃なCDを見つけては、手当たり次第買った経緯があります。ブルックナーの方はそれでもかなり消化しましたが、マーラーはまだたくさん残っています。今日は、最近ブルックナーの第4番を聴いていたので、慣れているうちにもう一枚ということで聴いてみました。こうして聴いていくと、聴く曲が偏ってしまいますね😅

ということで、

買い置きのCDを聴こう、ふたたび…⑪

 

このCD、実は前に一度少し聴いたことがあって挫折しています😅。なんか合わなかった…。と言うことで改めて再挑戦!これは、最近聴いたばかりのヨッフムとはかなり違います。まず、グイグイ加速しながら盛り上がっていくようなのような劇的な表現は控えめで、滑らかに演奏されます。第一楽章は少し早めにサラサラ流れていくようです。ゴツゴツした起伏はあまり感じず、自然で美しい感じでした。どちらかというと、ベームのブルックナーに近い感じがしました。

 

そういう感じで進んでいきますが、わたくし的にはもっと面白く聴かせてくれても良いのでは?と思ってしまうところもあります。第三楽章のトリオとか、あっさりとそっけなく聴こえます。ベームに近いと言っても、あちらはきっちりと情緒豊かに聴かせる演奏なのですが、そのあたりは、こちらはちょっと武骨ですかね。そういう感じで走らずに押しては返すように進んでいくので、最終楽章ももう少し走ってほしいなぁという感じを受けました。

 

続いて「リエンツィ」序曲。シュタインはワーグナーは十八番で、N響とも序曲集を録音していましたので、本場のワーグナーはどうなのか…。演奏は、大きなうねりのような、ゆったりとした起伏を作って進んでいくような感じと思いました。ブルックナー同様ゴツゴツ感は抑えられている感じです。弧をえがくように、加速しても戻ってくる感じがありました。

 

さて、このCDは、独逸巨匠指揮者の芸術と題されたシリーズで、オイロディスク原盤の録音のようです。含まれる演奏家は、ヨッフム・シュタイン・サヴァリッシュの3人。ヨッフムとシュタインの作り出す音楽表現の違いはよく判りましたが、一括りにされてしまうと、よく言われるドイツの本場物の演奏とは?と考えてしまいました。きっと、ヨッフムドレスデンもシュタインバンベルクもドイツの本場でしょうから…。

 

ドイツの本場の演奏とは、きっと古典派ロマン派が主なレパートリーのドイツ人指揮者がドイツのオーケストラを演奏した演奏で、かつ指揮者はあまりインターナショナルなイメージではない方といった感じなのでしょうか。ベームは広くとらえると入るかもしれませんが、オーストリア色が強い感じがします。かつてはヴァントとか、その称号がピッタリハマりましたが、はて、今で言えば、誰なんでしょうね…。最近そのあたりがよく判らなくなったので、ちょっと気になりました。

 

ホルスト・シュタインとバンベルクの交響曲第4番。この音源ではないかと思います。

 

聴いている時は気が付いていませんでしたが、9月4日は、ブルックナーの生誕200年の日だったのですね。期せずして、ちょうど記念日に聴くことができて良かったです。

 

購入:不明、鑑賞:2024/09/04

【CDについて】

作曲/曲名:①ヴォーン・ウイリアムス/トマス・タリスの主題による幻想曲 (15:36)

      ②サティ(ドビュッシー編)/ジムノペディ第1番 (2:48)

      ③サティ(ドビュッシー編)/ジムノペディ第3番 (3:17)

      ④バーバー/弦楽のためのアダージョ (7:28)

      ⑤フォーレ/パヴァーヌ (5:42)

      ⑥グレインジャー/デリー地方のアイルランド民謡 (6:11)

演奏:スラットキン指揮、セントルイス交響楽団

録音:1981年3月27,28日 セントルイス Powell Symphony Hall

CD:CD-80059(レーベル:TELARC)

 

またまた、TELARCレーベルです。中古盤をPickupするとき、好きなのでどうしても目についてしまうのと、曲に馴染みのないものが時々あって、在庫になりがちなようです。でも、もう少しで在庫一掃できるカナ?(笑)

ということで、

買い置きのCDを聴こう、ふたたび…⑩

 

【曲と演奏についての感想】

このCDに収められている曲は、静かな曲ばかり。静かな曲と言えば、アダージョ・カラヤンも流行りましたが、あのCDよりは遥か昔の録音。また、あれとは曲想が違いますね。あちらのように甘い音楽ではなくて、美しい風景画のような、非常に澄んだ音楽です。もう少しで、環境音楽やイージーリスニングの世界に入っていきそうな…。スラットキンはこの種の選曲で、TELARCに何枚かの録音を残しています。

 

スラットキンと言えば、ラフマニノフの交響曲という印象が強いです。学生時代の頃だったと思いますが、オーマンディくらいしか目立った録音がなく、あまり聴かれていなかったラフマニノフの交響曲がVOXからスラットキンの演奏で発売されたのはよく覚えています。ショスタコーヴィチの交響曲第4番も、あまり広く演奏されていなかった時代に、スラットキンはしっかり録音されていました(RCA)。どうやら先物買いというか、先見の明のある指揮者のようです。あまりメインの曲目に登場してこないのですが、実力派の指揮者です。

 

曲については、タリスの主題による幻想曲は静かにしみじみ味わう曲。ドビュッシー編のジムノペティは第1番と第3番の番号が原曲とは入れ替わって編曲されていますので、知らずに聞くとあれ?と思います。バーバーのアダージョは、この中では一番好きです。後半の加速しながら盛り上がっているところはしびれます。これはエクスタシーですね。パヴァーヌは2番目に好きです。この中に入ると、最も華やかな曲に聴こえます。グレインジャーはオーストラリアの作曲家で、この曲は原曲はダニーボーイですね。

 

スラットキンの演奏も素晴らしく、変な誇張のない適度なニュアンスで、澄み切った美しい音楽を聴かせてくれます。とても自然でいい演奏と思います。そして、勿論TELARCの録音が美しいです。適度な広がりのある自然な音で、まわりを包んでくれます。録音芸術を極めていると思います。全部で40分強というのもちょうどいい尺で、CDとしても大変素晴らしいものだと思いました。

 

バーバーのアダージョで癒されましょう!

 

購入:不明、鑑賞:2024/09/04

 

関連(しそうな)リンクです

 

 

 

 

時々、このブログでもちらちら書いていましたが、私は登山が好きです。登山の記録は、昔はホームページをつくっていたりしていたのですが、最近はヤマレコが便利なので、そちらにずっとアップしていました。

 

このブログが途切れるのは、登山に行っていたりする、ということもあるのですが、こちらにも少しだけ書き留めておこうかなぁ、と思いました。記録はヤマレコの方にあげているので、何か特徴を持たせられればと思ったりしているのですが…。

 

 

というころで、手始めに…

 

 

9月2日は、榛名山の外輪山の一角の相馬山に登っていました。

 

榛名山は、大きな裾野がある火山で、カルデラの中に榛名富士や榛名湖があって、有名な観光名所ですね。山登りの対象になっているのは、主に外輪山の山々です。

 

登山以外でも、私は意外と行く頻度が多くて、美しい自然があり、アクセスが良く、麓に伊香保温泉があり、という大変お手頃な場所です。ここ3年続けて行っています(笑)。あまり派手さはないのですが、まったりできる場所なので、好きです。

 

今回は、青春18きっぷがたくさん余ったので、消化という事も含めて行ってみました。従って、電車・バスの山行。(9月10日までに、あと2回使わないといけません…)

 

この季節はまだまだ植物の勢いが旺盛で、かつ暑いです。

あとは、前日までどこもかしこも激しく雨が降っていたので、木道の多いこのルートは滑りやすくてとても危険。一度見事に転倒しました。

 

あまり、天気が良くなかったので、展望の写真もなく、スッキリしていませんが、ご覧いただけると幸いです。

 

バスを降りたら見える、榛名湖と榛名富士のお馴染みの光景

 

最初に登った三ッ峰山の山頂には石祠が鎮座しております。展望は特にありません。

 

ヒョウモンチョウの仲間。求愛中恋の矢です!

 

ハシゴや岩々した急登を登って相馬山の山頂に着きました。信仰の山ですね。鳥居もあちことにありました。

 

相馬山の登り口に咲いていたレンゲショウマ。もう花の時期は終わりですが、少し残っていてくれました。

 

記録・コース

9月2日(月)

榛名湖バス停 9:53 → 七曲峠 → 三ツ峰山 → 榛名旭岳 → 磨墨峠 → 相馬山 → ヤセオネ峠 14:23

 

所要時間:04:31、距離:7.7km、累積標高差登り:679m、離籍標高差下り:602m

 

詳細記録はこちら ↓

 

 

【CDについて】

作曲:シューベルト

曲名:即興曲 op90 D899 (27:56)

   即興曲 op142 D935 (37:27)

演奏:内田光子(p)

録音:1996年9月 ウィーン Musikverein

CD:456 245-2(レーベル:PHILIPS)

 

まずは、op90から始まります。強打で始まるop90-1に、背筋の伸びる思いがします。そのあと変奏曲という形でフレーズが繰り返さていくなかで、それぞれの一つ一つが丁寧な表情で弾き分けられていると感じました。即興曲の原題のImpromptusとは、いわゆるプロンプトの状態。出版社によってつけられたとのことですが、それは曲からさまざまな詩情が湧き出してくるということでしょうか。輝かしいop90-2、落ち着いた風情で歌われるop90-3を経て、不安と希望に満ちた表情が迸るop90-4に向かっていく。それぞれの曲の中の一つ一つのフレーズに丁寧に表情がつけられて曲が進んでいきました。

 

続いて、op142が始まります。この4曲はまとめてピアノ・ソナタのようだとも言われています。こちらもop90同様に、それぞれのフレーズの表情がとても良く表現されていました。二つの主題が交錯しながら進んでいくop142-1、優雅なop142-2。そして、op142-3の主題が始まると、とてもホッとしたような穏やかな気分になりました。それぞれの変奏が、こちらも表情豊かに演奏されています。そして最後のop142-4によって、内田光子さんの緩急自在の表現の中で華々しく締めくくられました。

 

内田光子さんの演奏は、それぞれの曲の表情が良く表現されていて、たいへん聴きごたえのあるものでした。ニュアンスがとても味わい深く、かといって叙情的に流れることのない、強い表現を感じました。そして、一つ一つのフレーズの表情が大切に表現されていく様子は、出てくる音楽以上に、表現することの厳しさも垣間見えるような気がしました。一度機会があれば、是非コンサートを聴いてみたいと思うピアニストの一人です。

 

この音源から、最初のop90-1と締めのop142-4を貼り付けておきます。

 

 

購入:2024年、鑑賞:2024/09/03

 

関連する過去記事リンクです

 

 

 

 

 

 

【CDについて】

作曲:ベートーヴェン

曲名:①交響曲第7番イ長調 op92 (37:26)

   ②交響曲第8番ヘ長調 op93 (23.00)

演奏:ジンマン指揮、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

録音:①1997年12月16-17日 チューリヒ Turich Tonhalle

CD:74321 56341-2(レーベル:ARTE NOVA)

 

前回、新たに追加購入した第5番第6番の記事を載せたのですが、この全集の残りはもともと手元にあったCDになります。この全集は、一応海外版の単品で揃えることができたので、満足度は高いです。まぁ、これを揃えるのは簡単ですが…。こういった、単品を買いながら少しづつ揃えている全集ものは、並行していくつかあって、日本盤・輸入盤混在してしまったものもあります。発売時期が違うとカプリングが違っていたりして、ちょっと面倒な話になったりして…。結局聴くことができれば、いいことには違いないですが、妙なこだわりがあったりします。

ということで、

買い置きのCDを聴こう、ふたたび…⑨

 

【曲と演奏について】

新ベーレンライター版による最初のベートーヴェン交響曲全集。2回目は第7番、第8番のCDである。今回は、CD番号順に聴いているので、確認はしていないが、概ね録音順ということになるのではないか?と思いながら聴いている。また、楽譜を知っていたり、違いをあらかじめ知って聴いている訳ではないので、聴いた感じしか書けないのだが、ジンマンのこのセットは録音もよく、見通しのいい演奏なので、今のところ、とても聴きやすく解りやすいと感じている。


第7番は、序奏はゆったりと入って、第一楽章はアクセントが強いくらいで、テンポは従来の演奏とそれほど変わりなく感じる。第二楽章は少々早めかもしれないが、流れるような音楽が心地よい。最も違いを感じたのが第三楽章であった。特にトリオのテンポが速く、ディナーミクも大きく感じた。第四楽章は元々快速な楽章だけに、あまり差が出にくいのではと思うが、快適に進んでいく。第7番は総じて従来の演奏との差は少ないのではと思った。

 

第8番は、均一にリズムを刻んでいく印象があり、この演奏では冒頭から早めのテンポで入っていくので、最後まで比例して早いテンポでサクサクと進むような感じがした。とても気持ちよく聴けたので、良かったと思う。あまり細かな違いはなさそうなので、ジンマンとトーンハレ管の素晴らしいアンサンブルに耳を傾けて、楽しませていただいた。

 

この音源から、交響曲第7番の第3楽章。このトリオのあたりは従来演奏から比べると、特徴的ではないかと感じました。

 

前回同様アントニーニ版との時間比較です。アントニーニ(op92/37:55,op68/23:38)これに対し、ジンマン(op92/37:26,op93/23:00)。深い意味はありません(笑)。ジンマンの演奏は新版の出版前あるいは並行して録音されているので、あまり恣意的な解釈を入れず版に忠実に演奏されているのかな?と思ったりします。

 

購入:不明、鑑賞:2024/08/26

 

関連過去記事リンクは、この全集とベートーヴェンの交響曲第7番、第8番など

 

 

 

 

 

 

台風のおかげで、週末の予定が無くなってしまいました。特にじゃぁどうしようというつもりもなく、YouTubeなんか見ていましたら、この木管五重奏のアンサンブルである、「アンサンブル・ロジエ」の動画が楽しかったので、ホームページなどを見ていると、なんと翌々日に公演があるではありませんか。ということで、なんか面白そう…ということで行ってみたのでした。

 

こんな感じのアンサンブルです(笑)

 

会場は、KMアートホール。初めて行くところですが、小さなライブハウス風で、地下スペースにパイプ椅子が並べられています。観客は40人ほどでしょうか?最初に企画の音楽ネットワーク「えん」の方(代表?)のご案内があり、演奏スタートです。

 

◆プログラム
第1部

イベール:3つの小品 より 第一楽章

加藤大樹:薔薇の招待状、コンデンスト版(アンサンブル・ロジエ委嘱作品)

ファゴットと木管四重奏のための「誰も寝てはならぬ」

カルメンメドレー

第2部

銀河鉄道

千と千尋 (だったかな…?)

夏メドレー

マツケンサンバ

アンコール

情熱大陸

 

演奏:アンサンブル・ロジエ

   佐々木美緒(fl)、川村真歩(ob)、原田優(cl)、宮崎里咲(hr)、並木碧(fg)
2024年8月31日 KMアートホール

 

短い曲毎に、メンバーが入れ替わり解説をしながら演奏していくスタイル。華やかで元気な演奏を聴くことができました。曲はポピュラーなものが多いので、楽しかったと思います。こういった選曲は、以前アップしたうちの娘のコンサート(下にリンクしておきます)と同じような感じですが、広く一般に音楽を楽しんでもらうというコンセプトですね。アンサンブル・ロジエはYouTubeで広く活躍されているので、コンサートはその実演版という感じでしょうか。

 

コンサートの幕間と最後に、本人たちによる物販あり。終演後観客全員との集合写真とか…(これは、初めて)。あと5人の写真撮影の時間も(笑)。

 

当日演奏された、「誰も寝てはならぬ」。演奏曲の大部分はYouTubeで聴くことができます。

 

アンサンブルのメンバーの方々は、それぞれもプロの音楽家として活動されている方々なので、それぞれ素晴らしい演奏を聴かせてくれます。その中で楽曲の編曲はオーボエの河合真歩さんが一手に引き受けていらっしゃるようです。今年もあと2回アンサンブルとしてのコンサートがあり、それ以外にもソロのコンサートもあるようでした。楽しいコンサートを聴かせてくれる一方で、自らの研究や研鑽の傍ら、中高生の指導などもされているようで、YouTubeの登録者数も確実に伸びているようですので、今後のご発展に期待したいと思います。

 

関連リンクとしては、なんですが…