~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど -24ページ目

~Integration and Amplification~ クラシック音楽やその他のことなど

学生時代から断続的に聞いてきたクラシックCD。一言二言で印象を書き留めておきたい。その時の印象を大切に。
ということで始めました。
そして、好きな映画や読書なども時々付け加えて、新たな感動を求めていきたいと思います。

【CDについて】

作曲:シューベルト

曲名:ピアノ・ソナタ第18番ト長調 op78 D894「幻想」 (40:34)

   ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D840「レリーク」 (22:44)

演奏:ブレンデル(p)

録音:1988年3月15-17日 ノイマルクト

CD:PHCP-3952(レーベル:PHILIPS、発売:日本フォノグラム)

 

【曲について】

ピアノ・ソナタ第15番は、1825年に作曲されましたが、第三楽章および第四楽章はそこそこの部分は作曲されているものの、未完に終わっています。補筆完成版も何種類か作られていますが、完成した第二楽章まで演奏されることが多いようです。1825年といえば、シューベルトが「グレイト」を作曲した年にあたります。同じハ長調の長大なピアノ・ソナタになる予定だったようです。レリークは遺作といった意味になります。

 

【演奏について】

今年初めてのシューベルトのピアノ・ソナタの鑑賞です。今回は、ブレンデルで鑑賞。初めてシューベルトのピアノ・ソナタを聴いたのが、高校の頃、ブレンデルが演奏したD960でした。とてもいい曲だなと感じたのですが、あの頃は長さについていけませんでしたね…。

 

幻想ソナタ、いい曲ですね~。先日、このCDをイヤホンで聴きながら高速バスに乗っていて、通り過ぎる風景を眺めていると、なんとも言えない感覚に包まれました。ありがちなシチュエーションでもありますが、そんな旅情のある風景にも、よくマッチする曲かもしれません。

 

ブレンデルの演奏は、一音一音をとてもよく表現していて、表情豊かに聴こえます。全体の流れも、程よいニュアンスとバランスで、この曲の素晴らしい世界を作り出しています。それほど強いニュアンスで表現する訳ではなく、標準的な流れの中でこれほどの楽興を醸し出す演奏は、さすがブレンデルで、第一楽章は永遠にこの世界にとどまっていたいような、素晴らしい雰囲気に包まれました。もちろんブレンデルのこの素晴らしい演奏は、最後まで続きます。どこをとってもシューベルトという、安心感と安定感は最高のものでした。

 

レリークは完成されなかったピアノソナタで最後にあたるもの。第16番以降はすべて完成されています。第一楽章は、重厚で響きの多彩な押しが強い曲という感じを持ちました。完成した6曲とはまた違った雰囲気を感じます。第二楽章もメロディは美しいながらも、ガッチリした感じのする緩徐楽章だったという印象です。四楽章版もいろいろあると思うので、通して聴いてみたと思いました。

 

【録音について】

ブレンデルの強いピアノの音がよく響きます。音は大きめですね。

 

【まとめ】

自分的にはブレンデルのシューベルトにやっと帰って来たという感じで、このCDはちょっと感慨深く聴いていました。聴けばよかったと言えばそれまでではありますが、無理なく順を追ってというのもありますしね(笑)。これからもブレンデルは聴いてみたいと思います。

 

購入:2023/12/14、鑑賞:2024/01/02

 

関連する過去ブログリンクです。

 

 

1月はメンデルスゾーンで ②

最近リリースされた新譜から ㉓

1月はメンデルスゾーンを少しでも聴いてみよう!ということで2回目は、昨年後半にリリースされた新譜からです。姉のファニーと弟のフェリックスの二人のピアノ三重奏曲を収めたCDで、二人の音楽を並べて聴いてみるという、興味深いCDです。

【CDについて】

①作曲:ヘンゼル

 曲名:ピアノ三重奏曲ニ短調 op11 (24:01)

②作曲:メンデルスゾーン

 曲名:ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 op66 (28:29)

演奏:ヘンネベルク(p)、ハルトマン(vn)、ラスバッハ(vc)

録音:2023年2月 ライプツィヒ Gartensaal Mendelssohn-Haus

CD:VKJK 2301(レーベル:Querstand)

 

【曲に関して】

ファニー・ヘンゼルは、多くのピアノ曲と歌曲を残していますが、規模の大きめの作品は比較的少ないようです。その中で、このピアノ三重奏曲はわずかに残された規模の大きい作品の一つで、ファニーの死後、フェリックスの校訂により出版されました。ファニーの曲の中でも最も有名な曲の一つとなっています。

 

【演奏についての感想】

ファニーとフェリックスの姉弟は、ともに音楽を学びながら育ち、お互いに影響を及ぼし合ったと言われています。そして、女性が作曲家として世に出ることが困難であった時代、卓越した才能を持ったファニーは、音楽家として世に出るフェリックスとの間に葛藤はあったことと思われますが、フェリックスを助け、様々な助言を与えていました。二人のやり取りやファニーの生涯については、今やジェンダー問題の研究の材料ともなっているようです。ファニーの作品がフェリックスの作として出版されたこともあるようですね。

 

さて、このCDはまずはファニーの曲から始まります。ファニーには歌曲とピアノ曲が多いということですので、どういう曲だろうと半ば半信半疑で聴き始めました。第一楽章はシンプルなメロディで始まりますが、内容は意外に凝った作りだと思いました。それぞれの楽器がしっかり活躍するほか、ピアノが特にいろいろな表情を見せています。エレガントな感じもあり、重厚さも感じさせられる曲でした。第二楽章は、美しいメロディが楽器間で受け継がれていく緩徐楽章。短い第三楽章を経て、ピアノのソロで導入される第四楽章に入ります。ダイナミックな動きのある終楽章だと思います。

 

そして、フェリックスの第2番のピアノ・トリオ。フェリックスの死の2年前に作曲されています。躍動的で哀感も漂う第一楽章で開始されます。とても分厚い響きのある室内楽曲です。そして、第三楽章は圧巻のフェリックスのスケルツォが聴かれます。第四楽章はとても重厚な雰囲気を持っています。フェリックスの室内楽は、どれも構築がしっかりとしていて、内声の響きも充実して重厚な雰囲気を醸し出していると思います。メロディや表題性が先行している感じのする交響曲とは違った、充実した音楽の世界があると思います。

 

この姉弟の曲を並べて聴けば、雰囲気には違和感はありませんが、この形式の音楽だとフェリックスの楽曲の雄弁さが目立つと思いました。このCDの演奏と録音は、曲をよく知らないながらも、まだまだ改善の余地があるのではないかと感じました。曲の穏やかな部分、特にファニーの曲は平板に聞こえなくもないと思いました、演奏次第では、まだまだ素晴らしい輝きを持つ曲のような気がします。

 

ファニー・ヘンゼルのピアノ曲はいかがでしょう。「夜想曲ト短調」です。

 

【録音に関して】

上記の通りで、あまりクリアな音では無いような気がしました。

 

【まとめ】

今回は、ファニーの曲を聴くいい機会でした。ピアノやリートといった曲が真骨頂らしく、フェリックスが広めた無言歌形式の生みの親だとも言われているそうです。この三重奏曲を聴いてみても、やはりピアノ曲は是非聴いてみたいですね。

 

購入:2023/12/06、鑑賞:2024/01/01

 

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【CDについて】

作曲:モーツァルト

曲名:セレナード第10番変ロ長調 グラン・パルティータ K361 (50:22)

演奏:ブリュッヘン指揮、十八世紀オーケストラ団員

録音:1988年6月9-11日 オランダ(ライヴ)

CD:PHCP-3938(レーベル:PHILIPS、発売:ポリグラム)

 

【曲に関して】

モーツァルトは、当時ウィーンで流行していた管楽合奏(管楽合奏)のためにこの曲を作曲しました。当初4楽章の構成でしたが、のちに7楽章まで加えられています。管楽器12本にコントラバスという編成になっていて、このコントラバスはコントラファゴットで演奏されることもあることから、その場合「13管楽器のためのセレナード」と呼ばれることもあります。標題の「グラン・パルティータ」は、当時パルティータが「組曲」の意味でも使われたことから、大組曲という意味になります。

 

【演奏についての感想】

管楽器のための長大なセレナードです。この楽器編成の渋い音色の音楽であり、かつ長いので、今まであまり親しみがわかず、印象が少なかったのですが、久しぶりに聴いてみましょう。うちには2枚ほどCDがあって、そのうち一つは同じブリュッヘンが、のちにドイツ・カンマーフィルを指揮したものでした。こちらはモダン楽器ですね。編成はクラリネット2、オーボエ2、バセットホルン2、ファゴット2、ホルン4、コントラバス1という形になります。主要な旋律はクラリネットを中心にオーボエが加わって演奏されます。

 

十八世紀オーケストラの名手たちによる演奏です。ライナーでは、宇野さんが管楽器だけの古楽器演奏について、そのアドバンテージを持ち上げています。それでは、独特の色彩豊かな音色を楽しませていただきます。第一楽章は長い序奏を含めてこの曲全体の長い導入。演奏を含めてブリュッヘンのほどよいニュアンスを楽しみながら進みます。第二楽章のメヌエットは、特にトリオが聴きどころでした。第一トリオの2本のクラリネットの掛け合いもさることながら、第二トリオのオーボエを中心としたメロディが素晴らしいと思います。この曲のチャームポイントの一つだと思います。

 

第三楽章アダージョで、ホルンで始まると、クラリネットとオーボエノリのいい掛け合いに展開し、優美な音楽が奏でられる、美しい楽章でした。第四楽章で再びメヌエット。厳格な感じのメヌエット主題のあと、哀愁を帯びた第一トリオが美しい楽章です。この第二楽章と第四楽章のメヌエット楽章のトリオは、この曲の聴きどころです。第五楽章は三部形式のロマンツェ。じっくりと演奏される主部に対し、楽しげでどこか哀感のある中間部の緩急緩の対比が面白い楽章でした。第六楽章は、お待ちかねの変奏曲です。各プレイヤーの掛け合いが見事で、アンサンブルのレベルの高さが際立ちます。そして第七楽章は、短いロンドで活気のある終曲。各楽器の音が交錯し、盛り上げて曲を締めくくられました。

 

といったような楽曲でした。長いセレナードの中に時々現れる、トリオや中間部分の短調がとても印象に残ります。有名なK334もそうですが、こういった対比とほのかな哀感はモーツァルトの音楽にとても引きつけられるポイントになっています。それを十八世紀オーケストラの暖かい音色でゆっくり堪能できるのは、幸せな時間なのでした。

 

【録音に関して】

美しい音色がほどよく混じり合った申し分のない録音です。

 

【まとめ】

確かに管楽器だけの古楽器演奏は、モダン楽器との違いは音色が豊かになったという感じで、演奏の雰囲気はそれほど変わらず、ごく自然に聴こえました。そしてあまり聴かなかったこの曲の良さも、少しわかってきた気がします。伝統的なウィーン・フィルやベルリン・フィルのアンサンブルの演奏はまだ聴いていないので、いつか聴いてみたいですね。

 

購入:2023/11/25、鑑賞:2023/12/30

ショスタコーヴィチの時代 ㉔

ショスタコーヴィチは、生涯15曲の弦楽四重奏曲を残しました。それは、公の場で華やかに演奏される交響曲とは別に、公には言えない自分の内面を表現したとも言われています。大まかに言ってそういうこともあるとは思いますが、全15曲はそれぞれの性格もあり、またしばらく聴いていなかったので、これからじっくりと全15曲に対して触れ合っていこうと思います。

【CDについて】

作曲:ショスタコーヴィチ

曲名:弦楽四重奏曲第1番ハ長調 op49 (15:28)

   弦楽四重奏曲第2番イ長調 op68 (35:49)

演奏:フィッツウィリアム弦楽四重奏団

録音:1975-77年 サリー All Saints Church, Petersham

CD:433 078-2(レーベル:DECCA) 1/6CD

 

【曲と演奏について】

ショスタコーヴィチは、1937年の交響曲第5番完成のあと、この年は映画音楽1作のみの作曲となりました。まだ、内外共にプラウダ批判の後遺症があったのではないかと思います。そんな中で、ショスタコーヴィチは中期のこの時期になって、初めての弦楽四重奏曲の作曲に手を染めます。弦楽四重奏曲は確立されたジャンルで、交響曲とともに過去にベートーヴェンなどの偉大な作品が多くある分野です。初期にこの分野の作曲をしなかった理由は定かではありませんが、今後生涯にわたってこの分野の曲を作り続けていくことになります。そしてそれは、中期・後期のショスタコーヴィチの音楽の重要な一面を構成していくこととなります。

 

弦楽四重奏曲第1番ハ長調

第1番は、交響曲第5番の次の純音楽的作品として作曲されました。そして、初の弦楽四重奏曲の作曲です。交響曲第5番でもそうでしたが、この頃ショスタコーヴィチは伝統的な形式に回帰し、その枠内での表現を行い、20世紀初頭の数々の弦楽四重奏曲のように、形式を大きく逸脱することをしていません。そして、この形式の中で、ショスタコーヴィチはいろいろな音楽的表現の試行を行い、弦楽四重奏の響きと表現の可能性を追求していきます。

 

四楽章で構成されるこの曲は、この曲を代表する第一楽章で弦楽四重奏の響きを試行し、第二楽章では自作のロシア民謡風のメロディからの変奏を取り入れ、第三楽章でスケルツォを配し、第四楽章の高揚するフィナーレへと持っていきます。演奏時間約15分。スケルツォも初期の諧謔的なものではなく、純音楽的なスケルツォとなっています。簡潔な構成とは言え、ショスタコーヴィチ流のしっかりした音楽で、ここで一つの型を作ったように思えます。

 

フィンランドで行われるクフモ室内楽音楽祭で、2002年に演奏されたボロディンSQによる演奏

 

弦楽四重奏曲第2番イ長調

ショスタコーヴィチが第1番の作曲の次にこの形式の曲を作曲したのは、大戦も末期となった1944年になります。この間に交響曲第7番、第8番と大作を次々と発表しています。それに続いて作曲されたのが、この弦楽四重奏曲第2番などでした。

 

第2番になると、響きは格段に厚いものになりました。そして、交響曲第8番と同じような雰囲気の重苦しさを感じます。第二楽章は レチタティーヴォとロマンス。各独奏楽器によって語られるレチタティーヴォによって進む静かな楽章。美しいソロが展開していきますが、悲劇的な雰囲気を持っています。この曲の中にあって素晴らしい表現の部分であり、聴きどころでもあります。

 

第三楽章は踊れない不気味なワルツ。かつてみられた明るい諧謔性はありません。弦楽四重奏の響きの面白さがありますが、かなり暴力的な面白さでもあります。第四楽章は、陰鬱な曲調で静かにスタートし、悲しみを帯びたメロディに移行。打ち破るような勇壮な展開が訪れ、激しい音楽が続いたあと、これが静まっていき、一瞬楽しげなメロディが現れますが、やがて衝撃的な重い旋律が現れて覆い尽くして曲を閉じます。まるで繰り返す災厄のようです。悲劇性という意味でも、交響曲第8番と共通性があるようです。

 

弦楽四重奏曲第2番は、比較的規模が大きく、重厚な響きを持った作品でした。そして、第二次大戦が暗い影を落としていると言っていいと思います。弦楽四重奏というシンプルな編成だけに、曲想がストレートに伝わってきて、重苦しい気分になる曲でした。

 

エルサレム四重奏団による弦楽四重奏曲第2番の2013年のライヴ

 

今回聴いたフィッツウィリアム弦楽四重奏団は、1970年代に弦楽四重奏団全集を完成しています。この時期ショスタコーヴィチの演奏では、ソ連のボロディン弦楽四重奏団や、ほとんどの曲の初演を務めたベートーヴェン弦楽四重奏団が有名でした。フィッツウィリアム弦楽四重奏団の演奏は、これらの曲の現代的な面が強調された大変押しの強い演奏で、なかなか迫力のある音楽を聴かせていただきました。フィッツウィリアム弦楽四重奏団は、生前のショスタコーヴィチからもお墨付きをもらって、最後の3曲の西欧初演を果たした四重奏団です。初期メンバーは、ヴィオラのアラン・ジョージが健在の他は、メンバーも交替しながら活躍を続けています。この全集は、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の世界初全集かな…?

 

購入:不明、鑑賞:2023/12/31(再聴)

【CDについて】
①作曲:フンメル

 曲名:トランペット協奏曲ホ長調 (20:50)

②作曲:テレマン

 曲名:3つのトランペットと2つのオーボエのための協奏曲ニ長調 (10:41)

③作曲:ネルーダ

 曲名:トランペット協奏曲変ホ長調 (15:36)

演奏:アンドレ(tp)、ヴァレス指揮、パリ室内管弦楽団

   トゥーヴロン(tp)②、L.アンドレ(tp)②、アリニョン(ob)②、シャヴァナ(ob)②
録音:1981年12月 パリ Eglise Notre-Dame du Liban

CD:ECD 88007(レーベル:ERATO)

 

【曲と演奏について】

トランペット協奏曲の分野は、比較的曲数が少ないように思います。思い出すのはハイドンくらい?それもしっかり聴いたことがなくて…。高音域の楽器ですので、もっとたくさんあってもいい気がしますが、かつてはかなり演奏に制約があったため、こういったことになっているようです。そんなトランペット協奏曲を普及させた功労者でもあるアンドレのCDを入手したので、聴いてみました。曲については知らないものばかりで、エピソードもそれほど見かけないので、曲についてのエピソードは無しです(笑)。

 

このCDには3曲のトランペット協奏曲が収められています。時代順に言えば、まずテレマンの協奏曲。ただし、3つのトランペットと2つのオーボエの協奏曲で、序曲を持ち、第三楽章の緩徐楽章はオーボエが主旋律を歌う美しい楽章でした。全体としては、まだ時代的には華やかなバロック音楽という感じですね。次がネルーダのトランペット協奏曲。これはもともとホルン協奏曲だったようですが、高音が多く、もっぱらトランペットで演奏されるようになったとのこと。前古典派時代の音楽で、伴奏が弦楽合奏のみということもあり、この3曲の中では最も優美に聴こえます。ネルーダの音楽はほとんど忘れ去られたようですが、バッハとハイドンの真ん中くらいの世代ですね。美しい曲だと思いました。

 

そして、このCDの目玉として最初に出てくるのが、フンメルのトランペット協奏曲。現在、フンメルの録音も増えてきていますが、かつて、このトランペット協奏曲をアンドレが演奏していたLPを見て、初めて名前を知ったという次第です。ベートーヴェンより少し年下ですね。古典派といえば、ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンの3人がとても目立つので、同時代の他の作曲家は比較的影が薄めです。この音楽もモーツァルトベースに上記3人の雰囲気が混ざった音楽という感じがして、独自のスタイルを知るまでには至りませんでした。

 

最後にアンドレの演奏がとても柔らかくて素晴らしいです。トランペットと言えば、高音の華やかな楽器で、オーケストラの中ではとても目立って、楽団によっては咆哮が売りになっていますが(笑)、このCDを聴く限りとても柔らかい音で、ホルンの肌触りのある高音域の音楽という大変上品な感じがしました。名手アンドレの演奏を堪能できるCDでした。

 

【録音について】

柔らかいトランペットの音がよく捉えられた、雰囲気のいい録音だと思います。

 

【まとめ】

今回は、トランペットの独奏と、全古典派の頃を中心とした楽曲という事で、普段あまり聴かない曲を聴いてみました。トランペットの音がこれほど優雅なものとは思わなかったというのが、正直な感想です(笑)。アンドレさんは偉大でした。

 

購入:2023/12/23、鑑賞:2023/12/31

【CDについて】

作曲:シューベルト

曲名:ピアノ五重奏曲イ長調 ます D667  (40:30)

   鱒 D550 (2:13)

   川のほとりで D539 (2:25)

   湖上にて D543 (3:25)

   エルラフ湖 D586 (3:59)

   泉に寄せて D530 (1:49)

   小川のほとりの若者 D192 (3:12)

   舟人 D536 (2:01)

演奏:ルービン(pf)、エインズリー(t)、エンシェント室内管弦楽団アンサンブル

録音:1991年6月20-23日 ロンドン Henry Wood Hall

CD:433 848-2 (レーベル:L'Oiseau-Lyre、発売:Decca Record)

 

【曲について】

シューベルトの唯一のピアノ五重奏曲で、シューベルト22歳の頃の作品です。第四楽章が歌曲「鱒」D550のメロディによる変奏曲となっています。この五重奏曲は、通常のピアノ+弦楽四重奏という編成をとらず、コントラバスが入ります。これは、同編成のフンメルのピアノ五重奏曲を演奏する楽団のために書かれたからだと言われています。

 

【演奏について】

シューベルトの名曲の一つであるピアノ五重奏曲。第四楽章のリートの「鱒」のメロディによる変奏曲で有名ですが、このブログを始めてから初めて聴いています。いままで昨日のブログで登場したレヴァインがピアノを弾くCDとか聴いていましたが、今回は最近入手した古楽器による演奏です。エンシェントの演奏は以前にシューベルトの八重奏曲を聴いたのですが、今回もなかなか楽しい演奏でした。まず、ルービンの弾くフォルテピアノの音が面白かったと思います。コロコロと転がる様な音が動き回るのは、まさに鱒のピアノ伴奏の、鱒が飛び跳ねる様子とピタリとイメージがあっていて楽しいのでした。

 

オリジナル楽器の音は、いつもの少々細めの暖かな音色。ただけっこう起伏に富む演奏で、ニュアンスもしっかりして良く歌われるので、ちょっと迫力も感じて、大変楽しかったと思います。八重奏曲の時も感じたのですが、古楽器で音色が違うとはいえ、演奏スタイルが極めて現代的だと思います。そして、この演奏はルービンのピアノの動きがとても面白いと思います。第四楽章の低弦がメロディを奏で、高い音でピアノが終始動き回る変奏は、フォルテピアノが圧巻でした。久しぶりにこの名曲を楽しみました。

 

このCDには、原曲の「鱒」とその同時代に作曲されたリートが7曲入っています。エインズリーの声が明るくて、フォルテピアノとまたあっている感じがします。リートを聴く頻度は少ないのですが、ここに入っている曲はメロディも素晴らしくて、楽しめました。「鱒」と「湖上にて」は聴いたことがありました。「舟人」は面白い曲でした。伴奏の雰囲気が以前に聴いた「漁師の歌」なんかに似ている感じがして、船繋がりかもね…と思ったりしました(笑)。

 

【録音について】

エンシェントのオリジナル楽器の音がよく捉えられています。そして、フォルテピアノの音がとても良く響いていい録音でした。

 

【まとめ】

エンシェント室内管弦楽団も1973年創設ですから、今や古参の団体になりました。今世紀に入って、いろいろ個性的な団体が出てきていますが、イギリスらしく几帳面でしっかりした演奏を続けている楽団で、今までそれほど聴いてなかったので、まだまだ楽しめます(笑)

 

購入:2023/12/14、鑑賞:2023/12/28

 

関連する過去ブログリンクです。

 

最近リリースされた新譜から ㉒

鈴木秀美氏のCDを見つけたので、日本の古楽器演奏はどういうものだろうという興味もあって、購入してみました。曲はハイドンとベートーヴェンで、愛称の無い曲を選んで並べたという体になっています。2018年のライヴ録音です。

【CDについて】

作曲:ハイドン

曲名:交響曲第3番ト長調 Hob,I:3 (17:16)

   交響曲第102番変ロ長調 Hob,I:102 (24:47)

作曲:ベートーヴェン

曲名:交響曲第8番ヘ長調 op93 (25:58)

演奏:鈴木秀美指揮、オーケストラ・リベラ・クラシカ

録音:2018年6月23日 三鷹市芸術文化センター (L)

CD:ADJ-070(レーベル:Arte dell'arco、発売:キングインターナショナル)

 

【曲について】

ハイドンの交響曲第102番は、後期のロンドンセットの1曲で、1795年にロンドンの国王劇場で初演されました。この時ハイドンがステージに登壇したところ、観客がステージ近くまで押し寄せ、中央部が空席になってしまいました。その直後にホールの中央のシャンデリアが突然落下しますが、空席部に落ちたために怪我人は出ず、観客から奇跡だという声が起こったと言われています。ところが、現在ではなぜか第96番の初演時の出来事として語り継がれ、第96番の方が「奇蹟」という愛称で呼ばれています。

 

【演奏について】

ハイドンの交響曲は、つまみ食いしながらチラチラと聴いている程度なので、第3番も第102番も初めてかもしれません。まずは、第3番から聴き始めます。初期の交響曲で至ってシンプルな感じがします。最初の主題が強調され繰り返し現れるところが印象に残りました。そして、そのあとで聴く第102番がなかなか素晴らしい曲。ゆっくりした序奏で始まり、また、第2楽章の緩徐楽章に変奏が、自由な感じもしてとてもいい雰囲気だと思いました。きっと名作の一つだと思いますが、有名ではないので、ロンドンセットには更に名作が並んでいる事と思います。いつか並べて聴いてみたいですね。

 

さて鈴木秀美とOLCの演奏をじっくり聴いてみました。まず、水準の極めて高い演奏だと思いました。きっと名手ぞろいのOLCに、鈴木秀美による見事な統率で、素晴らしい音と構築感が誕生しています。なかなか聴けないレベルだと思いますので、会場で聴くと圧倒されるのではないかと思います。ということですが、聴くのはCDなので繰り返し、いろいろな角度から聴いてみるといろいろ考えるところもあります。

 

主にベートーヴェンを聴いての感想ですが、鈴木秀美の古楽器の演奏スタイルは、どちらかと言えば最近流行っているスタイルだと思いました。古楽器の奏法ならではの、強い拍が強調される感じです。対してメロディラインがとても美しい音で奏でられますが、そのバランスがどうかなというところは、聴きどころでもあります。そのあたり風通しのいい録音だけによく聴こえます。ニュアンスですが、楽想の変わり目など一瞬間をおく癖があるような気がしました。ちょっと唐突感やまとまらなさを感じることがありました。拍を強調するのは、アントニーニの演奏とかで慣れていますが、目先効果ではなく全体バランスでどう聴こえるかを感じることがポイントかなと思いました。

 

同じ会場で同じメンバーによる第5番の演奏。スタイルは第8番と似ていると思います。というか、安定したスタイルになっています。

 

ということで、上に書いた内容は、聴きながら違和感を感じたところではありますが、これたぶん聴くときの状況やスタンスによって、良くも悪くも違ってくると思います。全体として極めて高い構築感と緊張感を持った細部まで風通しのいい演奏なのと、もう一つはベートーヴェンの交響曲の中で埋もれがちな第8番の面白さが大変よく解る演奏なので、そこはとても良かったと思います。この曲をちょっと見直しました。

 

【録音について】

大変素晴らしい音とバランスで捉えられた録音と共います。

 

【まとめ】

古楽器の演奏といっても、いろいろなスタイルがあって、楽団や演奏者による違いはモダンオーケストラ以上に幅広いものと思います。時代によっても変わっていくとは思いますが、どんな演奏が残っていくのかなと思うと楽しみでもあります。このCDを聴く機会を持てたことは良かったと思いました。

 

購入:2023/12/06、鑑賞:2023/12/29

 

関連する記事です。このあたりはいろいろ新しいのを聴いて、フラフラと影響されているかも。

 

【CDについて】

作曲:チャイコフスキー

曲名:序曲「1812年」op49 (15:56)

   イタリア奇想曲 op45 (15:14)

   組曲「くるみ割り人形」op71a (22:12)

   スラヴ行進曲 op31 (10:46)

演奏:デュトワ指揮、モントリオール交響楽団

録音:1985年10月 モントリオール L'Eglise de St Eustache

CD:417 300-2(レーベル:DECCA)

 

【曲に関して】

 1812年は、博覧会で演奏される目的で作曲が始められましたが、チャイコフスキー自身はさほど乗り気ではなく、出来のいい作品とも思っていなかったようです。初演までは時間がかかったようですが、解りやすい内容でもあり、徐々に人気曲となっていきました。最後のカノン砲や鐘の挿入が有名で、デジタル初期は、その部分の録音を大々的に売りにした音源もありました。この録音もシンセサイザーを使ったということで、画期的であったようです。

 

【演奏についての感想】

この記事が投稿される頃は新年になっているので、何か新年らしい曲をと考えるのですが、クラシック音楽と新年というのか、なかなか結びつかなくて…。ウィンナワルツというのもねぇ、と思いながら、楽しげな音楽なら良かろうと、チャイコフスキーの管弦楽曲集にしてみました(笑)。なんで?という感じもしますが、最近入手したCDの中では、これが一番似合っていそうでした。😅

 

このCDは、なんと言ってもデュトワ=モントリオールの輝かしい音や、しなやかな肌触りが聴きものです。デュトワはたくさんのこういった名曲集を残していますが、どれも美しいのは保証つきで、安心して音の世界に浸ることができます。かつては、大巨匠たちもこういった軽めの曲の録音を残していましたが、最近はあまり新録音を聴かないような気もします。リスナーの求めるものが高尚になったのか、あるいは私自身がそちらの方に目が向いていないだけかもしれません。

 

1812年のこの録音は、シンセサイザーを使って話題になりました。そのラストはズシンという迫力はありますが、デュトワの演奏にもあった形で穏やかに響く感じもします。鐘の音もキラキラ鳴り響きます。ただこの歳になると、こういった効果音はなくてもいいかなと思ったりします。花のワルツはやっぱりいいですねぇ。名曲でデュトワの演奏もとても美しい。デュトワはこののち、くるみ割り人形の全曲版も録音しています。スラヴ行進曲は、ゆったり目のテンポでじっくり聴けて、なかなか良かったです。軽い感想になってしまいましたが、チャイコフスキーの曲を典雅に味わうことができるという趣向で、大変いい演奏だと思いました。

 

【録音に関して】

デュトワ=モントリオールの音を楽しむことのできる、素晴らしい録音です。これらの曲がエレガントに聴こえます。

 

【まとめ】

スタンダードな曲を最高に美しい演奏で聴くというコンセプト。時々こういう曲を、初心に戻った感じで楽しみたいと思います。

 

購入:2023/12/14、鑑賞:2023/12/25

1月はメンデルスゾーンで ①

1月になりました。今月は、最近自分的にプチブームになっているメンデルスゾーンを聴いてみようと思います。それで最初は代表作のこの2曲。このブログで登場するのは何回目?という感じですが、しつこく聴いてみましょう(笑)。

【CDについて】

作曲:メンデルスゾーン

曲名:交響曲第3番イ短調 op56 (41:26)

   交響曲第4番イ長調 op90 (28:45)

演奏:レヴァイン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1988年11月 ベルリン イエス・キリスト教会

CD:POCG-1028(レーベル:DG、発売:ポリドール)

 

【曲に関して】

メンデルスゾーンのイタリア旅行は、1830年5月にはじまります。この時に作曲が始まった交響曲は、旅行中には仕上がらず、ロンドン・フィルハーモニー協会の依頼にこたえる形で進められ、1833年の5月にメンデルスゾーンの指揮により初演されます。メンデルスゾーンは出来栄えに満足せず改訂を進めることにしましたが生前には完成されず、没後に初演時に近い形で1851年に交響曲第4番として出版されることとなりました。

 

【演奏についての感想】

レヴァインとメンデルスゾーンって、相性がいいのではないか?と思って聴き始めました。レヴァインの1980年代の一連のモーツァルト録音はとても美しく大好きでしたし、レヴァインの演奏は美音で滑らかな音を作っていくイメージもあるので、メロディの美しいメンデルスゾーンには合うだろうと思ったのです。ちょっと楽しみに聴いてみます。

 

まずは、第3番。ゆっくりと美しいメロディが流れて来て始まります。やはりレヴァインならではですね。演奏は流麗で美しい音作り。滑らかな流れで進んでいきます。ゴツゴツとしたところがなく、逆にさせないような絶妙なバランスで演奏していっているのでは?と思いました。そんな中で、メンデルスゾーンは、この時代の大作曲家とは違って、ウィーンでの活躍があまり見当たらず、ドイツでも中北部で活躍し、またロンドンで度々活動しているところから見ると、ベルリン・フィルというドイツのインターナショナルなオーケストラでの演奏もあっているのかなと思いました。本場はライプツィヒなのでしょうけど…。

 

第4番は、この曲ならではの颯爽としたスタート。これは、標準ですね(笑)。こういった曲なので、最近はどちらかと言えば、切れ込みが鋭く見通しの良い演奏が好まれるのかなと思いますが、こちらは往年の大きなオーケストラによる音楽。むしろぶ厚い響きかと思います。とはいっても、もたれることなく快調に進んでいきます。小細工な無くてまとまりがよく、伝統的なオーケストラの響きを楽しめる演奏だと思いました。

 

【録音に関して】

オーケストラの音が美しく捉えられている、いい録音だと思います。

 

【まとめ】

この頃はレヴァインが大活躍している時期だと思いますが、ポストカラヤンという時代で、次世代は?という風潮もあったかなと思います。そういう意味でも、かつての巨匠時代の伝統に美しく磨きをかけたような演奏ではないかなと、今になって思います。

 

購入:2023/12/13、鑑賞:2023/12/28

 

せっかくなので、これまでのメンデルスゾーンの交響曲の記事をまとめてみました。

 

 

 

 

 

今年初めて聴いたCDは?

2024年になりました。ということで、今年初めて聴いたCDということで、アップしてみます。何にしようかと思いつつ、平穏な1年を願って穏やかめの曲にしました。この2曲は晩年の曲のイメージもありますが、それはまぁ考えないことにして…。この曲のような暖かな音に包まれた一年になりますように!

【CDについて】

①作曲:モーツアルト

 曲名:クラリネット五重奏曲イ長調 K581 (32:53)

②作曲:ブラームス

 曲名:クラリネット五重奏曲ロ短調 op115 (32:42)

演奏:ランスロ(cl)、バルヒェット四重奏団①、ミュンヘン弦楽四重奏団②

録音:1959年2月 パリ サル・アディアール①

   1965年 ザールブリュッケン放送スタジオ②

CD:WPCC-5031(レーベル:ERATO、発売:ワーナーミュージックジャパン)

 

【曲について】

CD時代になってこの2曲の組み合わせで発売されることが多くりました。ブラームスは、モーツァルトのクラリネット五重奏曲を参考に作曲したという、関連性のある曲なので、とても頷けます。LP時代は少々長すぎで、それぞれ同時代の短めの曲と組み合わされることが多かったと思います。あるいは単独でというのもありましたね。それはそれで面白いと思うので、私は多少枚数が増えても、オリジナル尊重の方が好みではあります。

 

【演奏について】

ジャック・ランスロと言えば、フランスのクラリネットの名手。かつてのERATOレーベルの室内楽でもお馴染みでした。昨年末に、そんなランスロのCDを見かけたのでGETしておいたものを、新年になって聴いてみます。

 

モーツァルトのいつものメロディが始まりますが、まず弦楽器の明るい音色にちょっと驚きます。クラリネットが入ってきて、美しく暖かな音色を奏でながら、生き生きとした音楽が展開していきました。モーツァルトがこの曲の作曲した頃は、苦境の中にあったと言われていますが、そのような空気を払拭するような明るい音楽になっています。そんな音色に乗っていくランスロの奏でるメロディを追っていきました。ランスロの音も明るくはっきりした音で、その中に高揚するような情緒があって、非常に快活に聴こえてきます。そして、かつて親しんだERATOの音の感触にも満ちていました。第四楽章の美しい変奏曲。哀感漂う弦楽による第3変奏の短調からクラリネットが早いパッセージを演奏する第4変奏に移行していくところなど、大変美しく、ランスロのテクニックも冴えて圧巻でした。

 

そして、ブラームスです。当然モーツァルトのように明るくなる曲ではありませんし、録音年代も四重奏団も違っています。2つのLPから編集された形ですね。(K581は、K407のホルン五重奏曲と、ブラームスはシューマンのおとぎ話と、というのがオリジナルのようでした)弦楽四重奏の音が、落ち着きがあって、ふくよかに感じます。第二楽章のクラリネットのソロの湛える哀愁は、潤った音色とランスロのニュアンスで、ますます表情が強くなっていると思います。この楽章が壮大な悲歌となる瞬間です。このあとも安定した演奏が続きます。第四楽章も大変密度が高く、名手による名曲を味わうことのできる、素晴らしいCDなのでした。

 

【録音について】

1950年代の録音のモーツァルトは、少々響きが古く感じますが、それでも大変美しい録音となっていて、雰囲気がとても良く伝わってきます。

 

【まとめ】

このCDは大変楽しかったです。何と言いますか、室内楽の楽しみが詰まっていて、五つの楽器の編成で、凄く大きな世界が作られているような気がしました。曲も、演奏も、録音も素晴らしいものが結集した感じですね。

 

今日もブログを見ていただきありがとうございます。改めて、今年も1年いろいろ楽しんでいきたいと思います。引き続きよろしくお願いします。

 

購入:2023/12/27、鑑賞:2024/01/01

 

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