隣でいきなり独り言を発せられると反応に困ることがある。相手は無意識なので反応など求めていないのだが、意表を突かれるので驚いてしまうことは事実。動作や言葉を相手に返してやることはほぼないのだが、驚くという反応はしているのである。仮に、驚かなくても、体力を消費していることになるのではないだろうか。
隣で独り言を言い続ければ、他人は地味に体力を消耗することになる。独り言が多い人が敬遠されるのはこういうことなのではないかとおもう。他人の振り見て我が振り直せ、意識しようと考えている。
先日、長距離移動のため一人で車を10時間ほど運転することがあった。独り言を意識して止めているのだが、ついついこぼれてしまう。それでも出来るだけ、独り言を抑制する。目的地に到着したときにはふらふらしているのだが、言葉は適度に吐き出さないと、自分の体力もうばっているような気がした。
独り言が駄目で、自分も消費したくないときどうすればいいのか。では歌を歌おうと想ったのだが、他人にしてみれば、より迷惑な話である。公園で、小さな声で歌いながら歩いている若者とすれ違う、独り言から歌に発想を切り替えたのだなと、少し優しい気持ちになる。
アトリエにいる猫は、独りでもおかまいなしに大声で鳴く。こちらも歌なのかもしれない。大声は迷惑極まりないのだが。