子供がいつ動き出すかは,わかりません.
エネルギーがどれだけ貯まっているかなんて目に見えませんし
どこまで貯まれば動き出すという基準もありません.
ただ,家の中で笑顔でいる時間,家族と会話する時間が増えてきているならば,エネルギーが順調に貯まっているサインでしょう.
あとはすべては,その子自身のタイミング.
初めはちょっぴり勇気は必要かもしれないけれど,動きたいという欲求が強まると
その勇気を後押ししてくれる,天からのサポート的な出来事が起こることもあります.
エネルギーが貯まることは大事ですが,それと同じくらい大事なことは
その子が自分のタイミングで動き出したのかどうか?
「誰かに急かされたから」とか,「誰かの目が気になったから」とかではなく
自分の意志で動き始めたのかが,僕は大事だと思っています.
言い換えれば,「動かなきゃ」じゃなく,「動きたい」という欲求が大きく育っていたかです.
子供が不登校になると,僕ら親は,「子供がやりたいように自由にやればいい」と思いがちだけど
子供の方はというと,「みんなと同じ」「ちゃんとできる自分」を目指していることが多いです.
自分が親にとって「いい子」でいたいんですよね.
だから,自分のためもあるけれど,親のためにも「動かなきゃ」「頑張らなきゃ」と思っている子って,とても多いです.
もちろん,それが動機になることもあります.
ただ,『誰かのため』が強すぎて,原動力ではなく,足かせになると
充電で得られるエネルギーよりも,消耗するエネルギーの方が大きくなってしまいます.
だから,子供が動き始めたときに,親は一喜一憂しない方がいいです.
子供はそういうのを全部見てますから.
○○できても,○○できなくても,大切な我が子であることには変わりません.
どんな自分でも受け入れてもらえていると感じたら
子供は,自分のタイミングで,必ず動き出すから.
親から信頼されていると感じること,愛されていると感じること
子供にとって,これほど安心することはありません.
それがエネルギーの源になります.
そして,もしまた動けなくなったとしても,戻れる場所があるとわかっていたら
怖くても一歩踏み出してみようと思えるのではないでしょうか.
必ず,出口はあります.
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