5年前に書いたブログに,加筆修正をして再アップしています.
先日,息子が言いました.
サッカーも練習も初めは楽しかったんだよね.でも,いつからだろう? 楽しくなくなっちゃたんだ.
息子がサッカーを始めたのは幼稚園のときでした.
僕は息子が活躍している姿を見たくて,息子をサッカースクールに入れました.
表向きは息子から「入りたい」と言ってきたのですが
僕がそう言わせたと思ってます.
それ以来,土日も練習させました.友達は公園で遊んでいるのに.
リフティングができないことに腹を立て,「お前,悔しくないのか」と怒鳴りつけ,延々と練習させました.
怒鳴りつけたとき,無言のこともありましたが,「悔しい」と言ったこともあります.
でも,これも「悔しい」と僕が言わせたのでしょうね.
もしかしたら,怒鳴りつけられることに対して「悔しい」と言ったのかもしれません.
練習の成果として,上手にはなりました.
でも,息子から
サッカーを楽しいと思う気持ち
自分から「もっと,上手になりたい」と思う気持ち
は奪ってしまったと思います.
僕が息子に「悔しくないのか?」って怒鳴りつけていたのは
自分が悔しかっただけ
周りの子達ははできるのに,できない息子の姿を自分が見たくなかっただけ
息子を不甲斐ないと感じ,自分の怒りをぶちまけただけ
というのが,今なら分かります.
息子には息子の思いがあるし,「~と思え」なんて強制するのもおかしな話ですよね.
9月から娘がチアダンスを始めました.
娘の練習している日は十数名の生徒がいるそうですが
娘だけ『立ちブリッジ』ができなかったそうです.
同じ時期に入会した子もいるようですが,とにかく娘だけできなかった.
できないの,私だけなんだよね
と言っていたのですが,この前の練習でできたらしいのです.
で,一昨日の夜に,「やってみて」とお願いして実演してもらいました.
成功率は高くないですが,確かにできてました.
\
私だけできなくて,悔しかったんだよぉ
/
娘がそう言ってました.
娘には立ちブリッジの練習なんてさせてないですし,家でもやってなかったです.
ストレッチはしてましたが.
親が何も言わなくても
子供が自らできるようになりたいと思ったことは
その子のタイミングでできるようになる
娘にそれをあらためて痛感させられました.
だから,充電中の息子も,息子のタイミングで
「なりたい自分」に向かって歩き出すと,信頼して見ていられます.
親は子供が充電できる環境さえ作ればいい.
そのために,子供と境界線を引いて,子供を信頼すればいい.
そう思います.
(過去記事ここまで)
========================
この過去記事は,息子が中1のときに書いたものです.
今,息子は高3です.
僕のブログの読者さんはご存じだと思いますが
息子は高校でサッカー部に入りました.
体験入部したときに楽しくて,そのまま入部しました.
息子が不登校になって,サッカーをしなくなって,ずっと
『サッカーを楽しいと思う気持ちを,彼から奪ってしまった』
と思っていたので
息子から「楽しかったから入部した」と聞いて,とても嬉しかったことを今でも覚えています.
そして今年は受験生.
先日模試を受けてきて,あまりのデキなさにめっちゃ凹んで帰ってきました.
そして,復習しようとしたのだけど
エライな
「答え読んでもわからない」と言ってました.
そりゃ意欲そがれるよな
だから,聞いたんです.
「そっかぁ.で,どうしたいの?」って.
すると,「わかりたい」と言いました.
だから,一昨日,一緒に復習しました(笑)
息子が不登校になってから今まで
頼まれて教えることはしても,こちらから積極的に教えようとしたことはありません.
勉強をするしないも,彼に任せていましたから.
そんな彼が,自分から「教えてほしい」と言ってきたので
1月終わりから,週2で,数学を教えるようになりました.
息子にとって,今が「できるようになりたい」と思っているタイミングなのでしょうね.
自分から「〇〇したい」という欲求が生まれるときは
そこには,意欲というプラスの意識が乗っかっているから
多くのことを吸収しやすいものです.
僕ら親は,子供の中から欲求が湧き上がるのを待てる
そんなマインドを育てていきたいものです.
~ご質問なども遠慮なくこちらから
~友達限定メニュー割引情報
~ブログには書かないことが聞けるかも
境界線を引けない理由はこれかもしれません
プラスのストロークを与えてもらえずにいると…
子供を外に連れ出すときに,自分の心に問いかけてみて欲しいこと
やっぱりお母さんは笑顔が一番
「ありのままでいい」と伝えても,変化を感じられないワケ・子供への声掛けで大切なのは?
子供を自立させるには
不登校 自分が変わるのは誰のため
子供の回復を邪魔しない
家を安全基地にするためには
不機嫌でいる権利
昼夜逆転
信頼するってどういうこと?
不登校の経緯②
不登校になってから①
不登校になってから②
不登校になってから③
不登校になってから④
不登校になってから⑤
不登校になってから⑥
不登校になってから⑦~⑨(アメ限記事:現在非公開)
一人で行った息子の放課後登校から確信したこと
近所の自販機にも行けなかった息子が,たった一人で甲子園に行けるようになるまで
息子,ついにデビューを果たす
息子が欲しいと言ったものは?
息子,合格しました
息子の変化の記録
息子,卒業式