信頼するって
相手に行動の選択権を与え,その結果を経験させてあげること
親はその結果をジャッジせず,「私は大丈夫」と見守れること
僕はこう思っています.
そして,子供は信頼されていると感じることで
どんな自分でも受け入れられていると感じ,自己肯定感が育ち
エネルギーが貯まっていく.
エネルギーが貯まることで,「学びたい」「人とつながりたい」という本能を思い出し
その子のタイミングで,その子のペースで動き出します.
実際に,お母さんのマインドが育ち
子供に信頼の意識を向けて
その積み重ねで,動き出す子供を何人も見てきました.
信頼するって,言うのは簡単だけど
その関係性が当たり前になるまで,実行し続けるのは根気が必要.
なぜなら,親が子供を信頼するとは
親が子供の自立を待つことでもあるから
つまり,子供を信頼するマインドって
子供の自立を待てるマインド,乗り越えられると信じられるマインドでもあります.
ということは…
親が子供を信頼できるようになるには
親が子供から自立することが先なんです.
子供の状況に一喜一憂して,自分の機嫌を子供の状態に委ね続けるのではなく
自分の機嫌は自分でなんとかする
子供の姿を見て,心がざわついても
自分でニュートラルな位置に戻って来られること
こっちが先.
これが,子供と境界線を引くことにも繋がります.
ここをすっ飛ばして,子供に任せるって,なかなか難しい.
今は,「子供を見守る」を実践しようとする親御さんが増えたけど
「そうしたいけど,そうしきれない」という理由の多くは
『自分と向き合う』という大切なところをすっ飛ばして
知識だけで何とかしようとしているからだと思っています.
見守るということを,「何も言わず,心を無にして待つ」って思っている人がホントに多い.
声を大にして言いたい!
↓↓↓
心がざわついてもいいし,ネガティブを感じてもいいんですよ.
っていうか,ざわつかないとか,ずっとポシティブとか
絶対にありえないですから.
ここを間違えると,どんどん自分の本音からズレていくので
ズレていく分だけ苦しくなります.
自分がネガティブを感じているのに,それを無視することは
自分のことを見守れてないということ.
自分のことを見守れないのに,子供のことを見守るのはぜ~ったいに無理.
だって,人は『自分に無いものは出せない』のだから!
大切なのは,親が自分の思いを抑圧しないことです.
心がざわついちゃいけないと思っていると,抑圧しちゃいます.
抑圧するって,臭いものに蓋をするのと同じなので
ニオイは,じわ~っとず~っと漏れてます.
つまり
本当は子供が気になっているのに,気にしてないふりをするのは
マイナスエネルギーは駄々洩れだということなんですね.
そもそも,なぜ気にしないふりをするのでしょう?
気にしていることを子供に悟られないようにして,充電させたいという思いが隠れていませんか?
でも,これって,コントロールなんですね.
無言ながらも,コントロールというマイナスエネルギーを出し続けているということです.
だから,子供は安心できそうで,できない状態
充電していそうで,充電できていない状態が続きます.
つまり,あなたが望む方向には進まないんですよね.
気になっていることがあるなら,解放しましょう.
隠すのではなくて,解放しましょう.
溜め込むのではなく,解放しましょう.
心から湧き上がるものを,ノートに書き出すだけでも解放されますから.
そして,そのときに出てくるネガティブ感情
悲しい むなしい 情けない 絶望 みじめなど…を
じーっと,しっかりと感じてあげること.
感情は感じ切ることで昇華されます.
ネガティブ感情が昇華されると
無駄なマイナスエネルギーを出し続けることは減ってきますから.
ネガティブ感情を感じ切れるようになれば
自分の機嫌を自分でとれるようになりますから.
また,無駄なマイナスエネルギーを出すことが減れば
負のスパイラルから抜けて,あなたの充電が始まるから.
あなたの充電が始まれば,子供の充電が始まるから.
子供から自立するには
自分の心の中を知ること,ブラックな自分を知ること
ブラックな自分がいることに許可を出すこと
ネガティブ感情をしっかりと感じ切れるようになること
自分が自分の最大の理解者になること
自分で自分の欠乏感を満たすこと
結局は,自分に向き合うことが最短距離だと思います.
さらに言えば,親が子供から自立することで
子供も自分の人生を,自分のものとして考えるようになります.
自分の人生に責任を持つ意識が育ちます.
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不登校になってから①
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