僕は,自分の兄が不登校で
その当時,兄に家族が振り回されて,両親が泣く姿を見て
兄を恨み,不登校=悪という価値観で生きてきました.
だからこそ,息子には「人に迷惑をかけない」というレールに乗って欲しくて
○○すべき,○○してはいけない
とマイルールを押し付け
そこから外れようものなら,容赦なく厳しく責めたて
言い訳も許さず
自分の価値観に合った子を育てることに必死でした.
息子は,いつも
「パパ,ごめんなさい.ニコニコしてよ」
って,泣きながら謝ってました.
どんなに厳しくても,息子は僕のことが大好きなはずだから
絶対についてきてくれると傲慢な思いを持っていたんです.
それなのに,息子が不登校になって
自分が悪と決めつけていたカテゴリーに息子が分類されたとき
めっちゃ落ち込んで,自分を責めて
父親失格の烙印を自分に押して
どん底まで落ちて…
そこから,第2の人生が始まったと思っています.
今までなら
こういう場面は,こうする
こんなときは,こんな返答をする
と自動操縦的になっていたことを
必死に自分の心の声を聞きながら
ひとつひとつ選択するようにしました.
自分の持っていた価値観のうち
自分が苦しむだけだと思うものは手放し
自分に禁止していたことをやってみることで,制限を緩めて
自分の捉え方が偏っていたことに気付けば,フラットに見られるように修正し
それを繰り返しているうちに
いつの間にか自分を許せるようになり
自分に優しくなれたら,他人も許せるようになっていて
他人を許せるようになれたら,周りの人たちが優しくなっていて
息子が不登校になる直前直後に抱えていた苦しさからも
いつの間にか解放されていて
とにかく,自分の心の声を聞く,しっかりと感情を感じる
そして,自分の責任で選択する.
これをすることで,「今」があります.
こうやってガラッと変わった価値観を持った今
結局は,人生って必要なことしか起こらないって
心から思えるように変わりました.
さて,昨日は,Lounge Masa でした.
Kunさんをお招きしてのお話会.
抽選の結果,Mさん,Kさん,そしてこちらの方が参加して下さいました.
Kunさんは,苦しかった頃
「それってホントかな?」
「そうしなきゃと思っているのは自分だけじゃない?」
と疑ってみることで,少しずつ自分の制限を外していかれたそうです.
そう,結局のところ,自分に厳しくしているのは自分なんですよね.
人って,自分に許してないことは
他人に心から許せないものです.
だから,子供に対して
「○○してもいいからね」
「●●しなくても大丈夫だよ」
と,いくら伝えたとしても,自分にそれを許していなかったら
結局は,自分が苦しくなるだけなんですよね.
だから,まずは,自分に優しくなることがスタートではないでしょうか?
でもね,自分に優しくなることって,自分の全てを受け入れることでもあるから
やっぱり,自分の感情を感じてあげることが必要になってきます.
そこは,避けて通れないと僕は思ってます.
そして,自分がどう感じているのか,感情を置き去りにせず
自分の心の声を拾ってあげて,それを感じてあげること
そして,自分に選択させてあげることが
自分を満たすことでもあります.
自分が自分を受け入れてあげられたら
安心するでしょ?
そうしたら,あなたの心は満たされませんか?
Kunさんと一緒だと,自然と心の話になって
結論はいつも「自分を満たす」というところに辿り着くのですが
昨日も(笑)
自分の心を,自分で満たすことができたら
あなたは,自分の選択を尊重できているということ.
だから
他者の心を,その人が自分で満たそうとすることも許せるから.
つまり,他者の選択を尊重できるようになれますよ.
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