親は,「子供に幸せになってほしい」って願っているでしょう.
それは,例外ないと思っています.
だから,心配もするし,言いたくないことを言うこともあるでしょう.
自分が失敗したと感じる経験があれば
同じ思いをさせないようにとアドバイスすることだってあるでしょう.
でも,それが度を過ぎると,お子さんのやる気を奪っていくことになります.
やる気(=エネルギー)を奪われると,自分で選ぶことをしなくなります.
つまり,親御さんの心配,過度のコントロールが続くと
お子さんは自分の気持ちがわからなくなっていくでしょう.
本当の自分を出せなくなるでしょう.
自分に自信が無くなるでしょう.
怒られてる,否定されてると感じるお子さんであれば,親御さんの顔色を伺うようになるでしょう.
人の目を気にするようになるでしょう.
人と接するのが怖くなるでしょう.
その結果が,自分の意思で経験したり学ぶことをやめ,人と繋がることもやめてしまう.
自分の様々な経験から,そのように思います.
親は子の幸せを願っていることは事実です.
でも,子を幸せにしてあげることはできません.
なぜなら,幸せって自分で感じるものだから.
自分が経験していく中で,自分にとっての快と不快を判断していくから.
そうやって,自分で選んでいくものだから.
僕たちだって,すべて用意されたものに囲まれて生きていったら,窮屈だと思いませんか?
だとしたら,親の役割って何でしょう
それは,子を自立させることではないでしょうか?
もっと正確に言えば,子が自立できる環境を整えること.
そのために僕がしたことが,息子を信頼することです.
信頼するとは
行動の選択権を委ね,その結果を経験させてあげること.
不登校前,私は息子に自立して欲しいと思っていました.
自立させるために,あれこれ手を貸しました.
自分の時間を息子に費やしました.
めっちゃ私が頑張ってました.
その結果が不登校という現実でした.
だから,息子が不登校になってから
自立して欲しいから,息子に任せることにしました.
自立って,「自分で立つ」ですものね.
僕が立たせてあげることじゃない.
それまでめっちゃ過干渉だったのを,やめるようにしました.
ピタッとやめられたかどうかはわかりませんが
とにかく,行動の選択権を息子に委ねました.
その結果どうなるのか(それは快なのか不快なのか)を経験させてあげるようにしました.
その結果,息子の気持ちはどんどん外側に向き始め
自分の力で立つようになり,その変化はブログで書いてきた通りです.
親の役割が,子を自立させる環境を整えることなのであれば
親ができることは,何でしょう?
僕は2つあると思っています.
1つ目は【子を信頼すること】
求められてもいない手を,あれこれと差し出すのではなく
子に選ばせる.
自分でどうしたいのかを決めさせる.
その結果を経験させる.
そうすることで,子は本来の自分を取り戻します.
2つ目は【自分の心を整える】
自分がどう思い,どう感じ,どうしたいのか? どうしたかったのか?
自分の心に耳を傾け,自分の本当の思いを自分がわかってあげる.
他人をコントロールすることで自分の思いを叶えるのではなく
自分のココロの穴は,自分で埋められることを知る.
この2つを繰り返すだけ.
愛する我が子であっても,お子さんにはお子さんに人生があります.
そして,親御さんには親御さんに人生がある.
だから,お子さんの人生の舵はお子さんに持たせ
自分の人生の舵は自分で持つ.
初めは怖いかもしれませんが,大丈夫です.
僕もできるようになりましたし,他にもできるようになった人をたくさん知っています.
絶対に大丈夫です.
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