HSPについての説明の中で

ときどき「症状」という単語を見かけますが

 

HSPの「症状」はありません

 

 

症状とは

病気やけがの状態。

病気などによる、肉体的、精神的な異状。

※異状とは普通とは違う状態。

 

ーコトバンクよりー

 

 

敏感さは病気ではありません

 

なので当然「症状」もありません。

 

 

どう表すことが適切なのかまだ迷っているのですが

 

敏感さは基本的に備わっている要素であって

現れたり消えたりするものではないんですよね。

 

 

HSPは

 

刺激を過剰に受けやすいですし

処理が深く、感情反応も強く、些細なことに気がつくので

※HSPの4つの面DOES

 

神経の最適な範囲が狭い、

つまり、

動揺したり感情的になりやすかったりしますし、

疲れやすかったりもするのですが、

 

それはけっして「異状」なことではないんです。

 

 

「異状」に感じるのであれば

HSPではない人と比べてしまっている証拠。

 

HSPではない人を「普通の人」として

HSPは違うからこんなに生きづらいんだ、と

してしまっていませんか。

 

 

それから

HSPの4つの面の部分ではなく

 

生きづらさを感じたり

不安や悲しみを常に強く感じたりする

 

こういった感情面(どう捉えるか)の部分を

「症状」と表現している場合もあるようで

 

どちらかというと

こちらの使い方が多いように感じますが

 

これももちろんHSPの「症状」ではありません。

 

 

ちなみに

 

敏感さの4つの面

生まれ持った気質ですが

 

受けた刺激をどう感じるのかや

気がついたことをどう感じるのかは

生まれ持ったものではなく

 

環境や経験によって後天的にできあがる

捉え方の部分ですので(なので変えられる部分)

 

生きづらさを感じたり

不安や悲しみを常に強く感じたりすることは

 

HSPの概念とは異なり

HSPだからそうなる、とは限らないところなんです。

 

 

もしね、

今、敏感さを「症状」としていた方がいたとして。

 

そのことを悪いと責めているのではないですよ。

 

ここでわたしがお伝えしたいことは

 

自分自身をどう扱うのか

よく考えて言葉を使おう、ということです。

 

 

自分をどう扱ってあげたいのか

 

その言葉を使うことによって

自分をどう扱うことになっているのか

 

真剣に考えてほしいなって思うんです。

 

 

HSPは病気ではありません。

 

敏感であることの4つの面DOESは

「症状」ではありません。

→HSPの4つの特性の本質(DOES)

 

自身が生まれ持った「敏感さ」を

自ら病気としてしまうことのないよう。

 

 

それから

 

生きづらい、不安、悲しいなどの

一見すると苦しい感情も

自分が感じている大切な感情です。

 

専門医から「症状」として診断されている場合は

また別の話になりますが

 

そうでないのなら

自ら病気としてしまわずに

 

自分が感じている感情を

大切にしてほしいなと思います。

 

 

あと、余談ですが、

 

比較的いろいろな方と

お会いする機会も多いわたしですが

 

HSPの認知が広がりを見せる今、

たまにですが話題に上がることもあります。

 

そのときに「治らないの?」と聞かれることの多さと言ったらありません。

 

でもそれって

その方の理解不足でしょうか?

 

わたしには

そう思わせる情報が溢れていることが理由のように感じます。

 

 

使う言葉は自分にも影響を与えますが

周囲にも同じだけ与えます。

 

表現には気をつけていきたいですね。

 

 

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昨年の10、11月に開催しましたHSP質問会。

 

参加者さまが、ブログ記事にしてくださいました!


 

嬉しくて感動しました。

 

 

ブログを書くことも

なかなかエネルギーのいる作業です。

 

大切な時間を使って

こうして記事にしてくださったことが

本当に嬉しかった…!!

 

 

それから

 

 

HSPはこんなに生きづらいんだ

でもなく

HSPは素晴らしい才能なんだ

と神々しい話をするのでもなく

 

ただただ

HSPってこういう事なんだよ。

 

 

と教えて下さったのが

私にはとても良かったのです!!

 

 

と書いてくださったことも

 

わたしが

わたしにHSPを教えてくださった

心理士さんのように在りたいという思いで

活動してきたので

 

→わたしが「HSPの概念」を伝えたいと思う理由

 

♩sasa♩さんの言葉は

信じてやってきてよかった…と

心から思わせてくれる力を届けてくれました。

 

本当に嬉しかった…なみだ

ありがとうございますcandy☆

 

 

他にもHSPについての記事を書いてくださっていますのでぜひ!

→★①【HSP】生きづらさ、その出来事をどう捉えるかで人生がかわる!!

→★②【HSP】生きづらさ、その出来事をどう捉えるかで人生がかわる!!

 

 

♩sasa♩さんも触れてくださっていますが、

 

捉え方で見えている世界って本当に変わります。

 

 

捉え方は環境や経験によるものなので

人それぞれ、千差万別です。

 

HSPだからつらいことしか見えない、

ということは決してありません。

 

捉え方そのものに

いいも悪いもありませんので

肯定も否定もしませんが

 

自分が苦しいと思うのなら

敏感さの中に生きづらさの理由を探すのではなく

 

ものごとを「どう捉えているのか」に

目を向けて自分を知ることもいいんじゃないかな、と。

 

人生を変えるきっかけになると思います。

 

 

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こちらの記事の続きです

→HSP上映会の準備で改めて考えさせられたこと

→どうしてHSPは"生きづらい"という前提なんだろう

 

前回、最後に触れたところの続きです

 

「HSPの概念をどう捉えるか」

それぞれに異なると思うのですが

 

「HSPの概念」

それぞれで変わるものではなく

提唱されたエレイン博士や研究者の方々の

定義に基づいたものである、と

 

わたしはそう考えています。

 

 

わたし自身のある経験があって

わたしはこの「HSPの概念」を伝えたいと思っていて

今回はそのお話になります。

 

 

わたしはうつ病を克服したあと

再発を防ぐためにある精神療法を受けていたことがあって

 

そのときに担当してくださっていた臨床心理士さんによって

HSPであることを告げられ知ることとなりました。

※心理士さんご本人もHSP

 

その直後、なのですが…

 

じつはわたしも

HSPであることを苦しさの理由づけにしたことがあります。

 

本当は消してしまいたい過去ですが汗

自戒のため、自省のためにそのままにしてあります。

 

→ある関係の手放し

 

読んでいただければわかると思うのですが

敏感で気がつくから、だからこんなに苦しいんだ、

 

そういった内容が含まれています。

 

何度読んでも戒めにふさわしい記事だな、と思います。

 

まぁ自省はこのあたりで。

 

 

こう書いたはいいものの

どこかで「いや違う、そうじゃない」と違和感がありました。

 

散々自分と向き合ってきて

事実と真実(思考や捉え方)は違うと訓練してきたことが

「そうではない」という視点をどこかに持たせてくれていたんですね。

 

とはいっても

 

わたしがHSPと知ったのは

2016年の11月末なのですが

 

当時は情報も認知もあまりなくて

その直後は自分自身も本当に迷走して。

 

なので

 

心理士さんに無理にお願いして

精神療法を受ける時間を

HSPの質問と確認の時間に変えてもらっていました。

 

 

「HSPだから生きづらい」のではない

「ただそういうもの」として

心理士さんからHSPの概念を聞いたものの

 

帰ってから調べたネットには

HSPは「生きづらい」という情報で溢れていて

 

心理士さんから聞いていたにも関わらず

「生きづらい」という情報を多く目にしてしまうと

人って引っ張られるものなんですね…

 

先にご紹介したように迷走しましたし

 

自分の理解が偏ってしまって

何でもかんでも理由づけしてしまいそうなときもありました。


ときには言い訳をしてしまうことも

あってもいいとは思うのですが、


理由づけしてしまうと

今後も何かうまくいかないことがあるたびに

「だから」と逃げ道に使ってしまって

自分と向き合えなくなってしまうんですよね。


 

なので

 

心理士さんに作っていただいたこの時間は

わたしのHSPの理解を深めてくれたのはもちろんですが

偏りなく受け取れる、確認ができる、貴重な機会であった、と

身に沁みて実感しているんです。

 

→HSPと知ったことでのリフレーミング

→”生まれ持った敏感さ”と”環境や経験で作られていくもの”

 

おかげでわたしは根本からリフレーミングができて

自分自身の捉え方も変わり、過去すらも変わりました。

 

過去が変わった、とは

 

出来事そのものはもちろん変わりませんが

自身の捉え方が変わったことによって

 

自分が見ていたもの、

感じていたものが絶対ではなかった、

と知ることができ

 

不思議と癒されたし

自分の中にゆとりができたように感じました。

 

→HSPであることの受け取り方

 

 

HSPの情報は

生きづらさにフォーカスされているものが多いですが

 

わたしはこれらの自身の経験から

そのものの概念を伝えたいと思っています。

 

 

「HSPだから生きづらいのではない」

 

そう伝えているのは

そう捉えていることがいけないと

否定しているのではなく

 

「敏感さを生きづらいと捉えていることと」

「敏感さそのものの概念」を混同せずに捉えることが

 

どれだけ大切なことなのかを

心理士さんに教えていただいたからこそ

 

わたしも

救いのきっかけになってくださった

心理士さんのように

 

そのものの概念を知ったり確認ができる

いつでも立ち戻れる場所で在りたい

 

そう思っていて

 

今までもこれからも変わらずに

そう在りたい

 

これが

 

わたしが「HSPの概念」を伝えたいと思う理由です。

 

 

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