こちらの記事の続きです

→HSP上映会の準備で改めて考えさせられたこと

→どうしてHSPは"生きづらい"という前提なんだろう

 

前回、最後に触れたところの続きです

 

「HSPの概念をどう捉えるか」

それぞれに異なると思うのですが

 

「HSPの概念」

それぞれで変わるものではなく

提唱されたエレイン博士や研究者の方々の

定義に基づいたものである、と

 

わたしはそう考えています。

 

 

わたし自身のある経験があって

わたしはこの「HSPの概念」を伝えたいと思っていて

今回はそのお話になります。

 

 

わたしはうつ病を克服したあと

再発を防ぐためにある精神療法を受けていたことがあって

 

そのときに担当してくださっていた臨床心理士さんによって

HSPであることを告げられ知ることとなりました。

※心理士さんご本人もHSP

 

その直後、なのですが…

 

じつはわたしも

HSPであることを苦しさの理由づけにしたことがあります。

 

本当は消してしまいたい過去ですが汗

自戒のため、自省のためにそのままにしてあります。

 

→ある関係の手放し

 

読んでいただければわかると思うのですが

敏感で気がつくから、だからこんなに苦しいんだ、

 

そういった内容が含まれています。

 

何度読んでも戒めにふさわしい記事だな、と思います。

 

まぁ自省はこのあたりで。

 

 

こう書いたはいいものの

どこかで「いや違う、そうじゃない」と違和感がありました。

 

散々自分と向き合ってきて

事実と真実(思考や捉え方)は違うと訓練してきたことが

「そうではない」という視点をどこかに持たせてくれていたんですね。

 

とはいっても

 

わたしがHSPと知ったのは

2016年の11月末なのですが

 

当時は情報も認知もあまりなくて

その直後は自分自身も本当に迷走して。

 

なので

 

心理士さんに無理にお願いして

精神療法を受ける時間を

HSPの質問と確認の時間に変えてもらっていました。

 

 

「HSPだから生きづらい」のではない

「ただそういうもの」として

心理士さんからHSPの概念を聞いたものの

 

帰ってから調べたネットには

HSPは「生きづらい」という情報で溢れていて

 

心理士さんから聞いていたにも関わらず

「生きづらい」という情報を多く目にしてしまうと

人って引っ張られるものなんですね…

 

先にご紹介したように迷走しましたし

 

自分の理解が偏ってしまって

何でもかんでも理由づけしてしまいそうなときもありました。


ときには言い訳をしてしまうことも

あってもいいとは思うのですが、


理由づけしてしまうと

今後も何かうまくいかないことがあるたびに

「だから」と逃げ道に使ってしまって

自分と向き合えなくなってしまうんですよね。


 

なので

 

心理士さんに作っていただいたこの時間は

わたしのHSPの理解を深めてくれたのはもちろんですが

偏りなく受け取れる、確認ができる、貴重な機会であった、と

身に沁みて実感しているんです。

 

→HSPと知ったことでのリフレーミング

→”生まれ持った敏感さ”と”環境や経験で作られていくもの”

 

おかげでわたしは根本からリフレーミングができて

自分自身の捉え方も変わり、過去すらも変わりました。

 

過去が変わった、とは

 

出来事そのものはもちろん変わりませんが

自身の捉え方が変わったことによって

 

自分が見ていたもの、

感じていたものが絶対ではなかった、

と知ることができ

 

不思議と癒されたし

自分の中にゆとりができたように感じました。

 

→HSPであることの受け取り方

 

 

HSPの情報は

生きづらさにフォーカスされているものが多いですが

 

わたしはこれらの自身の経験から

そのものの概念を伝えたいと思っています。

 

 

「HSPだから生きづらいのではない」

 

そう伝えているのは

そう捉えていることがいけないと

否定しているのではなく

 

「敏感さを生きづらいと捉えていることと」

「敏感さそのものの概念」を混同せずに捉えることが

 

どれだけ大切なことなのかを

心理士さんに教えていただいたからこそ

 

わたしも

救いのきっかけになってくださった

心理士さんのように

 

そのものの概念を知ったり確認ができる

いつでも立ち戻れる場所で在りたい

 

そう思っていて

 

今までもこれからも変わらずに

そう在りたい

 

これが

 

わたしが「HSPの概念」を伝えたいと思う理由です。

 

 

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