わたしには
糸井重里さん ほぼ日 より「・わたしには、わたしがわかっていることと、わたしがわかってないことがあります。わたしがわかっていることは、わたしが見ていること、わたしが聞いていること、わたしが触っていること、わたしが嗅いでいること、わたしがなめたり噛んだりしていること、などなどがあります。そういうふうに考えてみると、わたしは、わたしをあんまり見たり、聞いたり、触ったり嗅いだりなめたり噛んだりしていません。さらに、わたしはわたしと話してなかったりもする。語りかけることも、語りかけられることも、あんまりたくさんはないような気がします。だから、わたしは、わたしのことをよく知らない。知らないから、よくわからないということになります。わたしが、わたしをわかってないのに、みんなが、わたしをわかっているのかもしれません。みんなも、わたしのことをそれほど知らないから、あんまりわかってないかもしれませんけどね。これほどいつもここにいるのだから、わたしは、もっと、わたしに話しかけたほうがいい。わたしを見てやったり、聞いてやったりもして、わたしのことを、知ってあげたらどうだろう。ほんとは、なにが好きなの?どういうことがしてみたいの?どんなふうに生きたいの。あれについてはこれについてはどう思う?問いかけたり答えたりをして、わたしとつきあう。ひとりの時間は、それができる時間です。ひとりのわたしが、つよくなれるとしたら、そのわたしを、よく知ることからはじめる。知らないわたしは、弱くさえないままなのだから。それは、あなたについてもおなじことです。今日も「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。ひらがなばかりで読みにくい言われそうですよねー。」