見下す
会社で。ある年配の男性。僕は、その人のことを、今の仕事には向かないと思っていた。その人は自分でも苦手だと言っていて、たぶん、次に何をしていいのかピンとときていないだろうと僕は思っていた。そしてその人は、ある仕事で割を食った…押しつけられた。僕は、怒りを覚えた。そんな仕打ちをした人に文句を言おうと思った。だけど、押しつけられた人は特に気にした風も見せず、こう言った。「やってみますよ。」その人は、押しつけた人が忙しいのを分かってあげて配慮したようだった。その人は、とても優しい人だった。…僕は、これまでそれを知らずにいたのだ。僕は、文句を言う気持ちが失せ、その仕事のことで知っていることをその人に話した。その人は、なるほどと言って、仕事に取りかかった。僕は、これまでその人のことを、仕事ができない人と見下していたことに気づいた。仕事ができるかどうかは、ひどく2次的なことに思えた。僕は、心の中でその人に謝った。僕にできることがあったら、やろうと思った。