US / UKに負けず劣らず!
注目を集める
オーストラリア産ポップパンクバンド
13選
イタリア、ロシアに続く、国別推薦シリーズ第3弾
今回はオーストラリアのPOP PUNKを取り上げます。
バンドの数は、さすがにUSやUKに劣るAUSでも
バンドのクオリティは全く引けを取りません。
それはPOP PUNKも例外ではありません。
粒ぞろいに良質なバンドを輩出する
オージー産ポップパンク
それを今回は13バンド用意したので、
ひとつひとつ紹介していきましょう。
Skyway
- ...And Your Toe-Tag Will Read "Sellout"
- You Promised Me The World, But Brought Me An Atlas
ストレートなPOP PUNKに、熱いシンガロング、
イージーコア的な要素を見せるシャウトにと、
おそらく当時のコアなPOP PUNKリスナーの間では
大いに人気を博したPOP PUNKバンド。
その音楽性ゆえに、共演したバンドも
POP PUNKはAll Time Low, The Wonder Years,
Such Gold, Hit The Lights, The Story So Far,
後述する同郷のポップパンクはもちろん、
レジェンドであるNo Use For A Name まで。
EASYCOREはA Day To Remember ,
コア寄りになればSilverstein やMiss May I , Underoath
果てはオージー産デスコアThy Art Is Murder まで!
非常に幅広く、ジャンルの壁を超えて共演してました。
2014~2015年あたりを境に活動が見えなくなったけど
休止してるんだっけ?解散…は、してなかったような…
今、このバンドはどうしてるんだろうか…
Heroes For Hire
- Set In Stone (ft. Joel Birch)
Skyway を挙げたら、このバンドも忘れちゃいけない。
Skyway からコア要素を抜き、疾走ナンバーあり、
キャッチーなメロディありな、どストレートなPOP PUNKで
多くのポップパンクリスナーを魅了したでしょう。
それ故に、恐ろしく楽しかったライブは
彼らがBTBで来日した時に、自分も大いに実感しました。
しかし、このバンドも確か2014年あたりに解散してるんですよね。
解散前に一度だけでもライブが見れたのは幸運でした。
HFHを聴くと、当時のシーンを思い出すというか…
やっぱり同じPOP PUNKにカテゴライズされていても
HFHたちがいた当時と今では、少し違うんですよね。
Cambridge
- Head Over Heels feat. Danny Stevens (The Audition)
しかし、そんなHeroes For Hire のvo/Brad が
新しく始めたバンドが、このCambridge
HFH時のポップパンク感とはまた別で、
どちらかというとポップロック寄りになっています。
しかし、このちょっとぽっちゃりしたBrad のボーカルで
奏でられるバンドのサウンドはまた良い。
久しく音源を出していませんでしたが
今年の1/31にシングル"In Serch for More" を出しました。
各種ストリーミングサービスには既に配信済み。
ちょっとポップパンク感戻ってきた?(*・∀・)
って感じの曲だったし、年内にアルバムを出すのも期待したい。
ここからは、最近レビューしたバンドだったり
発掘してきたバンドだったり、
現行シーンで活躍しているバンド、
これから活躍するかもしれないバンドを挙げていきましょう。
SMALLxTALK
【SMALLxTALK『This Life』ハードタイプなオージー産 女性ボーカルポップパンク!】
先月↑発掘記事 兼 デビューEPをレビューしたバンドです。
女性ボーカルのバンドながらも、
疾走パート多めなメロディック感と
ベースのシャウトが光るアグレッシブなサウンド。
それでいて、しっかりPOP PUNKしてる曲もあり、
影響受けたというTSSFやTrash Boat のテイストを
しっかり感じられるハードタイプのポップパンクです。
まだどこのレーベルにも所属していない、
本当にこの1枚しかリリースをしていない新しいバンドです。
これからの活躍にも期待!
Yours Truly
- Winter
【Yours Truly『Afterglow』ポストParamore世代に響くガールズポップパンク】
地元オーストラリアのレーベルUNFD を契約し、
先月、そのUNFD から新たなEPをリリースしたYours Truly
↑のレビュー記事でタイトルを付けた通り、
HFHが活躍していた時期の、
ポストParamore 系ガールズポップパンクが好きな人には
どストライクであろうサウンドをしています。
UNFD 契約前、Dreambound からUPされたMV
"High Hops" は、現行ポップパンクとしては破格の再生回数
およそ1年で300万再生を突破しています。
6月には、Sum 41 のUKツアーのゲストに大抜擢!
可能性を秘めたバンドのこれからにも大注目です。
Stand Atlantic
【Stand Atlantic『Skinny Dipping』注目のオージー産ガールズポップパンク】
ところ変わって、ポップパンクと言えば!な
アメリカのインディーレーベルHopeless Records との
契約を勝ち取ったガールズポップパンクStand Atlantic
少し滞ってた感のあるオーストラリアの
ガールズポップパンクシーンに、久々に表れた新星。
サウンド自体もしっかりポップパンクしていて、
近年全く見かけなくなった3ピース編成ってだけでもカッコイイのに
vo/Bonnie が肩から掛けているのがギターってのもカッコイイ!
State Champs やNeck Deep など、現行でトップ集団にいる
ポップパンクとの共演もあり、Hopeless 所属ってこともあり
現行ガールズポップパンクシーンでは、少し抜き出た感があります。
Tonight Alive
【Tonight Alive『Underworld』Hopeless移籍後初となるバンド4作目】
現行シーンでのオージー産ポップパンクの礎となったのは
間違いなくこのバンドの影響は大きいと思われます。
しかし、キャリアを重ねると共に、その音楽性も
初期のポップパンクから、クールなロックサウンドへ。
しかし、初期からFearless Records に所属し、
現在はHopeless Records と、所属レーベル的にも
初期から一貫して注目のバンドであることが伺えます。
しかし、そうした人気を博していたゆえにか、
【Tonight Aliveが来年のUSツアーをキャンセル、海外ツアーを休止すると発表】(NM MAGAZINE)
と、多忙なスケジュールから自身の体調、精神面を考慮し
海外ツアーを休止することを発表しました。
残念ではあるけど、バンドの活動自体が休止、
まして解散じゃないので、そこはむしろ安心ですね。
Columbus
- Downsides Of Being Honest (feat. John Floreani of Trophy Eyes)
- Say What You Want (feat. Alex Costello and Jordan Black)
ガールズポップパンクを終えて、ここからは男バンド!
まずはそんな男臭いアツいPOP PUNKを奏でるColumbus
日本での知名度はおそらくそこまででもないものの
知る人ぞ知る、オージー産POP PUNKだと思います。
↑リンクを貼った曲の通り、Roam やLike Pacific
同郷のTrophy Eyes などゲストにも恵まれており、
アツく、エモーショナルなPOP PUNKはまさに男好み!
それだけでなく、ピアノで弾き語りもできちゃう。
オージー産を聴くなら是非とも知って欲しいバンドです。
Between You & Me
【Between You & Me『Everything Is Temporary』】
Hopeless Records 所属にして、
Rise Records やPure Noise Records 風なアツいサウンドもある
オージー産POP PUNK注目の新星です。
Hopeless 契約後、昨年デビューアルバムをリリースし、
その足でそのまま来日公演を行い、そのライブでは
フロアを熱狂の渦に巻き込みました。
個人的にも、オージー産POP PUNKの中では
ひときわイチオシのバンドなので、新しい音源、
そして2度目の来日も心待ちにしているバンドでもあります。
We Set Signals
【We Set Signals『Abandon Ship』/『Abandon Hope』】
Skyway 以来となるコア要素を持つWSS
ど直球なPOP PUNKから、
ヘヴィなブレイクダウンとスクリームの曲の、
近年盛り上がりを見せるヘヴィポップパンクな面も併せ持ちます。
EASYCORE的なバンドの数がそもそも少ないとはいえ、
Skyway にしろ、WSSにしろ、オーストラリアから
こういったバンドが出てくるのも珍しいですね。
Trophy Eyes
- Chlorine
【Trophy Eyes『The American Dream』スケール感大幅アップの3枚目】
昨年リリースされた新譜では、サウンド面での
スケールアップ感が大いに増したTrophy Eyes
初期からHopeless Records から見初められ、
アツいタイプのPOP PUNKを基盤にしつつも、
オルタナロック路線に寄った曲もある。
最新作では、そういったオルタナロック路線も増え、
今年4月、Bring Me The Horizon のツアーゲストにも選ばれました。
そういった彼らの音楽性も含め、これからも楽しみなバンドです。
With Confidence
- Keeper
【With Confidence『Love and Loathing』豪州を牽引する2枚目の作品!】
そして、今日から2度目の来日ツアーが始まるこのバンド。
今やオーストラリアのPOP PUNKシーンを牽引している
と言っても過言ではなくなってきたWith Confidence
キャッチーなグッドメロディを奏でる正統派POP PUNKで
聴く人を選ばないのが人気を獲得してきた所以か、と。
初来日の時も一緒だったUKのRoam と共に
今日から始まるCo-Headline Tour
明後日の東京公演が楽しみだ\(^o^)/
"Voldemort" の終盤のシンガロングパート、
日本でも無事に起こると良いなぁ。
5 Seconds Of Summer
最後にこのバンドを取り上げて終わりましょう。
ポップパンクというより、むしろポップロックなバンド。
この手のオージー産にして、馬鹿みたいに売れてる
5 Seconds Of Summer
ここに挙げたバンドにも似た音楽性であるにも関わらず
何故、このバンドだけがこんなに爆発的に人気が出たのか…
やっぱり見た目か?(。-∀-)笑
アイドル的なルックスでウケるのは、世界も日本も同じ、ってか?
以上、
オーストラリア産ポップパンクバンド13選
でした。
今年、昨年とレビューしたバンドも多かった為、
普段からウチのブログに来てくれている人たちには
新鮮味に欠ける選出だったかもしれませんが…笑
5SOSは例外にしても、
ポップパンク好きな人、オージー産ポップパンクが好きな人には
必須なバンドや、琴線に触れるバンドは多いと思います。
やっぱりバンドシーンの盛り上がりや、バンド自体の数、
そういったものを見るとUS/UKには適わないものの、
バンドのクオリティ的には、そこにオージー産も引けを取らない。
事実、多くのポップパンクバンドが契約を果たす
Hopeless Records との契約を交わすオージー産も増えてきてます。
しかし、こうして現行シーンの取り上げてみると
(オルタナ)ロック路線に走るバンド
(オルタナ)ロック / ポップパンク
っていうバンドが、割と増えてきている印象です。
今回挙げた中では、Trophy Eyes やTonight Alive あたりが筆頭。
その2バンドほど顕著ではないものの、
With Confidence あたりも、若干そんな気もあるように感じます。
オージーに限った話ではなく、
最近レビューしたポップパンク系のバンドにも
そういった雰囲気を感じるバンドもいくつかいたので
そんな流れも少しずつ来ているのかもしれません。
この【推薦】シリーズでは、過去に
イタリアのポップパンクや、ロシアのバンドも取り上げました。
これも過去に色んな記事で言っていたように
音楽が隆盛な国、バンドの数が多い国だけに
良いバンドがいるワケではないんです。
オーストラリアにも良いバンドはたくさんいます。
今回はポップパンクに焦点を当てましたが
ポスコア、メタルコア、デスコアと
コア勢も良いバンドがたくさんいる国です。
是非ぜひ、オーストラリアのシーンにも注目を!
関連記事
【世界で戦える!親日家も意外と多い!おすすめロシアンバンド15選】
【A Loss For Words好きにオススメするバンド15選】
【2018 Best Pop Punk Album - TOP 10】
【まだ見ぬ日本のPOP PUNK-ポップパンク、EASYCORE-イージーコアバンドたちを発掘!】
【何故、日本でPOP PUNK-ポップパンクが売れない、流行らないのか?を考えてみた】