おはようございます。
お元気さんで! (^O^)


当ブログで事あるごとに申し上げている事の一つに、

「共感」は人を惹きつける大きな要素になる

というのがあります。


そして、今、マーケティングの世界も、「〇〇をこう見せれば、人は本能的に勝手にこう行動する」 などのように脳科学の分野からの分析~立案をするという動きが出てきています。



<参考書籍>

マーケターの知らない「95%」  消費者の「買いたい!」を作り出す実践脳科学/阪急コミュニケーションズ

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この参考書籍 『マーケターの知らない「95%」 ・・・」 の中では、その生理的本能から

特に女性は 「共感してくれる」
という事に強く反応する、


とあります。


それを踏まえ、かなり参考になるTVCMを発見したので、ここにご紹介し、そこから得られるものを感じ取っていただければと思います。


こちらです。





ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)のCMです。


いかがですか。 もろに女性層にヒットしていますよね。


しかも、当然といえば当然ですが、「子供を持った女性層」に。


「子供が私の笑顔を見て、
 幸せを感じてくれているんだね。」


という事を再確認させ、そこで湧き出る気持ちにヒットし、

「USJはその気持を
 理解してくれている。」


という心理につながっていくように作られています。


そうなれば

「USJはいいね!」

の気持ちは俄然強くなります。


そして、これは意図的やっているのかどうかはわかりませんが(おそらく、多分、意図的にやっている)、映像のほとんどが

子供の横にぴったりお母さんが
寄り添っているシーン


になっています。


これも、脳科学的に強い効果があって、まず、女性は見たシーンに自分を置き換える力が強く備わっています。

そういう脳の作りの女性に “子供に寄り添う" というシーンを多用するという事は、自分をそこに置き換える、イコール、本人自身の “擬似USJ体験" をわずかばかりでもこのCMを見て行う、イコール、USJに行きたくなる可能性が広がる、という効果が期待できる訳です。


そして、ラストシーンでも。


このCMのラストシーンは、お母さんが子供と抱き合っていますよね。


これも強い共感性を呼ぶという事がわかっています。


子供と抱擁し、特に顔同士が密接しているほど、“母性" という観点から、女性はそのシーンに共感性が増すそうです。
(特に出産経験がある女性ほど・・・、というか、このCMのターゲットは 「子供のいる女性」 だから当然出産経験はある事になる。)


今の時代、シングルマザーが増えて、余計にこういう 「母と子」 という切り口のCMは共感を呼ぶのかもしれませんね。


以上から、

 ◎「女性」という層に、“共感"させる
   切り口で訴えると強い効果がある。

 ◎母と子供が絡む商品・サービスの
  PRにおいて、母と子が寄り添っている
  イメージ映像・写真は有効である。

 ◎母と子の抱擁映像・写真も
  強い“共感"効果がある。
  特に顔同士は密接している方がよい。



の気づきは最低限得られます。


上記の点、あなたの活かせるシーンがあれば、ぜひ採り入れてみてください。


それでは、今日はこの辺で。


あなたにとって、良い一日を!!!