おはようございます。

お元気さんで! (^O^)



先日、アップルからiPhoneの新シリーズ「5s」と「5c」が発売されましたね。




赤ネクタイの販促ツールドクター・NAKA-Gの  「お金をかけずに売上げアップを狙うマーケティング日誌」



これはいつもの事と言っていいほどの現象なんですが、こういうAppleの新シリーズが出る際には必ずと言っていいほど銀座のAppleストアの前に何日も前から商品を買い求める人の行列ができます。



この、先を争うような行列、いち早く商品を手にしたいという人が作ったものという事は解るんですが、本当に “商品をいち早く手にしたい” というだけでしょうか?



もしそれだったら、多くの人が押し寄せるであろうこんな銀座のド真ん中の店にわざわざ何日も前から行列に耐える必要はないのではないでしょうか。



どこか郊外または近隣の地方都市で発売が確定している店を探して、そこで前日からでも、または当日の早朝からでも、おそらく充分に “いち早く” 買い求める事はできたものと思います。



では、なぜこの人たちは何日分の日常の予定を飛ばしてでもこの行列に並びたがるのでしょうか。



それは、


行列をしてまでしても、



銀座のAppleストアで

 新しいiPhoneを発売当日に

 買ったんだよ」 

という “体験” をしたかったから



だと思います。



もちろん 「新商品をいち早く手にしたい」 という気持ちも相当に高いとは思いますが、それを上回る 


「何日も前から行列をして、やっと手に入れた」


「そして、そこは日本のAppleの

 総本山とも言うべき銀座のAppleストアなんだ」 


という一種の “思い入れ” が欲しかったのだと思います。

(実際に、発売当日に行列して買った人へのテレビインタビューで、このようなコメントが何本かあった。)



この現象を見ると、やはり


“体験” というものがいかに

消費者を突き動かすものか


がうかがえます。



「iPhone新シリーズ」 というとても魅力的な “モノ” が誘引した現象ではありますが、それでも 「“何日も前から行列しても”銀座のAppleストアで買う」 という事は、それだけこの 


「銀座のAppleストアで一番に買う」 

という “体験” 


がこの人たちにとっては欠かせないものだったのだろうと思います。



彼らは、どんなに早く商品が手に入っても、ヨドバシやビックカメラでは買いたくなかったと思います。


どうしても


「銀座のAppleストアで買う」


でないといけなかった、と思います。



こういう現象も、


“モノ”を売るな、“体験”を売れ


の一つの好例だといえます。



こういった例からも、あなたのご商売に何かヒントがあればと思います。



それでは、今日はこの辺で。



あなたにとって良い一日を!!!